牡羊座部分日食&天秤座満月(2025年3月29日~4月28日)

裏の桜も東京より少し遅れて開花し始めました。気候変動や樹齢にも負けずに花を咲かせる姿は、本当に健気だな~と思います。暦の上では4月17日が土用入りで、5月5日の立夏まで「春と夏のつなぎ目」の期間となります。

2025年3月29日~4月28日までの星模様です。

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牡羊座の新月(部分日食)

2025年3月29日午後7時58分、牡羊座10度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向

魚座が感じ、理解し、全てを受け入れるのに対して、牡羊座は直感にしたがって率直に行動します

牡羊座(火のサイン)が象徴するのは・・・
新たな始まり、一番であること、競争、パイオニア、活力、行動、勇気、熱意、大胆さ、迅速な決断、正直さ、衝動性、せっかち、スピード、未熟さ、無謀さ、個人プレイ、継続が苦手、「頭」に関すること、など

新月(日食)からのメッセージ

日食はスーパー新月と言われ、その影響は半年あるいは数年に及ぶと言われています。今回の日食では、新しいパワーが流れ込み、牡羊座のスタートのエネルギーを強力に後押しします。ブレークスルー的な体験をすることもあり、変化を受け入れ、何かを終了させる「勇気」が必要になるでしょう。今回始めたことは、今後遠い天体が食度数を通過するたびに再び刺激を受けることになります。(ただし、特に大きなことを始めるのは、食のパワーが落ち着く日食の4日後以降にした方がよいと言われています。*)

今回の日食のルーラー火星に、キロンがぴったりスクエアです。既存のシステムのリニューアルに伴い、全く新しいルールや価値観が必要になるのかもしれません。冥王星の小型版であり、土星(旧)と天王星(新)の橋渡し役ともいわれるキロンは、現在の危機に警鐘を鳴らすとともに、終了、崩壊、そして変化の傷を、より俯瞰的視点をもって、全体とのつながりの中で癒す準備をしているのでしょう。

また、火星は蟹座にあり、火星の「火」と蟹座の「水」をブレンドすることは少し難しいかもしれません。大切な人やものを守る、ケアする、育てるために、それらを阻む何かとたたかうこと、危険を回避すること、怒りを鎮めることなどに活用すると良さそうです。

この期間、魚座に天体が集中しています。その中で海王星は約165年ぶりに(一旦)牡羊座に移動します。魚座は12サインの総まとめであり、これまで放置し、隅においやり、蓋をしてきたもの、見て見ぬふりをしてきたもののツケを払う「禊」のような意味もあるでしょう。一見、災難や困難のように見えるかもしれませんが、救い上げて取り組み、身軽になって牡羊座のスタートを迎えるチャンスでもあります。それは目に見えない囚われからの解放と言えるかもしれません。

また、4月中旬頃、火星が獅子座に移動し冥王星と対立関係になると、世の中の雰囲気が熱を帯びて、争いごとが激しくなる可能性があります。怒りや苛立ちは事故につながりやすいので要注意。エネルギーを建設的な方向に発散させると良さそうです。

*『Eclipses』の著者であるTeal氏は、「最初の食の10日前から最後の食の3日後までは、壮大な新しい取り決めを始めるのは控えた方がよい」と述べています。今回の場合は、3月14日の乙女座の月食と3月29日の牡羊座の日食がペアになっています。

★新しいエネルギーで何をスタートしますか?

4月20日に、太陽は上に向かう牡羊座(火サイン)から下に向かう牡牛座(土サイン)に移ります。主要なテーマは、「純粋さ、勇気、一番であること」から「維持、安全、構築」へと変わっていくでしょう。

日食チャートおよびこの期間の主なポイント

次のポイントに注目してみました。

  • 部分日食について
  • ノースノード側で起こる牡羊座の日食
  • 日食のルーラー火星が太陽・月・キロンとスクエア
    • 火星が土星・金星・海王星とトライン
    • 火星が土星、天王星と小三角
  • 日食に木星と冥王星がセクスタイル、冥王星がICに合
  • 海王星が魚座から牡羊座へ、他
  • 天体の逆行
  • 天体の食度数の通過
  • 新月のサビアン「古い象徴に対する新しいかたちを教える男」

