獅子座皆既日食&魚座部分月食の星模様(2026年8月13日~9月11日)

8月7日の立秋を過ぎ暦の上では秋になりましたが、酷暑はまだまだ続きます。冷房は必須ですが、運動して汗をかいたり、お風呂でゆっくり湯船に浸かるなど、体の芯を温めて代謝を上げることも大切ですね。

2026年8月13日~9月11日までの星模様です。

Dawnyell ReeseによるPixabayからの画像

獅子座の新月(皆既日食)

2026年8月13日午前2時37分、獅子座21度(数え)での皆既日食です。(東京で作成)

全体的な傾向

蟹座で共同体を形成したら、獅子座では、個々の尊厳にスポットライトが当たります

獅子座(火の固定サイン)が象徴するのは・・・
尊厳、王様、リーダー、認められたい、注目されたい、優位でありたい、自信、自尊心、プライド、忠誠心、寛大、熱意、生きる喜び、高慢、見せつける、独りよがり、大きなこども、ドラマチック、ショー、エンターテインメント、心臓、背中、など

日食からのメッセージ

今回は「食」を伴う「スーパー新月」で、獅子座が示す「自己表現・自尊心・リーダーシップ」がテーマになります。人々は自分の中で燃え続ける火をドラマチックに表現する喜びや、誰かの火にふれる熱い感動を求めます。太陽は獅子座で居心地がよく、幸運の木星が獅子座を活気づけ、エンタメ的な楽しさもありそうです。日食の影響は半年間、あるいは約3年間続く可能性があるでしょう。*

今回の日食はサウスノードで起こり、これまで積み上げてきた実績や経験をいったん手放し、新しい挑戦に踏み出すタイミングと言えます。自信を失ったり、力が抜けたように感じる場面があっても、それは次のステージに進むための通過点です。慣れ親しんだ心地よい状況を思い切って終わらせる勇気が、チャンスを受け入れる鍵になります。

そして、獅子座の日食では、人前に立つ人や組織のリーダーなど「トップ」の人に重要な出来事や変化が起こる可能性があります。また、東京チャートでは、日食は経済や収入のハウスで起こり、お金に関連するルールが新しく整えられていく流れもありそう。政治や社会の仕組みが、理想と現実のバランスを取りながら動いていくでしょう。

全体としてダイナミックなアスペクトが形成され、革新的な発想と、夢や理想を描く力、そして物事を根本から変えていく力が組み合わさり、予想を超えるスピードで社会の変化が進みそうです。特に重要なのは、ビジョンを描く力でしょうか。そのイメージのもと、人と人とをつなぎ、考え抜かれた言葉で効果的にコミュニケーションをとります。その説得力や創造力によりスムーズにものごとが動くでしょう。

それと共鳴するのは、水瓶座に移動したノースノードです。水瓶座は「表現を認め合う社会の実現」を目指します。自由な自己表現(獅子座)を広く普及させるには、社会構造の改革が必要になるのでしょう。

この獅子座の日食では、まずは、自分の好きなことを、心の底から思い切り楽しむのが良いでしょう。こどもの頃、時間を忘れて何かに没頭した感じを思い出してみましょう。「ああ、楽しかった!」と思えることなら何でもよいです。何も考えず、気持ちを解放して、損得抜きで、ただ楽しむ。そんなシンプルなことが、生きることの、生命の、原点なのだと思います。

*『Eclipses』の著者であるTeal氏は、「最初の食の10日前から最後の食の3日後までは、壮大な新しい取り決めを始めるのは控えた方がよい」と述べています。今回の場合は、8月3日~8月31日にあたります。

★こどもの頃の夢はなんですか?

★8月23日、太陽は、獅子座(上に向かう火サイン)から乙女座(下に向かう地サイン)に移ります。主要なテーマは、「自己表現の喜び、生命の尊厳」から「分析と取捨選択、改善点の実行」に変わっていくでしょう。

日食チャートおよび一ヶ月間(次の新月まで)の主なポイント

約1年前から、天王星、海王星、(土星)、冥王星の小三角が形成され、機動力が生まれています。このアスペクトは今後約3年間続きますが、昨月に続き最も正確に形成されるピーク期間と言えます。ものごとは、(良くも悪くも)スピード感をもって大きく動いていくでしょう。

次のポイントに注目しました。

  • 皆既日食について
  • サウスノードでの獅子座の日食
    • 獅子座/水瓶座20度前後に天体や軸をもつリーダー
  • 日食は2ハウス、土星とトライン、MC海王星と135度を形成
  • MC海王星、天王星、冥王星、ICの金星がカイトを形成
    • 水星が加わりホームベースを形成
    • サインの3度~5度に集中
  • 木星と土星がトラインを形成
  • 火星が双子座から蟹座に入る
  • ノードが【魚-乙女座】から【水瓶-獅子座】へ移動
  • 天体の逆行
  • 天体の食度数の通過
  • ミッド・ポイント
  • 新月のサビアン「中毒したニワトリ」

