2021年11月19日は牡牛座27度での部分月食(満月)、12月4日は射手座12度での皆既日食(新月)でした。(射手座の日食については、こちら「射手座の日食(2021年12月4日)からの星模様①」に書いています。)
そこで、【食】(日食・月食)の個人への影響について、最近ニュースになったいくつかの実例で検証してみました。よろしければお読みください。
”時の人”と日食・月食
いわゆる”時の人”として私が思い浮かべた4名について、【食】の影響をチェックしてみました。
バイデン大統領の戦略
バイデン米政権は、11月24日に石油の備蓄の一部を市場に放出すること、12月6日には北京五輪の「外交的ボイコット」を発表しました。
押しの強さが感じられますよね。
次の二重円は、内円はバイデン氏の出生図、外円は特に影響があると思われる「月食③」のチャートです。(出生データはAstro.comより)
その他、バイデン氏にとって重要と思われる【食】も記入してみました。(青色で示したのは既に起きた【食】、黄色は来年5月に起こる【食】です。)
アセンダントや太陽など、重要な場所で【食】が起こっているのがわかりますね。
【食】とできごと
- 月食① 2020年11月30日、双子座8度・・・土星に合。大統領選での当選が確実に
- 月食② 2021年5月26日、射手座5度・・・アセンダントに合
- 月食③ 2021年11月19日、牡牛座27度・・・太陽・金星にオポ。石油備蓄放出発表、北京五輪の外交的ボイコットの検討を表明
2021年12月は、これらの【食】で刺激を受けた天体(度数域)をトランジット火星が通過するので、火に油を注ぐような状況が考えられます。(出生図の火星に対して、トランジットの天王星がオポジションでもあります)
12月10日に閉幕したバイデン大統領主催の「民主主義サミット」では、報道の自由や法の支配、人権などの重要性を確認し、
「民主的な価値観を共有する全ての人々と協力し、21世紀の発展を決定づけるルールを形成していく」
「自由を希求する火は世界のあらゆる地域で燃えており、専制主義が消すことは決してできない」
と訴えています。
これから起こる【食】について
- 日食④ 2022年5月1日、牡牛座10度・・・火星にオポ
- 月食➄ 2022年5月16日、蠍座25度・・・太陽・金星に合
月食➄は、月食③の上をなぞり、さらに活性化しそうです。
来年7月下旬~9月上旬まで、火星がこれらの度数域を通過し、ふたたび「ダイナミックなイベント」「対立」「争い」などが起こる可能性が考えられます。
高津臣吾監督 ヤクルト日本一へ
日本シリーズでのオリックス戦は、2年連続最下位からリーグ優勝を成し遂げたチームどうしの戦いということもあって、とても盛り上がりましたね。
さらに、ヤクルトは20年ぶりの日本一だそうですね。夢のようなドラマチックな展開ですね~。
次の三重円は、内円が出生図、中円と外円が月食のチャートです。(出生データはWikipediaより)
【食】とできごと
- 内円:出生図
- 中円:月食(2021年5月26日)射手座5度・・・太陽に合
- 外円:月食(2021年11月19日)牡牛座27度・・・水星・海王星にオポ
日本シリーズは、月食(外円)の翌日の11月20日~27日に開催されました。
そして、優勝が決まったとき、太陽が月食(中円)の度数である射手座5度を通過していました。
太陽のトランジットは、【食】に「命を吹き込む」と言われています。
太陽、水星、海王星が活性化されていて、「多くの人々に夢を与える」「喜びを共有する」という意味が強められているように思います。
前澤友作さん宇宙へ
実業家の前澤友作さんが、日本の民間人として初めて宇宙に飛びました。国際宇宙ステーションに12日間滞在して100の実験を配信し、20日に戻ってくる予定とのこと。
まるで、こどもの頃よく遊んだ『人生ゲーム』の感覚で、大金を使って規格外の体験を楽しんでいる感じだな~と思います(*_*)
次の三重円は、内円が出生図、中円が月食、外円が日食のチャートです。(出生データはWikipediaより。)
【食】とできごと
- 内円:出生図
- 中円:月食(2021年11月19日)牡牛座27度・・・水星・太陽にオポ
- 外円:日食(2021年12月4日)射手座12度・・・海王星に合
⇒2021年12月8日の夕方、宇宙へ飛び立つ
そして、出発当日、トランジットの火星が【食】の度数(牡牛座27度)にオポでした。
・・・
特に選んだわけではないのですが、たまたま、3人とも「蠍座の終わり~射手座の初め」に天体や軸がありました。
