土星探査機『カッシーニ』とトランジット土星のサイクル

今年(2021年)は「宇宙元年」と言われていて、リチャードブランソンやジェフベゾスなど、民間企業が次々と宇宙船を開発して宇宙旅行を(エンタメ)ビジネスとして展開しつつあります。

先日、土星探査機『カッシーニ』のドキュメンタリー番組を見たのですが、こちらは「未知の探求」であり「未知の発見」への挑戦と言えるでしょう。

『カッシーニ(・ホイヘンス)』について

全長6.8メートル、重さ5.8トンの巨大探査機『カッシーニ』はアメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)によって開発され、1997年に打上げられました。(小型探査機『ホイヘンス』を搭載。)

『カッシーニ』以前には、1979年9月にパイオニア11号、1980年11月にボイジャー1号、翌年8月にボイジャー2号が土星に接近しています。

『カッシーニ』の主な成果としては

  • 約45万点もの鮮明な画像
  • 土星の最大の衛星「タイタン」では窒素の大気の中でメタンの雨が降り川や大きな湖ができていることを発見
  • 衛星「エンケラドゥス」からは間欠泉が噴き出ていて、地下深くに液体の水がある証拠を発見

などがあげられます。

「エンケラドゥス」については、生命に必要とされる「液体の水・有機物・エネルギー」の3要素が地球以外で初めて確認され、原始的な生命が存在する可能性を示しているそうです。

近年は、宇宙に海と生命を探る新時代が幕を開けています。宇宙の探査は「宇宙の海」の探査でもあるのが不思議な感じがしますね。

地球と宇宙は【水】を通してつながっているのかもしれません。

『カッシーニ』が見た土星

無数のリングを伴う土星は「太陽系の宝石」と言われるほど美しく、占星術の【土星】の象徴である、「老人、制限、困難、ルール」などから私が抱いていたイメージとは違うな~と驚きました。

そして、その壮大でドラマティックな探査の経緯に感動し、「土星探査」がミッションであるからには土星のトランジットとのシンクロニシティがあるに違いない!と興味が湧いて、さっそく調べてみました(笑)。

『カッシーニ』のミッション

参考までに、カッシーニ打ち上げ時のホロスコープを見てみました。

打ち上げ時のホロスコープのポイント

ざっくりとですが、以下のポイントをあげてみました。

  • 2ハウスの太陽・水星と土星がオポジションで調査・研究任務の責任と潜在能力
  • 5ハウスの海王星が、太陽・水星にスクエアで、夢にあふれた海(水)の探査
  • 5ハウスの水瓶座木星と天王星は、テクノロジーを駆使した未知の世界への挑戦
  • 3ハウスの射手座火星・金星・冥王星は、飽くなき探求心と宇宙船でのアドベンチャー
  • ノード軸がアセンダントにのっていて、多くの人々・チームがこの瞬間に関わる

全体として、ワクワク感を任務遂行という責任が引き締めてる感じですね。そして【水】の天体がゼロなのに、衛星の水を発見するのがおもしろいです。

ミッションのタイムライン

『カッシーニ』のミッションの主な経緯をピックアップしてみました。

打ち上げ 1997年~

1997年10月15日04:43am(EDT東部夏時間)・・・打ち上げ

1998年4月、1999年6月・・・金星スイングバイ(重力を利用して加速)

1999年8月・・・地球スイングバイ

2000年12月・・・木星スイングバイ

2004年6月30日・・・土星の軌道入り

『カッシーニ』が金星、地球、木星などを経由して土星の軌道にのるまでの動きを描いたアニメーションを観ると、その美しい動線から、いかに緻密な計算のもとに打ち上げられたかがわかります!

