暦の上では、穀雨(4月20日)から立夏(5月5日)の頃になります。穀雨の時期は、何事も溜め込まず、考え込んだときは鼻歌などで発散すると良いですね。立夏は活動の時期に入ります。準備してきたことを形にしてみましょう。
2026年4月17日~5月17日までの星模様です。

牡羊座の新月
4月17日午後8時52分、牡羊座28度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向
魚座が感じ、理解し、全てを受け入れるのに対して、牡羊座は直感にしたがって率直に行動します
牡羊座(活動宮、火のサイン)が象徴するのは・・・
新たな始まり、一番であること、競争、パイオニア、活力、行動、勇気、熱意、大胆さ、迅速な決断、正直さ、衝動性、せっかち、スピード、未熟さ、無謀さ、個人プレイ、継続が苦手、「頭」に関すること、など
新月からのメッセージ
新月チャートでは6天体が牡羊座に集合し、「スタート」「決断」の衝動が高まっています。新年度の幕開けとともに「先陣を切りたい」「自己を表現したい」という衝動が強まるでしょう。そこには、新月にピッタリと重なるキロンが示す「痛みを通じた刷新」というテーマが織り込まれています。特に子育て、教育、創造的な活動において、停滞していた問題が癒され、新たな形へと生まれ変わるタイミングとなるでしょう。
火星、土星、海王星、水星も牡羊座で集合し、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような、少し窮屈な感覚があるかもしれません。「早く進みたい」という情熱が、現実的なルールや責任感に抑えられ、ストレスを感じやすい時期です。また、コミュニケーションにも混乱(嘘や誤解)が起こりやすいでしょう。ですが、この「思い通りにいかない問題」こそが大切です。くすぶっている熱意を、勢いだけでぶつけるのではなく、冷静にコントロールすることで、難しい問題も着実に解決へと向かわせる力が育ちます。
特筆すべきは天王星の動きです。牡牛座の最終度数で「豊かさや資源」の総決算を行った後、4月26日に双子座へと完全に移動します。これにより、情報、通信、AI、教育といった「コミュニケーション」に関わる分野で驚異的な革新がさらに進みます。私たちが「当たり前」だと思っていた常識が、驚くようなスピードでさらに塗り替えられていくでしょう。変化を怖れたり不安に感じるかもしれませんが、目まぐるしい情報の中で「自分にとっての真実」を見極める目を持つことが重要になります。
この期間は、火星や土星が「食」の度数を通過するため、慎重な判断が求められます。ですが、それは同時に長年の課題を成熟させ、解決へと導く貴重な機会でもあります。外側の騒音に惑わされず、内面を整えつつ、あらゆることへの興味と広い視野をもって生活したいものですね。
★どんな計画を練っている、または、実行していますか?
★4月20日に、太陽は牡羊座(上に向かう「火」サイン)から牡牛座(下に向かう「土」サイン)に移ります。主要なテーマは、「純粋さ、勇気、一番であること」から「維持、安全、構築」へと変わっていくでしょう。
新月チャートおよび一か月間(次の新月まで)の主なポイント
次のポイントに注目しました。
- 新月はキロンと合、牡羊座に6天体
- 海王星、水星、火星、土星が4ハウスで合、冥王星がセクスタイル
- 冥王星にジュノーが合
- 牡羊座の天体群に蟹座木星がスクエア
- 天王星がDCに合
- 天王星は牡牛座29度
- 天王星が双子座に移動
- 天王星とアラブの春
- 天体の逆行
- 天体の食度数の通過
- ミッド・ポイント
- 新月のサビアン「落胆させられた大聴衆」
① 新月はキロンと合、牡羊座に6天体
牡羊座の新月は5ハウスで起こり、キロンが合を形成。
4ハウスの天体と合わせて、牡羊座に7天体(キロンを含む)あります。
