木星オリエンタル vs 海王星オリエンタル

先日、NHKの『あさイチ』で「プログラミング的思考」が紹介されていました。

そこで、プログラミング的思考を占星術的に考えてみました。

「プログラミング的思考」とは

文科省の「小学校プログラミング教育の手引」には

「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」

とあります。

番組では、この思考法を日常生活で活用するために、

付箋にやるべき作業をすべて細かく分解して書き出し、どのような順序でこなせば能率が良いか、付箋を組み換えながら考えてみる方法について紹介していました。

つまり【段取り】を良くするにはどうしたらいいか、ですね。

で、その日のゲストの鈴木紗理奈さんは、子どもが生まれてから、その方法を誰に教わるでもなく自然に実践されている、とのことでした。

例えばこんな感じ

一か月のスケジュールを仕事、子ども関連など内容によって色分けして全体のバランスを確認し、その上で一日の予定を考えるのだそうです。

仮に、失敗して気分の落ち込みが予想される仕事のあとには、あらかじめ気分転換のための予定を入れておきます。(くよくよしがちな性格を自覚しているので)

そうすることで、目の前の活動に集中できるし、スケジュールが上手くいくと嬉しさと達成感があり、落ち込むことがなくなったと言っていました。

これらの話を聞いていて、我が家のケースが思い当たりました。

我が家のケース

身内の話になりますが、、

今年の春から長女が職場の変更に伴い一人暮らしを始めたのですが、その準備の手際のよさにあらためて驚きました。

物件探しや生活必需品の買い出し、荷物の移動(業者には頼まず)など、全てが完璧にスケジューリングされていました。

その中には私も組み込まれていて、

「お母さん、〇日、〇日、〇日はあけておいてね。よろしく」みたいに念を押されました。

そして「4月1日以降は最初からすごく大変になると思うから、その前に余裕をもってすべてを整えておきたい」と言っていたのですが、

3月中には「疲れて帰宅したときに安らげる快適な空間」が創り上げられて、仕事が始まると同時に超多忙になったので、現実はまさに予想通りになったのでした。

思い返せば、長女はいつもこんな感じだったのですが、今回「この感じ、誰かにそっくりだな。。」とふと思い、「そうだ、夫だ!!」とひらめきました(笑)。

夫の場合

また身内の話ですみません。

私はよく夫のことを「段取り男」と呼んでいました。

こどもが生まれる前は、例えば旅行にいくとなると、当地の見所や食べ物など充実したスケジュールを組んでくれました。

ですが、私には盛沢山だと感じたので少し予定を減らしてほしいと頼むと、その後は「ゆっくりする時間」がしっかりと予定に組み込まれていました!

今でも、夫が「無駄な」休日を過ごしているのをほとんど見たことがありません。。

その点で、夫と長女はよく似ているのです。

木星オリエンタル と 海王星オリエンタル

で、二人のホロスコープの共通点の一つに、太陽と木星のコンジャンクションがありますが、同時に【木星オリエンタル】でもあります。

木星オリエンタルとは、ホロスコープで太陽から時計回りに見て最初の天体が木星である場合

この木星オリエンタルは【プログラミング的思考】と言ってもよいかもしれない、と今回思いました。

私と次女の場合

私と次女の行動パターンは上記の二人とは対照的で、約束や決まった用事以外のスケジュールは「だいたいこんな感じ」というアバウトな感じです(汗)。

なので次女と二人で出かけるときは、ほぼ珍道中と言えます(笑)。

私と次女の共通点は【海王星オリエンタル】。

以前、占星家のノエル・ティル先生のコンサルテーションを受けたときに、海王星オリエンタルは「バルーンの中にいるような感じ」と言われたのですが、その時にはピンとこなくてすっかり忘れていました。

海王星オリエンタルの実感

その後、海王星オリエンタルについて、

「スローモーションで動いている、話し声もスロー特有のボワーンとした響き」とか

「水の中に潜って歩いたり話している」

というイメージを自分の中で認識するようになりました。独自の時間が流れている感じです。

そのときに、ふとティル先生の「バルーンの中にいる」という形容を思い出して「そういうことか~!」と合点がいったのでした。

木星 vs 海王星

木星は射手座、海王星は魚座のルーラーなので、

描いた目標に向かって、効率よく計画通りに行動することで得られる達成感と報酬」vs「時間・空間の制約がない世界でアートに浸る心地よさ

みたいな対比かもしれません。

『あさイチ』の番組内では、「プログラミング的思考によって10分の節約ができる」という話があったのですが、MCの博多華丸さんが、

10分の節約なんて要らんのよ。無駄や意味のない時間も含めてそれが人生でしょ」と言っているのが対照的でした。

で、鈴木紗理奈さんと華丸さんのホロスコープを調べてみたら、紗理奈さんが【木星オリエンタル】、華丸さんが【海王星オリエンタル】でビンゴ過ぎて笑えました!

木星オリエンタルが「プログラミング的思考」だとしたら、

海王星オリエンタルは「ケセラセラ(なるようになる)」と言えるのかもしれません

海王星オリエンタルの私としては、木星オリエンタルの人の行動パターンを見習いたいと思っているのですが、まあ「ケセラセラ」も悪くないかもしれないな、と思いました(笑)。

水星オリエンタル?

ちなみに長男は水星がオリエンタルの位置にあります。

ノエルティル心理占星術では、水星と金星のオリエンタルは頻出するので特に取り上げない、と言われていますが、長男には「○○なんだけど、それについてどう思う?」と考えをきくことがよくあります。

私個人としては、水星オリエンタルの人には冷静で知的な回答を期待していると感じています。

とにかく【オリエンタル】の天体は、強力にその人の行動パターンを表しているのだなとあらためて思ったのでした。

オリエンタル天体の実例

最後に、木星オリエンタルと海王星オリエンタルの人物を適当にピックアップしてみました。何となく雰囲気がつかめるかも。(以下敬称略)

【木星オリエンタル】
アインシュタイン
宮沢賢治
三島由紀夫
三浦雄一郎(スキー選手、登山家、獣医師)
ノエルティル先生

【海王星オリエンタル】
ジャニー喜多川
きゃりーぱみゅぱみゅ
ビルゲイツ
モハメドアリ
追記: ブライアン・ワイス博士(前世療法)、デーモン閣下(聖飢魔Ⅱ)、蛭子能収(漫画家)←ビンゴ~、内村航平(体操)←内村選手がふとこちらに顔を向けた瞬間「まるで水の中にいるように自分のイメージに集中しているように見えた」とある人が表現していた。

こうして見てみると、何をどう達成したか(木星)とどう表現したか(海王星)の違いでしょうか??もっと身近で行動を観察できたら、その雰囲気の違いがよくわかるのでしょうね。

今回は木星と海王星を取り上げましたが、月、火星、土星、天王星、冥王星オリエンタルについてもチェックしてみると興味深いと思います!

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