「パラリンピックのアスリートたち~限界を超えて~冥王星と太陽」にも登場した山本篤選手が、NHKのトーク番組*で話しておられるのを拝見して、あらためて超ポジティブな思考と底抜けの明るさに圧倒されました。
(山本選手は、リオ・パラリンピックの走り幅跳び銀メダリストであり、平昌・冬季オリンピックではスノボの競技で出場されている二刀流のアスリートです。)
山本選手の新たな一面や、大きな影響を受けた人物についても知ることができたので、追記したくなりました(笑)。
山本選手のチャートを再掲します。(出生時間は不明)
山本選手の(番組内での)ポジティブ語録
・義足は膝の使い方が難しいという話の中で。「足は故障しても交換できないけど義足は交換できる」「足がないところは長所の一つ」。
・足を切断する手術のとき、医師に「義足でもスノボはできますか?」とたずねると、医師は「スキーをしている人ならいるよ」と答えた。
足がなくなったとしても何ができるか?と考え、スポーツが好きだったので「スノボができればよい」と思った。
・(バイク)事故は自分が悪かった。やってしまったことは仕方がない、その後が大切。(この考え方はお父上の影響とのこと。)
番組内で、マジシャンのマギー審司さんから指導を受けたという、面白マジックを披露されていました。義足の中からいろんな色のハンカチや大量の花が出てきたりしてとにかく明るい・・・
主な天体配置
・冥王星 オポジション 太陽
困難をのり超え限界に挑む
・木星 オポジション 牡羊座の太陽、木星 オポジション 牡牛座の水星
超ポジティブな考え方
・天王星 スクエア 水瓶座の月(出生時間による)
ペレグリンの魚座の金星(お笑い芸人さんに魚座が多いですね)
人を驚かせたりするサービス精神
・海王星 トライン 太陽
人々の夢を体現してくれるヒーロー的存在
・冥王星 トライン 月
感情のタフな回復力
・ペレグリンで逆行の土星 スクエア ノード軸
必要な厳しさと愛情のあるご両親、克己心
・火星~海王星はすべて逆行なので、出生時間は不明ですが半球の偏りがあるでしょう。
カッコよさの本当の意味を教えてくれた鈴木選手
山本選手の目指すべき「かっこいい」生き様・道標となっているのがパラリンピック高跳びの鈴木徹選手なのだそうです。
以前は、そのジャンプ姿の美しさに憧れてはいたものの、鈴木選手が地道に続けていた講演会や体験会などの活動については「地味だ」と感じていました。
2006年、遠征で一緒の部屋になった時に鈴木選手から多くのことを教わり、それから講演会のお話をしぶしぶ引き受けるようになったそうです。
そこで、たくさんの人々に出会い、
「自分たちの姿や言葉は必ずだれかの心に届く」
「僕ができることを僕がやる」
「講演会などでの自分の言葉や行動は全て自分に返ってくる。話すことで、自分はこれがやりたいのだという発見もある。」
と思うようになりました。今は可能な限り講演依頼を引き受けておられます。
元々話すことはとても苦手だったけれど、一生懸命トレーニングを積んで今のように話せるようになったそうです。
鈴木選手との出会いが、山本選手の新たな一面を引き出すきっかけとなったのですね。
山本選手と鈴木選手のチャートの二重円です。
山本選手と鈴木選手のシナストリー
・山本選手のペレグリン土星(スクエアノード軸)に対して、鈴木選手の冥王星がコンジャンクション。
山本選手が自分の枠を打ち破るべく、鈴木選手によって変容を促される。深い縁。
・山本選手の海王星に対して、鈴木選手の海王星がコンジャンクション、金星がオポジション、土星がスクエア。
鈴木選手の美しいジャンプ姿に憧れる。
・山本選手の太陽に対して、鈴木選手の木星・火星(乙女座0度)がトライン。
鈴木選手の計画的で地道な取り組み方が山本選手をサポートする。
・山本選手の水星(オポジション木星)に対して、鈴木選手の水星(トライン木星・火星)がコンジャンクション。
山本選手が元々もっていた、だれにでもわかりやすく話すコミュニケーションの能力を、鈴木選手が引き出す。会話が弾む。
やはり、「自分の枠を広げる」、「コミュニケーション能力の開発」、「道標的な憧れの存在」という関係性が、チャートにもしっかり表れているのがとても興味深いですね。
個人的な感想としては、『私ができることを私がやればよいのだ』というメッセージがとても印象的です。できないことに注目するのではなくて。。
「2020年の東京パラリンピックは、自分の限界への挑戦だ」と力強く語っておられました。ご活躍を楽しみにしています!!
*NHK『グッと!スポーツ』より
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