① 皆既日食について

今回の新月は、ノードから約10度離れたところで起こる皆既日食です。

日食や月食は、新月や満月がノード(太陽と月の通り道の交点)の近くで起きるときに見られます。

月の公転軌道は楕円であるため、地球との距離が近いと見かけ上の月は大きくなり、太陽をすっぽり覆い隠す「皆既日食」になります。

また、「皆既日食」が見られる地域は限られていて、その周りでは太陽の一部が欠けたように見える「部分日食」になります。*

日食はスーパー新月と言われ、世の中や個人への重要な影響があると言われています。

その影響は一般的には半年続くと言われていますが、『Eclipses』の著者であるCeleste Teal氏の説に基づいて計算すると(今回の食の場合は)2028年2月頃までとなります。**

(食の影響はそれが見られる場所に限らず世界全体に及ぶ、とTeal氏は述べています。)

*今回の皆既日食はグリーンランドやアイスランド、スペイン、ポルトガルなどで見られるそうです。日本では見られません。ちなみに、欧州で前回皆既日食が起きたのは、1999年8月11日、獅子座19度での日食だったようです。

**Teal氏の説に基づいて計算した今回の食の影響期間は短か目ですが、2~3年間は活性していると考えても良いかもしれません。

② サウスノードでの獅子座の日食

今回の日食はサウスノード側で起こります。

日食(新月)は新しいサイクルの始まりを示し、サウスノード土星に例えられ、古いエネルギーの放出を示しています。

なので、サウスノードでの日食は、何かを始めるために、これまでの経験を形にして解放する必要があります。

今まで積み上げてきた、自分の一部とも言えるものを提供することは、その結果(価値)に向き合う必要があります。

それは、自信喪失や活力の低下などの困難を伴うかもしれません。

ですが、新たな「スタート」のために、これまでの成果を手放し、心機一転してのぞむ必要があります。

獅子座の日食

獅子座は、自己表現力、創造力、指導力、エンターテインメントなどを表し、

ルーラーである太陽は、生命力、自尊心、中心などを象徴しています。

つまり、太陽は自身が支配する獅子座にあって、その力が最大限に発揮される配置です。

さらに、現在、木星が獅子座にあり(約一年間)、獅子座的なものごとが熱を帯びています。

獅子座の日食(サウスノード側)は、これまで積み上げた実績や成果を手放し、新たな場でリーダーシップや創造的活動に取り組む「スタート」と言えるでしょう。

それは、今年の「トレンド」へのチャレンジかもしれません。

新しい種を植え、土に栄養を与えて、目標に向かって成長していく活力に満ちています。

ただし、

獅子座の「食」は、獅子座が示す王、権威者、リーダーなどトップに君臨する人物が「隠される」可能性も強く示しています。

少なくとも、リーダーに関わる「大きな出来事」「変化」が起こりやすいかもしれません。

日食の注意点としては、突然のチャンスや変化を受け入れること。そのためには、それまでの快適な状況を終了させる勇気が必要になることも。

出生図の天体や軸の上で食が起こる場合は、ターニングポイントになる可能性が高いでしょう。今後約3年間、食度数を天体が通過(合/オポ)するたびに、ふたたび状況が活性化します。

◆例えば、火星と木星は、今年の10月~来年6月にかけて、食度数である「獅子座20度」を通過して刺激するので要注目。

◆さらに、2027年2月7日には、水瓶座17度37分で金環日食が起こります。水瓶座/獅子座17度~20度に重要な感受点がある場合は、影響の上乗せがあるでしょう。

獅子座/水瓶座20度前後に天体や軸をもつリーダー

日食・月食が、国のリーダーの出生図の天体や軸上で起こるとき、それは社会においても重要な意味を持つと言われています。

参考までに、日食(獅子座20度)、次の月食(魚座4度)について、日本のリーダーのチャートを確認してみます。

  • 高市首相…天王星(獅子座22度)、サウスノード(乙女座5度)、冥王星(乙女座6度)
  • 今上天皇…天王星(獅子座18度)、アセンダント(獅子座19度)、太陽(魚座3度)、冥王星(乙女座4度)

お二人とも1960年頃の生まれで、天王星や冥王星の世代天体の度数が近いです。

高市首相は正確な出生時間は不明ですが、天皇陛下の場合は、アセンダントや太陽も同時に食されるので、日本に何らかの影響があると言えるかもしれません。(皇室の在り方も重要なテーマですね。)

また、プーチン氏や習近平氏は、冥王星が獅子座21度前後にあり、こちらも世代で共通しています。

もし、アセンダントやMC軸、ライツ、ノードなどが同時に食を受けると、人生において、あるいは国にとって、重要なタイミングとなるかもしれません。

今回は獅子座の日食なので、特に、リーダーへの影響が強く出ることが考えられます。

③ 日食は2ハウス、土星とトライン、MC海王星と135度を形成

東京チャートで日食は2ハウスで起こり、「お金」「経済」に焦点を当てています

そして、10ハウスの牡羊座土星とトラインを形成し、政府が「お金」に関してルールを制定することを示しているでしょう。

また、マイナーアスペクトではありますが、新月は、MCの海王星・ICの金星と135度・45度を形成しています

MC軸上の海王星と金星のオポジション(美・理想)は、12ハウス蟹座の火星(防衛・戦い)とTスクエアを形成。

表に出ない領域や弱者を守るという強力なモチベーションにより、社会に向けて美しい理想(政治家として)を掲げる感じでしょうか。

この理想に対して、獅子座の日食は「不動の情熱・信念」を集中して注いでいると言えます。

このところ、金星と火星が関わり続け、世の中は人間模様が渦巻いているかもしれません。

④ MC海王星、天王星、冥王星、ICの金星がカイトを形成

小三角(天・海・冥)と金星で、海王星を頂点とするカイトが形成されています

天王星は革新、海王星は夢や理想、冥王星は破壊と再生を示し、世の中は予想をはるかに超える変容を遂げることが予想されます。

そして、この日食では、小三角に天秤座の金星が参画し、美、芸術、バランス、公平さなどの要素が加わっています。

天秤座なので、リアルな人間関係を通して改革が実行されるのかもしれません。

火と風サイン(HOT)のカイトは、頂点の「牡羊座海王星」(新しいビジョン)が示す方向に機動力、拡散力、スピード感や生産性を発揮します。

そして、その海王星は東京チャートの頂点(MC)にピッタリ合を形成しています。

なので、日本の政府は(良くも悪くも)宙のカイトが示す方向にピッタリと照準を合わせていると言えるでしょう。

人と人をつなぐ交渉によって、ものごとは順風満帆に動いていくと考えられます。

水星が加わりホームベースを形成

上記のカイトに獅子座の水星が加わり、ホームベースが形成されています

これは、グランドセクスタイルの一辺欠けでもあります。

水星には獅子座の木星も合です。

ドラマチックで(獅子座)、ポジティブで(木星)、斬新で(天王星)、想像力をかき立てる(海王星)、説得力のある(冥王星)、美しい(金星)、ブームになっている(木星)、言葉・表現によるコミュニケーション(水星)が変化の後押しをするでしょう。

今、コミュニケーションが熱い!という感じでしょうか。あらゆる方向に可能性が広がるのでしょう。

まるで魔法がかけられたように、交渉事が進むのかも?!

サインの3度~5度に集中

ホームベースを形成する5天体(水星、金星、天王星、海王星、冥王星)、そして、チャートのMCは、全て各サインの3度~5度にあります

度数がタイトに近いと、ミッドポイントでの繋がりも生まれ、より強力で焦点化されたパワーが生まれると考えられます。がっつりととタッグを組んでいる感じ。

(さらに言うと、日食の度数である獅子座20度も、ハーモニック8では「5度」に関わってきます。)

また、3~5度は、ものごとをスタートした後、色々と試しながら環境に馴染んでいく段階と言えます。月相で言うと、新月後の三日月のような感じでしょうか。生まれたてホヤホヤ、伸び盛りです。

◆出生図で各サインの3度~5度前後に天体や軸がある場合は、新しい「自己表現」の場がスタートするかもしれません。また、射手座の3度~5度前後に天体や軸があると、グランドセクスタイルが完成し、何らかのアクションをとることで人生の歯車が大きく動き始めるかも。試してみてはいかがでしょうか。これは一旦動き始めるとなかなか止められない傾向があるかもしれません⁈

➄ 木星と土星がトラインを形成

9月1日に、木星と土星はトラインを形成します(獅子座-牡羊座13度)

木星と土星の会合周期は約20年。

前回、木星と土星が重なったのは、2020年12月、水瓶座0度での合でした。「風の時代」とブームになりましたね。

木星と土星は、その時代が持つ倫理観や善意、あるべき姿(木星)に合わせたルール作り(土星)を示していると考えます。

時代の雰囲気が先にあって、追いかけるようにルールが制定される、という感じでしょうか。

なので、木星と土星のペアは、現実社会の在り方、枠組みを決定づけていると思われます。(木星がソフトで土星がハードのような?)