土星の軌道入り~主要ミッション 2004年~2008年

2004年12月・・・探査機『ホイヘンス』を切り離し、衛星「タイタン」に投下

2005年1月・・・『ホイヘンス』が「タイタン」に着陸、その後メタンの湖を発見

2006年・・・衛星「エンケラドゥス」内部に液体の水があることを確認

2008年5月・・・主要ミッション完了、延長ミッション(equinox mission)へ

延長後の活動 2008年~

2009年8月・・・土星の”リングが消えた写真”撮影

2010年8月・・・延長ミッション完了、第二次延長ミッション(solstice mission)へ

2011年12月・・・「エンケラドゥス」の高解像度画像を取得

2013年7月・・・土星が太陽を覆い隠したとき、土星と地球のツーショット撮影に成功

ネットよりお借りしました。矢印の先に地球と月が写っています。

2013年、2017年・・・土星の北極で、6角形の嵐の画像(色が異なる)を撮影

グランドフィナーレ 2016年~

2017年4月23日・・・「グランドフィナーレ」開始、土星とリングの隙間に飛び込み、22周回する

2017年9月15日07:55am(EDT)・・・土星の大気圏に突入して燃え尽きるまで地球にデータを送り続ける(お疲れさまでした。。)

『カッシーニ』のミッションを土星のサイクルから考えてみる

『カッシーニ』は2004年~2017年の約13年間、観測を続けました。これは土星の周期(29年間)の約半分にあたることから、『カッシーニ』のミッションを29年を一区切りにして考えてみました。

活動としてのミッションは2017年9月に『カッシーニ』が消滅して終了しているのですが、データに基づく研究や新たな土星探査の計画を含めると、29~30年の土星の周期が見えてきます。

約7年で区切ってみる

 ①1997年、『カッシーニ』打ち上げ(土星は牡羊座)
 ↓
 ②2004年、土星の軌道に入る(土星が蟹座)⇒主要なミッション
 ↓
 ③2010年、計画の延長(土星が天秤座)⇒グランドフィナーレ
 ↓
 ④2019年、研究結果の公開、次なる計画『ドラゴンフライ』*の発表(土星は山羊座)
 ↓
 ①’2027年、『ドラゴンフライ』打ち上げ予定(土星がふたたび牡羊座へ)
 
*『ドラゴンフライ』は土星の最大の衛星である「タイタン」の表面にドローンを送り込む計画の宇宙船であり、NASAのミッションの名称。YouTubeで動画が見られます。

この流れを図にしてみると・・・

こうしてみると、『カッシーニ』のミッション達成を通して、土星の29年のサイクルの「起・承・転・結」が見えてきませんか??

土星がオポジションになる時期について考えてみる

土星が天秤座に入りオポジションになった時期の興味深いエピソードがあります。

2010〜11年にかけて土星の北半球で大きな嵐が観測されました。そのような嵐は、だいたい30年に一度しか起きないことがわかっていて、次に起こる大嵐は『カッシーニ』が任務を終えたあとの2020年の「はず」だったそうです。

つまり、幸運にも大嵐が予想より10年も早く起きたのです。

そこで、『カッシーニ』を2020年までもたせる必要もなくなり、その後の予定が決定されたそうです。

土星がオポジションの位置にくるときは、「その後の展望を見極めて調整する」「思いがけない展開」「道の曲がり角」という意味があるのかもしれません。

まとめてみると、

 ①0~7年頃・・・ものごとを開始して、目的達成に向けて土台を作る
↓
 ②7~14年頃・・・主なミッションにとにかく取り組んでみる、新しい体験、勢いがある、当初の目的の達成
↓
 ③14~21年頃・・・一通り目的を達成したところで計画の再調整をし、さらに充実させて成果を形にする、楽しみ、実り、報酬
↓
 ④21~28年頃・・・研究、内省、次への計画

このサイクルは、「毎月の新月と満月」や「プログレスの月相」の流れにも似ています。

全ての【サイクル】にはこのような流れがあるのでしょう。

なので、おそらく長期のプロジェクトには、7年毎の節目があるのだと思います。

土星のオポジションと「中年の危機」

人生における土星のサイクルを考えてみると、

土星が2回目にオポジションになる45才のころは、『カッシーニ』のケースのように、思いがけない大嵐が突然やってきて、方向転換を余儀なくされることがあるのかもしれません

転職、離婚、結婚、挫折、思いがけないチャンスや事故など・・・

その年代は「中年の危機」と呼ばれているのですが、『カッシーニ』の想定外の大嵐の話とリンクしました。

カッシーニの場合は「幸運」なできごとだったのですが、もしかしたら「中年の危機」も実は幸運を運んでくるのかもしれません?!

