シナストリー その①

フィギュアスケート・ペアで世界中のファンを魅了したりくりゅうさんについて、二重円、コンポジット、ドラコニックチャートなど占星術的視点から見させていただきました。(あくまでも個人的意見であることをご了承ください。)

Mirosław i Joanna BucholcによるPixabayからの画像

りくりゅうペアのシナストリーいろいろ

りくりゅうペア(三浦璃来・木原龍一選手)は、ミラノコルティナ五輪のフィギュアスケート・ペアの部門で金メダルに輝き、一気に注目されましたね。

ショートプログラムであり得ないミスがあり5位に留まったのですが、フリーで歴代最高点をたたき出して逆転優勝となりました。

フリーでの演技は本当に素晴らしく、観る人の心を深い感動で満たしてくれました。

「パートナーシップ」とは何か、

お互いへの信頼や思いやり、共に切磋琢磨して支え合い、困難を乗り越えること、

その「理想の姿」をスポーツという芸術美で表現して、私たちに見せてくれたように思います。

朝の情報番組で、60代の男性コメンテイターが「おじさん、羨ましくなっちゃった」と言っていて、思わず笑ってしまったのですが、、、でも、わかる~と思いました。

誰もが、その理想像を心の奥底にもっていて、そこに響いたのだなと思います。

まさに「パートナーシップ」の真髄を表現してくれました。

(現実は、なかなか理想通りにはいかないですからね~(笑))

最近、競技者としては引退されましたが、今後はプロ・指導者としての活動が楽しみですね!

出生図の二重円

注目点がありすぎたので、ポイントを一つずつあげてみました。

お2人とも出生時間は不明なので、お昼の12時でチャートを作成しています。

① ノードのオポジション

まず、最初に目に飛び込んできたのは、ノードのオポジションです

以前、松村潔先生が、ノードがオポジションで重なることを「二匹の龍がお互いの尻尾を噛んでぐるぐる回る」様子に例えて「一緒に何度も生まれ変わる」と言われたことを記憶しています。(多分)

その通り、木原選手は「生まれ変わっても一緒にペアをやりたい」という内容の発言をされています。

協力して一緒に何かを成し遂げたいという強い目的意識により、しっかりと結びついている感じですね。

前世があるとしたら、その時にも、共に「美」的な創造作業をしていたのかもしれません。

② 金星と火星に関わるアスペクト

お互いの金星と火星が形成するTスクエア(グランドクロス?)に、木星、土星、冥王星が絡んで「困難」と「発展」、「死と再生」の意味が加わっています

苦難を乗り越えながら、不死鳥のように甦って大空にはばたく、という感じですね。

金星と火星は、ペアの天体であり、喜び、情熱、意志、活力、そして「美的表現」を示しています。

柔軟宮のグランドグロスで、まさに、相手の動きに柔軟に対応する芸術的スポーツで強みを発揮するのでしょう。

木原選手と三浦選手が、トライアルではじめてツイストリフトをしたとき、三浦選手は「体験したことのない高さ」を感じ、木原選手は相性の良さに「雷が落ちた」と感じたそうです。

ちなみに、この頃(2019年初夏)、トランジットの海王星が魚座18度、木星が射手座20度前後を運行中で、2人の金星に同時にコンタクトしていました

この出会いに感謝しかないとお互いに言っていますね。

③ 太陽と月に関わるアスペクト

太陽と月は、基本的な人間関係を表しています。

三浦選手の射手座太陽はサウスノードに合。それに対して、木原選手の獅子座太陽がトラインを形成

お互いのノードに太陽が絡んでいることも縁の深さが感じられます。太陽同士のトラインは、何かを行うときに、意識しなくても調和する面があるでしょう。

ともに火のサインで、外に向かって伝えたいものがあるのでしょう。

三浦選手は自身の「哲学」を伝えたい、そして、木原選手の太陽は獅子座30度(数え)で、熱い思いを表現し尽くさずにはいられない感じです。(三浦選手の火星がオポジションで煽っています。)

そして、三浦選手の山羊座の月は、木原選手の金星・木星とトライン、天王星・海王星と合を形成。(出生時間によりオーブは広目)

山羊座の月は、常識の枠におさまりがちですが、木原選手によって魔法がかけられて、シンデレラに変身するようなイメージがありますね。

氷の上で舞う三浦選手は、本当に美しいですよね~。

そして、木原選手の月に三浦選手の土星が合、火星がスクエア、そして海王星がトラインです

土星は「躾け」や「安定」「継続」を示していて、年齢に関係なく、木原選手は三浦選手のことをとても頼りにしていると思われます。(あるいは、年々そのようになっていくでしょう。)

また、三浦選手の火星は、木原選手の太陽と月の両方にアスペクトしていて、気が付くと元気づけられているでしょう。

そして、こちらも「夢」や「創造性」を表す海王星がアスペクトしていますね。

お互いに相手を魔法にかけて、おとぎ話の「王子様とお姫様」のように、多くの人に夢や驚き、感動を与えてくれました。

(海王星は「氷」も表しますね~。)

