魚座の新月(2022年3月3日)からの星模様

2月末には、ロシアがウクライナへの侵攻を決行するという信じがたい現実が起こりました。

その背景や現状は複雑で落としどころが無いと言われていますが、複雑にしている主な原因は人間の「感情」なのでしょう。

現在、水星が水瓶座を進んでいますが、感情(交感神経)を鎮めるような画期的なアイデア(知恵)が出されることを願います。

以下、2022年3月3日~4月1日までの星模様です。

新月のホロスコープ

2022年3月3日2時35分、魚座13度(数え)での新月です。(チャートは東京で作成)

全体的な傾向

水瓶座が真実を追求しようとするのに対し、魚座はジャッジせず、理解し、受け入れます。

魚座が象徴するのは、全体性、普遍性、境界がない、全てを含む、全てを受け入れる、一体性、溶ける、カルマの返済、犠牲、救済、慈悲深さ、感受性、無私、意志やエゴの曖昧さ、影響を受けやすい、とらえどころのなさ、変幻自在、怠惰、逃避、幻滅、自己憐憫、映像、ダンス、詩、酒、薬物、麻酔、足、リンパ腺、など

  • 魚座の新月は東京チャートの2ハウスで起こり、木星と合、天王星とセクスタイル
  • 9天体が社会を表すサイン(山羊座~魚座)で、60度以内にある
  • 山羊座金星・火星・冥王星が合、新月とセミスクエア
  • 新月のサビアンは「博物館にある刀」…スピリチュアルな意味で系統を受け継ぐ選ばれしもの

水が高いところから低いところに流れるように、全てを受け入れる流れが勢いを増して大河のようになりそう。その流れはとても美しく輝いて見えるでしょう。いったんそこに入ると、いつの間にか同じ方向に運ばれて、最後は一つの大きな海になります。いずれ、そこから全く新しいものが生まれるでしょう。

先月に引き続き、社会問題に意識が強く向かい、あらゆる弱者に対して救いの手が差しのべられるでしょう。ただ、計画性に欠けるために、カオス状態になるかもしれません。

もしも「犠牲」とか「救済」という言葉が出てきたら、現実を美化している可能性があります。実態をしっかり見極めて、自分の方向性をしっかりと確認しましょう。

特に仕事や政治的な対人関係においては、激しいエネルギーが発生しそう。怒りや争い、事故などに発展させないためには、エゴのためではなく、他のために尽力するとポジティブに活用できるでしょう。

コミュニケーションに何らかの制限がかかるかもしれませんが、テーマを絞ってじっくりと練り上げることで、独創的で核心をついた、新しい視点からのアイデアが生まれそう。

この新月では、①誰かをサポートしたい同情の気持ちで胸がいっぱいになったときも、ものごとを客観的にみること忘れない、②仕事や運動などで体を動かしてエネルギ―を発散する、③最後のサインである「魚座」の季節を味わい楽しみながら、牡羊座のスタートに向けての準備期間として活用する、

などこころがけてみてはいかがでしょうか。

新月チャートの主なポイント

いくつかの重要と思われるポイントをピックアップしてみました。

① 魚座新月と木星・海王星

魚座の新月は木星と合、魚座の海王星も近くにあります。

木星は「寛容さ」「拡大」、海王星は「境界線をなくす」「溶かす」などを示しますが、さらに同じような性質を示す魚座にあって、際限なく溶けて広がる感じがあります。

海王星には痛みを和らげる麻酔的な働きがあり、とくに痛みが強いときには絶対に必要ですが、ものごとが行き詰ったときには、突然、圧倒的な力で「混沌」を終わりにするかもしれません。

魚座の、フィルタリングせずに何でも受け取る感受性は、目に見えないものを感じ取ることにつながります。人との心の交流、芸術、自然の中の季節の移ろいなど、楽しんではいかがでしょうか。

