水瓶座の新月(2022年2月1日)からの星模様①

早いもので、間もなく立春(2月4日)です。東洋占術では立春から新しい一年が始まります。毎年、この前後に体調や環境が不安定になったりして、体感的にやはり節目なのだな~と思っています。なので、この時期は体調管理がとくに大切ですね。ここを過ぎれば春はもうすぐそこですね~。

以下、2022年2月1日~3月3日までの星模様です。

新月のホロスコープ

2022年2月1日14時46分、水瓶座13度(数え)での新月です。(チャートは東京で作成)

全体的な傾向

サインの大まかな流れとしては、射手座が大風呂敷を広げて、山羊座がそれをきっちりと型にはめ、水瓶座がその型の歪んだ部分を壊す、という感じでしょうか。

水瓶座が象徴するのは、自由・平等、公正さ、人道的、好奇心、人間性への興味、正直さ、友好的、合理的、俯瞰的、先見性、型にはまらない、真実への関心と信念、独立独歩、テクノロジー、科学、自然や野生動物への関心、鳥、天文学、占星術、航空関係、足首、循環器系、神経系、等

  • 水瓶座の新月は東京チャートの8ハウスで起こり、土星と合、天王星とスクエア
  • 山羊座の4天体を含めて、9天体が社会を表すサイン(天秤~魚座)にある
  • 山羊座の金星と火星の合は、牡牛座天王星、魚座の木星とソフトアスペクトを形成
  • 新月のサビアンは「バロメーター」…周りの状況を客観的に分析し、全体を正確に理解する能力

社会問題に意識が向く。「権威」に対する反抗、「変化」に対する抵抗。

「テクノロジー」による常識の転換、「物質的な価値観」からの解放。

真の「自由・平等・公正さ」とはなにか、それぞれの視点による「考え方の対立」が激化しそう。社会体制の「変化」と「維持」のせめぎ合いによる緊張感。「プロフェッショナルな外交戦略」が「アート」や「慈善活動」など人々の楽しみを成功させ、世の中の雰囲気が少し和らぐかも。

この新月では、①もし目の前に権威的な人物がいるならば、状況を俯瞰し自分にとっての真の自由とは何かを考える、②世間の常識ではなく自分の信念に対して正直になり、変化を受け入れる、③リラックスして心を解放できるような「お楽しみプラン」をたてて実行する、

などこころがけてみてはいかがでしょうか。

*今回の新月は、2018年1月31日、獅子座12度(数え)の皆既月食度数とオポジションです。【食】度数の太陽の通過は、その【食】が示唆していたことに、ふたたび命を吹き込むと言われています。

また、同年2月16日には、水瓶座28度(数え)で部分日食がありました。今回の満月(2月17日)は獅子座29度(数え)でさらに【食】度数を活性化します。(どちらも年数が経過しているので、それほど強力ではなさそうですが)

2018年2月9日~2月25日には平昌五輪が開催されました。当時は、北朝鮮の選手団が参加し、ロシア選手団は組織的なドーピングにより参加が認められなかったようです。

今回の北京五輪では外交的ボイコットが行われるなど不穏な世界情勢ではありますが、それとは関係なく選手たちの活躍を期待しています。

新月チャートの主なポイント

いくつかの重要と思われるポイントをピックアップしてみました。

① 土星と天王星のスクエア

土星vs天王星は、「新旧の交代」「自由と制限の対立」あるいは「必要充分へのシンプル化」を表していて2021年の大きなテーマでした。

今回の新月は、これらの天体のスクエアにスポットを当てています。

東京チャートで水瓶座新月は8ハウスでおこり、牡牛座の天王星とスクエア。牡牛座―蠍座が示す「お金」「所有」「蓄積」「執着」の面でのアンバランスを、新しい方法で打ち砕く(水瓶座)ような流れがあるかも。

今年は、土星と天王星の正確なコンタクトはありませんが、10月にオーブ1度以内のスクエアを形成し、昨年のテーマにどこまで対応できているかが「試され」そうです。

② 土星の【食】度数通過

土星の【食】度数通過は、ものごとの「変化」「成熟」「終結」を示すと言われています。

  • 2017年8月8日、水瓶座15度で部分月食
  • 2018年8月11日、獅子座18度で部分日食

これらの【食】度数は、だいたい2022年前半まで有効と思われます。(『Eclipses』by Celeste Tealより)