① 部分日食について

日食や月食は、新月や満月がノード(太陽と月の通り道の交点)の近くで起きるときに見られます。

今回の新月は、ノードから約12度離れたところで起こり、太陽の一部が月によって隠されて欠けたように見える「部分日食」になります。

日食はスーパー新月と言われ、世の中や個人への重要な影響があると言われています。

その影響は一般的には半年続くと言われていますが、『Eclipses』の著者であるCeleste Teal氏の説に基づいて計算すると(今回の食の場合は)2029年2月頃までとなります。

*今回の日食はグリーンランドやヨーロッパ、アフリカ北西部などで見られます。日本では見られません。

(食の影響はそれが見られる場所に限らず世界全体に及ぶ、とTeal氏は述べています。)

② ノースノード側で起こる牡羊座の日食

日食は、新しいサイクルの始まりとしての精神性や活力が感じられるでしょう。種を植え、土壌に栄養を与えて、目標に向かって成長していくことを示しています。

そして、牡羊座は、攻撃、競争、パイオニアなどを表し、ルーラーである火星は、争い、熱、行動力、疫病、事故などを象徴しています。

今回は牡羊座の日食なので、「スタート・開拓・争い」の意味が強調されています。個人においても、出生図で牡羊座が占めるハウスに関して、新たな始まりを示す「重要なできごと」が起こりやすいでしょう。

それは、起業、進学、就職、転職など、何かを始めるための環境の変化だったり、競争相手との出会いかもしれません。

あるいは、ルーラーの火星は蟹座にあり、こどもや家族を危険や敵から守る、育てる、ケアするための行動や、所属する組織の防衛力の強化かもしれません。

ただし、蟹座の「同調圧力」や「強すぎる警戒心」「防衛のための排他的傾向」も強調されがちなので要注意。

出生図の天体や軸の上で食が起こる場合は、ターニングポイントになるでしょう。今後約3年間、食度数を天体が通過(合/オポ)するたびに、ふたたび状況が活性化します。

★ちなみに、2024年10月3日には、天秤座10度で金環日食がありました。今回の日食により、牡羊座/天秤座9度~10度前後が再び活性化されるので、その度数域に天体や感受点がある場合は特に、新たなスタートを強く意識するでしょう。

2024年10月以降のできごとを振り返ってみると、今回の日食がもたらす影響の参考になるかもしれません。

ノースノード側での日食

さらに、今回の日食はノースノード側で起こります。

ノースノードは木星に例えられ、新しいエネルギーの流入を示すため、ノースノードでの日食は、湧き出るパワー、壁を突き破るブレークスルーを体験するかもしれません。

「これやってみよう!」という牡羊座の純粋なスタートのエネルギーを、蟹座が示す「共感的」「養育的」「家族的」なやり方で思い切って表現してみると良さそうです。

流れ込んでくるエネルギーは、抑え込まず活用する必要があります。

★日食の注意点としては、突然のチャンスや変化を受け入れること。そのためには、それまでの快適な状況を終了させる勇気が必要になることもあるでしょう。

★東京チャートで日食は6ハウスで起こります。6ハウスが示す「人々の健康、環境衛生、感染症、労働環境、警察」などがテーマになります。

③ 日食のルーラー火星が太陽・月・キロンとスクエア

日食ルーラーである蟹座の火星は、牡羊座日食(太陽・月)・キロンとスクエアの関係にあり、上に述べた「スタート、行動、着火、争い」「防衛」などの意味がさらに強調されています。

とくに火星とキロンはタイトにスクエアを形成し、一触即発の緊張感があります。

キロンは、土星と天王星の間を楕円の軌道で運行していて、

  • ホリスティック(包括的)な知識、教育、癒し
  • 集団的な心理と宇宙的意識の架け橋
  • 権威・伝統・常識が覆されるときのサポート?