② 天体の配置が偏っている

天王星以外の天体は60度以内にあり、天王星を入れても105度以内となります。

一説によると、外惑星が互いに近い位置(基本的にはオーブ100度以内)にあるとき、社会的、文化的、経済的な大事件との合致がみられる、とのことです。

地球からみて一方向に天体が偏っていることは、何らかの影響があるのかもしれません。

③ 火星と金星の動き

金星と火星は先月中旬から山羊座を一緒に移動し、3月6日には水瓶座0度で再びコンジャンクションとなります。

金星は「愛情」「人間関係」「お金」、火星は「行動」「争い」「情熱」などを表します。

金星と火星の合は、情熱的な愛情表現、人間関係での争い、浪費、あるいは、芸術表現などが強調されそう。

また、水瓶座0度での合で、天王星的な「自由平等、信念」などの意味が加わり、「思想的ムーブメント」のような流れが起こるかも。

★2019年1月21日には、獅子座0度で皆既月食が起こり、2020年12月には、水瓶座0度で木星と土星がコンジャンクションして、この度数域を刺激しています。

なので、3月6日に火星が金星を伴ってこの度数を通過するときは、何かのトリガーとなるかもしれません。

火星&金星の【食】度数の通過・・・2月~3月にかけて、【山羊座10度、13度、20度、24度、水瓶座0度、11度】を通過し、以前の【食】度数を活性化して、ものごとの対立を再び浮彫にする可能性があります。

④ 土星の【食】度数通過

先月も書きましたが。。

土星の【食】度数通過は、ものごとの「変化」「成熟」「終結」を示すと言われています。

  • 2017年8月8日、水瓶座15度で部分月食
  • 2018年8月11日、獅子座18度で部分日食

これらの【食】度数は、だいたい2022年前半まで有効と思われます。(『Eclipses』by Celeste Tealより)

土星がこれらの度数を通過(合またはオポジション)するのは2月、と思い込んでいたのですが、、、(汗)

土星は逆行して、10月~11月にふたたび水瓶座18度を通過します。

なので、土星が示す「終結」は、もう少し先になると考えられます。

新月以降の動き

次の新月(2022年4月1日)までの、主な動きをピックアップしてみました。

満月までは種まきの期間、満月からは結果を受け取る期間、と言われています。

・3月3日、魚座13度(数え)での新月。

・3月3日、火星と冥王星が合、
・3月4日、金星と冥王星が合。
山羊座の終わりの度数でのコンジャンクションで、ルールや社会体制、外交問題、ビジネスの交渉などについて、緊張感が高まりそう。相手の立場も考えて建設的な対話が必要となるでしょう。

・3月5日、太陽と木星が合。寛容さや受容性が見られ、緊張感が少し緩むかもしれません。

・3月6日、金星と火星が合。上にも書きましたが、一触即発の緊張感があるかもしれません。人間関係においては第三者的視点が必要でしょう。

・3月18日、乙女座28度(数え)での満月。

サビアンは・・・【禿頭の男】

ものごとにダイレクトに反応して迷いがない様子を表しています。考えや思いを単刀直入に明確に伝えるので、ときには辛辣さが目立つことも。全てを受け入れる混沌とした状況の中で、意見や感情をストレートに伝えることが求められそう。

・3月19日、金星と天王星がスクエア。人間関係やお金について、何らかの変化があるかも。

・3月21日、春分。西洋占星術での新年の始まり。

・3月23日、火星と天王星がスクエア。衝動的な行動や軽率な決断により、予期しない突然の変化や望ましくない結果を招くかも。いったん立ち止まって冷静に行動するとよさそう。

・3月29日、金星と土星がコンジャンクション。対人関係の緊張と困難により別離の可能性も。人間関係が試されるときであり、断捨離のときと言えるかも。良い関係であれば生き残るでしょう。

・・・

少しずつ暖かくなり、コロナ禍ではありますが外を歩くのもちょうどよい季節になってきました。今月は、4月からの新しい生活にそなえて、のんびり羽根を伸ばす時間を自分に与えてあげるとよいですね。少し前になりますが、こどもたちと温泉付き旅館に行ってきました。外風呂は海に面していて、空には星と月が見えて、ほんとに気持ちよかったです!

最後までお読みいただきありがとうございます!

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