山羊座の新月(2022年12月23日)からの星模様

早いもので2022年もあと一週間となりました。今年はどんな年でしたか? 少し遅くなりましたが、今年最後の新月について、ざっと書いてみたいと思います~。

2022年12月23日~2023年1月22日までの星模様です。

山羊座の新月

2022年12月23日午後7時17分、山羊座2度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向

射手座の熱意や自由さ、楽観性からくるやり過ぎに対して、山羊座は「制限」や「責任」を加える

山羊座(土の活動サイン)が象徴するのは・・・
責任、コントロール、自律、構造・組織、試練、老い、父親的な、成熟、尊厳、権威、伝統、ルール、計画性、効率性、従順、慎重、勤勉、揺るぎなさ、粘り強さ、プロ意識、目に見える結果の達成、物質的な世界、地殻(石、岩など)、皮膚、関節、骨格全体、歯など

新月からのメッセージ

ものごとの計画(&実行)のとき。

新しいことを計画する(始める)意欲に満ち、エンジンをふかす音が聞こえてきそう。上手く進めるためには現実的で、慎重なプランを立てることが必須でしょう。

もし勢いに任せて突き進むと、年長者や責任者からの強烈なダメ出しにあい、出鼻をくじかれてしまうかも。あらゆる状況や場合を考えて、急な変更もいとわずにじっくりと準備することが必要です。

ものごとを緻密に、そして美的に考えられるときなので、書くこと、描くこと、造ることなど、創造的な作業に取り組んでも楽しそう。

年末の大掃除や整理整頓もはかどりそうですね

この新月では・・・

★その、心躍る未来のビジョンを実現するために一番必要なことはなに?

と自分に問うてみてはいかがでしょうか

新月チャートの主なポイント

主に次のポイントに注目してみました。

  • 新月は牡羊座0度の木星とタイトにスクエア
  • 火星が逆行から順行へ、ほぼ同じ位置にある
  • 新月のサビアンは「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」、他

① 新月は木星とタイトにスクエア

木星は、ものごとを拡大・膨張させる傾向があります。

さらに、木星は20日に(完全に)牡羊座入りしたばかり。魚座の混沌から抜け出して、まさに今、新たに生まれ出たような勢いに満ちていますね。

余談ですが、ワールドカップで優勝したアルゼンチンチームのパレードは、現地時間の20日正午にスタートしましたが、木星は、直前の11時半頃に牡羊座入りしています。

そのとき、トランジットの太陽は射手座28度で、木星とスクエア。この優勝パレードの様子は、木星の牡羊座入りの象徴としてとても印象的でした。。半端ないですね~

この優勝パレードの時は、射手座の太陽が木星に煽られた感じでしたが、この新月では、太陽は山羊座に移動しています。ですから、

・太陽と月など、山羊座の5天体が、木星のやり過ぎを厳しく管理し、抑制する

あるいは、

・新しいアイデアに基づいて、戦略的に、具体的にものごとをすすめて成果を得る

両方のパターンが考えられるでしょう。

やる気を抑えつける(抑えつけられる)か、目標に向かって建設的にタッグを組むか、そのような選択の場面がありそうです。

★山羊座の水星は、山羊座金星と冥王星のミッドポイントにあり、海王星とセクスタイル、天王星とトラインで、緻密で美的感性にあふれた知性を示しています。部屋の片づけ&模様替えにもよさそう?!

② 火星の動きについて

火星は、来年の1月13日に双子座8度で順行に転じ、1月25日まで双子座8度にあります。

双子座8度は・・・

2020年の11月30日に、双子座8度で半影月食がありました。当時は、木星、土星、冥王星が山羊座で合を形成していて、コロナの蔓延やオリンピックの延期など、社会の枠組みの破壊と再生が進んでいましたね。

来年1月には、火星がこの月食度数をふたたび活性化し、ものごとの対立・緊張を引き起こすかもしれません。

双子座8度(数えで9度)のサビアンは「矢で満たされた矢筒」。四方八方から突き刺すような鋭さがあります。

火星と海王星のスクエア

その後、火星は、来年3月下旬頃まで双子座を運行して、ふたたび海王星とスクエアを形成します。

ちなみに、火星と海王星の3回のスクエアは以下の通り:

  • 2022年10月12日、双子座-魚座23度
  • 同年11月20日、双子座-魚座22度
  • 2023年3月15日、双子座-魚座25度

火星と海王星のスクエアは、夢の実現の可能性、あるいは、誤解や妄想により迷走し現実が期待通りに進まない傾向も示しています。

この期間は、火星の弱い面…暴力による犠牲、強さへの幻想、受動的な攻撃性、誘惑に惑わされる、自信の喪失など…の体験を通して、力の使い方について各々が学ぶときかもしれません。

海王星はものごとをオブラートに包む影響があることを意識して、見た目に惑わされず、思い込みに注意すると「夢の実現」も夢ではなくなるでしょう。

また、火星&海王星のポジティブな使い方としては、

  • ひらめきや美意識に従った言動
  • 弱者をサポートする行動
  • 美を競うスポーツや芸術

などが考えられます。

火星のサイン移動など

火星は、3回目の海王星とのスクエアを形成したあと、来年3月25日には、7ヶ月ぶりにサインを移動して蟹座に入ります。

スピーディで変化が激しく、思い込みで行動しがちだったのが、一転して守りに入りそう。

そして、3月には土星と冥王星もサインを移動します。

最後の度数である29度は各サインの吐き出しと言われていますが、3月には、例えば、

双子座(火星)・・・コミュニケーション、情報
山羊座(冥王星)・・・社会的権威、制限
水瓶座(土星)・・・反抗、変化

などに関わる象徴的なできごとの「大放出?」があるかもしれません。

変化の兆しが見え始め、ものごとには一旦何らかの落としどころがありそう。

③ 土星と天王星がスクエア

2021年初め頃から形成された土星と天王星のスクエアは、2022年11月8日の皆既月食(牡牛座16度)にピッタリと重なったあと、次第にスクエアから離れていますが、まだ影響は続いているでしょう。