などの働きがあると考えられ、冥王星の小型版とも言われています。

つまり、土星(既存の権威)と天王星(反抗と革命)との間を巡り、天王星によって壊された土星の傷を癒し、より包括的な知識を与えてくれる、という感じでしょうか。

火星とキロンのスクエアは、警戒心からくる攻撃の危険性と同時に、おそらく、新しい知識や考え方が対立関係の架け橋となる可能性も示されているでしょう。

ルーラー火星が土星・金星・海王星とトライン

ルーラー火星は、「魚座の土星、ノースノード、金星、海王星の合」とトラインを形成

金星とそのハイオクターブの海王星がノースノード上で合を形成。

さらに、海王星は翌日(一旦)牡羊座に入る直前で、かなりレアな配置と思われます。

金星が示す「美、愛情、人間関係」、海王星が示す「創造性、慈愛、犠牲的奉仕」などが極度に表現される、

あるいは、それらを必要とする状況が多くの人々を巻き込むのかもしれません。

損得なしで協力し合うこと、弱者の救済、大衆の心を動かすアートなどが注目されそう。

魚座の天体群はルーラー火星をサポートし、大きな共感力や救済力とともに行動力が発揮されるでしょう。

そこに、権威、責任、制限、困難、停止などを示す土星が合を形成し、問題点や課題、責任の所在が具体的に浮き彫りになるでしょう。(金星と土星の合は4月いっぱい続きます。)

ノースノードによる、今までとは違う新たな動きに大きなとまどいを感じるかもしれません。

ルーラー火星が土星、天王星と小三角

さらに、ルーラー火星は、土星(・金星・海王星)、天王星と小三角を形成。

火星(蟹座・水)、土星(魚座・水)、天王星(牡牛座・土)で、土と水の小三角で、具体的な受け皿づくりという生産的なアスペクトです。

それぞれサインの終盤にあり、時代遅れになったシステムをアップデートしていく総仕上げのときと言えそう。

④ 日食に木星と冥王星がセクスタイル、冥王星がICに合

日食に対して、水瓶座冥王星と双子座木星がセクスタイルを形成

オーブは広目ですが、冥王星は東京チャートのICに合(3ハウス側)です

IC・4ハウスは、国土、農業生産、天候、自然災害、野党など、3ハウスは通信、交通、流通、隣国との取引関係などを示すと言われています。

水瓶座の冥王星は、世直し的な抜本的改革や隠された情報の暴露などを示していて、上記の分野に関わる情報開示が進むのでしょう。

また、双子座木星は情報の拡大やスピード感を示しています。

双子座と水瓶座の「風」が牡羊座の「火」を煽るかたちで、スタートダッシュをサポートしています。

★この組合せは下記のミッドポイントで強調されています。

➄ 海王星が魚座から牡羊座に入る、他

大きな動きとして、3月30日に海王星が魚座から牡羊座に一旦入ります(10月22日まで)。

前回、海王星が魚座から牡羊座に入ったのは1861年~1862年(約165年前)。

その頃のできごとは・・・

1861年~1865年、奴隷制・関税問題をめぐりアメリカ合衆国の北部と南部の間で戦争が勃発。1863年のリンカーンによる奴隷解放宣言、ゲティスバーグの戦いを経て、1865年4月に南軍の降伏で終結。

また、1862年4月には、ヴィクトル・ユーゴーによって『レ・ミゼラブル』が出版され大反響を巻き起こしました。

「これは、ひとりの徒刑囚が偉大なる“正しき人”として生涯を終えるまでの物語であり、その底を流れているのは、永遠に変わることのない真実の「愛」である。」Wikipediaより

この2つの例は、それぞれ、現実面と精神面での奴隷解放とも言えます。

「搾取する/される」という感覚(欲求)は、人間が心の奥底に持っている本能的な感情のように思います。

もしかしたら、海王星の魚座から牡羊座への移動は、人々が「囚われ」からの解放を待ち望んでいることを示しているかもしれません。

火星が蟹座から獅子座に入る

順行に転じた火星は、4月18日に(再び)獅子座に入ります

そして、4月27日に冥王星とオポジションを形成(3回目)

防衛のための争いから覇権のための争いにかわり、一気に激しさが増すかもしれません。

どちらが優位に立つか、だれが君臨するのか、明らかに威嚇するような表現が目立ちそう。

火星は、冥王星とのオポジションのあと、天王星とスクエアを形成して緊張感が続きます。

6月17日に、火星は獅子座から乙女座に移り、危機としての局面に変化があるでしょう。

⑥ 天体の逆行

今回の水星と金星の逆行について、期間全体をみてみます。

・金星の逆行は、3月2日~4月13日(牡羊座10度→魚座24度)

・水星の逆行は、3月15日~4月7日(牡羊座9度→魚座26度)

