獅子座新月からの星模様(2024年8月4日~9月3日)

8月7日は立秋、8月22日には処暑を迎えます。まだまだ残暑厳しいですが、夕方には虫の音がきこえてきて、密かに、でも着実に季節の変化が感じられます。

2024年8月4日~9月3日までの星模様です。今回は、諸事情により短めバージョンです(^^;)

Jill WellingtonによるPixabayからの画像

獅子座の新月

2024年8月4日午後8時13分、獅子座13度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向

蟹座で共同体を形成したら、獅子座では、個々の尊厳にスポットライトが当たります

獅子座(火の固定サイン)が象徴するのは・・・
尊厳、王様、リーダー、認められたい、注目されたい、優位でありたい、自信、自尊心、プライド、忠誠心、寛大、熱意、生きる喜び、高慢、見せつける、独りよがり、大きなこども、ドラマチック、ショー、エンターテインメント、心臓、背中、など

新月チャートおよびこの期間(次の新月まで)の主なポイント

次のポイントに注目しました。

  • 新月に火星・木星がセクスタイル
  • 獅子座金星に天王星がスクエア
  • 火星・木星に土星がスクエア
  • 天王星、海王星、冥王星が小三角
  • 水星の逆行
  • 火星、天王星、冥王星による食度数の通過
  • 新月のサビアンは「揺れている年を取った船長」

今回の獅子座新月は

太陽が獅子座を運行する時期は、何事においても一年の中で最も熱く盛り上がる季節です。

獅子座は、情熱、創造性、スポーツ、自己表現など、生命の喜びを何かの形で表現します。

喜びや期待にあふれたとき、胸が躍り、心臓の鼓動が高まりますね。

獅子座は「心臓」を示していますが、ワクワク感や高揚感は獅子座の表れの一つと言えるでしょう。

現在はパリ五輪で熱戦が繰り広げられ、応援にも熱が入りますね~

金星に天王星がスクエア

獅子座新月に加えて、獅子座29度の金星が、天王星とスクエア、海王星-冥王星とクインカンクス。さらに、金星=海王星/冥王星のミッドポイントも形成されています。

ちょうど新月の頃、とてもドラマチックで幻想的な、奇跡のパフォーマンスが見られるかもしれません。

創造的、幻想的な美の世界に浸る感じでしょうか。花火大会にもピッタリの配置ですね。

あるいは、天王星スクエアで、人間関係やお金について突然の驚くような変化があるかもしれません

いずれにしても、29度はサインの吐き出し度数なので、その表現はかなり派手になりそう。

(新月の翌日には水星が逆行に転じ、ものごとがストップしたり方向転換があるかも。)

今回は、獅子座新月から水瓶座満月へと、獅子-水瓶座のオポジションが強調されるので、この一か月間は「興奮しすぎ」による体調不良(心臓や頭の血管系)や、感染症の拡大にも要注意でしょう。

火星と木星の合、土星のスクエア

獅子座新月をさらに盛り上げるのが、双子座の火星と木星の合です。

火星・木星は満月に向けて合を形成し、そこに土星がスクエアとなります。

コミュニケーションを示す双子座で、「活力・攻撃の火星」と「拡大の木星」が重なり、言い過ぎ、やり過ぎ、拡散し過ぎなど、あちこちで論争が起こるかもしれません。

あるいは、好奇心により情報が先走りし過ぎて、感情がないがしろにされることも。

双子座の風は獅子座の火を激しく煽り、怒りとなるかもしれません。

それに対して土星がスクエアで、過熱する言い争いによる大きなストレスや、言論の行き過ぎへの規制が入ることを示しています。

東京チャートで土星はアセンダントにあり、一旦けじめをつける必要がありそうです。(おそらく、満月の頃)

天王星、海王星、冥王星の小三角

この3天体は、2029年頃までの約5年間小三角を形成します。

山羊座-魚座-牡牛座の「土と水」の小三角から、

水瓶座-牡羊座-双子座の「風と火」の小三角へと移っていきますが、来年(2025年)はその端境期となります。

特に、来年は、AP=海王星=天王星/冥王星のミッドポイントが形成されるので、重要な変化の年と言えるでしょう。

遠い天体の組合せで、人知を超えた時代の大きな動きを示していそうです。

「土と水」はものごとの具体化や具現化、「風と火」は理念や精神性を示しています。

なので、「精神性=目には見えないもの」に価値を置く社会へ、流れが大きく変わっていくでしょう。

水星の逆行

新月の翌日、水星が逆行に転じます。

  • 8月5日13時48分~8月29日6時24分まで逆行(乙女座4度→獅子座21度)

とくに、逆行/順行に転じるタイミングは、通信や交通の乱れやミス、障害などが起きやすいので要注意でしょう。

逆行/順行とは、例えば、ゴールに向かって走っていた人が、

忘れ物を思い出してUターンする(逆行へ)
忘れ物をゲットして再びゴールに向かって走りだす(順行へ)