20年周期なので、

  • 約5年毎にスクエア(1/4)→オポジション(2/4)→スクエア(3/4)→合(4/4)
  • 約7年毎にトライン(1/3)→トライン(2/3)→合(3/3)

を形成します。

スクエアのサイクルは、緊張感のある節目であり、ダメ出しや見直しがなされるかもしれません。個人的には「起承転結」のイメージがあります。

それに対して、トラインのサイクルは、ポジティブで楽観的な感じ、例えば「ホップ・ステップ・ジャンプ」というイメージでしょうか。

今回は、合(風サイン)を形成後、最初のトライン(火サイン)なので、イケイケな感じがありますね。

次々に、どんどん、ルールを決めていく流れがあるかもしれません。

*木星は逆行して、2027年4月と7月に、再び土星とトラインを形成します。(獅子座-牡羊座17度、27度)それまで、同じテーマについて検討する可能性。

⑥ 火星が双子座から蟹座に入る

8月11日、火星が双子座から蟹座に入り、9月28日に蟹座から獅子座に移ります

HOT(火と風)のサインが優勢な中で、行動や戦い、やる気を示す火星が水サイン(感情を示す)の蟹座を運行。

守る、育てる、ケアするための行動が強化されるでしょう。

モチベーションは身内、テリトリー内を守ることであり、それが脅かされると攻撃に転じるかもしれません。

  • 8月17日、火星と海王星がスクエア(蟹-牡羊3度)
  • 9月1日、火星と土星がスクエア(蟹-牡羊13度)

⑦ ノードが【魚-乙女座】から【水瓶-獅子座】へ移動

*日食時、平均値のノースノードは魚座0度ですが、真位置では水瓶座29度でサインを移動しています。

7月~8月にかけて、ノードがサインを移動します

ノードは12サインを逆に進むので、一つ前のサインに戻ります。

【魚-乙女座】のノードは、「全てを受け入れること」vs「分別し選択(排他)すること」がテーマでした。

ノースノードは魚座にあり、何でも受け入れることに大きなエネルギーが流入し、

サウスノードは乙女座にあり、エネルギーのはけ口として、選別するためのルールが制定されたかもしれません。

【水瓶-獅子座】のノードは、「表現を認め合う社会」vs「個の自由な表現」がテーマになります。例えば「芸術村」vs「芸術家」のような。

ノースノードは水瓶座にうつり、「誰か」だけでなく、誰もが自由に表現することのできる「社会」の実現に大きなエネルギーが流入するでしょう。

俯瞰的な思考やテクノロジー(水瓶座・天王星)の発展普及も重要になります。

全ての人々が普く「自由」であることへと大きなうねりが起こりますが、「自由」と「平等」はおそらく両立しないことに気付くかもしれません。

サウスノードは獅子座にうつり、エネルギーのはけ口として、突出した個の表現者が「評価」「注目」されるかもしれません。

その結果、一部の個人が大きな力を持ち始めると、不平等や理不尽さを感じて、その他大勢からの反発が起こるでしょう。

オポジションのサインは、どちらか一方が完全に成立することはなく、綱引きをしながらバランスをとり続けるのでしょう

⑧ 天体の逆行

  • (5月7日)~10月16日、冥王星が逆行中(水瓶座5度→3度)
  • (7月7日)~12月13日、海王星が逆行中(牡羊座4度→1度)
  • (7月27日)~12月11日、土星が逆行中(牡羊座14度→7度)
  • 9月11日~2027年2月8日、天王星が逆行(双子座5度→1度)

天体自体が逆行するわけではないですが、「見かけ上」の動きが人間の判断やものごとの流れに大きな影響を与えることが考えられます。プロジェクトが停滞したり、やり直しが必要になったりする可能性があります。見えないところで準備する期間とも言えるかも。

どの天体も、特に、逆行/順行に転じるタイミング()は要注目です。留となる度数、天体が強調され、その配置が象徴する重要なできごとが起こりやすいでしょう。ものごとの方向性の変化・進展が「表面化する」タイミングとも言えそう。

水星逆行中は、人為的ミスや通信機器の障害、電車の遅延などが起こりやすいと言われています。また、順行に戻るタイミングで、逆行中に検討されたことが「発表」されることもあります。

◆特に海王星や冥王星は動きが遅いので、出生図において、「牡羊座4~1度」「水瓶座5~3度」前後に合またはハードアスペクトを形成する天体や軸がある場合は、大きな影響を受ける可能性が高いでしょう。

