射手座の新月(2022年11月24日)からの星模様

今年も残すところあとひと月となりました。今のうちに少しずつ家の中の片付けや掃除を済ませておきたいですね~。

2022年11月24日~12月23日までの星模様です。

射手座の新月

2022年11月24日午前7時57分、射手座2度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向

蠍座の限られた人や場所への執着から離れ、広い世界へ自由な探求の旅に出る。

射手座(火の柔軟サイン)が象徴するのは・・・
自由、広大さ、遠方、上昇、未来志向、探求、熱意、善意、寛容、正直さ、道徳、信念、精神性、楽観主義、幅広い興味、抽象的思考、遠大なビジョン、高等教育、出版、海外旅行、放浪、冒険、宗教、慈善活動、聖職者、法律関係者、教授、ギャンブラー、良くも悪くも拡大していく、大げさになる、臀部、太腿など

新月からのメッセージ

霧が少しずつ晴れて目の前に道が開け、理想とする未来が見えてくるでしょう。これまでのしがらみから開放されて、自由を感じ、気持ちが大きくなりそう。

射手座は「摩擦の火」。コミュニケーションも活発になり熱を帯びていきます。ただし、誤解や思い込みが起きやすく争いに発展しがちなので要注意。相手をサポートする気持ちが大切でしょう。

ものごとは前進し始めますが、本格的なスタートの前に、救済、犠牲、混乱、信念の揺らぎ、あるいは壮大な幻想など、「大きな波」を乗り越える必要があるかも。

この新月では・・・

★未来のどのような景色、どのような自分に心が熱くなりますか?

と自分に問うてみてはいかがでしょうか

新月チャートの主なポイント

次のポイントに注目してみました。

  • 新月は12ハウスで起こり、水星・金星とゆるく合
  • 火星が海王星とスクエア、ディセンダントに合
  • 土星が天王星とスクエア、火星とトライン
  • 新月のサビアンは「白い波の帽子に覆われた大洋」

また、

  • 木星が順行に転じ、完全に牡羊座入り
  • 逆行中の火星が双子座を活性化

① 新月は12ハウスで起こり、水星・金星と合

水星はコミュニケーションや思考、金星は美や愛情を示しています。

新月とともに水星・金星も射手座にあって、精神的な理想を追い求める傾向が強まりそう。

遠くのゴールに集中して、目の前の細かい作業や義務・ルールを怠ったり、楽観的になり過ぎて大風呂敷を広げたり、口を滑らせたりするかもしれません。

また、双子座の火星と相まって、突然に何らかの意見や主張(善意、道徳、宗教、法律などに関わる)が煽られてヒートアップしそう。

東京チャートで新月は12ハウスで起こり、隠れた場所、隠れた人々、隠れたものごと、あるいはネット上の世界などにおいて、そのような傾向が目立ち、混乱を招く恐れがあるでしょう。

② 火星と海王星がスクエア、火星はディセンダントに

火星は10月30日~来年1月13日まで双子座を逆行中。そして、来年3月下旬頃まで双子座を運行して海王星とスクエアを形成します。

火星の「逆行」と「海王星とのスクエア」は、夢の実現の可能性もありますが、誤解や妄想により迷走しものごとが期待通りに進まない傾向も示しています。

この期間は、火星の弱い面 ‐‐暴力による犠牲、強さへの幻想、受動的な攻撃性、誘惑に惑わされる、自信の喪失など‐‐ の体験を通して、力の使い方について各々が学ぶときかもしれません。

海王星はものごとを霧に包む影響があることを意識して、見た目に惑わされず、思い込みに注意すると「夢の実現」も夢ではなくなるでしょう。

東京チャートで火星は7ハウスカスプにあり、とくに外交関係にそのような影響が表れる可能性。

また、火星&海王星のポジティブな使い方としては、

  • ひらめきや美意識に従った言動
  • 弱者をサポートする行動
  • 美を競うスポーツや芸術

などが考えられます。

火星のミッド・ポイント

火星は次のミッド・ポイントを形成しています。

火星=(海王星)=天王星/冥王星

巨大なエネルギー、熱狂、強制など、火星のエネルギーが極度に強まっていますね。

そこに海王星が関わり、夢、インスピレーション深く研究・調査することや、相手に共感し理解することが必要になります。

火星のサイン移動など

火星は、来年3月25日に、7ヶ月ぶりにサインを移動して蟹座に入ります。そして、3月には土星と冥王星もサインを移動します。

最後の度数である29度は各サインの吐き出しと言われていますが、3月には、例えば、

双子座(コミュニケーション、情報)
山羊座(社会的権威、制限)
水瓶座(反抗、変化)

