乙女座の新月(2022年8月27日)からの星模様

やっと涼しくなったと思ったら8月ももう終わりですね。

今年の夏はお祭りや花火大会も少しずつ復活しました。花火を直接見る機会はなかったのですが、長岡や大曲の花火大会をテレビ画面越しに楽しみました~。

色々な場面で、当たり前のありがたみを感じる今日この頃です。

2022年8月27日~9月26日までの星模様です。

新月のホロスコープ

2022年8月27日17時17分、乙女座5度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向

獅子座ではスポットライトを浴びる喜びを堪能しましたが、乙女座では自己分析をして改善点を実行します。

乙女座(土の柔軟サイン)が象徴するのは・・・
有用無用/真偽の選別と排他、優先順位付け、批判、分析、観察力、(有用な)情報、完璧、厳格、几帳面、実用性、生産性、仕事能力、品質管理、奉仕、謙虚さ、心配性、工芸、技術の研鑽、改善への継続的努力、細部への集中、全体の流れを見失う、自己批判と過小評価、小腸、脾臓、など

新月からのメッセージ

まずは、暑さで疲れた身体を整えましょう。

胃腸に優しい食事をこころがけて、睡眠を確保し、不調を感じていた身体部位のケアをするとよいでしょう。夏の間はできなかったウォーキングなども復活できそうです。

同様に、家周りなどの清掃や草取り、不具合の修理など生活環境のメンテナンスも一つずつ片付けましょう。

乙女座は、やるべきことに優先順位をつけて着実にこなす、仕事能力抜群のサインです。なので、この期間は、生活環境や身体と心を整えるのに最適な時期と言えます。

ただし、あれもこれもやりたい!と範囲を広げすぎると、やるべきリストが定まらないので、ほどほどのところで取捨選択しましょう。

この期間は、多少の口論はあるかもしれませんが、コミュニケーションを通して、目標に向けてしっかりと計画を練ることができそうです。ジャンルに関わらず、様々な人と関わることが前進のカギになりそう。

また、権威者や古い体制に対する大きな反抗心と、それらをひっくり返したいという強い欲求が起こるかもしれません。

障害と感じているものが、動かせそうでなかなか動かないという大きなストレスは、ものごとの対立を浮き彫りにするような緊張感を生じさせるでしょう

引き続き、天候不順、自然災害、事故、争い、突然のできごとなどにも要注意

この新月では、①身体を整える、②環境を整える、③気になっていた修理などメンテナンスをする、④それらのやるべきリストを作って実行する、④停滞感やストレスの中でもやることを着実にこなすことで生活の質を上げる、➄パートナーと協力して!

などをこころがけてはいかがでしょうか。

新月チャートの主なポイント

新月チャートについて、主に次のポイントに注目してみました。

  • 新月は7ハウスで起こり、ICの火星とスクエア
  • 土星(AC)、金星(DC)、天王星(3ハウス)がTスクエア
  • 乙女座のルーラーである水星について
  • この期間の金星について
  • 新月のサビアンは「妖精の夢を見る男」

① 新月は7ハウスで起こり、ICの火星とスクエア

新月は7ハウスで、対人関係、外交関係、パートナーとの協力関係が重要なりそう。

乙女座は、必要な情報を整理しものごとの不具合を修正して、滞りなくことが運ぶように努めます。

細かい部分をきっちり処理して、抜群の仕事能力を発揮するでしょう。

パートナーと協力すると、さらに効率よく仕事をこなせます。

ですが、この新月では双子座の火星がスクエアで、あれもこれもと興味が湧いてきた結果、優先順位がつけられずストレスを感じるかもしれません。

それが対人関係に影響して口論になったり、イライラが事故につながる可能性も。

迷いが生じたときは、より大きな流れの中で必要なことは何かを考えてみるとよいかもしれません。

国単位で考えると、国内における活発なコミュニケーションが、外交関係での現実的な対応力を活性化する、あるいは、国内での争いごとが外交関係に緊張をもたらすとも言えます。

また、ICの火星は、天候不順、自然災害、事故などにも注意が必要でしょう。

② 土星・金星・天王星とノードのTスクエア

土星と天王星のスクエアは、9~10月頃にふたたびオーブ1度以内に接近します。

新旧の対立、変化への抵抗、権威への反抗などのテーマについて、ふたたび緊張感が高まりそうです。

この新月では、そこに金星が加わってTスクエアを形成し、さらに土星と金星がアセンダント軸にのって強調されています。

金星は対人関係を表し、これまで耐えに耐えてきた旧体制や権威に対する不満や怒り、ストレスなどを一気に表現したい欲求が高まりそう。

あるいは、金星は女性も表すので、彼女たちの抑圧感や怒りの表現を示しているのかも。

縁の結び目であるノードが天王星と合を形成し、それらの動きは多くの人を巻き込むでしょう。

また、天王星は3ハウスにあって、交通機関や通信における突然のできごとにも要注意。

③ 乙女座のルーラーである水星について

乙女座(新月)と双子座(火星)のルーラーである水星は、火星とトライン、木星とオポジション、そして火星と木星がセクスタイルで、発展的なサポート関係にあります。

コミュニケーションを通して様々な情報を集めることで、ものごとを前に進めていくことができそうです。

水星と木星は逆行しながら10月中旬頃までオポジションを形成し、継続したコミュニケーションによって着実に計画を実行していくでしょう。

④ 金星について

金星に注目してみました。

新月図では、土星・天王星とTスクエアを形成する金星が、ディセンダントに合で強調されています。

振り返ると、先月の獅子座の新月では蟹座の金星がACに、水瓶座の満月では獅子座の金星がMCに合でした(いずれも東京チャート)。

このところ、金星が示す女性、こども、楽しみ、美、芸術、外交などが強調されているのでしょうか??

