2022年6月29日~7月29日までの星模様です。
季節外れの猛暑と物価の高騰、節電もしなければならない等々、、厳しい状況が続いていますね。生活の中の無駄を見つけるよいチャンスかもしれませんね(^^;
新月のホロスコープ
2022年6月29日11時52分、蟹座8度(数え)での新月です。(東京で作成)
全体的な傾向
双子座であらゆるものをつなげたら、蟹座で共感・安心できる共同体を育てます。
蟹座が象徴するのは・・・
家庭、家族、母性、過去、感情の記憶、安心・安全、守る、育てる、世話する、想像力、共感力、所属、粘り強さ、独占欲、内気、臆病、悲観的、気分屋、用心深さ、抜け目のなさ、歴史、骨董品、甲殻類、胃、胆嚢、消化器官(腸以外)、乳房、など
- 新月は東京チャートでMCとリリスに合
- 新月はDCの木星とぴったりスクエア
- 牡羊座の火星に対して冥王星がスクエア、土星がセクスタイル
- 天王星とノードが合(~8月頃)
- 新月のサビアンは「服を着てパレードするウサギ達」
★家族や仲間との絆や愛情、身内に気持ちが向かう。
★新しいプロジェクトに対する共感の拡大、共同体の拡大。
★攻め vs 防衛、新たなチャレンジと安全を守ることの対立。
人々の無意識に隠された感情を呼び起こすような、新しい活動が巨大なムーブメントになるかも。活動の成否のカギは人々の共感を得られるかどうか。
また、怒りや争いに発展するような緊張感もあります。力をコントロールして、建設的な方向に活かすことが大切でしょう。
この新月では、①取り残されている感情はないか感じてみる、②誰の心に届けたいのかを感じて行動してみる、③家族や仲間など、自分にとって安心できる居場所を意識してみる、④食べ過ぎ飲みすぎお節介に注意?!
などをこころがけてはいかがでしょうか。
まずは夏至(6月21日)について
2020年(一昨年)の夏至の日には、蟹座0度で金環食(新月)がありました。その後約3年半の間は、蟹座0度前後が活性化している状態にあります。
なので、夏至日前後は太陽がそのポイントを通過して、蟹座のテーマに光を当てると考えられます。(2020年夏至の頃のできごとを振り返ってみてもよいでしょう。)
蟹座が象徴するのは、家族、共同体、共感、母性、守る、育てる、記憶、伝統、歴史など。また、4ハウスのルーラーであることから「ものごとの結果・終わり」を示しているかもしれません。
参考までに、今回の夏至前後に起こった出来事を挙げてみます。
香港の観光名所として知られた水上レストラン『珍宝王国』が香港からの曳航中に沈没(転覆?)、一つの時代の終焉を感じさせられました。華やかな時代を懐かしむ声も多かったようです。
オリンピック組織委員会より、経費の最終決算と委員会の解散が報告されました。膨大な赤字を含む「オリンピック・レガシー」の課題が残されました。
米連邦最高裁が、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた1973年の「ロー対ウェード判決」を覆す判断を下し、今後は全米の半数以上の州が中絶の禁止や厳しい制限に動く見通しとのこと。(胎児を守ることと母親の選択の権利。望まない妊娠の場合もあり、難しい問題ですね。)
夏至ポイント(蟹座0度)っぽいできごとだと思うのですが、いかがでしょうか?