牡羊座には、「スタート」「先陣を切る」「リーダーシップ」、あるいは「競い合い」という意味があります。
なので、牡羊座に天体が集中すると、誰が先手を打つか、誰がイニシアティブを握るか、など、あらゆる場面で一番乗りするために争うのかもしれません。
特に、火星も牡羊座にあり、その意味が重複して強調されています。
新年度が始まり、自己アピールが必要となるなど緊張感が高まる時期でもあります。
4・5ハウスの天体集中は、国土、自然環境、資源、農業、あるいは、エンタメ、アート、スポーツ、投機、こども、子育てなどの分野において、「何かを始める」「自ら先頭に立つ」動きが活発になりそう。
人々の関心は、自分たちの暮らしの安全・豊かさや娯楽など、生活に密着したものごとに向けられるでしょう。
また、新月にキロンが重なるのは、傷、障害、癒しなどの意味が、5ハウスが示す分野で強く表現されるのかもしれません。
キロンは、土星(現実)と天王星(破壊)の橋渡し、あるいは、冥王星の小型バージョンとも言われています。
例えば、こどもや子育てに関する停滞していたものごとが、痛みの中で刷新される、あるいは、解決するのかもしれません。
海王星、水星、火星、土星が4ハウスで合、冥王星がセクスタイル
4ハウスでは、牡羊座の海王星と土星の間に、水星と火星がギュッと挟まれる形で合を形成。
水星(コミュニケーション)と火星(行動、対立)が、土星(制限、野心)と海王星(幻想、困惑)の強い影響下にあると言えます。
ルールとその崩壊の中で、話合いは激化(水星・火星)し、言葉は嘘になり(水星・海王星)、エネルギーの抑制(火星・土星)は大きなストレスを生むでしょう。
特に、牡羊座のルーラーである火星(火に「火」をくべる)と、牡羊座は居心地が悪い土星(火に「土」をかぶせる)が合になるのは、牡羊座の表現がかなり難しくなりそう。
土をかけられた火はくすぶり、でも消えずに、チラチラと赤い炎をのぞかせて再び燃え上がろうとしている。
あるいは、頭を抑えられつつも、その下で虎視眈々と逆転を狙っている、と言う感じでしょうか。
全ては「好戦」モードにあります。
そこに、水瓶座の冥王星がセクスタイルを形成し、スケールの大きなお金と権力が動くかもしれません。
霧の中で方向性を見失い、アクセルとブレーキの調整も難しい状況で、ものごとを上手く運ぶには忍耐力と冷静さが必要となるでしょう。
もしも、火星の勢いを「コントロール」できれば、難しい局面を建設的に解決できる可能性があります。
参考までに、4天体が合を形成するのは・・・
- 4月13日、火星と海王星が合(牡羊座2度)
- (4月17日、火星と冥王星がセクスタイル)
- 4月17日、水星と海王星が合(牡羊座2度)
- (4月19日、水星と冥王星がセクスタイル)
- 4月20日、火星と土星が合(牡羊座7度)
- 4月20日、水星と土星が合(牡羊座7度)
- 4月21日、水星と火星が合(牡羊座8度)
新月から数日間は、牡羊座の2~8度前後に天体が集合してヒートアップしそう。
★ちなみに、牡羊座の海王星は、石油、水、海、宗教(海王星)に関わる戦争(牡羊座)とも言えるかも。
冥王星にジュノーが合
4月20日、水瓶座の冥王星にジュノーが合を形成。
ジュノーは権利の主張を示していて、ここでは、水瓶座の冥王星が表す「民衆の反抗」が極度に高まることを示しているかもしれません。
さらに、同じ日に、土星、火星、水星が合になり、冥王星とセクスタイルを形成。
火と風のエネルギーが高まり、外部に向けて噴出する可能性があります。
② 牡羊座の天体群に蟹座木星がスクエア
牡羊座の天体群に蟹座木星がスクエア(サインとして)を形成しています。
蟹座の木星には、「コピーして大量に増やす」「胃袋に飲み込んで一体化させる」などのイメージがありますが、それは、牡羊座が次々と生み出すアイデアを排除するかもしれません。