⑨ 天体の食度数の通過

この期間は、海王星が食度数を通過します

海王星は、この期間を通して、食度数「天秤座5度」にオポジションを形成。

食度数を海王星が通過するときは、ものごとに霧がかかり、現実と想像の区別がつかなくなる可能性があります。嘘や裏切り、秘密の敵の存在などに要注意。

⑩ ミッド・ポイント

次のミッド・ポイントに注目しました。

天王星=水星/金星

  • コミュニケーションにおける改革
  • 愛について考えることが主流になる

3天体は各サインの5度で小三角を形成し、緊密に連携しています。金星はMC(牡羊座5度)とオポジションで、社会においてコミュニケーションの改革が一段と進みそう。

⑪ 新月のサビアン

獅子座21度(数え)のサビアンは…「中毒したニワトリ」

21度は、各サインの活動力のピークを示しています。ニワトリは、まるで許容量を超えた「毒」を体内に取り入れたかのように、正気ではない状態にあります。あるいは、こどもたちが「遊び」に没頭して佳境に入り、興奮状態の頂点にあります。

スポーツ選手やダンサーなどが、限界を超えた力を発揮したいときに、自分の熱量を極限まで高める感じかもしれません。やり過ぎ、行き過ぎ感はありますが、通常モードでは得られない創造性や直感がおりてくるのでしょう。

・・・

では、次に満月を見てみましょう。

Jill WellingtonによるPixabayからの画像

魚座の満月(部分月食)

8月28日午後1時19分、魚座5度(数え)での満月(部分月食)です。

満月について

新月は「種まき」、満月は「収穫」と言われています。

新月で、月は太陽からエネルギーを受け取り、満月に向けてそれを形にし、実現させていきます。そして、満月から次の新月にかけて、月のエネルギーは空っぽになっていきます。

また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、とも喩えられます。

新月は「始まり」、満月は「完成と解放」。そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。

部分月食

今回の満月は、ノードから約5度離れた位置で起こる「部分月食」です。

部分月食とは、月の一部が地球の影(本影)に入り、その部分だけが欠けて見える現象です。

今回は、月の96%が影に入るので、限りなく皆既月食に近いと言えます。

食の最大は午後1時12分頃で、月は地球の裏側にあり月食は日本では見られません。(ですが、月が地球の影に入っていると想像するのは楽しいかも)*

Teal氏の説に基づいて計算すると、この食の影響は2032年4月頃まで長期間続きます。

*今回の月食は、主に南北アメリカ周辺で月食全体が見られるそうです。

月食チャートのポイント

昔は、旧暦の7月15日がお盆でした。旧暦ではほぼ毎月1日が新月で15日が満月になります。

なので、昔のお盆は、夏の満月の夜に、月明かりの中を歩いて先祖供養(お墓詣り?)に出かけたのだそう。

今年の旧暦7月15日は、8月27日にあたるそうです。

27日の夜は、限りなく満月に近づく月に向かって、ご先祖様への思いを届けてはいかがでしょうか。

今回の満月(月食)では、魚座が示す「全てを受け入れる、境界線のなさ、夢、感受性、慈悲、犠牲と救済、詐欺、薬、海、水」などがテーマになります。

また、魚座は「柔軟宮の水サイン」。周りの人の思いを感じ取り、臨機応変に対応する柔軟性があります。

ただし、無意識に相手の欲求を満たして喜ばせようとするあまり、自分を犠牲にしたり、他人軸になりがちな点には要注意でしょう。

魚座での月食は、これらに関する「変化の兆し」である重要なできごとが起こったり、「生々しい感情の深みを体験する」ような他者との絆が深まることが考えられます。

月食チャートについて、次のポイントに注目しました。

  • ノースノードでの魚座の月食
  • 月食は3ハウス、水星がオポジション、天王星がスクエア
  • 月食に海王星と冥王星がクインカンクス(YOD)
    • 海王星は月食のルーラーで、ICに合
  • 土星と木星がトライン、火星がスクエア、金星がオポジション
  • ミッド・ポイント
  • 月食のサビアンは「教会のバザー」