そのようなタイミングであり、リズムが崩れるような感じかもしれません。

点検や再検討、修正、決断などが必要なものごとが明確になるでしょう。

火星、天王星、冥王星による食度数の通過

この期間は、火星、天王星、冥王星が食度数を通過します。

火星は、この期間を通して、食度数「双子座8度」を合で通過。

火星は対立を引き起こしものごとのトリガーになります。

天王星は、この期間を通して、「牡牛座27度」を合で通過。

天王星は、思いもよらぬ予想外のものをもたらす可能性。

冥王星は、この期間を通して、食度数「水瓶座0度」にあります。

冥王星は蓋をして隠されていたあらゆるものを掘り起こし、風通しをよくするでしょう。ただし、暴露には痛みが伴います。

新月のサビアン

獅子座13度(数え)のサビアンは…「揺れている年を取った船長」

年を取った船長は、静かに過去の経験を振り返ります。船上での体験は、穏やかなときもあれば波乱のときもあったでしょう。様々な体験が映画のワンシーンのようによみがえります。静かに揺られながら、その内面では生き生きとしたドラマが展開しています。

一見静かに見えるけれど、その内面に湧き出でる豊かな創造性や才能を示しています。それは、外部の環境に左右されることなく育まれ、いずれ爆発的に表現されるのでしょう。

・・・

では、次に満月を見てみましょう。

lee seonghakによるPixabayからの画像

水瓶座の満月

8月20日午前3時26分、水瓶座28度(数え)での満月です。

満月について

新月は種まき、満月は収穫と言われています。

新月で太陽からエネルギーを受け取って、満月に向けてそれを形にする/実現させる。そして、満月から次の新月にかけて月のエネルギーが空っぽになっていく(by松村先生)。

また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、とも喩えられます。

新月は「新たなる始まり」、満月は「完成と解放」。そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。

満月チャートのポイント

次のポイントに注目しました。

  • 水瓶座の満月に天王星がスクエア
  • 金星-火星・木星-土星がTスクエア
  • キロンがMCに合

水瓶座の満月に天王星がスクエア

水瓶座の満月に対して天王星がピッタリとスクエアで、自由、平等、独立、博愛などが強調されています。

獅子座新月では、主人公やヒーローに注目が集まりましたが、水瓶座の満月では、その他全ての配役や全体像に関心がうつります。

視点が変わり、主人公を輝かせていたものは何だったのかが見えてくるかもしれません。

個人が輝き賞賛される喜びと、ネットワークの中で互いに対等でありたい平等の精神のバランスがテーマとなるでしょう。

舞台中央に絞られていたスポットライトは、舞台全体に広がり普く照らします。

また、天王星は「突然の変化」を示していて、停滞していたものごとの局面が、明確に「動く/変わる」でしょう。

満月図には、それを可能にするような、集中したエネルギーが感じられます。

金星-火星・木星-土星がTスクエア

とてもパワフルで緊張感のあるTスクエアで、要注目です。

これらの4天体は、以下のように次々とアスペクトを形成し、とくに柔軟宮の16度~17度を刺激します。

  • 8月15日、火星と木星が合(双子座16度)
  • 8月16日、火星と土星がスクエア(双子座-魚座17度)
  • 8月19日、金星と木星がスクエア(乙女座-双子座17度)
  • 8月19日、金星と土星がオポジション(乙女座-魚座17度)
  • (8月20日、水瓶座の満月)
  • 8月20日、木星と土星がスクエア(双子座-魚座17度)
  • 8月23日、金星と火星がスクエア(乙女座-双子座22度)

満月(8月20日)の3時間後に木星と土星がスクエアを形成していて「節目感」があります。

この満月で、何かの区切りをつける、あるいは、引き続き忍耐強く継続するなど、何かを選択するのかもしれません。

また、このTスクエアでは、お金や愛情を表す金星に対して、「制限」を示す土星がオポジション、「行動力の拡大」を示す火星&木星がスクエアでせめぎ合っています。

お金や人間関係について「拡大と縮小」の調整がなされるでしょう。まるでアメーバのように状況が変化しそう。

ですが、金星は乙女座にあり、身近な環境について整理整頓のチャンスでもあります。

MCにキロンが合

東京チャートでは、キロンがMCに合で満月を調停しています

キロンは冥王星の小型版とも言われています。

また、何らかの痛みとそれを受容し乗り越える、痛みの向こうに救いを見出すなど、傷と癒しに関わることを示しているのでしょう。

満月の頃、キロンが示す象徴が社会的に注目される可能性があるので要注目でしょう。

満月のサビアン

水瓶座28度(数え)のサビアンは…「倒されのこぎりで切られた木」

自分を長年育んでくれた母体から切り離すことで、新しい役割が与えられます。のこぎりで切られた木は、薪として使われるかもしれないし、家具の材料となるのかもしれません。これまでとは違う新たな活路を見出します。それは大きな痛みや孤独感を伴うかもしれませんが、エゴを捨て誰かのためにという真の奉仕的精神に目覚めるのでしょう。

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獅子座新月から水瓶座満月へ・・・自分が人生の主人公であること、そして、誰もが皆その人生の主人公であること、それら両方の視点を体験する期間となるでしょう。

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参考記事:2024年の星模様(1月~12月)

後記:今回は家の事情により余り時間がなくて、内容を大分カットして書いてみました。来月はもう少し落ち着くかな~(^^;)

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