ソーラーアークとトランジット

最後に、『カッシーニ』打ち上げ時のチャートをもとに、以下の3つの時期表示を取りあげてみました。

  • 『ホイヘンス』が衛星「タイタン」に着陸したときのソーラーアーク
  • 『カッシーニ』が土星の大気圏に突入して任務を終えたときのトランジット
  • 『カッシーニ』が土星の大気圏に突入して任務を終えたときのソーラーアーク

『ホイヘンス』が衛星「タイタン」に着陸したときのソーラーアーク

強力な表示が重なっています。

土星=太陽・水星
プログレスの月 スクエア 太陽・水星
・・・調査ミッション(水星&太陽)の任務を遂行して、責任を果たす。

天王星=木星
海王星=天王星
・・・幸運、夢の達成。個人的に、木星と天王星は「ロケット発射」の組合せだと思っています(笑)

冥王星=火星
金星=MC
・・・強い意志・パワー、達成の喜び

『タイタン』への着陸は重要で目玉的な成功・達成だったことが示されています。

『カッシーニ』が土星の大気圏に突入して任務を終えたときのトランジット

これも重要なトランジットが重なっていますね。

調査を表す水星(太陽)にトランジット天王星・木星、さらに月が関わっています。
・・・大きな報酬と喜び、地球の人々が『カッシーニ』のドラマに共感している様子が表れています。

トランジット冥王星と土星のスクエア
・・・困難な調査を成し遂げたことを示しています。

トランジット海王星と火星のスクエア
・・・スポーツ選手が金メダルを獲得したときのような夢の達成と歓喜。

土星がICを通過
・・・任務の区切りを示しています。

★木星と天王星に注目すると、打ち上げ時にはコンジャンクションを形成していたのが、土星の軌道に入ったときにはスクエア、土星に突入して消滅したときにはオポジションを形成しています。

『カッシーニ』本体に関しては、木星と天王星のサイクルがリンクしているのかもしれません。

『カッシーニ』が土星の大気圏に突入して任務を終えたときのソーラーアーク

太陽・水星=木星
・・・シンプルに、調査・研究の成功ですね。

できごとのホロスコープにおいてもソーラーアークは有効ですね。

まとめ

今回は『カッシーニ』から土星のサイクルについてあらためて教えてもらいました。

私は山羊座の月なので、『カッシーニ』のようなミッション系のプロジェクトが好きなのかもしれません(笑)。あるいは、2回目の土星回帰を目前にして土星に気持ちが向いているのかも。

以下妄想です。。

宇宙関連の話では、思いがけない幸運な偶然のできごとをしばしば耳にします。以前から思っているのは、地球から離れるほどに重たく纏わりついているものが軽くなって、純粋な空間が広がっているのでは?ということです。

宇宙空間では思いや意識が届きやすく、それは人であれモノであれ関係なく伝わるような気がします。なので、人工物の探査機もまるで生きているかのように振る舞うのです(そう見える?)。

宇宙は『セレンディピティ』に溢れているのかもしれません。。

【補足】

カッシーニ&ホイヘンスとはどちらも人物名です。

ジョヴァンニ・カッシーニ(1625‐1712)は、パリ天文台の初代台長になったフランスの天文学者で、土星の輪が複数の輪でできていることを発見しました。この功績をたたえ、土星の輪に空いた大きなすき間が“カッシーニの空隙”と名づけられました。

クリスティアーン・ホイヘンス(1629‐1695)はオランダの天文学者で、土星の衛星タイタンの発見者としてその名が歴史に残っています。

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