牡牛座の日食(2022年5月1日)からの星模様

自宅の庭の雑草を眺めながら、草取りは小さいうちが勝負なのだけど今年も草に先を越されたか・・と諦めモードになっています。

ですが、新緑に覆われている木々や元気に成長している草花を見ると嬉しくなります。ちょうどいい感じの今の季節を十分に味わいたいですね!

2022年5月1日~5月30日までの星模様です。

新月のホロスコープ

2022年5月1日5時28分、牡牛座11度(数え)での新月(部分日食)です。

チャートは東京で作成

全体的な傾向

牡羊座で物事を始めたあと、牡牛座ではそれを根付かせ保持しようとします。

牡牛座が象徴するのは、所有、構築、現状維持、蓄積、忍耐、堅実、安全・安定、現実主義、素朴さ、シンプルさ、穏やかさ、粘り強さ、頑固、利己的、怠惰、変化に対する抵抗、地に足のついた、自然、肉体、五感の発達、お金、土地、食べ物、建築、音楽、農業、首やのどに関すること、など

  • 今回の新月は部分日食となり重要
  • 日食は天王星と合
  • 魚座のステリアムが日食をサポート
  • 金星、火星、木星が牡羊座へ移動
  • 新月のサビアンは「花に水をやる女」

これまで維持してきたものごとの大きな変化。その前触れ。

お金、才能、体などいわゆる「資源」に関する分野での発明や改革。インスピレーションや創造性により、今持っている資源の新たな表現方法が見つかるでしょう。

あるいは、大きな「共感」の流れが現状をくつがえし、新たな「理想の状態」が形作られるかも。

牡牛座は変化を嫌うかもしれませんが、勇気をもって新しい流れを受け入れることで、変化の後にゆるぎない安定を手にすることができるでしょう。

この日食では、①慣れ親しんだことによる心地よさを手放して新しいエネルギーを受け入れる勇気をもつ、②自分が生来もっている才能や創造性を育む、③何かアグレッシブになれることを始めてみる、④体の声をきいて整える

などをこころがけてみてはいかがでしょうか。

新月チャートの主なポイント

主なポイントをピックアップしてみました。

① ノースノードでの牡牛座部分日食

今回の新月はノースノードの近くで起こる部分日食です。

日食はスーパー新月と言われ、世の中や個人への重要な影響が考えられます。

その影響は一般的には半年続くと言われていますが、『Eclipses』の著者であるCeleste Teal氏の説に基づいて計算すると2026年4月頃までとなり、火星や土星以遠の天体の通過(合やオポ)により活性化されます。

ノースノードの日食は新しいパワーの流入であり、チャンスをつかむためには、押し寄せる波を受け入れる勇気が必要になります。最終的に障壁を打ち破るなど、ポジティブな場合が多いと言われています。

また、ノースノードのエネルギーは「増幅器」であるため、あまり好ましくない特性(欲望、未熟さなど)がある場合、それが解き放たれてあらわになる可能性もあります。

牡牛座での食、魚座の金星など

牡牛座は、お金、土地、自然、資源、食、肉体などを象徴していて、これらに関わる分野、ものごと、仕事などについて大きな変化があることを示しています。

また、日食のルーラーである金星は、スポットライトが当たる事柄や人々について示唆しています。

金星に注目すると、魚座にあって木星・海王星と合を形成しています。

さらに、金星・木星・海王星はすべて魚座で品位が高く、牡牛座とはセクスタイルの関係にあります。

つまり、牡牛座が示す「当たり前の豊かさ」を実現するために、魚座が示す「無条件の思いやり」や「犠牲的精神」あるいは「創造性」により大きな支援の動きが生まれそう

ただし、牡牛座が示す「物質的な欲望」が表に吹き出るという可能性も考えられます。

いずれにしても、日食はとくに国家や世界のリーダーに影響を与えるできごとを示していると言われています。

食の度数を火星が通過する7月20日頃、何らかの対立がダイナミックなものごとを引き起こす可能性があります。

② 魚座のステリアム

海王星は理想や夢、木星は拡大、そして水のサインである魚座は共感を表します。

また、海王星は不明瞭な境界線を示していて、理想や夢に対する共感が際限なく広がる(浸透していく)様子が連想されます。

そこに、金星と火星が加わって芸術的表現、あるいは犠牲的な愛情表現が強調されています。

(愛する王子を守るために死を選び海の泡となり、その後風の精になった人魚姫のお話を思い出します ←あくまでも個人的感想ですが。。)

