土星の新たな可能性~骨が若さを司る~

“骨”は、体を支えるためのカルシウムの固まりと考えられてきましたが、最近「若さを生み出す臓器」として注目されているそうです。

 

“骨細胞”が出す「メッセージ物質」により、骨を壊す“破骨細胞”と骨を造る“骨芽細胞”がコントロールされて、3~5年で全身の骨が入れ替わり強度を保っていますが、

 

この“骨芽細胞”が「若さを生み出すメッセージ物質」を全身に送り出し、記憶力筋力生殖力そして免疫力をアップさせていることが明らかになったそうです。

 

さらに、

 

“骨細胞”は骨にかかる衝撃(歩く、走るなど)を感知し、新しい骨を作るペースを決めているのだそうです。つまり、「骨自身が自分の強さを決めるメッセージを出している」のです。

 

興味深いのは、太古の昔、狩りをしていた頃より、“骨”は、活動する個体の中で、その活動量に合わせて若返り物質を出してきたとのこと。つまり、“骨”は活発な個体を応援し、活発な個体こそが進化を遂げてきたのです。

 

「骨から出るメッセージ物質が他の臓器や細胞に受け取られることで、老化が進む速さ(若さ)が決定されている。骨は言わば“老化のペースメーカー”」

 

 

さて、ここからが本題なのですが、

 

占星術で“骨”といえば、土星の象徴です。土星は、人生の屋台骨、義務、苦難、成熟、そして老人などを表します。

 

でも、“骨”が単なる「身体を支えるための固まり」や「歳をとると脆くなって老いを示す」ものではなく、「活動量に合わせて老いの速度をコントロールする、“老化(若さ)のペースメーカー”」であるのならば、

 

“土星”にも新しいニュアンスを加えてもよいのかもしれません。

 

“土星”は、「老人」を示すとともに、「老いの速度をコントロール」して、「若さを保つ」働きも示すのでしょうか。いかに、若くいられるか?

 

そして、活発に行動して、自分に「衝撃」を加えることが、土星の「若返り」の面を引き出す秘訣なのです。

 

こうも考えられます。

 

年齢を重ねるにつれて、自分で自分自身の若さをコントロールできるようになる。ここでは、自分がコントロールしている、という意識が重要でしょうか。(当たり前と言えば、当たり前ですが。)

 

年齢を重ねる ⇒ 老いる

ではなくて、

 

年齢を重ねる ⇒ 若さを自分でコントロールできるようになる

のです。自分に言い聞かせてます(笑)。

 

骨に対する認識が変わったことは、土星が象徴している我々の意識も一新されつつあることを明らかに教えてくれたように思います。

 

そして、土星だけでなく、体内のすべての臓器が互いにメッセージのやりとりをしていることが判明しつつある今、

 

現代のネットによる高度情報化社会、もしかしたら、今後さらに進化したコミュニケーション社会において、各天体が表す意識も進化しつつあるのかもしれません。

 

確かに、意識の進化はすでに始まっているように感じる今日この頃です。。

 

参考:NHKスペシャル人体

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