立春から春分の過ごし方~鎮静の月~

2月3日の立春から3週間ほどが過ぎましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

少し遅くなりましたが『立春から春分の過ごし方』について書いてみます。

個人的な経験から言うと、立春あるいは節分が近づくと、疲れが出て風邪をひきやすかったり、ふと魔が差して誤った判断をしてしまったりと、体調や運気に不安定さがあって要注意の時期だなという感じがしています。

月相のサイクルを当てはめてみる

そこで、1年間を一つのサイクルと考えて、そこに月の満ち欠けである「新月~満月~新月」の月相サイクルを当てはめてみました。

まずは、月相について。

月相サイクルは8つに分けられていて、それぞれ「新月-三日月-上弦の月-十三夜月-満月-種まきの月-下弦の月-鎮静の月(-新月)」と呼ばれているようです。【図1】参照

【図1】

そこに、一年間の『八節』(春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬・冬至・立春)を当てはめてみました。【図2】

新月に春分を重ねています。(立春や春分などの日にちは、年によって少しずれます。)

【図2】

すると、立春から春分の間は【バルサミック・ムーン】に該当しますね。日本語では【鎮静の月】と言うそうです。

バルサミック・ムーンとは

西洋占星術では、強力な時期表示の一つに『プログレスの月』があります。

プログレスとは、出生後の一日を一年とカウントして、その年の傾向を予測するものです。例えば生後29日目の天体配置が、29歳の時の傾向を表していると考えます。

プログレス天体の中で、「月」の動きは特に重要で、約29年間の新月・満月の月相サイクルは、人生の大きな流れを示しています。

つまり、プログレスにおける上記の8つの「月相」は、人生の局面をよく表していると言えます。

8つの月相のなかでも、【バルサミック・ムーン】の時期は、ものごとの整理整頓、断捨離、次への準備の時期と言われています。

次の種まきに備えて畑を整地する大切な時期なのです。

この時期によくあるケースとしては・・・

今まで携わってきたものを手放す

目標・モチベーションの変化

新しいものごとへのインスピレーション

さらには、

大病や大切な人との別れなど困難なできごとに遭遇することで、大きな運命の方向転換へ導かれたりします。

バルサミック・ムーンの時期は、人生のターニングポイントとも言えるとても重要で味わい深い時期だと個人的には思います。

立春から春分へ

【バルサミックの月】の考え方を参考に、立春から春分への時期について考えてみると、、

今は静かでやがていったん暗闇になるけれどいずれ必ずそこに光があらわれくる

大切な人との別れ

新しい出会いの予感

次のサイクルを始めるために必要なものだけを残して不要なものは手放す

新たに芽生えたモチベーションに向けてそれに必要な準備を始める

それらの悲喜こもごも、終わりと始まりを受け入れて、冬の間こり固まっていた身体と心をゆっくりと緩めてほぐしておくことが大切ですね。

・・・

4月から生活が大きく変わる方も多いと思います。

その準備など忙しいかと思いますが、睡眠をよくとり、春の苦み(菜の花やフキノトウ)などを食べてゆったりとのりきってくださいね!

・・・・・

追記:
『八節』は、季節の変わり目に「土用」が置かれています。なので、立春-春分(土用)-立夏-夏至(土用)-立秋-秋分(土用)-立冬-冬至(土用)となります。(下図参照)

  • 春分・夏至・秋分・冬至は、12サインで言うと、牡羊座0度・蟹座0度・天秤座0度・山羊座0度
  • 立春・立夏・立秋・立冬は、水瓶座15度・牡牛座15度・獅子座15度・蠍座15度
  • そして、土用は、活動宮27度~不動宮15度

あたりになります。活動宮0度と不動宮15度は、それぞれ強力なポイントなので納得ですね。さらに、活動宮0度ではなく、不動宮15度を切り替えポイントとして「土用」が置かれていることは興味深いです。

西洋占星術では、春分=スタートと考えるようですが、立春=スタートの方が体感的にはしっくりくるのかもしれませんね。

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