逆行は「見かけ上」の動きではありますが、人間の判断や行動、世の中の状況に少なからず影響を与えると考えられます。

特に、順行/逆行に転じる「留」の期間(天体が止まって見える)は、その度数が強調されることもあり要注目です。

  • 金星の留…3月2日前後(牡羊座10度)、4月13日前後(魚座24度
  • 水星の留…3月15日前後(牡羊座9度)、4月7日前後(魚座26度

注目なのは、以下の食の度数域で、金星と水星が留になることです。

・2024年9月18日の部分月食(魚座25度)と10月3日の金環日食(天秤座10度)
・2025年3月14日の皆既月食(乙女座23度)と、今回の3月29日の部分日食(牡羊座9度)

つまり、「牡羊/天秤座9~10度」「乙女/魚座23~26度」前後の度数域は、2回の【食】と水星と金星の留で活性化されています。

水星、金星とも動きの速い天体ではありますが、逆行/順行両方の留と食度数が重なることは要注目です。

この度数あたりに天体や軸のある方は、コミュニケーション(水星)や愛情や楽しみ(金星)について重要なできごとがあるかもしれません。

★興味深いのは、3月末、逆行中の水星と金星は、牡羊座に入る直前の「魚座29度」の海王星と合を形成して、海王星が牡羊座に入ったあと「牡羊座0度~1度」で再び合を形成することです。

水星はメッセンジャーとして、金星は人間関係の仲介人として、重要な働きをして日食の主である土星や海王星のサポートをすると考えられます。

★また、水星が順行に転じる2025年4月7日前後は、何か「新しい情報」が発信されるかも。

⑦ 天体の食度数の通過

この期間は、水星金星土星天王星が食度数に接近します。

水星金星は上記⑥を参照。

土星は、この期間を通して、食度数「乙女座23度」and/or「魚座25度」に合/オポジションを形成。

土星は、努力に対する試練、構造の弱点を改善するためのテスト、ものごとの成熟などを示します。土星が食度数を越えることにより、ものごとの終結がもたらされる可能性

天王星は、この期間を通して、食度数「蠍座25度」and/or「牡牛座27度」に合/オポジションを形成。

天王星は、突然の、思いもよらぬ予想外のものをもたらす可能性。

⑧ ミッド・ポイント

次の2つのミッド・ポイントに注目しました。

日食(太陽・月)=木星/冥王星

  • 新しい視点の確立
  • 全体像を描く
  • 権力への欲求

日食が位置するミッドポイントです。遠大なビジョンを描く、大きな目的を達成する、あるいは、権力や財力を失う。火と風サインで構成されていて、風に煽られて火(牡羊座)が燃え上がります。

AP=海王星=水星/金星

  • 特別な次元を見通す
  • 現実を都合よく思い込む
  • スピリチュアルな考え

これらの要素が牡羊ポイントで際立ちます。それは奇跡か作られたストーリーか。ものごとは見かけ通りではないことを痛感するかもしれません。

⑨ 新月のサビアン

牡羊座10度(数え)のサビアンは…「古い象徴に対する新しいかたちを教える男」

長い間受け継がれてきた伝統や常識、慣習などについて、全く新しいかたちを創造して人々に提示します。新しい視点、新しいアプローチを世の中に投げかけます。あるいは、シンボルや形式だけが残されたものに、新しい解釈を与えて現代に蘇らせるのかもしれません。

例えば、「言葉」もある意味古い象徴と言えます。「お金」「仕事」「愛」「幸福」「自由」「権利」等々、私たちは言葉を通して知らず知らずのうちに意味を受け継ぎ、ものごとを判断しています。このサビアンは、それらの固定観念を覆すべく投げられる最初の石となるでしょう。人々はそこから新鮮なインスピレーションを得ます。

次の度数である牡羊座11度(数え)のサビアンは「国の支配者」。環境に対する革命を起こそうと、純粋な理想を押し出し行動にうつします。

・・・・・

では、次に満月を見てみましょう。

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天秤座の満月

2025年4月13日午前9時22分、天秤座24度(数え)での満月です。(東京で作成)

満月について

新月は種まき、満月は収穫と言われています。

新月で、月は太陽からエネルギーを受け取り、満月に向けてそれを形にし、実現させていきます。そして、満月から次の新月にかけて、月のエネルギーは空っぽになっていきます。