あるいは、今まで固まっていたものが緩んで隠されていたものが次々と明らかになるのかもしれません。

この組み合わせは、スピリチュアルや創造的な分野、または慈善的な活動において大いに活用できそうです。たくさんのインスピレーションやアイデアが浮かぶでしょう。

ただし、寛容になり過ぎたり現実を甘く見てしまう点には注意が必要です。

また、重なった「水」の要素を木星が拡大することから、大雨や洪水などの可能性も考えられます。

*とくに、火星と海王星が合になる5月18日ころ、「水」が全てを押し流すように、溢れる感情に流されないように気を付けましょう。

③ 日食に天王星が合、火星がセクスタイル

安全・安定志向の牡牛座に対して、天王星が変化を要求します。

そこに火星も加わり、日食が示す変化をさらに激化しそうです。または、牡牛座が示すことがらに関する科学的、画期的な発明も考えられます。

11月8日の皆既月食(牡牛座16度)では天王星がピッタリ合となりますが、その前触れの変化と言えるのかも。

魚座の火星は、パワーとしては弱く見えるかもしれませんが、弱者を助けるとか、肉体を使った芸術などでは、水を得た魚のように大きな力を発揮すると思われます。

とくに5月18日前後にこの傾向が強くなるでしょう。

人々の当たり前の生活を維持する、自然環境を守る、健康維持のための医療、芸術的スポーツなど具体的な目的をもって力を注ぎつつ、変化を恐れないことも重要でしょう。

④ 水瓶座の土星とノードのスクエア

水瓶座は「自由」「平等」の信念を貫くために行動(抵抗)するサインです

水瓶座の土星はそこに制限を加えることになり、世の中は反抗的なムードになりやすいでしょう。

先月に続いて、土星とノードがスクエアです。

今回は特に、東京チャートのAC軸にノードがのっていて、対人関係での縁の変化を強調しています。

ノードが「縁の結び目」や「過去や未来」を表すのならば、土星が示す人々、例えば伝統、年長、権威に関わるグループについて、出会いや別離があるのかもしれません??

➄ ミッド・ポイント

次のミッドポイントに注目してみました。

日食(太陽・月)=土星/冥王星

土星、冥王星とも遠い天体であり重要なミッドポイントと考えられます。

土星/冥王星が示すことは・・・(Noel Tylの解説より)

  • 損失の脅威
  • 自滅の可能性
  • 大変困難なしごと

もしかしたら、大きな困難をともなう日食と言えるのかもしれません。

⑥ 新月のサビアン

牡牛座11度(数え)のサビアンは、「花に水をやる女」

生まれ持った能力を将来開花させるために、自分の感覚や感性を磨きあげたいという欲求が生まれます。自身の中にある可能性にフォーカスして期待を寄せます。

水サインである魚座のステリアム(金星を含む)と牡牛座(花・自然)の組合せと共鳴していますね。

牡牛座の潜在的可能性である五感が、豊かなインスピレーションによって育まれます。

天体のサイン移動と逆行

魚座にあった天体たちが次々と牡羊座に移動し、世の中の雰囲気も大きく変化するでしょう。

① 金星、火星、木星が牡羊座へ

金星は5月3日~5月28日
火星は5月25日~7月5日
木星は5月11日~10月28日12月20日~2023年5月16日

まで牡羊座を運行します。

牡羊座は新しい始まり競争開拓者一番でありたい、あるいは無謀な衝動性などを表します。

金星は「人間関係」、火星は「行動力や争い」、木星は「信念や価値観」を表し時代の雰囲気に大きく関わります。

なので、この期間は新規のプロジェクトがあちこちで立ち上がりそう。それは「認められるための競争」とも言えるでしょう。

とくに、火星が木星と合になる5月29日頃、この傾向が目立つでしょう。

② 水星の逆行

水星は、5月10日~6月3日まで逆行します。(双子座4度→牡牛座26度)

