2020年3月20日春分図と水瓶座の土星・木星

2020年3月20日午後12時50分に春分を迎えました。

(3月22日に土星が水瓶座にいったん入りました。

 

春分とは太陽が牡羊座0度に到達し、昼と夜の長さがちょうど等しくなるときです。西洋占星術ではその瞬間を、一年間で唯一新しい世界への扉が開くとき、「裂け目」と考えて、一年のスタートとします。そして、その瞬間の(国の首都での)チャートからその年の社会情勢を予測します。

2019年の春分図との比較

2019年春分のチャート

まずは、2019年3月からの一年間を振り返ってみます。

 

日本では春分の太陽は12ハウスに隠れていて、6ハウスでの満月。

(ちなみに、満月は安倍首相の太陽(おとめ座28度)に合。)

太陽は権威者や国への影響。12ハウスは妨害、争い、混乱、

6ハウスは労働、医療、衛生、食料問題など。

6ハウスのカスプと月は乙女座で医療・衛星が強調されています。

決して安穏な一年ではなかったですね。

 

目立つのがMC上の土星・冥王星・ノード。

今生天皇の土星が山羊座15度、月が山羊座17度で、ちょうどMCにのっています。

5月1日から令和がスタートして皇位が継承されました。

 

10ハウスの土星が冥王星にひたひたと接近、その後1月に合。

世界が大きな渦に巻き込まれるようなできごとも起こりました。

度重なる自然災害、コロナウイルスによる世界規模封鎖と株価暴落、

五輪の延期問題など。

 

アセンダントに牡牛座0度の天王星。

牡牛座0度はお金、豊かさなどをしっかりと享受する力。

ネットなどのテクノロジーが生活の中で必要不可欠に。

天王星は変革を示し、生活が大きく変化した方も多いでしょう。

 

MCの土星・冥王星、ACの天王星、12ハウスの太陽。

社会の枠組みの根底からの変容と個人の生活への影響、世の中の混乱。

 

今年の春分図をざっと見てみます。

 

2020年春分のチャート

太陽は9ハウスに。9ハウスは、法律、宗教、研究、海外など。

そして、土星がディセンダントにぴったりのっています。

この土星は山羊座29度で、裏で全てを操る権力を表す。

ヒエラルキーが前面に押し出され

やがて抗えない力により解体へと向かっていく。

 

予断を許さない新型コロナに対しての対応、

3月24日延長が決まったオリンピックの再調整など

現時点でも課題が山積みです。

 

水瓶座の月が7ハウスに。

外交については、リーダーシップとともに友好的な態度も重要。

理想と現実のバランスが課題。

 

山羊座の冥王星・木星・火星が6ハウスに。

今年、山羊座の22度~24度で天体の合が起こり強調されています。

働き方や医療・衛生面などに大きな力が作用して、

社会全体での改革が余儀なくされます。

ここで土星に注目してみます。

ここからは雑感です。。

 

3月22日に土星は(いったん)水瓶座に入りました。

(オリンピックの延期が検討されて一気に方向性が見えてきた感)。

その後逆行して、7月2日に山羊座に戻り、

順行に転じて、12月17日に再び水瓶座に入り、

12月22日には、水瓶座0度で木星と合となります。

 

1961年には、山羊座25度で木星と土星が合でしたが、

このときベルリンの壁が造られたことを考えると、

木星と土星の組み合わせは「境界線」「壁」の建造とも言えます。

 

今年1月に冥王星と土星の合が起こり、

(山羊座土星(形ある壁)を崩壊させ)

コロナウイルスはいとも簡単に国境をすり抜けて、

あっという間に世界に広がりました。

 

これは、国と国の間の、

ベルリンの「壁」(山羊座土星)に象徴されるような「境界」は

もはや通用しないということでは?

そして、私だけの感覚かもしれませんが、

ウイルスの拡大スピードや規模を見ていると、

「世界」が小さく感じられたり、

全体で一つに感じられたりします。

昔は、世界ってもっと広くて未知の部分がたくさんあったような。

 

この感覚は、

木星・冥王星・火星が山羊座で合を繰り返すうちに

確実になっていくのでは?

木星と冥王星で「展望や視野の拡大」、

火星でそこに「エネルギーを注ぐ」。

 

土星が冥王星に合して、「壁」に穴が開いたあとに

水瓶座0度で土星と木星が合になるというのはとても興味深い。

山羊座から水瓶座へのシフト。

 

これからは

「ここからここまでが私の陣地~!入ってこないで~」とか

「〇〇(国の名前)ウイルス」と呼んでいるようでは、

やっていけない。

なぜなら、ウイルスは陣地など関係なく

すり抜けて拡散していくのだから。

新しい「境い目」としての、国と国の新しい「関係性」が必要。

 

 

おそらく、互いに「協力」し合うということ

世界が一つになってウイルスという課題に取り組むこと

他人事ではなく自分のこととして考えること

水瓶座0度の木星・土星に相応しい

新しい「境界線」のキーワードなのだという気がする。

それが人々に浸透したときに

ウイルスは収束するのかも。。

 

【追記メモ】

・4月7日午後7時 7都府県に緊急事態宣言が発令される(5月6日まで)

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