天秤座の金環日食からの星模様(2023年10月15日~11月13日)

やっと涼しくなったと思ったら急に寒くなり、昔に比べて「ちょうど良い」季節がどんどん短くなりますね~。爽やかな秋晴れの日は本当に快適ですね。スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋を十分に楽しみたいものです。

2023年10月15日~11月13日までの星模様です。

NoName_13によるPixabayからの画像

天秤座の新月(金環日食)

2023年10月15日午前2時55分、天秤座22度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向

牡羊座から乙女座までは「個人的側面」や「奉仕」がテーマでしたが、天秤座で初めて他者との「対等な関係」のフィールドに出ていきます

天秤座(風の活動サイン)が象徴するのは・・・
バランス、パートナーシップ、平等、平和、調和、秩序、調停、正義感、礼儀、優雅さ、洗練、魅力、妥協、ときに優柔不断、ものごとを量る、人間関係における戦略、外交関係、美容、腰、腎臓、副腎、など

新月からのメッセージ

日食はスーパー新月と言われ、その影響は半年あるいは数年に及ぶと言われています。今回の日食は天秤座で起こり、パートナーシップがメインテーマとなるでしょう。日食チャートでは、人間関係への制限、解体と再構成の危機などが重複して表示されています。

また、サウスノードでの日食は、新しくパートナーシップを築くために、古いエネルギーであるこれまでの集大成(主に人間関係)を放出する必要があることも示しています。自分の一部を切り離すようで、少なからず痛みを伴うかもしれませんが、新たなスタートのためには勇気をもって手放すことが必要なのでしょう。

このところ、世界のあちこちで争いの様相が激しくなっています。「平和」は天秤座のキーワードですが、正義のバランスをとり、公正さを求めて人と人の間でアクティブに活動する天秤座の質は、動乱の時代にこそ最も輝き、必要とされるのかもしれません。

東京チャートでは、日食は水星・火星とともに2ハウスにあります。日本においては、人間関係の解体が、お金、経済など「持ちもの」に危機的影響を与える転換点の可能性。

また、これまでタブーとして抑圧され、隠されてきた欲求が、一気に解放されるできごとがあるかも。好きなこと、楽しいと思うこと、なりたい自分など、これまで恥ずかしくて人に見せられなかった部分を表現してよいのだと感じられそう。

日食・月食のルーラーである金星は乙女座にあります(11月8日に天秤座へ)。乙女座が示す整理整頓、生活習慣の改善、手先を使う細かい作業、情報の精査・分析など、緻密さや正確さを要するものごと、活動、趣味などに取り組んでみてはいかがでしょうか。

今回の日食で始めたことは、今後、火星や遠い天体が食度数(天秤座21度)に関わるたびに再び刺激を受けることになります。

★もう手放していいものは何ですか?

10月24日、太陽は外に向かう「風サインの天秤座」から、内に向かう「水サインの蠍座」に移ります。主要なテーマは「他者との融合」に変わっていくでしょう。

日食チャートおよびこの期間(次の新月まで)の主なポイント

次のポイントに注目してみました。

  • 金環日食について
  • サウスノードでの日食
  • 日食に冥王星がスクエア、天王星がクインカンクス
  • 日食ルーラーの金星が土星とオポジション、リリスと接触
  • ミッドポイント
  • 天体の食度数の通過
  • 日食のサビアン

① 金環日食について

金環日食は、月が太陽に重なったときに、月の見かけ上の大きさが(楕円の軌道上の位置により)太陽よりも少し小さいときに、太陽の光がリング状に見える現象です。(観測地により見え方は異なります)*

日食はスーパー新月と言われ、世の中や個人への重要な影響が考えられます。

その影響は一般的には半年続くと言われていますが、『Eclipses』の著者であるCeleste Teal氏の説に基づいて計算すると、今回の日食の影響は2027年4月頃まで続きます。

また、食の影響はそれが起きる場所に関わらず世界全体に及ぶ、とTeal氏は述べています。

*今回は、北アメリカから南アメリカにかけて、金環日食や部分日食が見られるようです。

② サウスノードでの天秤座日食

天秤座は、バランス、平和、公正さ、正義、パートナーシップ、外交などを表し、ルーラーである金星は、人間関係や美に関することなどを象徴しています。

天秤座での食は、これらに関する「変化の兆し」である「重要なできごと」が起こることが考えられます。

出生図の天体や軸の上で日食が起こる場合は、ターニングポイントのきっかけになることもあるでしょう。そして、今後約3年間、食度数を天体が通過(合/オポ)するたびに、ふたたび状況が活性化します。

