日食・月食が示唆するその後のイベント

2020年6月21日は、夏至と日食が同じ日に起こるというなかなか稀有な天体イベントでした。蟹座0度での日食で、蟹座は水サインであり「雨」や「洪水」も示しています。ここ数日の過去の記録にないような豪雨は、日食の影響もあるのでしょうか。それとも、今後毎年のように豪雨に見舞われるのでしょうか。住まいの安全をしっかりと考える必要がありますね。。

思いついて、以前に同様の配置が起こったのはいつか調べてみました。

方法としては、ソーラーファイヤーの検索機能を使いました。そこで興味深いと思ったことを忘れないうちに書いておこうと思います。

2001年6月21日夕方に夏至、同日20時57分、蟹座0度での日食

個人的には、第三子の妊娠がわかって間もなくのころだ、と鮮明に思い出しました。今から19年前ですね。ノード軸は約18年半で元の位置に戻ってくるのですが、新月が同じ蟹座の0度で起こったのは、やはり珍しいのではないでしょうか。

そのときの日食図です。

2001年と言えば、9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が起きています。まるで映画のワンシーンを見ているかのような、現実とは思えない画像が、今も脳裏に焼き付いています。

以前、占星術の講座で旅客機が最初に高層ビルに衝突したときのチャートを見たとき、山羊座1度の火星が蟹座2度のサウスノードにコンジャンクションなのが、とても印象でした。(次がそのチャート)

交通機関を表す3ハウスに、牡羊ポイントの火星とノードがあり、高いところを表す9ハウスの月にオポジション。

・3ハウスルーラーの木星も9ハウスに。

・3ハウスのナチュラルルーラーで、やはり交通を表す水星はピッタリとアセンダントに。

・冥王星は3ハウスカスプにあって9ハウス土星とオポジション。「高いところ(9ハウス)にある双子座(ツイン)土星(建物)を破壊(冥王星)する」と先生が仰っていたのを思い出します。

・月は双子座28度でボイド。

日食・月食について知りたいと思っていたら、『Eclipses』という本を見つけました。まだつまみ読みですが、そこには「日食や月食のあと、そこに火星や土星が接触すると重要なできごとが起こる」というような説明がありました。なるほど!と上の話と繋がったのです。

上記の2001年6月の日食図と同時多発テロの時の二重円です。

蟹座0度での日食の約3ヶ月後、山羊座に入った火星がオポジションの配置となり、引き金になったのでしょうか。

以下、いくつか他の例を挙げてみます。

2010年12月の双子座29度の月食図と、その3ヶ月後の東日本大震災のときのチャートの二重円です。

この月食は冬至の前日ですね。大震災発生時、トランジットのノード軸が月食(牡羊ポイント)の上に重なっています。そして、トランジットの天王星が日食に対してピッタリ90度で、牡羊座へのサイン移動直前です。

次は、1994年11月の日食図と2か月半後の阪神淡路大震災時のチャートの二重円です。

蠍座10度の日食にトランジットのノード軸がのっていて、注目すべきはここでも冥王星が射手座へのサイン移動直前です(当日の夕方射手座に入る)。射手座0度で火星とのスクエアを形成し、圧縮されていた冥王星の力を大放出しているような感じですが、その後逆行してふたたび蠍座に戻ります。なので、3回サインを移動します。

大震災時には太陽と天王星のコンジャンクションに対して月がオポジションで満月でした。

自分のチャートで見つけた事例をご参考までにご紹介します

1991年7月の日食図と、1993年2月にシンガポールに移動した日のトランジットの二重円です。

私は1991年5月に結婚したのですが、その2か月半後に蟹座18度で日食でした。私の月は山羊座18度なので、日食とノード軸が180度上で超ピッタリ重なっています

そして、その約1年半後に仕事を辞めてシンガポールに移動したのですが、その頃、トランジットの火星が日食度数の蟹座18度を行き来し、飛行機で飛び立った翌日に、トランジット天王星と海王星が山羊座19度でコンジャンクションでした。ちなみに、私のチャートで天王星は3ハウス(移動)ルーラーで在9ハウス(海外)、海王星は4ハウスルーラー(居場所)です。

トランジット天王星と海王星は、私の月にコンジャンクションだったので、それだけでも強い表示と言えますが、日食の存在も効いているのかな、と思います。強力な日食や月食の影響は3年半ほどに及ぶ、と聞いたことがありますが、個人のチャートへの強力な日食・月食も数年に及ぶのかもしれません

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日食や月食は、現実世界の中に大きなエネルギーが持ち込まれる通路であり、区切り目なのでしょう。そこに蒔かれた種は水面下で成長して、その後のトランジット(火星、土星、その他の天体、ノードなど)が引き金となり、現実世界で現象となって表れるのかなと思います。

先日の蟹座0度の日食で蒔かれた種が、今後どのような事象として表れるのか、また、個人のチャートだけでなく国のチャートではどうかなど・・・検証を続けたいと思います。

今回は、記憶に残る大きなできごとをチェックしてみましたが、社会・個人に関わらず、何か興味深い事例があればぜひ教えてください!

★天体のサイン移動(29度での吐き出し)について、よろしければコロナとスペイン風邪〜天体のサイン移動と29度の吐き出し~もどうぞ。

★日食・月食について、Celeste Teal氏の著書である『Eclipses』をまとめた記事日食・月食について その①~ノードのパワーとトランジットの影響~もどうぞ。

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