あるいは、蟹座の木星を「大きな幼稚園」とすると、牡羊座の天体群は「入園したての個性豊かでやんちゃな園児たち」とも言えます。
園児たちの純粋で突拍子もない思いつきは、幼稚園の懐の大きさによって、生かされたり潰されたりするのかもしれません。
なので、この新月の牡羊座のエネルギーを活用するには、大きな枠組み、広い視野、長い目でものごとを捉える必要があるのでしょう。
- 4月27日、水星と木星がスクエア
- 5月5日、火星と木星がスクエア
この期間は、多くのアイデアを打ち上げるために、拠点を拡大したり、人手を増やしたりする必要があるでしょう。
③ 天王星がディセンダントに合
天王星がディセンダントに合を形成し、対人・外交関係において、反抗的な態度に出る、あるいは、突然の予期せぬ変化が起こる可能性。
日本は、他国との関係において、これまでとは違う思い切った態度をとるのかもしれません⁈
天王星は、一足先に水瓶座に入った冥王星、牡羊座に入った海王星と小三角を形成。
共に時代の流れを牽引しつつ、牡牛座での最後の仕事を一気に仕上げるかのようです。
天王星は牡牛座29度
牡牛座を天王星が運行中は、牡牛座が示す「もの」「こと」の価値、値段、資源、食物、自然環境などが、突然に、極端に、変化することを示していたと考えられます。
4月6日~26日、天王星は牡牛座の最終度数(30度、数え)を運行しており、価値の変動が極点に達しているとも言えるでしょう。
この度数では、「もの」が大放出されることで値段が暴落するのが自然な流れですが、現在は、その反対に、「もの」の放出が極度に制限されることで値段が暴騰していると言えるかも。
牡牛座最終度数の天王星は、「もの」が、あるいは、「ものを持つ」か「持たない」かが状況を大きく左右し振り回すことを、派手に表現し尽くそうとしているかのようです。
牡牛座は不動宮であり、これまで、グッとため込まれていたものが一気に吐き出されて、現状を覆すほどのパワーがあるかもしれません。
- 4月24日、金星と天王星が合を形成(牡牛座29度)。
2日後に天王星が双子座に入る直前の牡牛座金星との合です。太陽も牡牛座の始めを運行中。まさに「豊かさ」の象徴の総決算的な表示と言えるでしょう。
④ 天王星が牡牛座から双子座に入る
4月26日、昨年の7月から牡牛座と双子座を行き来していた天王星が、いよいよ完全に双子座に移動します。
天王星が双子座に入ると、
双子座が示す「思考、情報、通信、交通、流通、教育、機器、神経系」など、あらゆるコミュニケーションに関わるものごとについて、
天王星が示す「革新、発明、解放、驚くべき変化」が、
「ハイスピード」で起こると考えられます。
さらに、天王星が双子座に入ると、水瓶座の冥王星と(サインとしても)トラインを形成します。
冥王星にとっては、運行中の水瓶座の「大家さん」である天王星と手を取り合うことになり、水瓶座的な価値観の抜本的改革が加速すると考えられます。
水瓶座は「テクノロジー、科学、AI、宇宙」などを示していて、
確かに、「AI」があっという間にごく身近なツールになったのは驚きですね。
天王星のはたらきは、旧くなった枠組み(土星)を壊すことにあるので、次の7年間で、コミュニケーションの方法やあり方が、刷新されることは間違いないでしょう。
人間の神経系に限りなく近づくとすれば、思っただけでAIが勝手にメールを送るとか、AIが病気を発見してくれるとか⁈でしょうか。
でも、これも想定範囲内なので、それを越える状況になるのかもしれません⁈
天王星は水星のハイオクターブと言われていて、宇宙から降ってきたアイデアを誰かがキャッチするのかもしれません⁈
とにかく、日常生活のスタイルや常識が、あっという間に塗り替えられるのでしょう。
今後は、ますます、「人間とは何か」が問われることになりそうですね。
★天王星が前回牡牛座から双子座に入ったのは、1941~1942年。1941年12月には真珠湾攻撃があり太平洋戦争へと突入しました。また、1942年8月にマンハッタン計画が正式に発足しています。