社会においては、正義や公正さを求めて抗議する平和の必要性を叫ぶなど、風サインが示す「社会的コミュニケーション」において動乱があるかもしれません。

天秤座のキーワードに「平和」がありますが、活動宮である天秤座の最大の能力は、平和の中ではなく、混乱の中でこそ発揮されるのかもしれません。

★さらに、金星は乙女座にあり、公正さとともに「緻密さ」や「完璧さ」がクローズアップされるでしょう。

サウスノード側での日食

日食は種まき・新たな始まりであるのに対して、サウスノード土星に例えられ、古いエネルギーの放出を示しています。

なので、サウスノードでの日食は、何かを始めるにあたり、これまでの集大成や自分の一部と感じているものを放出する必要があります。

それは、アイデンティティの危機やエネルギーの漏出・低下と感じられ、痛みや抵抗があるかもしれません。

新しいスタートのために、古いもの(天秤座-パートナーシップについて)を思い切って手放す、終わりにする、そこから去る・・・などのタイミングと言えるでしょう。

③ 日食に冥王星がスクエア、天王星がクインカンクス

天秤座の日食に対して水星が合、山羊座の冥王星がスクエアを形成。

人間関係やパートナーシップが、思いがけない理由によって解体・再構成の危機に直面する可能性が強調されています。

風サインである天秤座は、その社交性で人とのつながりをどんどん広げていきますが、土サインの山羊座はそれをストップし、固めて形にしようとします。

つまり、不要な要素を削ぎ落とすことで、人間関係がゆるぎないものになるのでしょう。

また、冥王星は「破壊と再生」を示し、その影響は一見不運に見えたり絶望を感じさせるかもしれません。

ですが、おそらくその困難を乗り越えたあとに、はじめて人々はそのできごとの意味を理解するのでしょう。

また、日食に対して、改革・変化を表す天王星がクインカンクス(150度)を形成。

天王星は土サインである牡牛座にあり、やはり現実的な面(お金とか)のダメ出しにより、変化の必要性を迫られそう。

火星は蠍座に移動し、山羊座冥王星とセクスタイル(サインとして)の関係にありますが、アスペクトとしてはまだスクエアを形成しています。

引き続き、攻撃、争い、ケガなどには要注意かも?

④ 日食ルーラーの金星が土星とオポジション、リリスと接触

日食と山羊座冥王星のスクエアに加えて、日食(天秤座)のルーラーである金星土星とオポジションを形成。

土星は山羊座の支配星であり、制限、障害、ルール、権威者など、または、ものごとの実現、成熟などを示しています。

人間関係(金星)について、制限が加わる、ルールを設ける、境界線を明確にして組織化する、などの意味が強調されてストレスを感じるかもしれません。

金星は乙女座にあり、天秤座の水星とミューチュアルレセプションを形成。洗練され、バランスのとれた知性がコミュニケーションを潤滑にしてくれそう。

★また、10月17日、10月30日頃には、金星がリリスに重なり、人間関係の断捨離の中で、隠され抑圧されてきたこと、タブーとされてきたことなどが一気に表に出てくるタイミングとなるかも。

➄ ミッド・ポイント

次のミッド・ポイントに注目してみました。

海王星=水星/金星(=天王星/冥王星)

  • 特別な視点からものごとをみる
  • スピリチュアルな思考、ファンタジー
  • 現実について自分を欺く

ここ数か月間形成されている「海王星=天王星/冥王星」のミッドポイントが重なり、共感性や神経的な過敏さが強調されています。

現実離れした、理想化したものごとの見方が、緊張感の中で拡大しているのかもしれません。

冥王星=太陽/火星(=月/火星)