ここからは趣味的な話になりますが、、、

今回の新月図をヘリオセントリック(太陽を中心としたチャート)で見ると・・・

金星(蟹座27度)が他の天体群と離れてポツンと太陽の反対側にあり、さらに冥王星とタイトにオポジションです。(太陽がチャートの中心にあるとします。)

金星が、その他の天体群を率いている感じです。

太陽の向こう側にある天体群とコンタクトを取るには、大きな声を出す必要がありそうです。

また、9月10日の魚座満月のヘリオ・チャートを見ると・・・

やはり金星(獅子座20度)が太陽の反対側にあり、土星とオポジション、天王星とスクエアを形成し、乙女座新月図のアスペクトを再現しています。

今回の新月・満月では、女性や外交(和平)関係など金星が象徴するものごとについて、何かを声高に表現する必要があるのかもしれません。

➄ ミッド・ポイント

新月図について、次のミッドポイントに注目してみました。

海王星=天王星/冥王星

  • 専門的なテーマの深い研究
  • 他者への共感的な理解
  • 大きな目標達成のためのインスピレーション
  • スピリチュアリズムについての現状打破

このミッドポイントは、少なくとも2023年の12月頃までは(一旦オーブ外になりながら)形成されます。

★土のサインである「山羊座の冥王星」が作り上げた現実世界の光と影を、水のサインである「魚座の海王星」が溶かして浄化する。

★あるいは、物質的な価値観の変化を促す「牡牛座の天王星」に、「魚座の海王星」がインスピレーションを与える。(画期的な発明なども考えられます。)

遠い天体同士の組合せなので、無意識への影響となるでしょう。

水が土を溶かして現実世界に新しいものを生み出す、新しい段階への切り替えがイメージされます。

➄ 新月のサビアン

乙女座5度(数え)のサビアンは・・・「妖精の夢を見る男」

クリエイティブな発想や想像、遊び心を、乙女座の実用的で現実的な形の中で表現します。

思いきりファンシーな、あるいは大人の遊び心をくすぐるような文房具を、ワクワク感を込めて作り楽しむ、という感じでしょうか。

それに対して、

火星(双子座5度、数え)のサビアンは・・・「過激な雑誌」

こちらは、思い切り冒険して刺激を楽しみます。

節度の中で楽しむ乙女座と、それを破ることを楽しむ双子座との引っ張り合いが興味深いですね。

水星の逆行、他

水星は、9月10日~10月2日まで逆行します。(天秤座8度→乙女座24度)

逆行の期間は、通信障害や手続きミスが起こりやすいので要注意です。

ただし、過去の文章を練りなおしたり、たまっていたメールを整理したりするなど、見直し作業には適していると言われています。

また、水星が順行に転じると同時に「何か重要なことが発表される」というケースもよく見かけます。

このところ、水星の逆行期間以外でも大規模な通信障害が起きているので、何かあったときの対処法を準備しておくと良さそうです。

木星、土星、天王星、海王星、冥王星が逆行

水星も含めると、6天体が逆行します。

天体の逆行中はものごとが停滞気味になると言われていますが、ちょうど乙女座の時期でもあり、じっくりと調整して質を上げる期間として活用できそうです。

火星が食度数を通過

8月30日、9月5日、9月12日、9月19日、9月30日頃には、火星が食度数(射手座5度、双子座8度、射手座12度、射手座15度、双子座19度)にオポジション/合となります。

この前後は、対立からものごとが始まる可能性が高いでしょう。

射手座が象徴する「宗教、法律、(高等)教育、海外、報道、(遠方)旅行」など、

双子座が象徴する「通信、情報、マーケット、交通、(初等)教育、ゴシップ、(近場の)旅行」など、

それらに関する問題が、さらに提示されることが考えられます。

土星と天王星(ノード)のスクエアとも相まって、緊張が高まる可能性があります。

新月以降のその他の動き

まずは今回の満月について。

魚座の満月(9月10日)