天王星とアラブの春
天王星は、2018年5月~2019年3月以来、約7年間牡牛座を、
2010年5月~2011年3月以来、約7年間牡羊座を運行しました。
牡羊座を何らかのスタートとして振り返ると・・・
2010年~2011年には「アラブの春」が始まりました。
これは、アラブ世界で発生した大規模な反政府デモを中心とした民主化運動の総称。
最初は、民主化への期待で始まりましたが(牡羊座・HOT)、その衝撃への反動と混乱に対する防衛反応が起こり(牡牛座・COLD)、現在は強権政治への回帰や内戦が起こっていると考えられます。
したがって、天王星が双子座(HOT)に入ると、再び民主化への動きが活発化し、その思想が拡散する(風サイン)のかもしれません。
➄ 天体の逆行
- 5月7日~10月16日、冥王星が逆行します(水瓶座5度→3度)
逆行は「見かけ上」の動きではありますが、人間の判断や行動、世の中の状況に少なからず影響を与えると考えられます。
特に、順行/逆行に転じる「留」の期間(天体が止まって見える)は、その度数が強調されることもあり要注目です。
ただし、冥王星はもともと動きが遅いので、出生図において、「水瓶座5度~3度」前後に合またはハードアスペクトを形成する天体や軸がある場合は、大きな影響を受ける可能性が高いでしょう。
⑥ 天体の食度数の通過
この期間は、火星、土星、海王星が食度数を通過し、重要な期間と言えます。
・火星は、4月14日~4月26日前後に食度数「天秤座5度」「牡羊座9度」「天秤座10度」、5月2日~5月21日に食度数「牡羊座19度」「天秤座21度」「牡羊座29度」と、次々に合/オポジションを形成します。
火星は対立を引き起こし出来事のトリガーになります。土星と共に食を通過するため、重要な期間であるとともに、慎重さが必要になります。
・土星は、この期間を通して、食度数「牡羊座9度」「天秤座10度」に合/オポジションを形成。
食度数を土星が通過するときは、課題の成熟や解決の機会が訪れるとても重要なタイミングと言われています。
・海王星は、この期間を通して、食度数「天秤座5度」オポジションを形成。
食度数を海王星が通過するときは、ものごとに霧がかかり、現実と想像の区別がつかなくなる可能性があります。嘘や裏切り、秘密の敵の存在などに要注意。
⑦ ミッド・ポイント
次のミッド・ポイントに注目しました。
太陽・月=金星/海王星(=キロン)
- 美しい幻想
- 快楽による現実逃避
- 非現実的
新月が位置するミッドポイントで、キロンと共鳴しています。麻酔による痛みの緩和というイメージかもしれません。
ノード=土星/冥王星
- 他者と分かち合う苦しみ
サウスノードに対して、土星と冥王星がクインカンクスでYODを形成。サウスノードはゆるくMCに合。社会全体で、国土や隣国との関係における困難に対処する必要があるのでしょう。
⑧ 新月のサビアン
牡羊座28度(数え)のサビアンは…「落胆させられた大聴衆」
牡羊座26度(数え)では、「持ちきれないほどの贈り物」を所有し、27度(数え)では、「失われた機会」が「想像の中で復活」し、28度(数え)では、「大観衆」が「落胆」させられます。つまり、期待と落胆のせめぎ合いの中で、次第に事実に落胆していく体験をします。ここでは、期待は精神的・牡羊座的であり、落胆は現実的・牡牛座的とも言えます。
次の度数である29度(数え)のサビアンは「天球の合唱隊が歌っている」。ここでは、現実に落胆するのではなく、自ら歌い音楽という現実の一部となるという楽しみを見出すのでしょう。
・・・
では、次に満月を見てみましょう。

蠍座の満月
2026年5月2日午前2時23分、蠍座12度(数え)での満月です。(東京で作成)

満月について
新月は種まき、満月は収穫と言われています。
