近所の遊歩道の桜は、この新月の頃に満開になりそうです。
毎年、桜の木々に向かって「今年も咲いてくれてありがとう」と心の中で話しかけていますが(笑)、本当に、無事に咲いてくれるだけでありがたいな~と思います。
2022年4月1日~5月1日までの星模様です。
新月のホロスコープ
2022年4月1日15時24分、牡羊座12度(数え)での新月です。(チャートは東京で作成)
全体的な傾向
魚座が、ジャッジせず理解し全てを受け入れるのに対して、牡羊座は、やる気スイッチが入りアクションを起こします。
牡羊座が象徴するのは、新たな始まり、一番であること、競争、パイオニア、活力、行動、勇気、熱意、大胆さ、迅速な決断、正直さ、衝動性、せっかち、スピード、未熟さ、無謀さ、個人プレイ、継続が苦手、「頭」に関すること、など
- 牡羊座の新月は水星、キロンと合
- 水瓶座の土星に金星・火星が合、天王星がスクエア
- 魚座の海王星に木星が合
- 新月のサビアンは「野生のカモの群れ」
「内なる純粋な動機」による新たな行動の始まり。
それは、愛情によって傷を癒すためのものかもしれません。そこから、新しい「コミュニケーション」や「考え方」が生まれそう。
また、直感に従い、インスピレーションを受け取り、夢を描いて、創造性を発揮できる大きな可能性もあります。
権威に対する「怒りや不満の爆発」はさらに激しさを増す恐れがありますが、一方で、境界線を越えた支援(感情)の波がそれを上回るかもしれません。
この新月では、①こどもに返ったように、とりあえずやりたいことをやりたいようにやってみる、②まずはスタート、細かいことはあとから考える、③クリエイティブな分野に挑戦してみる、
などいかがでしょうか。
新月チャートの主なポイント
いくつかのポイントをピックアップしてみました。
① 牡羊座の新月に水星とキロンが合
新たな始まりを示す「牡羊座」での新月(種まき)で、「始まり」の意味が強調されています。
「これ、やりたい」という気持ちに素直に従って、アクションを起こします。水星が示すコミュニケーション、考え方、言葉などに関する「勇敢なチャレンジ」かもしれません。
キロンは「傷」や「苦手意識」を表しますが、もしそれらを積極的に克服したときには「新しい活力」が芽生えると言われています。
この「新たな始まり」には「傷を乗り越え」「苦手を克服する」ことが不可欠なのかもしれません。
キロンは、土星と天王星の間を巡っています。それはまるで、土星(権威者)と天王星(権威への反抗者)の仲をとりもち、傷を回復させるかのようです。
ミッドポイント
新月(太陽・月)=金星/ノード
新月は、金星とノース・ノードに対してセミスクエアで、上記のミッドポイントが形成されています。
金星は愛情や人間関係、ノードは人とのつながりや出会いを表し、そのミッドポイントでの新月は、「愛情にもとづくグループ」の中で新しい活動が始まるのかもしれません。
特に、月=金星/ノードは、女性・母親的な愛情や、女性とのつながりを示しています。金星は水瓶座にあり、女性の権利に関わることも考えられます。
② 水瓶座の土星に金星・火星が合
・水瓶座は、「自由」「平等」の信念を貫くために行動(抵抗)するサインです。
さらに、牡牛座の天王星が水瓶座とスクエアの関係にあり、「独立心」や「反抗」をさらに強調しています。
金星は「対人関係」「平和」、火星は「行動力」「争い」、そして土星は「制限」「権威」「ルール」などを表します。
それぞれが考える「自由と平和」のための争い。それを解決するルール作りは困難が伴うかもしれませんが果敢にチャレンジします。
・水瓶座での火星と土星の合は、世の中の人々の不満やストレスの爆発を表し、特に4月5日前後がピークとなりそう。(火星は新月牡羊座のルーラーであり、強調されています。)
水瓶座と新月の牡羊座はセクスタイルで、サポート関係にある
新しいもの(牡羊座)は、それが斬新であるほど、古いものへの反抗・古いものからの抵抗(水瓶座)を乗り越えて、人々に受け入れられていきます。
困難な争いは、「全く新しい考え方」が形成されていくための過程なのかもしれません。
土星は、私たちを試すような抑圧的な(そう感じる)面がありますが、「現実を形作る」というとても重要な役割もあるのです。
土星とノードがスクエア
ノードが「縁の結び目」や「過去や未来」を表すのならば、土星が示す人々、例えば伝統、年長、権威に関わるグループについて、「縁が変わる」のかもしれません??