次に今回の新月について。
新月チャートの主なポイント
以下、主なポイントをピックアップしてみました。
① 新月は東京チャートのMCとリリスに合
リリスは月の軌道上の地球から一番遠い地点であり、松村潔先生によると、蟹座のリリスは「多くの人が無意識に追いやったような情感や感情、振動を聞き取る」ことを示しています。
家族、守る、育てるなど蟹座のテーマについて、人々が無意識に沈んだ感情に気づき、多くの人が共感する動きが社会現象となりそう。
新月に対してDCの木星がスクエア
そして、新月と木星のスクエアが、東京チャートのMCとDCにぴったりとのっていて、牡羊座と蟹座のスクエアが強調されています。
牡羊座の木星が何か新しいことを始めようとしているのに対し、リリスを伴う蟹座の新月が、無意識にそれを阻止して守りに入ってしまうかもしれません。
あるいは、人々の無意識の感情をキャッチしたうえで、それにもとづいて新しい行動を起こすことで共感によるムーブメントが広まりそう。
蟹座と木星はどちらも拡大する性質があり、巨大な動きになることが予想されます。
② 火星に対して冥王星がスクエア、土星がセクスタイル
火星はホームサインである牡羊座にあって競争心や行動力、決断力が強調されているところに、冥王星がスクエアで緊張が高まり、怒りや争いごとが起こりやすくなっています。
(2月には、山羊座火星と冥王星がコンジャンクションのタイミングでロシアがウクライナに侵攻しました。)
その火星に対して、土星がセクスタイルのサポート関係にあります。強力なエネルギーを上手くコントロールして建設的に使うことで、大きな満足感が得られそう。
新規プロジェクトなど、目的に向けて力を集中させると効果が上がりそうです。
その他、火星、土星、冥王星の活用方法としては、スポーツも良いですね。
③ 天王星とノースノードが合
天王星とノースノードは7月~8月にかけて合を形成します。
人や情報の縁の結び目であるノードに繋がることで、天王星が象徴するものごとが社会に出現するかもしれません。
科学やテクノロジーなどの革新的、独創的、先進的なアイデアや技術、反抗、独立。天王星は牡牛座にあり、食べ物や体(健康)、お金に関わるものも考えられます。
それは、私たちを「突然」に「驚かせる」のかもしれません?!
④ ミッド・ポイント
次のミッドポイントに注目してみました。
新月(太陽・月)=木星=土星/天王星
- 革新と伝統の対立
- 自由と支配の対立
- 現状を打破して道を切り開く
- 緊張からの幸運な解放
新月=木星=土星/ノード
- 高齢者のグループ
- 孤立した人々
- それらの人々との出会い
- ストレスからの解放
今回の新月は、拡大、発展、報酬、寛容さを示す木星の影響を強く受けています。
伝統と革新、自由と支配の対立の中で、高齢者や孤立した人々を守り、現状から解放させる動きが見られるのかも。
➄ 新月のサビアン
蟹座8度(数え)のサビアンは・・・「服を着てパレードするウサギ達」
より優れたお手本を模倣することで自分を律し集団の中で力をつける。協調性や同調性、共感性による集団の力を表しているのかもしれません。
木星(牡羊座8度・数え)のサビアンは・・・「風になびくリボンのついた大きな帽子、東に向いている」
世の中の風向きを敏感にキャッチする直観力やスピリチュアルな能力。
共同体の中で(蟹座)、直感によって(牡羊座)、自分に必要な力を得るという感じでしょうか。
火星が食度数を通過
7月20日、火星が今年の5月1日の日食度数(牡牛座10度)を通過します。
この前後は、対立からものごとが始まる可能性が高いでしょう。牡牛座が象徴するお金、資源、ものの価値などについての問題が提示されることも考えられます。
その後、7月末~8月初めに火星は天王星と合を形成します。ノードとも重なり、緊張が高まって突発的なできごとが多くの人に影響を与える可能性があります。
新月以降のその他の動き
まずは今回の満月について。
山羊座の満月
新月は種まき、満月は結果を受け取ると言われています。
呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、という喩えがあります。
そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるかもしれません。
7月14日3時38分、山羊座22度(数え)での満月
満月は、2020年1月11日の月食(蟹座21度)上で起こります。
この月食の2日後(1月13日)に、山羊座22度で土星と冥王星の合が形成されていて、とても重要な食であったと考えられます。