また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、とも喩えられます。

新月は「新たなる始まり」、満月は「完成と解放」。そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。

満月チャートのポイント

今回の満月では、天秤座が示す「バランス、パートナーシップ、平和、外交、橋渡し、公正さ、正義、妥協、平等」などがテーマになるでしょう。

天秤座は「活動宮の風サイン」。コミュニケーションに関して何らかの行動を開始します。

色んな立場の人々の話を聞いて上手に妥協点を見出し、アクティブに行動します。

争いごとを解決して平和な人間関係を築くなど、何事においても優れたバランス感覚があります。

ですが、相手の反応を見て方向性を決めるなど「相手ありき」になりがちで、他者からの反応がないと不安を感じるかもしれません。

また、あちらもこちらも立てようとして優柔不断になる傾向もあるので、八方美人にならないよう注意が必要でしょう。必要なときにははっきりと自分の意志を伝えましょう。

社会においては、正義や公正さを求めて抗議する平和の必要性を叫ぶなど、風サインが示す「社会的コミュニケーション」において動乱があるかもしれません。

天秤座のキーワードに「平和」がありますが、活動宮である天秤座の最大の能力は、平和の中ではなく、混乱の中でこそ発揮されるのかもしれません。

満月チャートについて、次のポイントに注目してみました。

  • 満月は食度数域で起こる
  • 満月に対してキロンがオポジション、火星がスクエア
  • 火星が冥王星とオポジション
  • 金星、土星、ノースノード、水星、海王星が合、他
  • ミッドポイント(金星の留)
  • 満月のサビアンは「蝶の左側にある3番目の羽」

① 満月は食度数域で起こる

2023年10月15日、天秤座21度で金環日食がありました。

Celeste Teal氏の説に基づいて計算すると、この食の有効期間は2027年4月頃までとなります。

今回の満月は、そこから2度のオーブで起こる満月です。

当時を振り返ると、2023年10月17日には、ジャニーズが社名をスマイルアップに変更し、その看板を下ろしました。

今回の満月では、世論におされた結果として、対外的な立場や顔を変更するようなできごとがあるかもしれません。

② 満月に対してキロンがオポジション、火星がスクエア

天秤座の満月に、火星とキロンのスクエアが重なりTスクエアを形成しています。

なので、この満月は、「キロンと火星のスクエア」がテーマと言えるかもしれません。

上記日食の項で、

「火星とキロンのスクエアは、警戒心からくる攻撃の危険性と同時に、おそらく、新しい知識や考え方が対立関係の架け橋となる可能性も示されているでしょう。」

と書きましたが、防衛のための攻撃ではなく、協調・歩み寄りへの努力が必要になるのでしょう。

天秤座満月では、牡羊座新月で新たに開始したことを、バランスのとれた人間関係や外交手腕により、巧みに進めていきます。

③ 火星と冥王星がオポジション

順行に転じた火星が、再び冥王星とのオポジションに近づいています。

火星と冥王星のオポジションは、

  • 2024年11月3日(蟹・山羊29度)
  • 2025年1月3日(獅子・水瓶1度)
  • 2025年4月27日(獅子・水瓶3度)

の3回にわたり形成され、5月中旬まで半年以上に渡り緊張状態が続いています。

火星は、4月18日、再び獅子座に入り水瓶座冥王星とのオポジションを形成。

蟹座(水サイン)から獅子座(火サイン)に移ることで、行動が熱を帯びて外に向かいます。

そして、4月27日前後に正確にオポジションとなり、怒りや苛立ちの表現、押し出しの激しさがピークになりそう。

平等性や権利の主張、権威への反抗など、各所で争いごとや事故が勃発するかもしれません。行き過ぎた言動に注意し、冷静に対処することをこころがけましょう。

周囲からの意見や反論を一方的に封じると、いわゆる「はだかの王様」や「オレ様」になって孤立を招くので要注意。

★実生活においては、火星・冥王星の激しいエネルギーを消費するには、ひたすら走る、歩く、泳ぐ、掃除するなど、無心に身体を動かしてよく眠ることが簡単で効果的でしょう。あるいは、このエネルギーは、停滞した現状からのジャンプに活用できそう。

