年が明けて2023年となりました。今年もよろしくお願いいたします。
個人的に、近年のお正月の楽しみと言えばニューイヤー駅伝と箱根駅伝です。今年も見応えのあるレースでしたね~。箱根駅伝で優勝した駒澤大学は三冠を達成し、大八木監督勇退の花道となりました。
今回は、箱根駅伝1位~10位の監督のホロスコープを拝見するとともに、「新旧の交代」について考えてみたいと思います!
監督のホロスコープ
今年10位以内(シード)に入った大学について、監督の天体(太陽・月~土星)とそのサインを書き出してみました。
監督の天体とサイン
出生データはWikipediaより。お昼の12時でチャートを作成しました。
参考までに、メジャーアスペクト無しと考えられる天体にはノーアスペクトと記し、個人天体について、活動宮は緑字、不動宮は黒太字、柔軟宮は赤字で記しました。
また、出生時間によって月のサインが変わる場合は、両方記してあります。
【優勝】駒澤大学 大八木弘明 監督(1958年7月30日生まれ)
太陽 獅子座
月 山羊座/水瓶座
水星 乙女座
金星 蟹座
火星 牡牛座
木星 天秤座
土星 射手座(ノーアスペクト)
【準優勝】中央大学 藤原正和 監督(1981年3月6日生まれ)
太陽 魚座
月 魚座
水星 水瓶座
金星 魚座
火星 魚座
木星 天秤座
土星 天秤座
【3位】青山学院大学 原晋 監督(1967年3月8日生まれ)
太陽 魚座
月 水瓶座
水星 魚座
金星 牡羊座
火星 蠍座(ノーアスペクト)
木星 蟹座
土星 牡羊座(0度)
【4位】國學院大學 前田康弘 監督(1978年2月17日生まれ)
太陽 水瓶座
月 双子座
水星 水瓶座
金星 魚座
火星 蟹座
木星 双子座
土星 獅子座
【5位】順天堂大学 長門俊介 監督(1984年5月4日生まれ)
太陽 牡牛座
月 双子座
水星 牡羊座
金星 牡牛座
火星 蠍座(ノーアスペクト)
木星 山羊座
土星 蠍座
【6位】早稲田大学 花田勝彦 監督(1971年6月12日生まれ)
太陽 双子座
月 山羊座/水瓶座
水星 双子座
金星 牡牛座
火星 水瓶座
木星 蠍座
土星 牡牛座
【7位】法政大学 坪田智夫 監督(1977年6月16日生まれ)
太陽 双子座
月 双子座
水星 双子座
金星 牡牛座
火星 牡牛座
木星 双子座
土星 獅子座
【8位】創価大学 榎木和貴 監督(1974年6月7日生まれ)
太陽 双子座
月 山羊座
水星 蟹座
金星 牡牛座
火星 蟹座
木星 魚座
土星 蟹座
【9位】城西大学 櫛部静二 監督(1971年11月11日生まれ)
太陽 蠍座(ノーアスペクト)
月 乙女座/獅子座
水星 射手座
金星 射手座
火星 魚座
木星 射手座
土星 双子座
【10位】東洋大学 酒井俊幸 監督(1976年5月23日生まれ)
太陽 双子座
月 魚座/牡羊座
水星 牡牛座
金星 牡牛座
火星 獅子座
木星 牡牛座(ノーアスペクト)
土星 蟹座
天体のサインの傾向
個人天体(太陽、月、水星、金星、火星)のサインについては、圧倒的に「不動宮」と「柔軟宮」が多いですね。特に、太陽と月に関しては顕著です。
監督業は、必要に応じて方針を変えつつ全体をまとめる調整力(柔軟宮)と、何年~何十年もかけて選手とチームを育成する継続力(不動宮)が必要であることを考えると、さもありなん、ですね。
そして、特に双子座が頻出しています。コミュニケーション力、情報収集力の高さも重要なのでしょう。
「監督は頑固だけど、話せばわかってくれて頼りになるな~」という感じ?
この10人に限って言えば、大八木監督と原監督(青学)以外は、1970年~1980年代生まれの40代が中心で意外とヤングなのだなと思いました。(自分が年をとっただけ?!)