① ノースノードでの魚座の月食

今回の月食はノースノード側で起こります。

月食は集大成・完成を示し、ノースノードの性質は木星に例えられ、新しいエネルギーの流入をもたらすと言われています。

なので、ノースノードでの月食は、これまでの集大成が、新しい世界への道を開く強力な流れをもたらすでしょう。

また、身近な環境での喜びにリンクし、ポジティブな可能性を秘めていると言えます。

魚座の月食(ノースノード側)は、これまでの献身的な行動、他者へのサービス精神が実を結び、喜びとともに新たな領域へと導かれるチャンスかもしれません。

ただし、食がもたらすプロセスは成長のレベルの移行であり、変化を受け入れることが重要です。

さらに、魚座のルーラーである海王星牡羊座にあり、ICに合を形成して意味が強調されています。

夢、理想、創造性、精神性、信仰などのテーマに焦点が当たり、「チャレンジ精神」や「即決即断」することが重要になるでしょう。

② 月食は3ハウス、水星がオポジション、天王星がスクエア

太陽・水星、月、天王星がTスクエアを形成

乙女座の水星は太陽にタイトに合で、月食の新しい主になっています。

さらに、満月に対して、双子座の天王星がタイトにスクエアで、革新、突然の変化の意味が強調されています。

月食は、東京チャートの3ハウスで起こり、コミュニケーション、通信(機器)、流通などに関して、何らかの集大成と新しい流れがやってくることを示しています。

天王星は6ハウスにあり、それらの変化は、労働環境、保健衛生、自衛隊などに関連するテクノロジーの開発がもたらすかもしれません。

  • 天王星は双子座にあり、月食が起こる3ハウス(通信)と共鳴
  • 天王星は6ハウスにあり、月食が起こる魚座-乙女座(奉仕)とも共鳴
  • 天王星のディスポジターは、月食の新しい主である9ハウス乙女座の水星

つまり、3・6・9ハウス、双子座・乙女座、水星・天王星(水星のハイオクターブ)が強調されています。

なので、あらゆる通信機器・手段におけるハイ・レベルな改革が、生活や労働環境を改善することに貢献することが示されています。

あるいは、鋭い知性・発明により、理想のコミュニケーション手段が具体化される、という感じでしょうか。

太陽と水星は9ハウスにあり、それらの発明や改革は、「情報」や「便利さ」だけでなく、「理想」や「哲学」、「意味」を含んでいるのでしょう。

その発明は、人類に何をもたらし、何を奪うのか?みたいな。

③ 月食に海王星と冥王星がクインカンクス(YOD)

月食は「4度」で起こり、小三角「3度・3度・5度」の天体と緊密に連携しています

月に対して天王星がスクエア(上記②参照)、そして、太陽(水星)に対して海王星と冥王星はクインカンクス(150度)でYODを形成しています。

150度は異質な要素の組合せで、調整や訓練が必要なアスペクトと言われています。

つまり、乙女座(太陽)と水瓶座(冥王星)、乙女座(太陽)と牡羊座(海王星)は、それぞれお互いに折り合いをつけ、理解し合い、協力する必要があります。

でなければ、本来異質なため、放っておくとギクシャクしたり勘違いが生じたりして仕事が進まない、あるいは仕事の完成度は低くなるでしょう。

YODの頂点である太陽(水星)は、底辺の2つの天体と「積極的に」「目的を定めて」やりとりする必要があります。

例えるなら、

昔気質の職人である乙女座は、ネットワークをつくり情報を共有すること(水瓶座)、新しいことに挑戦してリーダーシップをとること(牡羊座)を迫られます。

その努力を通して、これまでの型にはまった作品から、創造的で常識の枠を越えた感性溢れる作品を生み出すのかもしれません。

海王星は月食のルーラーで、ICに合

さらに、海王星は、魚座月食のルーラーで、ICに合

海王星は、新月(日食)時にはMCに合を形成していたので、この一か月間、特に日本では海王星が示すことが社会においてテーマになりそう

(ICの海王星は、「水」や「古の八百万の神々」といったスピリチュアルなイメージもあります。)

そもそも、数年間にわたって形成される天王星、海王星、冥王星の小三角の頂点は海王星です。小三角の目指す方向は海王星が鍵と言えるでしょう

少し前に、3天体は共にサイン移動し、海王星は魚座から牡羊座へと移りました。

なので、カオスからの誕生です。

水瓶座の冥王星と双子座の天王星のトラインは、例えば、デジタルなどのテクノロジーを活用した通信革命を示しています。

天王星と冥王星のミッドポイントにあり、小三角の頂点である海王星は、革命により何を目指すのでしょうか?

海王星は形のないもの、海、水、慈悲と犠牲、アート、神話、宗教、そして、境界線の喪失、などを示しています。

なので、デジタル技術の劇的進化によって、新たな信念や価値観に染められるのかもしれません。

あるいは、最近では、生成AIが意識の領域(のようなもの)を持ち始めたと言う人がいるとか。

生成AIを通して発生した「意識」の芽を前に、私たちは「意識とは何か」という問いに向き合うのかもしれません?!