新月で、月は太陽からエネルギーを受け取り、満月に向けてそれを形にし、実現させていきます。そして、満月から次の新月にかけて、月のエネルギーは空っぽになっていきます。
また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、とも喩えられます。
新月は「新たなる始まり」、満月は「完成と解放」。そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。
満月チャートのポイント
今回の満月では、蠍座が示す「強靭さ」「極端さ」「深い感情体験」「執着」「死と変容」「秘密」などがテーマになるでしょう。
蠍座は「不動宮の水サイン」。感情(水)を一定の対象に固定させる傾向があります。
相手を注意深く観察し、信頼できるかどうか一つひとつチェックします。自分の中で「青信号」が出ると、全幅の信頼をもって自分のテリトリーに入れるのでしょう。
深い感情体験を欲するがゆえに、最終的には、命をも委ねることができるような究極の信頼を求めるかもしれません。
ただし、距離が近くなり過ぎて、相手を自分の所有物のように感じてしまうと、相手を束縛したり、嫉妬や不安、疑心暗鬼が生じて感情に振り回されることも。
深くコミットしつつも、距離感を保ち、互いに個人として尊重することが大切になるでしょう。
★満月チャートについて、次のポイントに注目しました。
- 月に冥王星がスクエア、木星がトライン
- 月、金星、土星でYODを形成
- 木星に火星と水星がスクエア
- 水星にキロンが合
- 天王星、海王星、冥王星が「火と風」の小三角
- ミッド・ポイント
- 満月のサビアンは「大使館の舞踏会」
① 満月と冥王星がTスクエア、木星がトライン
蠍座の月-牡牛座の太陽に対して、水瓶座の冥王星がTスクエア。
そして、月に蟹座の木星がトラインを形成。
蠍座のルーラーである冥王星が、蠍座の月(8ハウス)にスクエアを形成し、人間関係の癒着、相手の資源への執着や依存、そこから生じる圧力や強制力などを示しているかもしれません。
月に対して、さらに、蟹座木星がトラインを形成し、Tスクエアの緊張を緩和してサポートしています。
木星は5ハウスにあり、娯楽、芸術、スポーツ、投機などの分野における広がりを示しますが、木星は蟹座にあり、「こども」「育てる」「ケアする」という側面が強調されるでしょう。
月と蟹座木星の組合せは、寛大さや包容力を示しますが、甘さや緩さによる「いい加減」「自立心の欠如」の面も見られるかもしれません。
支配星を追うと、蟹座木星→蠍座月→冥王星へとつながり、蠍座の満月は、甘さ(木星)と圧力(冥王星)の両方の影響を受けていると言えるかも。
② 月、金星、土星でYODを形成
月、金星、土星で、月を頂点とするヨッドが形成されています。
牡羊座土星と双子座金星のはたらきは、月の欲求を満たすことに特化される、という感じでしょうか。
満月チャートで、蠍座の月は、甘えられる環境にいながら、そこからの離脱をつきつけられているかもしれません。
双子座金星と牡羊座土星は、外交的で変化に富んだコミュニケーションを戦略的に実行することで、蠍座満月の重苦しさに軽やかさを加えるでしょう。
★蠍座満月にスクエアで緊張を与えている冥王星ですが、金星と土星とは小三角を形成。間接的に月をサポートしているようにも見えます。「風」の知性や軽やかさが必要なのでしょう。
③ 木星に火星と水星がスクエア
【新月② 牡羊座の天体群に蟹座木星がスクエア】も参照。
特に、火星と木星は、5月5日(満月の3日後)に正確にスクエアを形成します。
火星と木星の組合せは、活力の増大を示しています。
火星はホームサインの牡羊座にあり、火星本来の行動力、決断力、純粋さが発揮されています。
木星も居心地のいい蟹座にあり、大家族の母のように家族全員を気にかけてお世話をしてくれる感じでしょうか。
