水瓶座の新月(2023年1月22日)からの星模様

2023年最初の新月です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023年1月22日~2月20日までの星模様です。

水瓶座の新月

2023年1月22日午前5時53分、水瓶座2度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向

山羊座がつくりあげた制度や組織を、水瓶座は俯瞰し、真の在り方を求めて行動する

水瓶座(風のサイン)が象徴するのは・・・
自由・平等、公正さ、人道的、好奇心、人間性への興味、正直さ、友好的、合理的、俯瞰的、先見性、型にはまらない、真実への関心と信念、独立独歩、テクノロジー、科学、自然や野生動物への関心、鳥、天文学、占星術、航空関係、足首、循環器系、神経系、等

新月からのメッセージ

「公正さを求める」「現状打破」「個性化」「未来」「宇宙」「自然の神秘」などがテーマとして強く現れるでしょう。古い習慣を打ち破ることで新たな自分の個性を発見するなど、大きな変化・目覚めを体験するかもしれません。

進取の気性、行動力、チャレンジ精神にも溢れ、行動範囲が広がります。現実的な計画性もあるのでポジティブな発展が期待できそう。ただし、ものごとを俯瞰し過ぎる傾向があるので、自分の情熱の源を忘れないようにしましょう。

この期間は、とくに目標やビジョンを共有する友人との時間を楽しめそう。たとえ意見がぶつかったとしても、興味を持って話してみると、お互いの理解が深まり視野も広がります。

また、お金の価値やお金そのものの考え方が大きく変化するかもしれません。これまでの「物の価値」が転換点を迎える可能性。

暦の上では2月4日に立春を迎えます。東洋占術では一年の切り換えのときであり、心身のバランスを崩しやすくなります。食事、睡眠、運動のバランスに気を付けて乗り切ってくださいね!

この新月では・・・

★今、殻を突き破って変化をもたらしたいものごとはなんだろう?

と自分に問うてみてはいかがでしょうか

新月チャートとその他の主なポイント

次のポイントに注目してみました。

  • 新月の度数域の活性化
  • 新月は1ハウスで冥王星と合、木星とセクスタイル、火星とトライン
  • 水瓶座の金星と土星が合、金星は天王星とミューチュアルレセプション
  • 火星の動き
  • 天体のサイン移動について
  • 新月のサビアンは「予期していなかった雷雨」

① 新月の度数域について

今回の新月は水瓶座1度で起こります。

過去には、

  • 2019年1月21日、獅子座0度で皆既月食
  • 2020年12月22日、水瓶座0度で木星と土星の合

など、「獅子座-水瓶座0度」前後が活性化されていて、今回の新月で再びその度数域が刺激されます。

また、

  • 新月に冥王星が合
  • 水瓶座のルーラーである天王星が、新月の翌日に逆行から順行に転じる
  • 東京チャートのMCにサウスノードが合

など、今回の新月では、多くの人々が巻き込まれるできごとにより、その後の変化が加速するでしょう。冥王星が関わり、それは抜本的変容をもたらします。

ちなみに、1月23日~4月21日は、今年、全天体が順行になる唯一の期間であり、この間はものごとの進展がスピードアップしそう。

② 新月のハウスとアスペクト

東京チャートで水瓶座の新月は1ハウスで起こります

人々がそれぞれの信念や考えを表現し、納得できる社会を作ろうとする意欲が生まれます。

世の中を作っているのはだれですか?私たちでしょう、みたいな。

また、新月に対して、冥王星が合、木星がセクスタイル、(順行の)火星がトラインで、情熱、決断力、チャレンジ精神、行動力が伴います。

場合によっては、信念に基づいた抗議活動から争いに発展するかもしれないので要注意。

もしも迷いが生じたときには、頭を冷やして具体的な対策を考えることで、新しいアイデアを得て、着実に前進できるでしょう。

③ 金星と土星の合

東京チャートで、金星と土星の合は2ハウスカスプにあり、金星は変化を表す天王星」とミューチュアルレセプション。

お金に関するシステムの刷新。あるいは、お金の価値やお金そのものの変化。

あるいは、金星を人間関係とすると、親密な関係性の変化、突然の出会いや別れ、など。

水瓶座なので、とくに対等な友人関係において、お互いの信頼感が深まりそう。

未来の夢を共有する、お互いの個性化をうながす、困ったときに必要なだけさりげなく手を差しのべる(られる)など、友人との関係を楽しめそう。

ミッド・ポイント

ここで、水瓶座の金星・土星に関わる、次のミッドポイントに注目してみました。

火星=金星/海王星
火星=土星/海王星

金星、土星、海王星は、それぞれ、サインの23~24度という充実した度数にあります。

自己逃避やエネルギーの減退などの傾向もありますが、アバンギャルドな芸術を楽しむために、ちょっと出かけてみてはいかがでしょうか。

私は『アバター2』を観に行こうと思ってます(笑)