「自我」「自己」「自他の境界線」とは何か、とか。。

また、「牡羊座の海王星」は、何かのきっかけで大きなムーブメントが起こると、気付かぬうちに皆がある方向に流される、という傾向もあるかもしれません。

それは祭りの陶酔状態のように、世の中を大きく覆すのでしょう。

④ 土星と木星がトライン、火星がスクエア、金星がオポジション

  • 8月21日、土星と金星がオポジション(牡羊-天秤14度)
  • 9月1日、土星と木星がトライン(牡羊-獅子13度)
  • 9月1日、土星と火星がスクエア(牡羊-蟹13度)

特に、9月1日は、土星に対して木星がトライン、火星がスクエアをほぼ同時に形成します

責任ある仕事に対して、ポジティブなサポートと、鋭い横槍や煽りが同時に持ち込まれる感じでしょうか。(土星と木星のトラインについては、新月の項も参照。)

満月の1週間前頃は、人間関係における制限やストレス、あるいは、信頼関係の構築など、自己主張と他者との和合との間でバランス感覚を学ぶ期間となりそう。

そして、満月を過ぎて1週間ほどは、自己主張のアクセルとブレーキ、押し出しと忍耐のコントロールが試される期間となりそう。

牡羊座の土星は、何のために、何を目指して戦っているのかを、冷静に考えることが必要かもしれません

➄ ミッド・ポイント

次のミッドポイントに注目しました。

太陽=月=水星=海王星/冥王星(=天王星)

  • 豊かな創造性、感受性
  • 言葉の裏にある真意
  • 「放縦」となり社会の秩序を損なうおそれ
  • 心の安定の喪失

満月図で際立つミッドポイントと思われます。極めて創造的な「戦略的な欺瞞」という意味もあるかもしれません。天王星も関わり、その欺瞞は鋭く効果的なのでしょう。

⑥ 満月のサビアン

魚座5度(数え)のサビアンは…「教会のバザー」

5度では、思い切って異質なものをぶつけます。神聖な祈りの場である教会と、人々が自由にものを売って楽しむ場であるバザーを合わせると、どんな新しい場や「意味」が生まれるでしょうか。

地域の人々が集まり、手作り品や、寄付の品を持ち寄り、売り買いをしながら交流を深めます。また、そこで集まったお金は、困っている人のサポートのために役立つでしょう。つまり、楽しいイベントを通してお金を集め、地域の人々の絆を深め、さらに信仰心を高めるなど、その影響は何倍にも膨らみます。教会のバザーは、「信仰+商取引」が新しい価値を創造するのかも。

オポジションの乙女座5度のサビアンは「妖精の夢を見る男」。「妖精の夢」と「男」という異質なものをぶつけます。非現実的な想像力と実務能力が合わさると、プロジェクトが遂行されて沢山の人々に夢を与えるのでしょう。

まとめ~獅子座新月(日食)と魚座満月(月食)~

獅子座と魚座は150度で、少し調整が必要な関係です。

獅子座新月(日食)では、個人の創造性にスポットライトが当たります。上昇する火のサインであり、内側からの爆発力、表現の喜びがテーマとなります。オリンピックの中心で燃え続ける聖火はそのシンボルと言えます。あるいは、幼児が生まれて初めて走ったときの心臓がドキドキ・ワクワクする感じかもしれません。

魚座満月(月食)では、個人を超えたあらゆるものとの一体感がテーマになります。内側に向かって融合する水のサインであり、見えない印象を受け取り、他人の喜びや悲しみを自分ごとのように感じます。自他の境界線が曖昧になるので、ときには、割り切って感情を切り離すことも必要かもしれません。

獅子座から魚座への流れは、舞台中央で全身全霊で役を演じる主人公に対して、観客は我を忘れて共感します。共感する相手は主人公に限りません。その人物の人生や感情に没頭して共に体験します。個人の表現の喜びから、個人の枠が消える感情体験へと移っていきます。

獅子座と魚座は、とても創造的でドラマチックな組合せと言えそう。

★AIの力を借りて何を創りますか?

全体の動き ~月のアスペクトと主要な天体配置~

獅子座新月(皆既日食、8月13日)~乙女座新月(9月11日)までの全体の動きをまとめてみました。

月が緊張のアスペクトを形成するときを赤字で、サポート的なアスペクトを形成するときを青字で、混在しているときは緑字で記入しています。また、その他緊張感のある期間には赤線を引いてあります。

月が出来事や感情の引き金となることについて検証してみてはいかがでしょうか。

・・・

この期間を通して、海王星は、食度数(天秤座5度)のオポジションにあります

【8月13日、新月(皆既日食、獅子座21度、数え)】・・・種まき
・8月13日、水星-金星-天王星-海王星-冥王星(ホームベース)
・8月13日、金星-火星-海王星(Tスクエア)

・8月14日、乙女座の月-天王星(スクエア)

・8月15日、水星-木星(合、獅子10度)

・8月16日、天秤座の月・金星-火星-海王星(Tスクエア)
・8月16日、天秤座の月・金星-天王星-海王星-冥王星(カイト)
・8月16日、天秤座の月・金星-土星-木星(オポ・調停)

