以前、『情熱とセレンディピティ』というタイトルでブログを書きましたが、今回は、その後に起こった奇跡的な再会について書いてみます。
35年ぶりの旧友との再会
ある日の夜、帰宅途中の乗換駅構内の雑踏の中で、一瞬どこかで見た顔とすれ違いました。
「あっ!」とそれが誰であるかすぐに思いだし、思わず追いかけて声をかけました。
それは、35年前に学校の寮で一緒だった友人でした。
彼女も一瞬戸惑いながらもすぐに思い出してくれて旧交が復活しました。
(なぜすぐに気が付いたかというと、彼女が35年前とあまり変わっていなかったからです!)
で、彼女が私の上記のブログを読んでくれて大変驚いたそうなのですが、その理由は彼女が近い将来自分のお店を持つことを計画していて、そのお店の名前を『セレンディピティ』に決めていたからでした。
彼女の人生でもたくさんの「予期せぬ偶然のよいできごと」が起きていて、今では「セレンディピティ」を意識して日々過ごしていると話してくれました。
『赤毛のアン』が教えてくれたこと
さらに、私にとって驚きだったのは、彼女が紹介してくれた一冊の本です。
『赤毛のアンに学ぶ幸福になる方法』(茂木健一郎著)
これには私が衝撃を受けました。
子どもの頃、わたしはアン・シリーズが大好きで、アンの人生に憧れ、
「アンならどう考えるだろう?」とか
「アンならこんな時なんて言うだろう」と
毎日の指針にしていました。
アンの人生に一貫して流れている「何か」が私を魅了したのですが、それが何であるのかは言語化できずにいたのです。
本の中で、著者は赤毛のアンの人生を『セレンディピティ』を通して読み解いていきます。
ああ、そうだったのか~!!
私はアンの人生に対する姿勢とそこで起こる『セレンディピティ』に魅かれていたのだと、そのとき発見しました。
これは大変大きなアハ体験でした(笑)。
その友人とは、現在お互いの仕事を通して交流が広がっています。
その出会いは、雑踏の中での、本当に一瞬の出来事だったのです。。
・・・
秋分を過ぎて過ごしやすい季節となりました。
自然の中を散歩したり、いつもは行かないところやいつもは読まない本にチャレンジしてみたり、ふと思いついた友人に連絡をとったり・・・
この秋は思いがけない出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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