なので、この組合せは火星が伸び伸びと活動範囲を広げていく可能性があります。
ですが、家から出たい火星を母が家の中に囲ってしまうと、火星は家の中で暴発する可能性があるかも。
火星は、海王星、土星と共に、1ハウスにあり、国民や世論の様子を示していると言えそう。
水星にキロンが合
また、水星も木星とゆるくスクエアで、今回の新月の度数(牡羊座28度、数え)上で、キロンと合を形成しています。
水星と木星の組合せは、コミュニケーションの拡大。
新月で起こった、あるいは、決められたものごとが、人々に広く知らされる可能性があります。
キロンがピッタリ合で、それは痛みを伴う解放や癒し、
あるいは、鋭い批判や批評として表現されるかもしれません。
④ 天王星、海王星、冥王星が「火と風」の小三角
4月26日に、天王星が双子座に完全に入り、
今後約4年間、天王星、海王星、冥王星が「火と風」の小三角を形成しながら度数を進めていきます。
生活、環境、社会において、ものごとの変化のスピードは、さらに加速していくでしょう。
個人においても、サインの始め~前半に重要な天体や軸などが多い場合、特に人生が変化する可能性が大きいでしょう。
天王星は「独立、革新、変化、反抗」、海王星は「理想、精神性、困惑、犠牲」、冥王星は「死と再生、価値観の変革、暴露、力」などを示しています。
あるいは、
天王星は形を「壊し」、海王星は「溶かし」、冥王星は地の底から「復活させる」、という感じでしょうか。
水瓶座の冥王星からは、旧くなった権威・システムへの反抗、不可抗力のできごととの遭遇などを通して、独立した人間の真の姿への変容を求められるかもしれません。
現実をキープしたい場合は痛みの体験となりますが、、
「復活・リボーン」というワードを頭の片隅に置いておくと、追い詰められたときに何かの参考になるでしょう。
➄ ミッド・ポイント
以下のミッドポイントに注目しました。
水星=木星/冥王星(=キロン)
- 説得
- 影響力
- 大義の推進
今回の新月の度数(牡羊座28度、数え)にある水星に注目しました。なぜそれが必要なのかを強く訴えて人々を説得します。キロンは「痛みと癒し」「分析力」などを示し、この場合は、相手を納得させる力として現れるかも。
⑥ 満月のサビアン
蠍座12度(数え)のサビアンは…「大使館の舞踏会」
社会の中で力を持つ人々が、世界中から集まる正式な社交場です。それぞれが国や組織の代表として、駆け引きを楽しみながら人脈を広げ、何らかの目的を達成しようとするのかもしれません。
愛情を基盤とした関係ではなく、「政治やビジネス」のための出会いの場ですが、その出会いが人生を大きく発展させる可能性があります。ここでは、お互いに変容するための深いつながりを求めて、最高の自分を演出するのでしょう。
まとめ~牡羊座新月と蠍座満月~
牡羊座と蠍座は150度で調整が必要な関係です。どちらもルーラーは火星で、その異なる側面が現れるでしょう。
牡羊座は個の自己表現であり、ひらめきや内なる着火、モチベーションによってものごとをスタートさせます。起動の軸は自分自身です。原始的で本能的、純粋な初動に喜びを感じるでしょう。
蠍座は親密な人間関係を示しています。感情的なつながりに重点を置き、心を許すか許さないか、「0」か「100」かもしれません。火星の矢印を相手に向けて互いの内面に入り込もうとします。あるいは、支配するかされるか、互いの力関係を試し合い、その中で手放すことを学ぶのかもしれません。
牡羊座から蠍座への流れは、牡羊座で何かをスタートさせると、新しい環境、人々に出会います。そして、蠍座で親密な人間関係を体験します。この満月では、人間関係の癒着が剥がされる体験をするかもしれません。それは痛みを伴いますが、束縛や制限、嫉妬心などから解放されてすっきりするでしょう。罪悪感を抱く必要はありません。
★どんなシーンで深い人間関係を望みますか?
