去年の夏、ふと思い立ってイギリスの占星家であるBernadette Brady先生による『プログレスの月』のオンラインセミナーに参加しました。
大きなチャレンジでしたが、18歳の娘から「いいんじゃね?」と背中を押してもらって(笑)思い切ってみました。結果、それは自分にとって想像を超えるよい学びとなりました。
以来、『プログレスの月(相)』という長期(約29年周期)の強力な流れについて、セッションに取り入れるようにしています。
バルサミック・ムーンのタイミング
プログレスとは天体の1日の動きを1年として考えるので、45才の人であれば生後45日目の太陽と月、その他の天体配置からその年の流れを予測します。
『プログレスの月』というのは、その中で月(と太陽)の動きに注目します。
ちなみに、同じ学年であっても、どの月相のときに生まれたかで、プログレスのサイクルは全く違ってきます。
偶然かもしれませんが、『バルサミック・ムーン(鎮静の月)』と言われる新月前、あるいは新月のタイミングでセッションを受けに来られる場合がとても多いと感じています。
新月満月のサイクルは、人が知る限り永遠に繰り返されていますが、人の生死というのは、例えるなら、繰り返される月の満ち欠けの流れにダイブして、流れに乗って生き、そして死ぬときにその流れから抜けていくと言えるでしょう。
月相図
次の図の『Balsamic』と書かれた時期が『バルサミック・ムーン』【終わりー整理】のときで、約3年半ほど続きます。
『バルサミック』とは、『New Moon(新月)』で種をまくために、断捨離をしたり不要になったものごとを終わらせたりするのに相応しい時期です。
言ってみれば、畑を更地にするようなものですね。次のサイクルに向けての人生の整理整頓です。
プログレスの月の実感
バルサミックの時期にはモヤモヤしたり、頭の中が混乱したり、今までやってきたことから気持ちが離れたり。。。と、自分でも整理がつかない感じになる場合が多いようです。
プログレスの月は【感情】を表すので、外からはわからなくても実感として強く働きます。
なので、ご相談にこられた方に、今は27年のサイクルの新月前なのだということをお伝えすると、納得されたり、モヤモヤの理由がわかって今やるべきことに自信をもてたりするケースが多いです。
バルサミックや新月の時期でなくても、
「サイクルを知ることができて良かった」
「新月のときに結婚してこどもが生まれて、人生が変わりました。。」
「新月の種を今育てているのですね~」など、
プログレスの月のサイクルは【感情】のサイクルとしてわかりやすいと思います。
イギリスのヘンリー王子の場合
有名な方の実例としてヘンリー王子にあたりをつけたら、ビンゴでした…。
イギリス王室は「ヘンリー夫妻は2020年3月31日をもって、王室の公務から引退する」と発表していますが、王子は2020年5月に『バルサミック・ムーン』の時期に入っています(2023年7月に新月)。
文字通り、今までのしがらみを整理して新たな種まきの準備をする時期に入ったのですね。
前回の新月前後は、ダイアナ妃とチャールズ皇太子が別居から離婚に至っています。そこから約29年経った今、次のサイクルはどのような人生にしたいと感じておられるのでしょう。
混沌とした中であっても、深い感情とともに何か大きなビジョンを描いておられるのではと想像します。
ちなみに、メーガン夫人は1年後にプログレスの満月(実りのとき)を迎えます。ヘンリー王子とはサイクルがほぼ真逆ですね。メーガン夫人の視点からはまた別の感情のサイクルが見えてくるのでしょう。
あらためて、プログレスの月の表示は強力だなと思います。
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ご自分のプログレスの月の流れについて知ると、人生の大きなサイクルを俯瞰してみることができます。それは、より大きな目標の設定をするときにもとても役立つと思います。
セッションではプログレスの月のグラフを差し上げていますので、ご興味のある方は、どうぞお気軽にご相談くださいね!
【参考記事】
プログレスの月とノード軸~人生のサイクル~
プログレスの月②~山口百恵さんの引退~
プログレスの月③~バイデン氏の場合~
プログレスの月➄~エリザベス女王と土星の話~
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