・8月17日、火星-海王星(スクエア、蟹-牡羊3度)
・8月17日、火星-冥王星(クインカンクス、蟹-水瓶3度)

・8月18日、水星-土星(トライン、獅子-牡羊14度)
・8月18日、金星-木星(セクスタイル)
・8月18日、蠍座の月-天王星-海王星(YOD)
・8月18日、蠍座の月-木星-キロン-冥王星(Gクロス)

・8月19日、蠍座の月-木星(スクエア)

【8月20日、上弦の月(蠍座28度、数え)】・・・発展
・8月20日、金星-太陽・月(セミスクエア)

・8月21日、金星-土星(オポ、天秤-牡羊14度)
・8月21日、射手座の月-木星-土星(Gトライン)

・8月22日、射手座の月・リリス-水星(トライン)
・8月22日頃、太陽-サウスノード(合)

【8月23日、太陽が乙女座へ】
・8月23日、山羊座の月-海王星(スクエア)
・8月23日、太陽-キロン(トライン)

・8月24日、山羊座の月-金星-火星-土星(Gクロス)

◆8月25日、水星が獅子座から乙女座に入る
・8月25日、山羊座の月-ジュノー(合)
・8月25日、水星-サウスノード(合)
・8月25日、水瓶座の月・冥王星-天王星-海王星(小三角)

・8月26日、水瓶座の月-木星(オポジション)

・8月27日、太陽・水星-海王星-冥王星(YOD)
・8月27日頃、魚座の月-ノースノード(合)

・8月28日、太陽-水星(合、乙女4度)
・8月28日、太陽・水星-月-海王星-冥王星(YOD+オポ)

【8月28日、満月(部分月食、魚座5度、数え)】・・・収穫
・8月28日、水星-天王星(スクエア、乙女-双子5度)

・8月29日、太陽-天王星(スクエア、乙女-双子5度)

・8月30日、牡羊座の月・海王星-天王星-海王星(小三角)

・8月31日、牡羊座の月・土星-木星(トライン)
・8月31日、牡羊座の月・土星-火星(スクエア)

・9月1日、木星-土星(トライン、獅子-牡羊13度)
・9月1日、火星-土星(スクエア、蟹-牡羊13度)
・9月1日、牡羊座の月・キロン-金星(オポ)

・9月2日、牡牛座の月・キロン-木星ー冥王星(Tスクエア)

【9月4日、下弦の月(双子座12度、数え)】・・・成熟・衰退
・9月4日、双子座の月・天王星-海王星-冥王星(小三角)

・9月5日、双子座の月-水星(スクエア)

・9月7日、蟹座の月・火星-金星-土星(Tスクエア)

・9月8日、獅子座の月-天王星-海王星-冥王星(クレイドル)

・9月9日、獅子座の月・木星-土星(トライン)

◆9月10日、金星が天秤座から蠍座に入る
・9月10日、獅子座の月-サウスノード(合)
・9月10日、乙女座の月-海王星-冥王星(YOD)
・9月10日頃、金星-キロン-冥王星(Tスクエア)

◆9月11日~2027年2月8日、天王星が逆行へ(双子座5度→1度)
◆9月11日、水星が乙女座から天秤座に入る
【9月11日、新月(乙女座19度、数え)】・・・種まき

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後記:
8月7日にメッシ選手のお父上が亡くなられたそうですね。WC決勝戦の当日、メッシ選手のチャートのアセンダント上で、tr冥王星とtr木星がオポジションを形成し、tr海王星が正確に調停していたことを先月書きました。海王星は夢と同時に喪失も示しています。お父上に優勝トロフィーを捧げたかったことでしょう。その思いは測り知れません。でも、それが人生であり、人々はそこに共感し、さらに応援したくなりますね。やはり、メッシ選手はサッカーファンにとって夢でありヒーローなのでしょう。話は変わりますが、8月12日は千葉で線状降水帯が発生し、うちの家族もそれぞれ帰宅困難者となりました。電車が全て運休となり駅構内で待機していたのですが、深夜には電車が数本開放されてかなり助かりました。翌日の早朝にレンタカーで何とか帰宅する途中、沢山の車が道路に置き去られていて、自宅周辺の大通りでは大渋滞ができていました。。解消されるのに何日かかかるかもしれません。また、レンタサイクルで夜の内に帰宅したこどもは、途中、股下まで水に浸かったり、アンダーパスの道に水が溜まり、多分数メートルの深さだったと言っていました。。自然災害はますます厳しくなってきていますね。。まだ水が引かない地域もあるようです、早急に日常が戻りますように。。

参考記事
2026年の星模様~占星術で読んでみる~
土星とノードの合(2025年4月)~日食・月食と土星の通過~
土星や冥王星のサイン移動が示す 人生の試練と変化

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