アスペクトの傾向
アスペクトに関して目についたのは、
- 水星と冥王星のアスペクト
- 木星と土星のアスペクト
- 太陽、火星、木星、土星、天王星、冥王星のアスペクト
などです。
観察、計画、実行、分析、改善、伝達などを効率的に行うのに、水星の状態は重要ですね。今回は、特に冥王星とのアスペクトが目立ちました。徹底的に集中して考え抜く力ですね。
アスペクトの中で、特に印象的だったのは木星と土星のアスペクトで、10人中7人のチャートに見られました。木星と土星は、「社会の具現化」や「時代を作る」組合せですが、個人においては「組織力」を示すのだと思います。ビジネスにおいても有効でしょう。
太陽系の中で木星と土星は格別に大きい惑星です。この二つの天体が世の中の枠組みやルールの形成に関わっているのも頷けますね。
そして、アスリート(パフォーマンス系)に加えて、管理・コントロールに必要な要素である、太陽、火星、木星、土星、天王星、冥王星などが強力にアスペクトを組んでいるケースが目立ちました。(これは、監督業に限りませんが。)
天体のディグニティ
今回も、アスリート及び監督業にとって重要と思われる火星と土星のディグニティを見てみました。以下、それぞれのサインと人数を記しています。
分かりやすくするために、いわゆる品位が高い「ドミサイル」と「エグザルテーション」を青字で、品位が低い「デトリメント」と「フォール」を赤字で記しています。
【火星のサイン】
牡牛座2 …デトリメント
蟹座2 …フォール
獅子座1
蠍座2 …ドミサイル
水瓶座1
魚座2
【土星のサイン】
牡羊座1 …フォール
牡牛座1
双子座1
蟹座2 …デトリメント
獅子座2 …デトリメント
天秤座1 …エグザルテーション
蠍座1
射手座1
やはりというか、今回も興味深いのは、火星も土星も、いわゆる品位が低いと言われるサインの割合が高いことです。
こどもの頃に苦手だったことが、大人になったときにその道の達人になることは、よくあるケースですが、品位が低いと言われる天体・サインについても同じことが言えるのかもしれません。
サインの環境のデメリットを乗り越えようと努力することで、結果として、その天体自体を鍛えることになるのでしょう。
そう考えると、とくにデトリメントやフォールの天体は、開発されるのを待っているのかもしれませんね?!
ご自身のチャートでチェックしてみると面白いと思います。
大八木監督の勇退と新監督の就任
さて、駒澤大学の新監督には、チームのコーチを務めてきた藤田敦史氏が就任するとのこと。
そこで、藤田 次期監督のホロスコープを見てみました。(1976年11月6日生まれ、Wikipediaより)
藤田(次期)監督のホロスコープ
藤田 次期監督は、蠍座の太陽に牡牛座(または牡羊座)の月、蠍座ステリアムで不動宮に7(6?)つ天体があります。
(やはり不動宮が強いですね。。)
ホロスコープから想像すると、内面に不屈の精神力、集中力、情熱を秘め、深い洞察に基づいて環境をコントロールするという感じでしょうか。蠍座は水のサインで、感情的にかなり頑固かもしれません。
また、太陽に対して、天王星と火星が合、土星がスクエア。現状を早急に改革したい衝動と、現状維持、あるいは慎重に進みたい自制心が常に内部で葛藤しているのかも。
ですが、年齢を重ねる中で、改革と構築を繰り返し、不動の強さを積み上げていかれるのだろうと想像しました。
気になるミッドポイントは・・・
太陽=水星=火星/天王星
太陽=水星=海王星/冥王星
現実的な鋭敏さと、創造的で目に見えないものを感じとる繊細さの両面があって、とても強力なミッドポイントだと考えます。
海王星と冥王星はタイトなセクスタイルを形成していて、その直接のミッドポイントに太陽と水星があり、個人的には「イリュージョニスト」のイメージがあります。
今後どのような采配として表現されるのかとても興味深いですね~。
大八木監督とのシナストリー
さらに、大八木監督との二重円を見てみました。内円が大八木監督で、外円が藤田次期監督のチャートです。
大八木監督の太陽・天王星・火星・海王星のTスクエアに、藤田次期監督のノード・天王星・水星・太陽・火星・土星・(月)のTスクエアが、ざっくりとですが重なっていますね。
