あなたにとっての”Rock”とは?

最近、友人のお母上が天寿を全うされて旅立たれました。

最期の瞬間まで献身的に介護をする友人の姿をみていて、ふと「She is my rock」という言葉が思い出されました。

「rock」とは文字通り「岩」「石」ですが、そこから派生して「支え」「頼りにしている人やもの」という意味になります。

なので、「She is my rock」とは、彼女は、私の人生における確かな心の支えであり、ものごとを判断するときの指標でもある、という意味になるのでしょう。

齢を重ね、思うように体が動かなくなり、親子の立場が逆転しても、心の底でお母上を頼りにしていたのだなとしみじみ想像しました。

「rock」と土星

「She is my rock」のフレーズと共に、私の頭の中に浮かんでいたのは、4ハウスで月と土星がゆるく合を形成する彼女のホロスコープでした。

土星には「老人」という意味もあり、家(4ハウス)で年配者(土星)に寄り添いケアをする(月)可能性を示しています。

また、土星を「rock(支え)」と考えると、母親的な存在(月)を、心の拠り所(4ハウス・土星)として頼りにする、という意味にもなるでしょう。

月と土星は7度離れていて、オーブは広めです。

友人は以前、「もともとは親との縁が薄いと感じていた、母親に対しては何だかすごくこだわってしまう」と言っていました。

土星には「制限」「障害」「成熟」という意味もあり、お母上との関係を通してそれらの要素を体験したのかもしれません。

広めのオーブは、自ら進んで「土星」に近づき、自分の中に取り込んだと言えるのでしょう。

「milestone」

人生の「節目」を表すときに使われる「milestone(マイルストーン)」という言葉もあります。

日本語だと「一里塚」や「標石」でしょうか。

例えば、「彼女との結婚は、私の人生における”mile stone”だ」のように使われるようです。

振り返ったときに、人生が大きく変わった節目、目印であり、それは年月を経ても明確にそこにあるのでしょう。

「rock」と「stone」を調べてみると、「岩」と「石」、あるいは「加工されていない/人里離れたところの石や岩」と「加工された/人里にある石」のような意味の違いがあるようです。

なので、「stone」よりも「rock」の方が、より大きくて堅固なイメージがありますね。

どちらにしても、私たちは、「石」や「岩」から、「目印」「節目」「確かにそこにある」という意味を連想するのだと思います。

実例~オバマ元大統領など~

土星が「rock」を連想させる(と思う)実例をいくつか挙げてみます。

オバマ元大統領とミッチェル夫人

「支え」という意味での「rock」という単語を初めて認識したのは、オバマ元大統領についての記事です。

「She(ミッチェル夫人) is my rock」という表現があったのですが、そのニュアンスがそのまま伝わってきて、なるほど~と思いました。

(もしかしたら、「彼女は我々家族のrockだ」というフレーズだったかも?)

言語は違っても、「石」から連想される「共通の概念」によって、一瞬にして意味を理解できるのは面白いですね。

二重円

参考までに、お二人の二重円を拝見してみました。出生データはastro.comより。

ミッチェル夫人の水瓶座土星が、オバマ元大統領のアセンダントに合、同時に7ハウスの天王星・ノードに対してオポジションです

平等な世の中を目指して変革を志すオバマ元大統領にとって、夫人は常に「支え」であり「指標」の拠り所なのかもしれません。

自分の在り方(アセンダント)を承認(またはダメ出し?)してくれる存在とも言えるでしょう。

さらに、オバマ元大統領の山羊座土星と水瓶座木星に対して、夫人の太陽が合

オバマ元大統領が目指す世界観に光を当てるという感じでしょうか。

「She is my rock」というフレーズがしっくりくると思います。

チャールズ国王とカミラ王妃

次に、チャールズ国王とカミラ王妃の二重円を見てみました。出生データはastro.comより。

(訂正:カミラ王妃のデータがご成婚前のお名前になっています。現在は、”Camilla, Queen consort of the United Kingdom”です。)

まず、出生時間が正しければ、軸を共有していて縁の深さが感じられます。

トランジット天体の影響を同時に受けることになり、家族のチャートに頻出するシナストリーです。

カミラ王妃はアセンダントに土星と冥王星が合なので、チャールズ国王のアセンダントに対しても、土星と冥王星が合になります。

そしてお二人のアセンダントに対して、国王の牡牛座月とノードがスクエアで、チャールズ国王にとっての「母親的な存在の重要性」が示されています。

重なったアセンダント軸とノード・月のスクエア、さらに、カミラ王妃は蟹座に個人天体が4つあって、まさに母親的な存在なのではと想像します。

(ちなみに、故エリザベス女王の牡牛座0度の太陽は、国王の月とノードにピッタリ重なっていました。)

エリザベス女王による、「チャールズにはカミラが必要なのです。」という発言を思い出します。

余談ですが、、ちょっと気になったのは、チャールズ国王の乙女座土星に対して、国王の出生チャート内でも、カミラ王妃とのシナストリーにおいても、目立ったハードアスペクトがないことです。

だから何だという話ですが、、カミラ王妃は獅子座土星と冥王星が合であり、不屈の粘り強さは国王より上手かもしれない、、、と思いました。

今上天皇陛下と皇后雅子さま

最後に、天皇・皇后両陛下の二重円を見てみましょう。

皇后雅子さまの水瓶座土星が、天皇陛下のディセンダントに合、アセンダントの天王星にオポジションです。オバマ夫妻と少し似ていますね。

ディセンダントに土星が合なのは、主に外交関係において雅子さまを頼りに思っておられるのかもしれません。

反対に、雅子さまは、陛下との関係によって人生のうつわ(土星)を改革・刷新する可能性、とも言えるでしょう。

また、陛下の山羊座月は土星と合で、母親的な人物をとても頼りにする(あるいは、躾の厳しい母親的存在)の可能性を示していて、土星がさらに重要になっています。

そこに雅子さまの金星とノードが合。

上述した陛下のディセンダントに雅子さまの土星が合であることを考え合わせると、陛下にとって、雅子さまは、世間に出ていくときの判断基準であり、心の安息所でもあるのだろうと(勝手に)想像します。

まさに「She is my rock」と感じておられるのでは?と思います。

まとめ

まず、個人の出生図内の土星の状態は、その人がどのように「支え」を体験してきたかを示唆しているのでしょう。

そして、重要な人間関係におけるシナストリーは、相手をどの部分で頼りにしているかを示していると考えられます。

余談ですが、長女のチャートでは、蠍座月・土星・海王星がTスクエアを形成しています。

少し前に、「うちはお母さんがいなくなったら生きていけないから、冷凍してずっと保存する」と言っていました。

この発言は、このTスクエアをとてもよく表わしていると思いませんか??(実際には、たくましく生きていくのだと思いますが(笑))

そして、私のチャートでは、水瓶座土星と海王星(ICルーラー)がスクエアを形成しています。

父親は、大変に厳しかったのですが、時に弱さが垣間見えたり、言動に矛盾を感じたりして、動かざる「石」ではなかったように思います。

ですが、プライドや劣等感、怒り、諦めの悪さ、そして、我慢強さや弱きものへの献身的愛情など、色々な矛盾を含んだ「石」をまるごと受け入れる、という体験をしたのだと感じています。

父親に対して怒りを感じながらも、こども心に父親の弱い部分を何となく理解していたと思います。

土星を人生の「rock」として考えてみると、出生図やシナストリーが少し違って見えてくるかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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