④ 火星の動きについて

火星は、この一ヶ月間で双子座8度~15度まで進み、食度数である「双子座8度、射手座12度、射手座15度」に合/オポジションを形成します。

引き続き、火星は、ものごとの対立・緊張を引き起こすかもしれません。

双子座-射手座に関わる、コミュニケーション、交通機関、乗り物、流通、法律、宗教、海外などの分野のトラブルに要注意。

スピードの出し過ぎにも気を付けましょう。

火星と海王星のスクエア

火星は、来年3月下旬頃まで双子座を運行して、ふたたび海王星とスクエアを形成します。

ちなみに、火星と海王星の3回のスクエアは以下の通り:

  • 2022年10月12日、双子座-魚座23度
  • 同年11月20日、双子座-魚座22度
  • 2023年3月15日、双子座-魚座25度

火星と海王星のスクエアは、夢の実現の可能性、あるいは、誤解や妄想により現実が期待通りに進まない傾向も示しています。

この期間は、暴力と犠牲、強さへの幻想、無気力、自信の喪失、誘惑、詐欺など、火星の弱い面の体験を通して、力の使い方について学ぶときかもしれません。

自分の弱さを知ることが、「夢の実現」をかたちにするのでしょう。

また、火星&海王星のポジティブな使い方としては、

  • ひらめきや美意識に従った言動
  • 弱者をサポートする行動
  • 美を競うスポーツや芸術

などが考えられます。

➄ 天体のサイン移動

火星は、3回目の海王星とのスクエアを形成したあと、3月25日には、7ヶ月ぶりにサインを移動して蟹座に入ります。

スピード、好奇心、変化を求める行動から、何かを守ったり共感による行動に変わりそう。

そして、3月には土星と冥王星もサインを移動します。

最後の度数である29度は各サインの吐き出しと言われていますので、2月から3月にかけては、

双子座(火星)・・・コミュニケーション、情報
山羊座(冥王星)・・・社会的権威、組織、年配者
水瓶座(土星)・・・反抗、変化、発明

など、象徴的なできごとの「大放出?」があるかもしれません。

とくに冥王星が山羊座を抜けるときには、既存の構造やヒエラルキーが崩れ落ちていくのではと思います。(冥王星は、2024年11月に完全に水瓶座に入ります。)

個人的には、不要なものを出し尽くすチャンスと言えるかも。

⑥ ミッド・ポイント

次のミッド・ポイントに注目してみました。

天王星=太陽/土星
天王星=月/土星

  • 新旧の対立、個性化への戦い、人間関係の危機
  • 精神的抑圧からの脱出、別離

水瓶座の新月と土星のミッドポイントに、水瓶座ルーラーである天王星が接触しています。

さらに、天王星は牡牛座15度(数え)の土の元素のピーク点にあり、ビジネス、お金などが頂点に達することを示しています。

膠着していた物質的(金銭的)な方向性が転換点を迎える前の緊張状態かもしれません。

また、人間関係においては、個性化による別離プレッシャーからの解放、も強調されています。

➄ 新月のサビアン

水瓶座2度(数え)のサビアンは・・・「予期していなかった雷雨」

突然のできごとや大きな変化に驚きためらいつつも、その衝撃によって現状を打ち砕き、不要なものを洗い流して全てをクリアーにします。雷雨のあとには視界の広がりを感じるでしょう。

電気が走るようなひらめき、直感、思考、感情などにより、停滞していたものごとの突破口を見出すでしょう。

人間らしさに目覚め、前に進んでいく力にあふれた新月ですね。友人と10年後の未来について話してみるのも楽しそうです!

・・・

では、次に満月を見てみましょう。

Ariel Núñez GuzmánによるPixabayからの画像

獅子座の満月

2月6日午前3時29分、獅子座17度(数え)での満月です。

満月について

新月は種まき、満月は収穫と言われています。

新月で太陽からエネルギーを受け取って、満月に向けてそれを形にする/実現させる。そして、満月から次の新月にかけて月のエネルギーが空っぽになっていく(by松村先生)。

また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、という喩えもあります。

そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。

満月チャートのポイント

獅子座の満月では、注目を浴びる、評価される、主役になる、リーダーシップを発揮することなどにスポットが当たるでしょう。

人生を楽しみ、生きている実感と喜びを味わいます。

余談ですが、ここ数年の新型コロナの感染者数を見ていると、1~2月と7~8月にピークがきているように思います。

獅子座の新月(8月ころ)と満月(2月ころ)、あるいは、獅子座-水瓶座のラインに関係しているのかもしれません??