出生時間によっては、大八木監督の月は水瓶座に入り不動のグランドクロスになる可能性もあります。
両者に共通しているアスペクトは、太陽・火星・天王星の組合せです。改革・アクションへの強い衝動を持つお二人が重なり、大きな”ばね”が力を溜めこんでいるようです。
太陽は獅子座と蠍座で、表向きの表現は違うかもしれませんが、内面的にはとても似ているところがあるのでしょう。お互いが刺激となり、共に変化を遂げていったのかもしれません。
さて、監督の交代は「新旧の交代」ということで、土星と天王星の組合せが浮かびますね、むりやりですが(笑)
ここで、2021年の土星と天王星のトランジットを振り返ってみましょう。
2021年のトランジット土星と天王星
2021年、土星と天王星は3回スクエアを形成しました。
① 2月18日、水瓶座-牡牛座7度
② 6月15日、水瓶座-牡牛座13度
③ 12月24日、水瓶座-牡牛座11度
二重円に書き込んでみると・・・
トランジットの土星と天王星は、お二方の、とくに太陽と天王星にぴったりとスクエア/オポジションを形成していますね。
これらのトランジットで考えられる傾向は、例えば、
- 必要な変化を取り入れて、うまくいっていない要素を整理する試練と忍耐のとき
- 変化や困難の中で、自分が選んだ道を歩み続けることができるのかが試されるとき
- 外側にある基準ではなく、自分の内なる価値観に向き合い、新たな方向性へと転換するとき
など、それぞれに、ご自分の歩まれてきた道を再確認し、新たな方向性を見出したときであったかもしれません。
トランジット天王星と出生の天王星のアスペクト
トランジット天王星から天王星へのアスペクトに注目してみます。
天王星は約84年で12サインを一周し、出生の天王星と次のようなアスペクトを形成します。
21歳頃 …スクエア
42歳頃 …オポジション
63歳頃 ‥ふたたびスクエア
84歳頃 …コンジャンクション(元の位置)
これらの時期は、天王星が示す「自由・自立・個性化への変化の波」に動揺するときかもしれません。誰か(権威者)に言われたことではなく、自分の芯に沿った生き方をしているかが問われる「節目」とも言えるでしょう。
藤田次期監督、大八木監督ともに、この時期に該当していますね。さらに、天王星に太陽が合で、まさに人生の目的に関わる超重要なときです。
大八木監督の場合は、この人生の節目において、歩んできた道の迷いなき達成感があったのではと想像します。監督を退任する(次世代の監督を育てる)という考えは、この頃からすでにあったのかもしれません。
トランジット土星と天王星という時代のアスペクトが、複数の個人のチャートと見事に絡んで、人生の節目を演出することにあらためて感じ入りました。
(余談ですが、大八木監督は、間もなくソーラーアークの「ノード」と「木星」が、約4年間続く牡羊ポイントに入ります。何らかの形で「広く有名になる」可能性があるかも。。)
追記:大八木監督は、もう大学でやり残したことはなく、今後は田澤選手を育成して世界を目指すそうですね。引退してゆっくりされるのかと思ったら、そこに情熱の炎がまだ燃えているのですね~
さて、来年、箱根駅伝は第100回を迎えるそうですね。「高校野球の21世紀枠のように、参加校を増やすといいね、全国区にして」と家族で話していたら、実際にそうなるようですね。今からとても楽しみです~!
最後までお読みいただきありがとうございます!
・・・・・
今年も駅伝ネタを何とか書くことができました(^^;)
最近はスポーツ観戦が楽しくて、年末には、友人と北海道に行った際に、ホテルでワールドカップの準決勝と決勝を最後まで観ました。睡眠時間は2時間ほどでしたが、ちゃんと観光もして我ながら元気だな~と思いました(笑)
多分、スポーツ観戦でエネルギーをもらっているのだなと感じます。目に見えないご飯です。今年は、ラグビー、野球、バスケなど世界大会が目白押しで、とても楽しみにしています~
いつまでも心はヤングでいたいものですね^^
それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
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