④ 金星、土星、ノースノード、水星、海王星が合、他

魚座の金星、土星、ノースノード、水星、牡羊座0度の海王星が6度以内で合を形成

魚座の金星は品位が高く、無条件の愛情や優しさを示しています。

そこに土星が合で、何らかの制限や責任、あるいは試練や困難が加わると考えられます。

人間が表現し得るもっとも高度な善意を、現実的なシステムに落とし込むことを示しているかもしれません。

魚座の水星は想像力と創造性、ノースノードは新しいエネルギーの流入、そして牡羊座0度の海王星は、理想実現への第一歩です。

これらの4天体に対して、火星がトライン、天王星がセクスタイルを形成

蟹座火星、牡牛座天王星が、魚座天体群とともに土と水の小三角を形成しています(海王星以外)。

蟹座は共感、魚座は受容、そして小三角の頂点である牡牛座天王星は、テクノロジーの実用化やものの価値の転換を示しています。

例えば、テクノロジーが日常生活を一変し、人々はそれを受け入れます。

また、ものに対する価値観が変わり、もの(お金や土地を含む)を持たないことに価値を見出すのかもしれません。

土と水サインの組合せは現実的な器づくりであり、具体的な制度やシステムが作られるでしょう。

5月には土星が牡羊座へ、7月には天王星が双子座へ(一旦)移り、水瓶座冥王星、牡羊座海王星とともに火と風の小三角を形成します

具体的な器(システム)に、情熱(火)を吹き込み、コミュニケーション(風)を通して盛り上げていきます。

(土星、天王星、海王星ともに逆行して、再び土と水サインに戻ります)

➄ ミッド・ポイント(金星の留)

以下のミッドポイントに注目しました。

満月(太陽・月)=金星/天王星

  • 評価され、望まれる
  • 愛への欲望の激化と感情的興奮

月、金星、天王星で、月を頂点とするヨッドが形成されています

金星と天王星のはたらきは月の欲求を果たすことに特化される、という感じでしょうか。

また、金星は、天秤座の月と牡牛座天王星のディスポジターで、3月14日の乙女座月食の度数域にオポジション、さらに「留」の状態にあり、とても際立っています。

なので、評価されること、愛されること、感情の高まりなどが重要になるのかも。

3月14日(乙女座月食)には、全国一斉財務省解体デモが行われたようですが、金星=お金も表していて、関連するできごとがあるのかもしれません。

⑥ 満月のサビアン

天秤座24度(数え)のサビアンは…「蝶の左側にある三番目の羽」

左右の羽がアンバランスであることで、バランス感覚がより鋭くなるのかもしれません。不均衡や欠けている要素を補い、工夫することで、全体としてうまく機能させることができるのです。例えば、熟練した職人さんも、当初は不器用で苦手意識があったことはよくある話で、それを克服し乗り越えることで、達人になるのです。

あるいは、蝶は生まれながらに、左側に三番目の「見えない羽」を持っていると言えるかもしれません。そのアンバランスさゆえに感覚と知恵が磨かれ、天秤座は人間関係において優れた橋渡し役となるのでしょう。

・・・

牡羊座と天秤座はオポジションの関係で、個の力とパートナーシップ、競争と協調、争いと平和などに関連します。

牡羊座は個の自己表現であり、ひらめきや内なる着火、モチベーションによってものごとをスタートさせます。起動の軸は自分自身です。原始的で本能的、純粋な初動に喜びを感じるでしょう。

それに対して、天秤座は他者からの反応によって自己確認し満足を得ます。周りで争いごとがあると、人々の話を偏りなく聞いてバランス点をみつけ上手にとりまとめます。「橋渡し役」は天秤座の醍醐味かもしれません。

牡羊座から天秤座への流れは、牡羊座で思いついたアイデアを即行動にうつし、天秤座で他者の反応に手応えを感じます。人間の存在はすべて「アクションと反応」から成り立っていて、ある意味、何らかのアクションがなければ反応は皆無なのでしょう。なので、まずはやってみる!投げかけてみる!そしてその反応を実感して楽しむことが良さそうですね。

★どんな反応が返ってきましたか?

