リロケーションと時期表示

占星術には「リロケーション」という技法があります。例えば海外に移動する場合、生まれた瞬間のその場所でのチャートを作成して、強調される領域の変化をみます。

 

過去に行った事がある場所でリロケーションチャートを作成してみると、印象深い体験をした場所ほど、天体が軸(MC、AC)にタイトに接触していることに驚きます。

 

天体が当時の状況をよく表していて、その体験をするために行ったのかな~と思ったりします。(日本国内でも、出生地からの距離が遠ければ、何らかの変化があるでしょう。)

 

あまりドラマチックではありませんが、印象に残っている私の例を少しご紹介します。(下図はRelocation Mapより)

 

シンガポール

出生のチャートでは12室にある9室ルーラーの太陽が、リロケーションチャートではAC(アセンダント)にコンジャンクション。

 

夫の転勤で、7年ほど勤めた職場を辞めて移住した開放感もあったのか、明るい自己肯定感がありました。色んな人種や文化が共存していて、それらを楽しく体験した記憶があります。

 

滞在したのは一年余りですが、人材派遣会社に登録して日本の保険会社の支店で、現地スタッフの方々と一緒に働きました。

 

余談ですが・・・

 

なぜ、のんびり過ごさずに働こうと思ったのか??『地球の歩き方』に、「シンガポールの女性は、通常ストッキングをはかないけれど、シェントン・ウェイ(オフィス街)で働く女性は、ストッキングをはいて、颯爽と歩いている」(注:20年以上前の話)という説明があり、なぜかとてもワクワクしました(笑)。

 

ただし、そう思ったことはすっかり忘れていて、気が付いたらシェントン・ウェイを「ストッキングをはいて」歩いている自分に、とても不思議な気持ちがしたことを覚えています。

 

モーリシャス

シンガポール滞在中は、そこを拠点によく旅行に行きました。中でも印象に残っているのは、モーリシャスです。リロケーションチャートでは、アセンダントルーラーの木星がDC(ディセンダント)にコンジャンクション。

 

エメラルドグリーンを限りなく空色に近づけたような海の色と、ラグジュアリーな雰囲気は、まさに地上の楽園でした。こんな経験は二度とないかも?!と充分に満喫したのでした。

 

タイ

リロケーションチャートでは、ICに土星がコンジャンクション、ACに海王星がコンジャンクション(約4度のオーブ)。

 

夫の仕事の都合で、次はタイに住むことになったのですが、タイに渡って約10日後、荷物と入れ違いで急きょ帰国することになり、そのまま元の生活に戻りました。

 

私としては狐につままれたような感じでしたが、その後まもなく新しい出会いによって交友関係が広がり、それは20年後の今も続いている大切な縁となっています。

 

リロケーションと時期表示

さて、あくまでも個人的感想ですが、場所の移動と時期表示には関連性があるように思うのです。

 

リロチャートで太陽がACにコンジャンクションのシンガポールに行ったとき、ソーラーアークの太陽=MC・・・自我の認識、満足

 

リロチャートで木星がDCにコンジャンクションのモーリシャスに行ったとき、ソーラーアークの天王星(9室)=木星・・・限りない楽観

 

リロチャートで土星がICにコンジャンクションのタイに行ったとき、ソーラーアークのノード軸=土星、ソーラーアークの天王星=ノード軸・・・真剣な出会い、突然の人間関係

 

リロチャートで水星がMCにコンジャンクションのハワイに、親族の結婚式のために行ったとき、トランジットの冥王星が水星(7、10室ルーラー)にコンジャンクション・・・新しい見通しを必要とする(その約半年後に我が家も家族が増えました。)

 

全てのケースで一致がみられるわけではありませんが、特に印象に残ったり、影響を受けたりした場合に、このような傾向があるように思います。

 

ソーラーアークやプログレスが時間軸での出来事を表し、リロケーションが空間上での出来事を表すのであれば、両者が共鳴しても不思議ではないのかもしれません。。。

 

番外編

自分が海外に行ったわけではありませんが、興味深い例があります。

 

私が心理占星術を学んだ(学んでいる)師匠はフロリダにお住まいですが、私のリロケーションチャートでは、MCに水瓶座の土星がコンジャンクションです。「MC土星ラインの師匠から占星術(水瓶座)を学ぶ」まさにその通りです。

 

そして、ノエル・ティル先生のコンサルテーションで通訳をしていただいた時、ソーラーアークMC=土星でした。その頃、オンラインセミナーの受講を始めました。

 

(さらに、ティル先生のコンサルテーション・チャートでもMCに土星がコンジャンクションでした。)

 

その場所に行かなくても、縁があったり影響を受けたりする場所や人物(作品なども含む)は、きっとリロケーション・チャートにあらわれるのでしょう。

台湾

おもしろいことに家族の運期は連動しているのか、今年に入ってから急に夫やこどもたちの海外への動きが出始めました。

 

そして、私も、「幻の旅行」と言われていた10年越しの計画が急に動き出して、まもなく台湾に行くことになりました。久しぶりに飛行機に乗れるだけでも楽しみです(笑)。リロチャートでは、天王星(と冥王星)がMCにコンジャンクションで、これは何か珍事件が起きるかもしれません?!

 

 

後記:

台湾旅行は、出発のフライトが8時間遅れるという事件はありましたが、それ以外は楽しく過ごせました。

ただ、帰国後すぐに大変ありがたい驚きごとがありました。それは、思いがけず占星家としてのお仕事のお話をいただけたことです。MCに天王星(と冥王星)がコンジャンクションで、まさに占星術(天王星)のお仕事(MC)ですね。私にとっては雷に打たれたような出来事でした。。

その一年後、ICに土星がコンジャンクションのマレーシア(夫の居住地)に行ったときに、地元での占星術活動の拠点ができました。仕事の足場を固めるといった感じでしょうか。

で、一つおもしろい話があるのですが、今から30年前、それまで「まだ独身でいたい」と言っていた夫が、3ヶ月間のNY出張から帰ってきて急に結婚の話を進め始めました。どんな心境の変化だったかは今でも謎ですが。。私のNYでのリロケーションチャートは、ディセンダントに金星・火星がぴったりのっています。その場所に自分が行かなくても、相手がそこからきた場合でも同じような意味があるのでしょう。そういう意味では、無事に結婚できたのはNYのお陰と言えるかもしれません(笑)。

 

何か現状を変えたいとき、「行動を変えてみる」ことの一環として、大きく移動して違う文化に触れてみるというのは効果的かもしれません!

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