などに関わる象徴的なできごとの「大放出?」があるかもしれません。

それによって、変化の兆しが見え始め、ものごとには一旦何らかの落としどころがありそう。

③ 土星と天王星がスクエア

2021年初め頃から形成された土星と天王星のスクエアは、2022年11月8日の皆既月食(牡牛座16度)にピッタリと重なったあと、次第にスクエアから離れていますが、まだ影響は続いているでしょう。

土星vs天王星が示す、「現状打破」「権威に対する反抗」「削ぎ落し・シンプル化」の動きの中で、不必要な関係を終わらせて新たな関係を築いたり、制限を乗り越えて自由を獲得した(しようとしている)方も多いのではないでしょうか。

2023年3月には、順行に転じた天王星が【食度数】である牡牛座16度をふたたび通過し、ものごとに大きな変化をもたらす可能性があります。

引き続き、独立・自立・断捨離などのチャンスがあるでしょう。

④ 新月のサビアン

射手座2度(数え)のサビアンは・・・「白い波の帽子に覆われた大洋」

上昇する火のエネルギーが大衆に広がります。人々は湧き上がる高揚感や興奮を爆発的に表現し、お互いをさらに鼓舞します。

その他の動き

この期間の、その他の天体の動きを見てみました。

① 海王星と木星が順行に転じ、木星が牡羊座に移動

射手座新月のルーラーである木星は、新月とほぼ同時に順行に転じ、12月20日には完全に牡羊座入りします。

木星が最初に牡羊座入りした5月頃からあたためてきたこと、仮に始めたことなどが、順調に動き始めるでしょう。

そして、「12月22日の冬至」は大きな切り換えポイントなりそう。

★ 海王星も12月4日に順行に転じます。12月の中旬頃は、「魚座29度の木星」の影響により「この12年間の総まとめ」を象徴するようなできごとがあるかも?!

② 火星が食度数を通過

火星は逆行しながら、11月30日、12月10日、12月19日頃に、食度数(双子座19度、射手座15度、射手座12度)に2回目の合/オポジションを形成し、射手座-双子座の軸を活性化していきます。

関連する食が起こったのは、2020年6月~2021年12月の頃なので、当時のできごとに関連して、対立によりものごとが始まる可能性があります。

例えば、

射手座が象徴する「宗教、法律、(高等)教育、海外、報道、(遠方)旅行」や、

双子座が象徴する「通信、情報、マーケット、交通、(初等)教育、ゴシップ、(近場の)旅行」など。

それらに関する問題が、さらに提示されることが考えられます。双子座の火星で、スピード感のある変化を伴い、あっという間に広がる感じ。

全体的に、この期間はスピード感高揚感、熱気が感じられるでしょう。久しぶりに心と身体を思いきり解放できそうですね!

・・・

では、次に満月を見てみましょう。

Myriams-FotosによるPixabayからの画像

双子座の満月

12月8日午後1時8分、双子座17度(数え)での満月です。

キロンー牡羊座12度

満月について

新月は種まき、満月は収穫と言われています。

新月で太陽からエネルギーを受け取って、満月に向けてそれを形にする/実現させる。そして、満月から次の新月にかけて月のエネルギーが空っぽになっていく(by松村先生)。

また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、という喩えもあります。

そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。

双子座の満月チャートのポイント

次のポイントに注目してみました。

① 月に火星が合、海王星がスクエア、土星がトライン

満月は3-9ハウスで起こり、3ハウスの双子座の月に火星がぴったりと合で、コミュニケーション、情報の収集、ゴシップなどが活発になり、人々はありとあらゆる情報に興味を持ち収集して人々に知らせます。

