桜の季節~9ハウスと旅立ちのとき~

少しずつ桜の蕾がふくらみ始めています。卒業式もだいたい終わった頃でしょうか。

合唱曲『旅立ちの日に』と9ハウス

この季節になると思い出すのが『旅立ちの日に』という合唱曲です。おそらく全国の多くの小中学校の卒業式で歌われている名曲ですね。

この曲は、1991年に埼玉県秩父市のある中学校の校長先生が、当時の卒業生のために作詞し、音楽の先生が作曲したものを、先生方が生徒たちへのサプライズで歌ったものが、いつのまにか全国に広まったのだそうです。

”未来を信じて、この広い大空に飛び立って欲しい”

校長先生が生徒たちの門出に、そんな思いを込めて作った詩と美しいメロディーに、多くの人が共感するのだと思います。

先日、9ハウスについての心理占星術トーク(新里&石塚先生によるポッドキャスト)(*)を聴いていたら、10ハウスの手前である9ハウスは、「知的探求」とともに、「冒険のハウス」であるというお話がありました。

狭い世界から新しい、広い世界へと希望と不安を胸に旅立っていく。

そして、あらゆる文化の物語の根底には共通して「冒険」というテーマがある、とのことでした。

そういえば、夫がこどものころ『冒険者たち』(ガンバの大冒険)が大好きだったらしく、そのアニメのテーマ曲をしつこく歌っていました。(笑)

『旅立ちの日に』という歌も、まさに9ハウスの歌なのだな~と思います。

(*「心理占星術トーク」、「9ハウス」で検索するとみつけられます。)

旅立ちと時期表示

私事ですが、今から数十年前(?)高校卒業と同時に実家を出ることになりました。

元々、何となく地元で学校の先生になる予定でしたが、最終的には、大変厳しかった父が東京の学校に進学することを許してくれたのでした。

当時、家を出ることは考えられなかったので、その流れは劇的でした。

でも、振り返ると自分の中には未知の世界への憧れ、自由への思いがあって、知らず知らずのうちにその流れのきっかけを作っていたのだな、と思います。

その頃の主な時期表示です。

ソーラーアーク天王星(9ハウス)=MC

トランジット天王星 コンジャンクション 太陽(9ハウスルーラー)

トランジット土星 スクエア 月(山羊座)

まさに、独立・自由への希求、野心が際立つときですね。

ご自分やご家族のチャートで、9ハウス関連の天体がソーラーアークでMCに接触するときや、トランジットで刺激を受けるときは、何らかの「旅立ちのとき」かもしれません。新しい世界への挑戦です。

それぞれの『冒険』を応援したいですね。

山と旅立ちのとき

学生の頃、帰郷の際には実家から車で30分ほどの岐阜羽島駅を利用していました。

新幹線の1~2号車に乗るためにプラットフォームの端っこまで歩くと、視界が開けていつも遠くに車を止めて立っている2人の姿が見えました。新幹線が発車するまで見送ってくれた両親です。

その姿は背後の山なみとともに今も鮮明に脳裏に残っています。

その山なみをたどっていくと、一際高い「伊吹山」が見えます。

春先の伊吹山は頂上の残雪が美しく、その姿は、まるで別れの白いハンカチを振って、旅立ちを応援してくれているようでした。

(実は、占い師名「伊吹丹利」は、伊吹山からいただいたのでした。)

「伊吹山」は私にとって「旅立ち」の象徴なのだなと思います。

ちなみに、占い師名を考えていたころの主な時期表示です。

ソーラーアーク月=冥王星(9ハウス)

トランジット冥王星 コンジャンクション 月

プログレス新月まで 約3か月

やはり9ハウスの天体が関わっていますね。

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この季節、こどもたちを含めて多くの人が新しい世界へ旅立とうとしていることでしょう。

いくつになっても「新しい世界への冒険」というチャレンジを忘れずにいたいですね!

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