なので、今回の満月は土星&冥王星の象意「破壊と再生」が含まれているかもしれません。(月は冥王星にゆるくコンジャンクション)
蟹座の新月では家族、母、共感、育てる、過去などに関わることが焦点でしたが、この山羊座満月では、家族の集合体としての社会、父、ルール、躾、現実、自立などに焦点が移ります。
共同体を基盤にして、社会の中でルールや枠組みを作りものごとを実現していきます。
サビアンシンボル
山羊座22度(数え)のサビアンは・・・「敗北を優美に認める将軍」
戦いで敗北を認めることは、自分の弱い部分を受け入れることでもあります。
勝つことが全てではなく、敗北から学ぶことの方が大きいのです。本当の強さとはなにか、ものごとの両面を知ることでより成熟した山羊座に育っていきます。
ミッドポイント他
太陽と月のオポジションを天王星と海王星が調停し、次のミッドポイントが形成されています。
満月(太陽・月)=天王星/海王星
創造性、感受性、個性が満月で花開く感じですね。
さらに、双子座の金星が海王星とスクエア、土星とトラインで、知的な感性や創造性を形にする(現実化する)ことができそうです。
この満月では、ものごとを実現する成熟した力と創造性、そして、もしかしたら土星と冥王星の象意である「破壊と再生」の意味が加わるのかもしれません。
全体の動き~まとめ~
蟹座新月(6月29日)~獅子座の新月(7月29日)までの全体の動きをまとめてみました。
・6月29日、蟹座8度(数え)での新月・・・種まき
・7月2日(6月25日~7月5日頃)、火星と冥王星がスクエア(牡羊ー山羊座27度)・・・並外れた行動力や精神力とともに、怒りや勝利へのこだわりから争い・暴力に発展する可能性があるので要注意。
・7月3日前後、水星と海王星がスクエア(双子ー魚座25度)・・・人々の心に響く表現力に恵まれるが、理想的に表現するあまり「嘘をつく」傾向があるかも。物忘れや思い違いにも注意。
・7月5日、水星が双子座から蟹座へ、火星が牡羊座から牡牛座へ・・・過去の記憶や歴史を振り返り、現実的で物質的な安全を獲得するために行動する
・7月14日、山羊座22度(数え)での満月・・・結果を受け取る
・7月14日頃、金星と海王星がスクエア(双子ー魚座25度)・・・ロマンチックな思いに浸れるときですが、相手を理想化し信じすぎて現実を直視することなく騙される傾向があるかも。芸術鑑賞などにはとてもよいでしょう。
・7月18日、金星が双子座から蟹座へ・・・気心の知れた共同体の中での家族的な人間関係、自分のテリトリーを守るために外部と戦うことも
・7月18日前後、水星と冥王星がオポジション(蟹ー山羊座27度)・・・研究、分析、調査など、深く知ることに最適なとき、言葉が強くなり過ぎないように注意
・7月19日、水星が蟹座から獅子座へ・・・自信とプライドを伴うドラマチックな表現、言葉によって人々を鼓舞する
・7月20日(7月18日~23日頃)、太陽と冥王星がオポジション(蟹ー山羊座27度)・・・目の前の困難は、自己改善のための大きなきっかけであることに気づくかもしれません
・7月20日前後、火星が【食】度数(牡牛座10度)を通過で要注意(上記参照)
・7月23日、太陽が獅子座へ・・・水星に続いて太陽も獅子座へ、いよいよ情熱的な「火」の要素が強まります
・7月末~、火星が天王星との合に近づく
・7月29日、獅子座6度(数え)での新月
この新月は、2018年7月28日の皆既月食(水瓶座5度・数え)のオポジションの位置で起こります。この月食は21世紀最長の月食で、さらに火星が合、天王星がスクエアで激しい変化の予兆を含んでいましたが、その度数域を新月が活性化します。
獅子座ー水瓶座の軸は、個人の権威と集団の権威、国王と一般庶民、芸術と科学などを示しているので、それらに関わるものごとに光があたるでしょう。
・・・・・
最近、こどもがよく夕飯を作ってくれるようになったのですが、それがとても美味しいのです。
味のバランスが絶妙で、なにより余計なものを入れない(笑)。私は栄養のために良かれと、少し合わない食材も入れる傾向があります(^^;)
友人が「料理は愛情だ」と言っていましたが、この蟹座の季節、いつもより気持ちを込めて作り、作ってくれた人に感謝して味わうのも良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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