梅雨入りが早い年は「水」の年?~陰陽五行説~

5月というのに雨風の強い日が続いています。今年は梅雨入りが異常に早そうだということで、気象庁のホームページで関東甲信地方の過去の梅雨入りの時期を調べてみました。

その結果をもとに、陰陽五行を参考にしてあれこれ考察してみました。あくまでも素人の「(真面目な?)遊び」ということで読んでいただければ幸いです。

関東甲信で梅雨入りが早かった年ベスト5

以下、1位から5位をあげてみます。

①1963年 癸卯の年
②2011年 辛卯の年
③2008年 戊子の年
④1993年 癸酉の年
➄1991年 辛未の年

年の末尾の数が【1】と【3】が目立っていますね。

西暦の年と並べて書いた陰陽五行の十干には、

甲(陽・木)
乙(陰・木)
丙(陽・火)
丁(陰・火)
戊(陽・土)
己(陰・土)
庚(陽・金)
辛(陰・金)
壬(陽・水)
癸(陰・水)

の十種類があり、年・月・日それぞれ順番にめぐっていきます。

上にあげた年を見ると、「癸・水(陰)」が2年、「辛・金(陰)」が2年、「戊・土(陽)」が1年で、5年のうち4年が【陰】の年です。やはり、梅雨入りが早いことと関係があるのでしょうか。

五行の相生・相剋

陰の【水】の年に梅雨が早まるというのは理解できますが、【金】の年はどう考えたらよいでしょうか??

五行には【相生・相剋】の関係があります。

木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生みます(相生)

ですから、【金は水を生む】と考えられるのでしょうか??

さらに、十二支も陰陽五行に対応しています。

子(陽・水)
丑(陰・土)
寅(陽・木)
卯(陰・木)
辰(陽・土)
巳(陰・火)
午(陽・火)
未(陰・土)
申(陽・金)
酉(陰・金)
戌(陽・土)
亥(陰・水)

上の①~⑤の年に当てはめてみると、

①の年は癸(水)卯(木)で、水が木を生む相生の関係。

②の年は辛(金)卯(木)で、金が木を剋す相剋の関係。(金が水を生むと金→水→木と流れる?)

④の年は癸(水)酉(金)で、金が水を生む相生の関係。

➄の年は辛(金)未(土)で、土が金を生む相生の関係。(そして金は水を生む?)

最後に③の年は戊(土)子(水)で、土が水を剋す相剋の関係。「土が水を汚す」濁流がイメージされます。(そして土が金を生むと土→金→水と流れる?)

ここまでで【火】は一つも出てこなかったですね。

さて、今年2021年は、辛(陰・金)丑(陰・土)の年で、➄1991年と似た組合せです。西日本はすでに梅雨入りしていますが、関東も早そうですね。

湿った土から金が生み出されるとは、どんな意味があるのでしょうか。また、梅雨入りが早いこと以外にはどんな傾向があるのでしょうか。西洋占星術だけでなく陰陽五行説の視点から観察してみるのも興味深いです。

年運の簡単な見方

人の年運については、【生まれた日の日干】と【その年の十干】の相生や相剋の関係から導き出します。十干なので10年サイクルで繰り返されます。

ですから、一番簡単にそのサイクルを知る方法として、自分の過去の主なイベントを書きだしてみると、10年毎に似た感じの傾向が見えてくると思います。

実例として

例えば、私の場合、1991年、2001年など末尾1の年に「結婚して引っ越し」や「家を建てて引っ越して出産」など、「家」に関わる大きなイベントを体験しました。

今年2021年も末尾1の年ですが、こどもが2人家を出て、入れ替わりに海外赴任していた夫が戻ってくるなど、新しい家族の形を作りつつあります。

私の日干は(土)で命式に(金)がありません。なので、【辛(金)】や【庚(金)】がめぐってくる年は【土生金】となり、何かを生み出す動きが活発になるのだと思います。

ちなみに、私には「生みだす組合せ(四柱推命の食神・傷官)」がありませんが、夫の命式には食傷星がてんこ盛りです。

このように、自分にない要素は家族で補い合っているのだろうと実感しています。(四柱推命の相性として、正式にどう読むのかはわかりませんが。)

その人の命式によって表れ方は色々なので、実際にできごとを書き出してみてリアルな傾向をつかむと、なかなか参考になると思います。(詳しく知りたい場合は専門家に鑑定をお願いしましょう。)

年運のパターン

ちなみに下の5つのパターンが、それぞれ2年ずつ(陽→陰)10年で一つのサイクルとなります。

  • 自分と同じ五行(自我、自分、兄妹、友人など)
  • 自分から生まれ出る(表現力、女性にとってのこどもなど)
  • 自分が剋す(財産、父親、男性にとっての配偶者など)
  • 自分が剋される(仕事、男性にとってのこども、女性にとっての配偶者など)
  • 自分を生みだしてくれる(母親、学問など)

命式が身弱の場合は、自分と同じ五行がめぐってきたときは力を得るようです。逆に身強の場合は、強くなり過ぎるので注意が必要かもしれません。

上記のパターンをあらためて見てみると、「自分が剋すのが男性にとっての配偶者」で、「自分が剋されるのが女性にとっての配偶者」というのは、もしかしたら今の時代にはそぐわないかもしれない、と思いました。

西洋占星術において、特にトランスサタニアンの解釈が時代によって変化していたり、土星逆行は父親問題に限定されない?ことを考えると、現代の四柱推命の解釈はどうなのか興味深いところです。

以上、東洋占術の【エレメント】を使って梅雨入りについて考えてみました。

・・・

昔と違って、近年は毎年何らかの災害が起きているように思いますが、全国津々浦々、被害が最小限ですみますように。。

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