ただし、身の周りの「事件」に衝動的に関わったり、言葉による攻撃には要注意

また、月に対して魚座の海王星と木星がゆるくスクエア、水瓶座の土星がトラインを形成。

木星は魚座の29度で「雑多な情報の洪水」のような状況になるかもですが、最終的には、情報の整理・コントロールができるでしょう。

また、国内、海外への旅行も楽しめそうですね。

② 食度数

2020年6月には、射手座15度で月食がありました。

今回の双子座16度の満月は、その食度数にオポジションであり、さらに火星も伴っていて緊張感が高まります。

③ ミッド・ポイント

双子座満月では、どんなことが人々の興味・関心を引くでしょうか。ミッドポイントを見てみました。

牡羊ポイントの木星=水星/金星

理想の拡大、宗教、美学、芸術、出版などに関わる分野やできごとに、注目や関心が集まるでしょう。

④ 満月のサビアン

双子座17度(数え)のサビアンは・・・「知力の頭に溶けていった健康の頭」

健全で開かれた精神は、沢山の異なった考えを吸収し、より高次のマインドへと変化していきます。成熟した思考、知性、直感を使い、自分の行動の結果と責任を引き受けます。

・・・

射手座の新月では、自由闊達な精神で未来の理想のビジョンを描きましたが、双子座の満月では、その目標のために必要な情報を、心をオープンにして、偏見なく、善悪に関わらず収集して、人にも伝えます。旅行など「移動」もとてもよい刺激になるでしょう。

★周囲の人に、どのような面白い情報を伝えて驚かせたいですか

全体の動き ~まとめ~

射手座新月(11月24日)~山羊座新月(12月23日)までの全体の動きをまとめてみました。

月が緊張のアスペクトを形成するときを赤字で、サポート的なアスペクトを形成するときを青字で記入してみました。また、その他緊張感のある期間には赤線を引いてあります。

月ができごとや感情の引き金となることについて検証してみてはいかがでしょうか。

・・・

11月24日、射手座2度(数え)での新月・・・種まき
・11月24日、木星が順行へ(魚座28度)

・11月25日、射手座の月-火星-海王星

・11月28日、山羊座の月-冥王星

・11月29日、水瓶座の月-土星-天王星火星-土星(トライン)

11月30日、上弦の月(魚座9度、数え)・・・発展
・11月30日、水星-火星(オポジション)

(11月30日頃、火星が食度数を通過)

★12月1~2日、魚座の月-海王星・木星-火星-水星・金星
・12月1日、金星-火星(オポジション)

・12月4日、牡羊座の月-冥王星
・12月4日、海王星が順行へ(魚座22度)、金星-海王星(スクエア)

★12月6日、牡牛座の月-天王星・ノード-土星

・12月7日、水星が山羊座へ

12月8日、満月(双子座17度、数え)・・・収穫
★12月8日、双子座の月-火星

★12月9日、双子座の月-海王星・木星-水星・金星
・12月9日、金星-木星(スクエア、射手座・魚座29度)

・12月10日、金星が山羊座へ

(12月10日頃、火星が食度数を通過)

・12月11日、蟹座の月-冥王星月ー海王星・木星

・12月13日、獅子座の月-土星-天王星

・12月15日、乙女座の月-火星月-水星・金星-天王星(グランドトライン)
・12月15日、太陽-海王星(スクエア)

12月16日、下弦の月(乙女座25度、数え)・・・成熟・衰退
★12月16日、乙女座の月-海王星・木星-太陽月ー冥王星

(12月19日頃、火星が食度数を通過)

・12月20日、蠍座の月-天王星・ノード土星
・12月20日、木星が牡羊座へ

12月22日、冬至
・12月22日、射手座の月-火星、太陽-木星(スクエア)

12月23日、山羊座2度(数え)での新月・・・種まき

・・・・・

後記:
射手座1度で思い出されるのはスキー選手の三浦雄一郎氏、1932年10月12日生まれ(Wikipediaより)です。三浦氏は、世界七大陸最高峰全峰からの滑降を成功させ、エベレスト最高齢登頂者としての記録も持っています。

お昼の12時でホロスコープを作ると、射手座の1度で金星と火星が合。冒険、チャレンジ、スピード、高さ、恐怖、それらを楽しむという感じですね。

周囲の多大なるサポートあってのことと思いますが、困難に挑む心は永遠にヤングなのですね~!

参考記事:
2022年(1月~12月)の星模様
2022年(1月~12月)の星模様~12のチャート~

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