④ 土星と冥王星のハードアスペクト

両選手とも、出生チャートに土星と冥王星のハードアスペクトがあります

この組合せは、「大変な努力の末に困難を乗り越えて大成する」という可能性を示しています。

このハードアスペクトが、お互いに調停し合っているのも興味深いです。

特に、木原選手は、土星と水星のオポジションがあり(冥王星を加えるとTスクエア)、深刻に考え過ぎる傾向がありそうですが、

三浦選手の土星と冥王星のオポジションが、調停のアスペクトで和らげています。

努力の日々がチャートにも表れていますね。

さらに、三浦選手の天王星が、木原選手の土星に合、冥王星にスクエアで、木原選手の「変容」をがツンと後押ししているかのようですね。

以上、二重円による相性を、いくつかの側面から見てみました。

次に、コンポジットチャートを見てみましょう。

コンポジットチャート

コンポジットチャートは、2つ以上のチャートの、各天体、軸、感受点などのミッドポイントを算出して1つのチャートを作成します。

個人ではなく、2人以上の人間(人間に限らず)を合体する?とどんな表現が可能になるか、その化学反応を示していると言えるでしょう。

特徴がとても明確に現れていますね~。

チャートの主な骨格は、「太陽、火星、海王星のタイトなTスクエア」と、

そこに重なる、「金星、天王星のタイトなスクエア」でしょうか。

天秤座太陽と牡羊座火星は「他者に魅せる行動、モチベーション」、海王星は「夢、美的表現」ですね。

そして、蠍座金星と水瓶座天王星は、「親密な人間関係、革新、独創性」を示しています。

天秤座の水星とキロンも太陽に合でTスクエアに加わり、他者に働きかけることを常に考えるのでしょう。

美的、個性的な表現に特化されたチャートのように見えますね。

穏やかで調和的なチャートというより、ピンと張り詰めた緊張感があります。

木星と土星のトラインは、組織をつくり運営するビジネス的な可能性も示しているでしょう。

コンポジットチャートのミッドポイント

コンポジットチャートで、ミッドポイントを見てみたら興味深かったです。

火星=海王星=太陽=水星/金星

Tスクエアを形成する太陽、火星、海王星が、水星と金星のミッドポイントにあります。

水星/金星は、「愛について考える」「美しいコミュニケーション」という意味があり、納得ですね。

土星=太陽/ノード

太陽とサウスノードは土星とクインデチレを形成しています。

「忍耐」「成熟」などの意味があります。

木星=太陽/冥王星

職業系統でいうと、この天体の組合せはパフォーマンス系です。

「影響力の拡大」「成功」「国際的な機会」などを示しています。

AP=海王星/冥王星

世代的な天体ではありますが、この組合せは「超自然的なもの」「創造的な事業」などの意味があります。

そのミッドポイントが牡羊ポイントにあり、これらの意味で有名になる可能性が示されています。

最後に、ドラコニックチャートを見てみました。

ドラコニックチャート

ドラコニックチャートとは、

出生図のノースノード(ドラゴンヘッド)を牡羊座0度に配置して、チャートの全ての惑星(軸も)も同じ度数分移動させたチャートです。

イメージとしては、チャートの内円をダイヤルのように回して、ノースノードが牡羊座0度にカチッと合ったところで止める感じです。

普段使用している、春分点を基準とした12サインではなく、黄道(太陽の軌道)と白道(月の軌道)の交点であるノードが基準点になります。

そして、ドラコニックチャートは「魂のチャート」と言われ、心の奥深くにある欲求や深い縁なども示していると考えられます。

自分や身近な家族のドラコニックチャートを出してみると、結構驚きの配置が見つかるでしょう。

ドラコニックチャートを加えた4重円

以下のチャートはミーンノード(平均値)で出しています。トゥルーノード(真位置)で出す方が主流かもしれません。

いきなり4重円を出してみました(^^;)

中心から外に向かって、①三浦選手出生図、②木原選手出生図、③三浦選手ドラコニック、④木原選手ドラコニックのチャートです。

一番目立つのは、やはり、お互いの金星と火星が合やオポジションを形成することだと思います。

元々、出生図の2重円で、金星と火星はハードアスペクトを形成していて、ノード同士がオポジションなので当然そうなりますが、、そのこと自体がレアなケースだと思います。

逆に言うと、ノード同士がオポジションなので、出生図のハードアスペクトがさらに強調されることになります。

ドラコニックチャートからも、金星と火星の象徴を、ペア・スケートを通して表現していることが浮かび上がってきますね。

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

まとめ

りくりゅうペアの魅力は、シンクロした一筆書きのような美しい動きはもちろんですが、お互いを信頼し合う関係性が物語として伝わってくるところでしょうか。シングルの演技とはまた違う醍醐味がありますね。

2人のコーチをつとめたブルーノ氏は、成功するペアの条件として3つのポイントをあげています。

まず二人の性格の相性が良いこと。それから自分のことより、ペアのパートナーシップを優先できること。そして二人とも目標が同じであるだけでなく、どうやってそこに到達するかの哲学が同じであること。(Number Web 2026/4/23の記事より要約)

なるほど、お互いに最高のパートナーと言い切れるのは、相性の良さだけではなく、お互いの努力の「質」や「考え方」が重要なのでしょう。

ところで、ドラコニックチャートについては、家族の場合、天体の「合」がよく表れるように思います。やはり「合」は縁の深さを示しているのでしょう。

  • 私の父と妹は、ドラコニックの太陽同士が合でした。障害を持った妹への父の思いは深く、この表示を見たときに感じ入るものがありました。そして、その太陽は私の出生チャートのサウスノードに合でもありました。
  • 我が家の長男と次女のドラコニック木星、長女と私の出生チャート木星は合です。そして、夫のドラコニック木星は私の出生チャート太陽に合です。

また、こんな表示もありました。

  • あるクライアントさんから依頼されたシナストリーでは、Aの太陽とBのドラコニック太陽、Aのドラコニック太陽とBの太陽、Aの月とBのドラコニック月、Aのドラコニック月とBの月、すべて合/スクエア/オポジションを形成。ご本人も深い縁を感じると仰っていました。

りくりゅうさんの出生時間がもしわかれば、「ハウス」とパートナーシップについてもより深く学べますね。

りくりゅうさんの今後のますますのご活躍を楽しみにしています^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました