「春分点」と海岸を走るおっちゃん

(2020年3月21日に別のブログで書いた記事を一部書き直して再掲載しています。)

3月20日は春分でした。春分とは太陽が牡羊座の0度にきた日であり、占星術ではその日を一年の始まりとしています。

このところ、新しく何かを始めようとウズウズしたり、実際に始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか?あるいは、コロナの影響でそれどころではないかもしれません。

春分に関わる(と思われる)ちょっと面白いお話をご紹介します。

知り合いのおっちゃんに、海外線に沿って一人で走り続けている人がいます。電車などの交通機関で現地まででかけ、グーグルマップで確認した道(区間)を走り、目標地点に達すると、また電車などで自宅に帰ります。

すでに、茨城~愛知県の海岸線を走破したらしい。「伊能忠敬か?!」と突っ込みたくなります(笑)。

何が楽しいのかな??と常々思っていたのですが、最近はっと気が付きました!

海岸線とは春分点(牡羊座0度)だから??

牡羊座0度(春分点)のサビアンシンボルは「女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」。

牡羊座0度は、魚座(海)と牡羊座(新たな世界・陸)の境い目であり、あるいは、あの世とこの世の境い目でもあり、海から陸にあがる進化のジャンプ混沌からの新たな生命の始まり、とも言えますが、

海外線とは、まさに海と陸の「境い目」です。

そして、そのおっちゃんの太陽の度数は、魚座の29度(ほぼ牡羊座の0度)の春分点

海岸線に沿って走りたい!という理由なき衝動(やる気)は、まさに太陽のエネルギーを表現していたのだな~と納得しました。

で、最近の課題は、「はたして、ゴールをどこに設定するか???」だそうです(笑)。春分点の巨大なエネルギーは茫漠としていて、まだ方向性が定まっていないのかもしれません。

春分点というと、私はタロットカードの愚者」(Fool)を連想します。

カモワンタロットでは、「愚者」に名前はあるけれど数字はありません。原初の無限のエネルギーであり創造への衝動です。

日本は海に囲まれています。

ということは、日本は春分点という「境い目」に直接囲まれていて、その「境い目」を身近に感じることができる国なのかもしれません。

つまり、まだ目的が定まっていない大きなエネルギーに満ちている。。。

現在、世界中がコロナウイルスに注目しています。それは必要なことではありますが、せっかくの始まりのエネルギーを取り込める時期ですから、ちょっと意識の方向を変えて、自分ができることを、できる形でスタートさせてみる(計画してみる)とよいと思います。

少しずつ暖かくなってきています。気持ちを新たに、今年度の計画をたててみませんか?

追記①:最近、占星家の松村先生が、牡羊座の支配星は冥王星と考えてもよいのではと書かれていて、なるほど~と思いました。確かに順番としてもその方が自然ですね。あの世とこの世の境目のような「点」を始まりに持つ牡羊座は、冥王星的なイメージでもあります。
追記②:2021年4月現在、おっちゃんは、コロナのこともありしばらく走るのはお休みにしていたようですが、目標も定まり再び走り始めるようです。

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