なので、ノースノード側の月食(牡牛座27度)がそれらとオポジションの位置で起きていることが共通しています。
ノースノード側の月食(満月)は、今まで積み上げたもの、収穫、集大成を「開放」することで得られる「感情の喜び」を表しています。牡牛座なので、お金や資源など物質的なものが関わっているのかもしれません。
高津監督と前澤氏は、両者とも「太陽」と「海王星」の上で【食】が起こっていて、ともに”夢の実現”と言えるのも興味深いですね~。
”輝く水”の地球を宇宙から見たい~
眞子さまのご結婚
眞子さまはご結婚されて民間の方になられました。
眞子さまのご結婚については、トランジットやプログレスとともに【食】が非常に強く関わっている(多分)ことから、実例として書かせていただこうと思いました。
2017年8月~2020年7月ころは、【食】が「7ハウス~アセンダント軸~6ハウス」で起こっていて、人間関係や公務に影響を与えていた(活性化)と思われます。
次のチャートは、眞子さまの出生図にそれらの【食】を記入したものです。
【食】とできごと
- 2017年8月8日 月食(水瓶座15度)・・・ディセンダントにゆるく合
⇒2017年9月 婚約内定会見 - 2018年1月31日 月食(獅子座11度)・・・アセンダントにタイトに合★
⇒2018年2月 婚約延期★ - 2019年1月21日 月食(獅子座0度)・・・土星にタイトにオポ★
- 2020年3、6、12月 トランジット土星が土星に合(土星回帰)★
⇒2020年11月 秋篠宮さまが結婚を「認める」とご発言★ - 2021年4、7、2022年1月 トランジット土星がディセンダントを通過★
⇒2021年10月26日 ご結婚★
出生図の土星やアセンダント軸が【食】で活性化されたあとに、土星が通過していますね。*
トランジット土星の【食】度数の通過は、ものごとの試練、延期、変化ののちに「完結」や「報酬」をもたらすと言われています。
トランジットだけでも非常に重要な時期と言えますが、【食】はそれをより影響力の強いものにするのだと思われます。
余談ですが、、
眞子さまご結婚のその他の時期表示で、最も印象的だったのは、ソーラーアークの太陽が射手座に移動するタイミングだったことです。
太陽はアセンダント(自己像)のルーラーであり、IC(居場所)にあります。
それが蠍座から射手座(自由、外国、法律など)へ移るということです。
人生のエネルギーの大きな変化を感じ、「なるほど。。」と一人で深く納得していたのでした。。
ご結婚をお祝いし、これからのご活躍を楽しみにしたいと思います。
・・・
*アセンダント軸には、トランジット天王星もスクエアでかかっていますが、Teal氏は『Eclipses』の中で、【食】度数へのスクエアには言及していません。tr太陽に限り最初のスクエアを有効としています。
おまけ・・・変異株「オミクロン株」について
日本ではこのところコロナもおさまってきた感じでしたが、 11月末になって突然「オミクロン株」が出現しました。
そこで、【食】と「オミクロン株」の関連を、実験的に検討してみました。
次の三重円は、内円と中円が「オミクロン」との関連が考えられる月食のソーラーチャート、外円はWHOが「オミクロン」について警告を出したときのトランジットチャートです。
【食】とできごと
- 内円:月食(2020年11月30日)双子座8度
- 中円:月食(2021年5月26日)射手座5度
- 外円:トランジット(2021年11月29日)・・・太陽と水星が【食】度数を通過
⇒WHOはオミクロン変異株によって、世界中で感染者が急増する危険性が高まっていると警告
2020年10月にデルタ株がインドで発見され、2021年5月には、WHOがデルタ株について「注視すべき変異」と位置付けています。
そのころに起こった【食】度数を、トランジット太陽・水星が通過したタイミングで、オミクロン株が突然世の中に現れました。(実際には以前から存在していたようですが)
そこから推測すると、射手座7度前後をトランジット火星が通過する12月末ころ、オミクロンが特に活発になるのかもしれません??
ものごとを「終わらせる」のは土星なので、大きな動きとしては、トランジット土星が水瓶座11~15度前後(以前の【食】度数域)を通過する2022年1~2月ころに、終わりが見えてくるかもしれません??(希望的観測です。。)
今後の流れで検証してみたいと思います。
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ご参考:
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