  • 力、争う関係
  • 無慈悲なエネルギー投入
  • 極限までの防衛

「冥王星=月/火星」のミッドポイントが重なり、争い関係に強い感情、主張、要求が加わります

⑥ 火星などの食度数の通過

火星、木星、太陽の食度数の通過をチェックしてみます。

火星は、この一ヶ月間で蠍座1度~20度まで進み、食度数である「蠍座2度、牡牛座10度、蠍座14度、牡牛座16度」に合/オポジションを形成します。

引き続き、火星は、ものごとの対立・緊張を引き起こすかもしれません。

牡牛座-蠍座に関わる、構築/破壊、物質的/心情的な所有への欲望、などに関わるものごとやできごとに注目が集まりそう。お金や土地、愛着のある物・人への執着が高まるかも。

10月16日、28日、11月2日~6日前後は要注目。

木星は、この一ヶ月間を通して、食度数である「牡牛座10度」前後にあります。

木星が関わるとものごとを拡大し、豊かさや利益を得る可能性を示しています。ですが、善悪に関わらずどんなものも大きく広げる点には注意が必要でしょう。

特に、10月末~11月初めは要注目の時期と言えます。

太陽は、10月23日頃、食度数である「牡羊座29度」にオポジションを形成します。

同時に、サウスノードに合、冥王星とスクエアを形成し、大きな縁が動くときと言えます。

また、10月26日、11月3日、7日、9日前後も、太陽が食度数に関わり、変化のきっかけが生じるかもしれません。

★食度数の天体通過に関してまとめると、太陽が蠍座に入る直前の10月23日頃と、太陽・火星・木星が食度数に関わり、かつ土星が順行に転じる11月の初めあたりに大きな動きがありそう。

⑦ 日食のサビアン

天秤座22度(数え)のサビアンは…「噴水で鳥に水をやるこども」

他者に手を差し伸べ、必要とするものを与える性質を示しています。思いやりや分かち合いにより、関係者すべてに安堵感を与え、結果として大きな報酬をもたらします。

何かの理由で、鳥は自力で水を飲むことができないのかもしれません。こどもから水を与えられた鳥はこどもの存在を知り、言葉は通じなくとも、そこに「関係性」が生まれるのでしょう。噴水の周りにはたくさんの鳥たちが集まります。

天秤座22度は、その社交性が極まる度数と言えるでしょう。純粋な意味でのリレーションシップ(人間に限らず)の達人と言えるかもしれません。前の度数のサビアンは「海岸の群衆」で、やはり「水」が関わっています。水は情感を示していて、技術的な社交性を超えた、人をもてなし癒す天性の質を示しているのでしょう。

・・・

では、次に満月を見てみましょう。

Mayur GadgeによるPixabayからの画像

牡牛座の満月(部分月食)

10月29日午前5時24分、牡牛座6度(数え)での満月です。(東京で作成)

満月について

新月は「種まき」、満月は「収穫」と言われています。

新月で、月は太陽からエネルギーを受け取り、満月に向けてそれを形にし、実現させていきます。そして、満月から次の新月にかけて、月のエネルギーは空っぽになっていきます。

また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、とも喩えられます。

新月は「始まり」、満月は「完成と解放」。そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。

部分月食

今回の満月は、ノードから約10度離れた位置で起こる「部分月食」です。

部分月食とは、月の一部が地球の影(本影)に入り、その部分だけが欠けて見える現象です。

食の最大は午前5時14分頃。日本の多くの地域で部分食が終わって間もなく月の入りとなるようです。(国立天文台HP参考)

早起きをして、西の空に低く浮かぶ月の変化を観察してみてはいかがでしょうか。

Teal氏の説に基づいて計算すると、この食の影響は2028年4月頃まで続きます。

月食チャートの主なポイント

満月チャートについて、次のポイントに注目してみました。

① ノースノードでの牡牛座の月食

今回の月食はノースノード側で起こります。

ノースノードの性質は木星に例えられ、新しいエネルギーの流入をもたらすと言われています。

なので、ノースノードでの月食はポジティブな可能性を秘め、個人的で身近な環境にリンクしています

「集大成」から「開放(opening)」への感情的喜びをもたらすかもしれません。

ただし、食がもたらすプロセスは成長のレベルの移行であり、変化を受け入れることが重要になるでしょう。

牡牛座はお金、実り、豊かさなど、所有に関わること、所有の維持・安定、あるいは美的センスなどを表しています。

牡牛座の月食(ノースノード)は、物質的な拡大による成果を独占するのではなく、人々に開放する必要を示しているのでしょう。

② 月食に対して木星が合、水星と火星がオポジション

牡牛座月・木星に対して、蠍座太陽・水星・火星がオポジション

牡牛座の月が示す「所有欲」を木星が拡大、水星・火星がその主張を激しくしています。

ですが、ノースノードでの月食であることから、内側に向かう所有の欲求を「開放」する、つまり所有するものを、自由に使ってもらう、提供する、シェアするなどの必要があるのかもしれません。