全体の動き ~まとめ~

牡羊座新月(部分日食、3月29日)~牡牛座新月(4月28日)までの全体の動きをまとめてみました。

月が緊張のアスペクトを形成するときを赤字で、サポート的なアスペクトを形成するときを青字で記入しています。また、その他緊張感のある期間には赤線を引いてあります。

月が出来事や感情の引き金となることについて検証してみてはいかがでしょうか。

・・・

★土星はこの期間を通して食度数(乙女座23度、魚座25度)に合/オポジションで、厳しい点検、試練があるでしょう。

★天王星はこの期間を通して食度数(蠍座25度、牡牛座27度)に合/オポジションで、突然の予期しない変化などの緊張感があるでしょう。

★キロンはこの期間を通して食度数(牡羊座19度、天秤座21度)に合/オポジションで、痛みと癒しに関わるできごとがあるかもしれません。

★~4月13日、金星が逆行(→魚座24度)
★~4月7日、水星が逆行(→魚座26度)
・3月27日、金星-海王星(合、魚座29度)

3月29日、新月(部分日食、牡羊座10度、数え)・・・種まき

★3月30日、逆行中の水星が牡羊座から魚座に戻る
・3月30日、水星-海王星(合、魚座29度59分)
★3月30日、海王星が魚座から牡羊座に(一旦)入る
・3月30日、牡羊座の月・キロン-火星(スクエア)

・3月31日、牡牛座の月-冥王星(スクエア)

・4月1日、牡牛座の月・天王星-火星-土星(小三角)

・4月3日、双子座の月-木星(合)、金星-ノースノード(合)

4月5日~9日前後、金星が食度数を通過

・4月5日、火星-天王星(セクスタイル)
・4月5日、火星-土星(トライン)
4月5日、上弦の月(蟹座16度、数え)・・・発展

(4月5日前後、火星-天王星-金星・土星が小三角を形成

・4月6日、金星-火星(トライン)
・4月6日、蟹座の月・火星-天王星-土星・金星・水星・海王星(小三角)
・4月6日、獅子座の月-冥王星(オポジション)

・4月7日、金星-土星(合②)
・4月7日、太陽-月(トライン)
★4月7日、水星が順行に転じる(留、魚座26度)

・4月8日、獅子座の月-天王星(スクエア)

・4月10日~11日、乙女座の月-土星・ノード・金星(オポジション)

4月13日、満月(天秤座24度、数え)・・・収穫
・4月13日、天秤座の月-火星(スクエア)
★4月13日、金星が順行に転じる(留、魚座24度)

・4月14日、蠍座の月・リリス-冥王星(スクエア)

・4月14日頃、土星とノース・ノードが合(魚座26度あたり)

★4月16日、水星が魚座から牡羊座に入る
・4月16日、蠍座の月-天王星-火星-金星・土星・水星・海王星(カイト)

・4月17日、水星-海王星(合③)

4月17日~21日前後、金星が食度数を通過

・4月18日、太陽-月(トライン)
★4月18日、火星が(再び)蟹座から獅子座に入る
・4月18日、射手座の月-金星・ノード・土星・海王星(スクエア)

・4月20日、火星-海王星(トライン)
4月20日、太陽が牡牛座へ

・4月21日、水星-冥王星(セクスタイル)
・4月21日、太陽-火星(スクエア)
4月21日、下弦の月(水瓶座2度、数え)・・・成熟・衰退
・4月21日、水瓶座の月・冥王星-火星(オポジション)

4月22日~27日前後、水星が食度数を通過

・4月23日前後、太陽-火星-冥王星(Tスクエア)

・4月24日、太陽-冥王星(スクエア)

・4月25日、金星-土星(合③)
・4月25日、魚座の月-ノード・土星・金星・海王星(合)

・4月27日、火星-冥王星(オポジション③)

4月28日、新月(牡牛座8度、数え)・・・種まき
・4月28日、牡牛座の月・太陽-火星-冥王星(Tスクエア)

・・・・・

参考記事:
2025年の星模様~占星術でよんでみる~
土星とノードの合(2025年4月)~日食・月食と土星の通過~

後記:
今回の牡羊座日食は、私のチャートルーラーである木星の上で起こります。自分で「なにかやってみるのが良いでしょう」と書いているからには、自分自身もなにか行動しなければいけないかも、と思っています。木星はプラシーダス・ハウスで4ハウス、ホールサイン・ハウスで5ハウスに入っており、どちらがよりしっくりくるのか、迷うところではありますが。。牡羊座日食の人体実験ですかね。

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