土星vs天王星が示す、「現状打破」「権威に対する反抗」「削ぎ落し・シンプル化」の動きの中で、不必要な関係を終わらせて新たな関係を築いたり、制限を乗り越えて自由を獲得した(しようとしている)方も多いのではないでしょうか。

2023年3月には、順行に転じた天王星が【食度数】である牡牛座16度をふたたび通過し、ものごとに大きな変化をもたらす可能性があります。

(ここでも3月が強調されていますね。)

引き続き、独立・自立・断捨離などのチャンスがあるでしょう。

④ ミッド・ポイント

次のミッド・ポイントに注目してみました。

天王星=太陽/木星
天王星=月/木星

  • 突然の成功、大きな期待、幸運の予感
  • 自信、報酬への期待

新月とタイトなスクエアを形成する木星とのミッドポイントで、とても強力。

成功、幸運、報酬などが突然にやってきて、ものごとに変化をもたらす可能性を秘めていそうですね。

天王星は牡牛座15度という「殻を打ち破る」度数にあり、今までの信念を壊して一歩踏み出すことが成功の秘訣かもしれません。

➄ 新月のサビアン

山羊座2度(数え)のサビアンは・・・「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」

一つの信念に基づいた世界を主張することで、外からの攻撃に合うのかもしれません。あるいは、攻撃を受けて傷を負うことで、より強い信念や信仰心、団結力が生まれるのでしょう。

意志や希望、団結力の強さ、命懸けで世の中に打って出る覚悟が感じられます。

ものごとを実現するパワーに満ちた力強い新月ですね。来年の計画をじっくりと立てるのにもよさそうです

・・・

では、次に満月を見てみましょう。

蟹座の満月

1月7日午前8時7分、蟹座17度(数え)での満月です。

満月について

新月は種まき、満月は収穫と言われています。

新月で太陽からエネルギーを受け取って、満月に向けてそれを形にする/実現させる。そして、満月から次の新月にかけて月のエネルギーが空っぽになっていく(by松村先生)。

また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、という喩えもあります。

そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。

満月チャートのポイント

蟹座の満月では、家庭、家族、過去、安心・安全、所属することなどにスポットが当たるでしょう。

満月チャートについて、次のポイントに注目してみました。

① 満月に対して天王星がソフトアスペクト

牡牛座天王星は、山羊座新月に(ミッドポイントで)強力に関わり、「突然の劇的な変化」を示していましたが、満月に対しては、ソフトアスペクトを形成して変化を「サポート」しています。

全体的にソフトアスペクトが多く、蟹座の満月が示す「育成、育てること」にじっくり取りくむと良さそうです。

② ミッド・ポイント

次のミッドポイントに注目してみました。

太陽=月=火星/土星

  • ストレスや緊張による健康上の不安
  • 喪失感、感情的、鬱的な

火星と土星は「アクセルとブレーキ」や「行動力と忍耐力」など相反する要素に例えられます。

この満月では、ストレスや気分の落ち込みをうまくコントロールしながら、ものごとに取り組む必要がありそう。

③ 満月のサビアン

蟹座17度(数え)のサビアンは・・・「知識と生命に成長する微生物」

ごく小さな種からこつこつと育てることの大切さ。焦らず、順番を端折らず、自分の欠点に心折れることなく、じっくりと取り組むことで凛とした美しい花が咲くのでしょう。

ものごとを育てるには時間がかかることを忘れないようにしましょう。

・・・

山羊座-蟹座の軸は、家族とそれによって構成される社会を示しています。山羊座新月で環境を見極めて慎重にものごとを計画したら、蟹座満月では急がずじっくりとそれを育てていきます。

今回は、そこに牡羊座の木星と牡牛座の天王星が関わり、社会の在り方に新風を吹き込み変化をもたらします。その変化に抵抗するのではなく、上手に取り込むことが重要でしょう。

★寒さにじっと耐えながら新しい種を育てましょう。どんな花を咲かせたいですか?

・・・・・

さて、

先日、桑田佳祐さんのコンサートで札幌まで出かけてきました!ちょうど寒波がきていて結構大変だったのですが、コンサート会場は熱気に包まれていました~。

で、桑田さんのホロスコープを何気なく見ていたら、あることに気が付きました!

それは、亡き父と同じ生月日(魚座)で、さらに水瓶座の水星も同じ度数、牡羊座の金星は5度違い、そして射手座の土星はサインが同じ、その他、同じサイン度数の天体もありました。

一曲歌い終えるたびに「ありがとっ」とか「ありがとね~」と言っているのがチャーミングでした^^

人を楽しませるサービス精神とパワーに溢れてましたよ。

私と同年代の人であれば、桑田さんの楽曲は常にどこかで聴いてきたのではと思いますが、今回、共通点を見つけてひそかに喜んでました(笑)

コンサートツアーのテーマは「お互い元気に頑張りましょう‼♪♪」で、ほんとに共感できますね~

それでは、よいお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします!

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