それらのオポジションを魚座0度の土星が調停しています。

魚座は、犠牲心、救済、慈悲心などを表し、そのような対応が、月食(ノースノード側)の木星的な性質をポジティブに働かせるポイントかもしれません。

③ 金星、天王星、海王星、冥王星でカイトを形成

このところ形成されている、天王星-海王星-冥王星による小三角アスペクトに金星が加わり、ふたたびカイトが形成されています。

この期間、ものごとをダイナミックに動かす可能性のカギは、金星が握っているのかもしれません。

金星は牡牛座月食のルーラーでもあり、また、リリスが合を形成しています

これまで隠され、抑圧され、タブーとされてきた金星的欲求、例えば、好きなことや好きなもの、喜びを感じること、またそれを共有するグループ、などを自由に解き放つことが重要なのかもしれません。

④ サウスノードがアセンダントに、冥王星がICに

東京チャートでは、アセンダントにサウス・ノード、ICに冥王星が合で、ノードと冥王星はスクエアを形成しています。

ICは、変革を示す水瓶座(0度)にあり、冥王星も抜本的な改革を示していて、国全体として大きな動きがあるかもしれません。

ディセンダントにノース・ノードが合、7ハウスに月と木星が入っていて、対人関係・外交関係において新しいエネルギーが一気に流れ込みます。

混乱が起こる可能性もあり、上記③で書いたように、所有・安定への欲求を開放せざるを得ない状況になるかもしれません。

ですが、それらの状況を受け入れることで、対人・外交面での新しい流れ、エネルギーを積極的に活用することができるのでしょう。

➄ ミッド・ポイント

以下のミッドポイントに注目してみました。

金星=木星/冥王星

  • 創造性、直感力
  • 魅力的で絶大な影響を与える人
  • 財政的成功

大きなお金を動かし、人々に影響を与える魅力的な人物が現れるのかも?

⑥ 月食のサビアン

牡牛座6度(数え)のサビアンは…「渓谷にかけられる建設中の橋」

渓谷にかけられる橋によって、人々は谷を渡り、新しい人々と出会い、新しい文化を知って世界を広げます。牡牛座は「安心・安全」を維持するサインですが、ここでは危険を冒して「安全な」橋を建設することに身を投じます。

渓谷に橋をかけるには、今の安全な世界から一歩踏み出す勇気、知恵や忍耐力、エネルギーが必要です。その勇気ある開拓者たちのお陰で、異なる背景や文化を持つ人々のつながりが生まれるのです。

次の牡牛座7度のサビアンは「サマリアの女」。サマリアの女は「渓谷の橋」を渡ってイエスと出会い、神の福音がユダヤ人世界から異邦人の世界へと広がったのかもしれません。

・・・

今回の日食と月食は、天秤座と牡牛座の組合せで、150度の関係にあり調整が必要となります。

天秤座ではパートナーシップに焦点があたり、関係性が公平であるように、それぞれの言い分を聞いてバランスを取ろうとします。ときには平和の必要性を強く叫ぶこともあるでしょう。

牡牛座では、その関係性は「誰がどれだけ持つか」という物質的な所有による安心感に焦点がうつります。

どちらのサインもそのルーラーは金星ですが、天秤座では金星の「陽」の面が、牡牛座では「陰」の面が現れ、「社会的な外交面」と「個人的な満足感」の間で調整が必要となりそうです。まずは放出すること、そしてオープンに受け取ることがポイントかもしれません。

★今「持っている」物は本当に「持ちたい」ものですか?