新月は種まき、満月は収穫と言われています。

呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、という喩えがあります。

そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるかもしれません。

9月10日18時59分、魚座18度(数え)での満月

12ハウスの魚座満月に対して、魚座の海王星が合、双子座の火星がスクエア

乙女座新月では、色々な情報をふるいにかけて不要物を排除してきましたが、魚座の満月では、これまで捨て去ったものが再び持ち込まれて、カオス状態になるかもしれません。

満月は12ハウスで起こり、それらのカオス状態は、隠された場所/組織/立場、逃避、妨害などに関わる可能性が考えられます。

ですが、これまで選ばなかったもの、陰に回ったもの、価値を見出さなかったものもこの世には存在するわけで、再びそれらの存在に目を向けることが必要なのでしょう。

12ハウスには牡羊座の木星

木星は、土星と天王星のミッドポイントにあります(木星=土星/天王星)。

昨年から続く土星と天王星のスクエアは「新旧の対立」や「自由と制限の対立」などの緊張をもたらしていますが、

その中で、牡羊座の木星は、ものごとを進展させるべく見えないところで動いているのかもしれません。

カオスの中から新しいものごとを生み出す、魚座から牡羊座への新たな胎動が感じられます

サビアンシンボル

魚座18度(数え)のサビアンは・・・「巨大なテント」

外部から守られた場所を作り、安心して活動に集中できる場を提供します。テントは巨大なので来るものは拒みません。

満月は12ハウスで起こり、魚座の海王星が合

そのテントは隠れた場所やネット上、もしかしたら夢の中にあるのかもしれません。そこではあるがまま全てを解放できるのでしょう。

社会においては、駆け込み寺のような避難場所と言えるかもしれません。天王星がセクスタイルで、自立をサポートします。

・・・

この満月では、後回しにしてきた感情や身体の声を聴いて寄り添ってみましょう。あるいは、つい後回しにしてきた人物はいませんか?

周りを気にせずに安心して好きなことができる、とっておきの居場所はありますか?それは自分の心の中にあるかもしれないし、また、自分がだれかのそのような場であるのかもしれませんね。

全体の動き ~まとめ~

乙女座新月(8月27日)~天秤座の新月(9月26日)までの全体の動きをまとめてみました。緊張感のある期間には赤線を引いてあります。

★参考までに、月が緊張のアスペクトを形成する日赤字で)記入してみました。月が、できごとや感情の引き金となることについて検証してみてはいかがでしょうか。

・・・

8月27日、乙女座5度(数え)での新月・・・種まき

全期間を通して、土星と天王星がオーブ2度以内のスクエア
9月中旬からはオーブ1度以内となり緊張が高まりそう。

・8月29日頃、金星と土星がオポジション(獅子ー水瓶座20度)

(8月30日、火星が食度数を通過)

・8月31日、天秤座の月ー冥王星

・9月2日、蠍座の月ー土星ー天王星

・9月3日頃、水星と木星がオポジション(天秤ー牡羊座6度)
9月3日射手座の火星

9月4日、上弦の月(射手座12度、数え)・・・発展

・9月5日、金星が乙女座へ
・9月5日、山羊座の月ー水星ー木星
(9月5日、火星が食度数を通過)

・9月7日、山羊座の月-冥王星

9月89日水瓶座の土星天王星

9月10日、満月(魚座18度、数え)・・・収穫
・9月10日、水星が逆行へ(~10月2日)

・9月11日、魚座の月ー海王星ー太陽

・9月12日、牡羊座の月ー木星ー水星
(9月12日、火星が食度数を通過)

・9月13日、牡羊座の月ー冥王星

9月15日牡牛座の天王星土星

・9月17日頃、金星と火星がスクエア(乙女ー双子座14度)
・9月17日頃、太陽と海王星がオポジション(乙女ー魚座24度)
・9月17日、双子座の月ー火星

9月18日、下弦の月(双子座25度、数え)・・・成熟・衰退

・9月19日頃、水星と木星がオポジション(天秤ー牡羊座4度)
・9月19日頃、太陽と冥王星がトライン(乙女ー山羊座26度)
(9月19日、火星が食度数を通過)

・9月20日、蟹座の月ー冥王星

9月22獅子座の土星天王星

・9月23日、秋分 太陽が天秤座へ・・・土から風のサインへ
(一年間のサイクルで言うと、満月にあたる)
・9月23日、逆行中の水星が乙女座に戻る

・9月24日頃、金星と海王星がオポジション(乙女ー魚座23度)

9月25日乙女座の火星海王星

9月26日、天秤座3度(数え)での新月・・・種まき

・・・・・

最近、高校生による俳句の全国大会があることを知って少し驚きました。『プレバト』という番組を通して俳句に興味を持ちつつあるのですが、この俳句というのは、乙女座と魚座の世界かもしれません。

俳句は選び抜かれた17音で場面や感情を描写しますが、それを読んだ人は、その短い言葉とともに言外のイメージを頭の中に描いて、情景や情感を妄想?します。

厳選された17音は乙女座で、そこに付随する情報やイメージは魚座とすると、多分言外のイメージの方が膨大ですよね。そのイメージがあるからこそ、短い17音が生きる。

俳句の高校生大会や『プレバト』の仕掛け人(講師)である夏井いつき氏は、競わせることで長年かけて俳句を盛り上げてきましたが、競わせるのは「射手座」の要素だな~と納得しました。

17音で無限の描写ができるとは、日本語ってすごいですね~!

最後までお読みいただきありがとうございます!

参考記事:
2022年(1月~12月)の星模様
2022年(1月~12月)の星模様~12のチャート~

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