何らかの「入れ替わり」あるいは「出会いや別離」の可能性でしょうか??
これは検証してみたいと思います。
③ 魚座の海王星に木星が合
海王星は「理想」や「夢」、木星は「拡大」、そして水のサインである魚座は「共感」を表します。
また、海王星は不明瞭な「境界線」を表し、理想や夢に対する共感が際限なく広がる(浸透していく)様子が連想されます。
この組み合わせは、とくにスピリチュアルや創造的な分野においては大いにに活用できそうです。たくさんのインスピレーションやアイデアが浮かぶのを楽しんでください。
ただし、寛容になり過ぎたり現実を甘く見てしまう点には注意が必要です。
また、「水」の要素が重なり、さらに木星が「拡大」することから、大雨や洪水などの可能性も考えられます。
「水」や「海」が全てを押し流すイメージです。
とくに、4月12日前後がピークとなります。
緊張と弛緩
上記②の火星と土星の合が「緊張」とすると、木星と海王星の合は「弛緩」です。
人体でいうと、自律神経である「交感神経」と「副交感神経」です。このバランスは心身の健康にとって超重要ですね。
ふんわりと緩めることは、健康を保つとともに、自分の方向性を直感で感じ取るためにも大切なのでしょう。
*ちなみに、木星と海王星の合は約13年ごとに起こりますが、魚座での前回の合は、1856年3月に魚座の18度で起こりました。奇しくも、クリミア戦争(1853年10月~1856年3月)が終わったときでした。
④ 新月のサビアン
牡羊座12度(数え)のサビアンは、「野生のカモの群れ」
野生のカモが、生きるために最適な行動を生まれながらに知っているように、直感にしたがい、誰にも教わることなく、最も自分に適した道を進みます。
どうしてそうしたのか自分でもわからないけれど、気が付いたらそうしていた、
そして、後になってその選択や行動は間違っていなかった、と確信します。
自分の直感を信じることが大切になります。
新月以降の動き
次の新月(2022年5月1日)までの、主な動きをピックアップしてみました。
満月までは種まきの期間、満月からは結果を受け取る期間、と言われています。
・4月1日、牡羊座12度(数え)での新月
・4月5日頃、火星と土星が合・・・ストレスや不満が爆発しがち。怒りのコントロールが上手くできれば大きな仕事を成し遂げることができそう。
・4月6日、金星が魚座へ(~5月3日)・・・金星にとってよい配置と言われています。思いやりや優しさを表現しやすくなります。創作活動や芸術鑑賞にもよい時期です。
・4月11日、水星が牡牛座へ(~4月30日)・・・太陽よりも一足先に水星が牡牛座に入ります。コミュニケーションや学習面などにおいて、一つひとつ丁寧に、着実に、明確に積み上げていきます。
・4月12日頃、木星と海王星が合・・・この頃から満月にかけて、他の天体に対して、月が次々とオポジションを形成して緊張感が高まります。満ちてきた感情が一気に大きな流れになるような感じ。
・4月15日、火星が魚座へ(~5月25日)・・・活動の方向性や自律心に欠け、他人に依存したり状況に流されやすくなりがち。目的をしっかり確認することが重要。芸術など創作活動にはとてもよい時期でしょう。
・4月17日、天秤座27度(数え)での満月・・・満月に対して冥王星がスクエア、魚座のステリアム。
様々な感情や視点が入り混じり、「公正さ」や「正義」の意味が根底から変化するような緊張感がありそう。 「人間関係」を通して、成熟した知恵を得るのかもしれません。
サビアンは【頭上を飛んでいる飛行機】。 ものごとを知るためには、より高い視点が必要。一段上にあがる努力。
・4月28日頃、金星と木星・海王星が合・・・利他の気持ちが高まり、持てるものを無償で与える支援の輪がさらに広がりそう。大きなムーブメント。
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新年度に入り、環境が変わった方も多いことでしょう。不穏な世の中ではありますが、争いが終結することを祈りつつ、自分の人生・生活にしっかり意識を向けて毎日を過ごしていきたいですね。
我が家では、ネコ(野良出身)を二匹飼っているのですが、日々ちょっとした事件を起こしてくれるおかげで、やれやれと思いながらも和ませてもらっています(=^・^=)
最後までお読みいただきありがとうございます!
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