全体の動き ~月のアスペクトと主要な天体配置~
牡羊座新月(2026年4月17日)~牡牛座新月(5月17日)までの全体の動きをまとめてみました。
月が緊張のアスペクトを形成するときを赤字で、サポート的なアスペクトを形成するときを青字で、混在しているときは緑字で記入しています。また、その他緊張感のある期間には赤線を引いてあります。
月が出来事や感情の引き金となることについて検証してみてはいかがでしょうか。
★この期間を通して、土星と海王星はそれぞれ、食度数域(牡羊座9度、天秤座10度前後)または、食度数域(天秤座5度前後)の合/オポジションにあります。
(4月14日~4月26日前後、火星が食度数「天秤座5度」「牡羊座9度」「天秤座10度」に合/オポジション)
・4月20日、双子座の月-水星・火星・土星・海王星-冥王星(火と風の小三角)
・4月20日、火星-土星(合、牡羊座7度)
・4月20日、水星-土星(合、牡羊座7度)
【4月20日、太陽が牡牛座へ】
・4月21日、水星-火星(合、牡羊座8度)
・4月22日、蟹座の月-水星・火星・土星・海王星(スクエア)
・4月23日、蟹座の月-木星(合)
【4月24日、上弦の月(獅子座4度、数え)】・・・発展
・4月24日、獅子座の月-水星・火星・土星・海王星(トライン)
・4月24日、獅子座の月-冥王星・ジュノー(オポジション)
・4月24日、金星-天王星(合、牡牛座29度)
★4月24日、金星が牡牛座から双子座に入る
・4月26日、太陽-冥王星(スクエア)
★4月26日、天王星が牡牛座から双子座に入る
・4月26日、乙女座の月-ノード-金星・天王星(Tスクエア)
・4月27日、水星-木星(牡羊-蟹座のスクエア)
・4月29日、天秤座の月-金星・天王星-冥王星-水星・火星・土星・海王星(火と風のカイト)
・4月29日、金星-冥王星(風のトライン)
・4月30日、天秤座の月-水星-木星(Tスクエア)
【5月2日、満月(蠍座12度、数え)】・・・収穫
(5月2日~5月21日、火星が食度数「牡羊座19度」「天秤座21度」「牡羊座29度」に合/オポジションを形成)
・5月3日、射手座の月-天王星-海王星-冥王星(火と風のクレイドル)
★5月3日、水星が牡羊座から牡牛座に入る
・5月4日、射手座の月-金星(オポジション)
・5月4日、射手座の月-土星(火のトライン)
・5月5日、射手座の月・リリス-火星(火のトライン)
・5月5日、火星-木星(牡羊-蟹座のスクエア)
・5月6日、山羊座の月-土星・海王星(スクエア)
・5月6日、水星-冥王星(牡牛-冥王星のスクエア)
・5月7日、山羊座の月-火星-木星(Tスクエア)
・5月9日、水瓶座の月-冥王星・ジュノー(合)
【5月10日、下弦の月(水瓶座20度、数え)】・・・成熟・衰退
・5月11日、魚座の月・ノード-天王星(Tスクエア)
・5月12日、魚座の月-木星(トライン)
・5月13~14日、牡羊座の月・土星・海王星-天王星-冥王星(火と風の小三角)
・5月14日、太陽-水星(合)
【5月17日、新月(牡牛座26度、数え)】・・・種まき
・5月17日、火星-キロン(合)
★5月17日、水星が牡牛座から双子座に入る
・・・・・
後記:
先日、TEDxで竹林正樹氏の『心の中のゾウと仲良くなると、人は動く』という動画をみました。人間の感情を「ゾウ」になぞらえて、ゾウとのうまい付き合い方を分かりやすく話しておられました。わかっていてもなかなか動きだせないとき、仲間が鼻先で”そっと後押し”してくれると一歩が踏み出しやすくなる(ナッジ理論というらしい)。その法則は3つあって、①ゾウが疲れてないタイミングを選ぶ、②ゾウから選択肢を奪わない、③ゾウに話しかけるときは最初と最後をポジティブなイメージにする、というものでした。この3つがないと「ゾウ」は暴れてしまうのです。例えば、もし、こどもが学校から帰ってきてやっと宿題が終わったと思った矢先、「明日の予習はやったの?」と親から言われたら、、そりゃこどもの中の「ゾウ」は暴れますよね。。でもありがちだなと思いました(^^;) 感情を「ゾウ」に例えるのはとても納得できて、津軽弁が温かくて、心に沁みる動画でした~
参考記事:
2026年の星模様~占星術で読んでみる~
土星とノードの合(2025年4月)~日食・月食と土星の通過~
土星や冥王星のサイン移動が示す 人生の試練と変化

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