土星がこれらの度数を通過するのは2月なので、ここ数年間の状況について、何らかの成熟や変化、終結への動きがあるのではと思います(希望的予測)。

土星の、この度数の通過をもって、あと数年間は土星による【食】度数通過はなさそうです(多分)が、今後の動きを観察したいと思います。

③ 火星と金星の動き

1月29日に順行に戻った金星は、①2月16日に山羊座16度で、②3月6日には水瓶座0度で、火星と正確にコンジャンクションとなりますが、その間一緒に動いていきます。

金星は「愛情」「人間関係」「お金」、火星は「行動」「争い」「情熱」などを表します。

金星と火星の合は、情熱的な愛情表現、人間関係での争い、浪費、あるいは、芸術表現などが強調されそう。

今回は、金星・火星が山羊座~水瓶座で重なるので、「土星(山羊座)」「天王星(水瓶座)」といった社会的な要素が強調されます。

なので、2月には土星的な「管理、抑制」が加わり、「組織的なイベントの実現」など、目的達成のための人間関係が強調されそう。

また、3月に入ると、天王星的な「自由平等、信念」などの意味が加わり、「思想的ムーブメント」のような流れが起こるかも。

個人的には、今月は、誰かと協力して楽しむためのプランを練り上げてみると良さそう。

火星&金星の【食】度数の通過・・・2月~3月にかけて、【山羊座10度、13度、20度、24度、水瓶座0度、11度】を通過し、以前の【食】度数を活性化して、ものごとの対立を再び浮彫にする可能性があります。

④ 天体のサイン移動と逆行・順行

2月4日、水星が順行へ(山羊座24度)

逆行中は通信障害や手続きミスに注意

また、水星が順行に転じると同時に「何か重要なことが発表される」というケースをよく見かけます。

・2月15日、水星が水瓶座へ

水瓶座の水星は、常識にとらわれず、見たままの真実をそのまま口にする、人に迎合せず自分が信じることを主張する、自然のありのままの姿を愛する、という傾向があります。

スティーブジョブズなど、時代の最先端の発想をする人によく見かける配置です。

金星と火星が山羊座で合のタイミングで、太陽を追いかけるように水星が水瓶座に入ります。メッセンジャーとして何か新しい情報をもたらしてくれそうですね。

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この期間は、「土星と天王星」の緊張のエネルギーと、「牡牛座・山羊座・魚座」の調和的な弛緩のエネルギーが混在しています。さらに、火星の進行は、引き続き、潜在するものごとを触発するような落ち着かない感じがありそう。「緊張と弛緩」はどちらも必要であり、そのバランスをとることが大切です。

自分で楽しむ機会をつくりながら、変化の緊張を受け入れる、その際に、どこを変えるのか客観的に俯瞰すると良さそう。友人に相談すると斬新なアイデアを得られるかも?!

新月以降の動き

次の新月(2022年3月3日)までの、その他の動きをピックアップしてみました。

・2月5日、太陽と土星が合。ものごとが滞ったり、行動がストップされたりと制限がかかりストレスを感じるかも。じっくりと問題点を考えることで建設的な解決ができそう。

・2月8日、火星が天王星とトライン。計画&実行がスムーズにすすみそう。

・2月11日、水星と冥王星が合。ものごとをじっくりと調査して戦略的に考えると、アイデアがまとまりそう。

・2月16日、金星と火星が合。(上記参照)

・2月17日、獅子座28度(数え)での満月

サビアンは・・・【大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥】

大きな目標や理想のもとに、細部の活動を楽しみながら展開していく様子を表しています。

たくさんの小鳥が、ひとつの目標のもとに思い思いに自己表現しているイメージですね。

水星が水瓶座へ(15日)→金星と火星が合(16日)→獅子座の満月(17日)、の流れはオリンピックとリンクしているように思います。

・3月3日、水星と土星が合。「考えを形にする」。溜めてあったアイデアをまとめるのに良さそう。

・3月3日、魚座の新月

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最後までお読みいただきありがとうございます!

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