全体の動き ~まとめ~

天秤座日食(10月15日)~蠍座新月(11月13日)までの全体の動きをまとめてみました。

月が緊張のアスペクトを形成するときを赤字で、サポート的なアスペクトを形成するときを青字で記入しています。また、その他緊張感のある期間には赤線を引いてあります。

月ができごとや感情の引き金となることについて検証してみてはいかがでしょうか。

・・・

★冥王星は食度数(水瓶座0度)前後にあって、風サイン(情報など)や自由・平等・独立に関わる抜本的な変容の兆しが見られるでしょう。

10月15日、金環日食(天秤座22度、数え)・・・種まき
・10月15日、天秤座の月・サウスノード-火星-冥王星

10月16日前後、火星が食度数を通過

・10月17日、蠍座の月-天王星-海王星金星-リリス(合)

・10月18日、射手座の月-土星-金星、太陽-サウスノード(合)

・10月20日、太陽-水星(合)

・10月21日、太陽・水星-冥王星(スクエア)

10月22日、上弦の月(山羊座29度、数え)・・・発展
・10月22日、山羊座の月・冥王星-太陽・サウスノード
・10月22日、金星-木星(トライン)
・10月22日、水星が天秤座から蠍座へ

10月23日前後、太陽が食度数を通過

10月24日、太陽が蠍座へ
・10月24日、魚座の月・土星-太陽

・10月26日、魚座の月・海王星

・10月28日、牡羊座の月・ノースノード-冥王星

10月28日前後、火星が食度数を通過

10月29日、部分月食(牡牛座6度、数え)・・・収穫
・10月29日、水星・火星-木星(オポジション)

・10月30日、牡牛座の月・天王星-冥王星水星・火星-木星金星-リリス(合)

・10月31日、金星-天王星(トライン)

10月31日~11月7日頃、木星が食度数を通過

・11月1日、双子座の月-金星-海王星

11月2日~6日頃、火星が食度数を通過

・11月3日、蟹座の月-太陽・火星-木星

・11月4日、蟹座の月-冥王星
・11月4日、金星-海王星(オポジション)-天王星-冥王星(カイト)
・11月4日、土星が順行へ(魚座0度)

11月5日、下弦の月(獅子座13度、数え)・・・成熟・衰退
・11月5日、水星-天王星(オポジション)

・11月6日、金星-冥王星(トライン)

・11月7日、乙女座の月・リリス-土星
・11月7日、水星-海王星(トライン)

・11月8日、金星が乙女座から天秤座へ

・11月9日、乙女座の月-海王星-天王星-冥王星(カイト)

・11月10日、水星が蠍座から射手座へ

・11月11日、天秤座の月・サウスノード-冥王星太陽・火星-天王星
・11月11日、水星-土星(スクエア)

・11月12日、火星-天王星(オポジション)

11月13日、新月(蠍座22度、数え)・・・種まき
・11月13日、蠍座の月・太陽・火星-天王星

補足~日食(月食)が出生図に深く関わる場合~

日食と月食には、それぞれ次のような影響があると言われています。

日食…これまで積み上げてきたものを表に出す、人生の踏み台を一段上げる、古い習慣から抜け出す

月食…感情を受け入れる、自分の本質を知る

特に出生図の天体や軸と合やオポジションで関わる場合(2~3度以内のオーブで)、人生上の大きな転換点となる可能性があります。

そして、日食や月食は変化の「始まり」を示しています

その後、トランジットの火星や土星以遠の天体が、食の度数を合/オポジションで通過したときに、食の影響はふたたび活性化し、ものごとが起こりやすくなります。

なので、食の影響はそのときだけではなく、その後約3年間続くとも言われています。

・・・・・

後記:
新月の日には、それらしきイベントを体験することが多いですね。今回の天秤座新月(日食)の日、私は、地元の『まちカフェライブ』というコンサートに行ったのですが、最後の出演者の、アンコール曲を含めた最後の2曲がとても印象に残りました。

その2曲とは『ローズ』(ベットミドラー)と『青春の輝き』(カーペンターズ)。メロディーがきれいでどちらもとても好きな曲なのですが、歌詞には”Love”という単語が沢山出てきます。

で、生ピアノ伴奏で美しいボーカルの女性がしっとりと歌い上げるのを聴きながら、あらためて、愛についてなんだかんだ考えるのが天秤座的なんだな~と思いながら、日常を忘れてしばし浸ったのでした(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました!

参考記事:
2023年(1月~12月)の星模様
2023年の星模様~天体の会合サイクル~

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