逆行の期間は、通信障害や手続きミスが起こりやすいので要注意です。

過去の文章を練りなおしたり、たまっていたメールを整理したりするなど、見直し作業には適していると言われています。

また、水星が順行に転じると同時に「何か重要なことが発表される」というケースもよく見かけます。

ちなみに、前回水星が順行に転じた日に、冬季オリンピックの開会式が行われました。

新月以降の動き

次の双子座の新月(2022年5月30日)までの、その他の動きをピックアップしてみました。

その前に、今月の満月について。

蠍座26度(数え)での皆既月食

今回の満月は5月16日、蠍座26度(数え)での皆既月食となります。Teal氏の説によると、影響は2027年9月まで続きます。

月食は今までの集大成を表し、また、深くて暗い感情をともなう人間関係に関わることが多いと言われています。

今回の月食はサウスノードで起こりますが、

サウスノードは古いエネルギーの放出口であり、そこでの月食は、古い感情的な習慣パターンや依存していたものを手放すプロセスだと言われています。

蠍座は、癒しと再生のプロセスや強制的な浄化に関連しているため、愛着からの離脱が重要なテーマとなりそうです。(蠍座には、核や税金という意味もあるのが気になるところです。)

通常、月食は一般の人々に影響を与える状況を示していると言われています。

満月のサビアン

蠍座26度(数え)のサビアンは「キャンプを作っているインディアンたち」

知ることにより、過酷な状況でも生き抜くことができる力を示しています。

月食に対して水瓶座の土星がスクエア、魚座の火星・海王星と山羊座の冥王星がトラインです。

制限が加えられることで大きなストレスや痛みがあるかもしれません。ですが、自然の摂理や人間について深く理解することで執着を手放し、最終的には癒しと解放感が得られるでしょう。

食度数を火星が通過する(オポジション)8月13日ころ、何らかの対立がダイナミックなものごとを引き起こす可能性があります。

その他の天体の動き

新月は種まき、満月は結果を受け取ると言われています。

呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、という喩えもあります。

・5月1日、牡牛座11度(数え)での日食・・・重要な種まき

5月3日、金星が牡羊座へ(~5月28日)・・・愛情や魅力における競い合い、率直で純粋な表現、直感的に好き嫌いを判断するなどの傾向。ピンとくる洋服やアクセサリーなどを身につけてみては。

5月5日、太陽と天王星が合・・・日常を打ち破るような驚きの展開があるかも。同じことの繰り返しに飽きていた人には良いチャンスとなるでしょう。変化を望まない場合は抵抗感があるかもしれないけれど、気持ちを切り替えて受け入れることで新たな展開が望めそう。

5月11日、木星が牡羊座へ(~10月28日)・・・闘争心や開拓者精神、進取の気性に富みチャンスをつかむ傾向。宗教、政治、ビジネスの分野などでリーダーシップを発揮できそう。

・5月16日、蠍座26度(数え)での皆既月食・・・結果を受け取る

5月18日頃、火星と海王星が合・・・エゴの消失や無力感。自分のためでなく他者のために行動すると、体調や自信が回復するでしょう。

5月25日、火星が牡羊座へ(~7月5日)・・・行動力や活動力を示す火星の、約2年サイクルの始まり。勇気、情熱、力強さ、独立心、決断力が湧いてきて、新たな試みを始めるのによい時期でしょう。

5月29日、金星が牡牛座へ(~6月23日)・・・美味しい食事やアート、音楽、庭いじり、自然の中で過ごすなど、人生をゆったり味わってみるとよさそう。自分を取り巻く人間関係の絆も肌で感じられるときでしょう。

5月29日頃、火星と木星が合・・・活力の増大。「幸運な行動」。新プロジェクトを立ち上げるのによいとき。ただし事故やケガにつながるので無理は禁物。

・・・

ちなみに、今回の日食は、バイデン大統領の火星、プーチン大統領の金星、フィンランドのサンナマリン首相の金星の上で起こります。

また、月食はバイデン大統領の太陽・金星、サンナマリン首相の太陽の上で起こります。

これらは、たまたま目に留まったケースですが、おそらく他にも今回の食が個人の重要な天体や軸に関わっている例があるでしょう。今回の食がどのような影響をもたらすか、期待をもって観察したいと思います。

私は、この連休は夜行バスで少し遠出をする予定ですが、体力がもつかどうか。。。

最後までお読みいただきありがとうございます!どうぞよい連休をお過ごしください!

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