不動宮の火と風のサインの表れでしょうか。

満月チャートについて、次のポイントに注目してみました。

① 満月に対して天王星がスクエア、他

満月に対して、天王星がタイトにスクエアを形成し、突然の変化新旧の交代などの意味が強調されています。

順行に転じた天王星は牡牛座16度(数え)*に進み、堅い信念が打ち壊されて、新しい思考が流れ込んでくるでしょう。

今までのこだわりから離れて、日常の中に新たな楽しみや表現を見つけて「変化」「意外性」「発見」を体験します。

*牡牛座16度は、2022年11月8日の月食度数であり、天王星の接近によりイベントを引き起こす可能性がより高くなっています。

② ICにキロンが合

キロンは、

  • 天王星(革命、転覆)と土星(保存)領域の橋渡し
  • 病気、障害、災害
  • 重要な人物の死
  • 浄化のプロセス

などを示すと言われています。

キロンは東京チャートのICに合、土星とセミスクエアで、人々が共有する何らかの障害・災害の可能性があります。

それが既存のシステムを新しく作り変えることの橋渡しとなるのかもしれません。

③ ミッド・ポイント

以下のミッドポイントに注目してみました。

太陽=月=水星/金星

  • 美的・芸術的感性
  • 創造的表現

そして、

AP=木星/海王星

  • 夢への期待、芸術的喜び、浪費

実は、これらのミッドポイントはすべて、新月チャートでも形成されています。

2月15日には、魚座で金星と海王星が重なり、2月20日の魚座新月に向けて美的な感性が高まりつつあります

想像力や直感など、「感じること」「表現すること」に気持ちを向けてみるとよさそう。

④ 満月のサビアン

獅子座17度(数え)のサビアンは・・・「ベストを着ていない聖歌隊」

教会の外、正式な場で歌うのとはまた違う楽しさに、新鮮な驚きを感じるでしょう。型にはまらない自由な表現の喜びや、人々との一体感を楽しみます。

形式にこだわらず、形式を打ち破り、リラックスした中で体感する表現の喜び。

・・・

獅子座-水瓶座の軸は、王様-王国全体、の関係とも言えるでしょう。水瓶座新月では「全体」を俯瞰し、どこででも通用する理念を広げ、獅子座満月では「個人」にフォーカスして、決まり事や殻を破り、自由に表現することを楽しみます。

引き続き、天王星が関わって、「突然の驚くような変化」を体験することになるかもしれません。

★古くなった決まりごとを一つやめてみると、思いがけず表現が開放されて喜びが生まれるでしょう。なにをやめますか?

全体の動き ~まとめ~

水瓶座新月(1月22日)~魚座新月(2月20日)までの全体の動きをまとめてみました。

月が緊張のアスペクトを形成するときを赤字で、サポート的なアスペクトを形成するときを青字で記入しています。また、その他緊張感のある期間には赤線を引いてあります。

月ができごとや感情の引き金となることについて検証してみてはいかがでしょうか。

・・・

1月22日、水瓶座2度(数え)での新月・・・種まき
(1月22日前後、火星が食度数を通過)

・1月23日、天王星が順行へ(牡牛座14度)
・1月23日、水瓶座の月-金星-土星

・1月25日、魚座の月-海王星

・1月26日、牡羊座の月-木星-太陽-火星

・1月27日、金星が魚座へ

・1月28日、牡羊座の月-冥王星
1月29日、上弦の月(牡牛座9度、数え)・・・発展
・1月29日、牡牛座の月-ノード-天王星
・1月30日、牡牛座の月-土星

・1月31日、双子座の月-火星-木星-太陽-金星

2月4日、立春
★2月4日、蟹座の月-リリス-冥王星-水星-海王星、太陽-天王星(スクエア)

・2月5日、獅子座の月-火星木星、金星-火星(スクエア)

2月6日、満月(獅子座17度、数え)・・・収穫
★2月6日、獅子座の月-天王星-太陽-土星

・2月8日、乙女座の月-金星-火星

・2月9日、乙女座の月-海王星-冥王星

(2月10日前後、火星が食度数を通過)

・2月10日、天秤座の月-木星-火星

・2月11日、水星-冥王星(合)
・2月11日、水星が水瓶座へ

・2月12日、天秤座(蠍座)の月-ノード-冥王星-水星

・2月13日、蠍座の月-天王星

2月14日、下弦の月(蠍座25度、数え)・・・成熟・衰退
・2月14日、蠍座の月-土星-太陽

・2月15日、射手座の月-火星
・2月15日、金星-海王星(合)

・2月16日、射手座の月-金星-海王星

・2月17日、太陽-土星(合)

★2月18日、山羊座の月-冥王星-金星-海王星

・2月19日、水瓶座の月-水星-天王星

(2月20日前後、火星が食度数を通過)

・2月20日、水瓶座の月-土星
2月20日、魚座2度(数え)での新月・・・種まき
・2月20日、金星が牡羊座へ

・・・・・
後記:

先日、娘二人と一緒にディズニーシーに行ってきました。

シーには『ソアリン』という、ハンググライダーのような乗り物で、まるで鳥になったように世界の名所や風景を空から見物するアトラクションがあります。

コンセプト全体がとても水瓶座的(&射手座も)だな~と思うのですが、

私はこの乗り物が大好きなのです(笑)

で、今回乗り終わったあと、楽しかったね~と言っている娘たちに「ほんとに地球って素晴らしいね~」としみじみ言ったら、「え、そこ??」と言われました。どうも若者とは感覚のズレがあるらしい。

人により、年齢により、感じ方は様々であることをあらためて実感しました(笑)

・・・最後までお読みいただきありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします!

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