春分と共にソメイヨシノが咲き始めています。木蓮も一斉に花開く頃ですね。近年、全国各地の桜が寿命を迎えつつあると言われていて、一気に伐採されたりするようです。ですが、専門家によると適切に管理をすればまだまだ生きられるし、ソメイヨシノほど良い桜はないとのこと。私も、近年は、近所の桜を愛でるというよりも、その健康状態や生育環境が気になっています。。頑張って咲いているのを見ると感謝しかないですね。
2026年3月20日の春分図、そして3月19日~4月17日までの星模様です。

春分図
まずは、今年の春分図(2026年3月20日午後11時45分、東京)を見てみます。

春分図とは、太陽が牡羊座に入った瞬間のチャートで、来年の春分までの一年間を示していると言われています。
牡羊座~魚座(12サイン)の一つのサイクルを終えて、次の新たなサイクルがスタートする「始まり」であり「生まれ変わり」のとき。
夜の時間と昼の時間がほぼ等しくなる「切り換えポイント」でもあります。
(その後、夜と昼の長さが反転します。方向性の転換点とも言えますね。)
例えるなら、春分は「新月」であり、春分図は「種まき」を示しているとも言えるでしょう。
今年の春分図からは、どのような「始まりの種」が見えてくるでしょうか。
春分図のポイント
主なポイントをあげてみました。
- 太陽・海王星・土星が合
- 太陽・海王星・土星は4ハウスにありICに合
- 乙女座30度(数え)の日食(2025年9月22日)の影響
- 牡羊座(4ハウス)の天体群に蟹座木星がスクエア
- 水星・ノード・火星(3ハウス)に蟹座木星がトライン
① 太陽・海王星・土星が合
2023年以降、春分図において太陽と海王星が合を形成し(オーブ5度以内)、海王星が象徴することが社会において強調されてきました。
さらに、昨年と今年の春分図では、そこに土星が加わっています。
なので、特に昨年と今年は、
海王星が示す
「夢、理想、創造性、曖昧さ、幻想、境界線の喪失、犠牲と救済、詐欺、嘘、秘密、お酒、薬物、海、水」
そして、土星が示す
「権威、制限、現実、具体化、伝統、ルール、組織、構造、土」
などの意味が、「対立」「混在」「融合」あるいは「相殺」するできごとが強調されるでしょう。
なので、
- 権威や旧構造が崩壊する
- 制限やルール、境界線が揺らぐ/弱体化する
- 嘘や秘密がバレる
- 嘘と事実が入り混じる
- 嘘で固める、全ては幻
あるいは、
- 夢や理想の実現
- 創造的/利他的な表現
- 搾取からの解放
- 禊、償い
などに関わるできごとが、引き続き次々と起こる可能性があります。
ただし、昨年と今年の春分図の大きな相違点として、昨年は土星・海王星が魚座にあり、今年は牡羊座にあることから、
昨年は、総括、終わり、混沌の意味が強調されたのに対し、今年は、動機、スタート、群雄割拠の意味が強調されるでしょう。
たくさんの種を蒔いたときに、無数の芽が出る感じでしょうか。まだまだ危うい感じはあります。
太陽・海王星・土星は4ハウスにありICに合
東京チャートでは、太陽・海王星・土星は4ハウスにあり、ICに合を形成しています。
4ハウスは、国土、農業生産、自然環境、あるいは、野党などを示しています。
なので、国土のインフラ全般について、老朽化が露呈するとともに、修繕・新規開発が次々と始まるのかもしれません。
また、太陽は国家元首を示していますが、10ハウス(国家元首を示す)ではなく、反対側の4ハウスにあることは、何を意味するのでしょうか?
野党が再び活発化するのかもしれませんし、
自然災害への対応など、基盤の維持に集中するのかもしれません。
土星合海王星の影響下にあり、国のシステム全体が、泥濘(ぬかる)んでいる感はありそうです。
★その他、新しい農業生産や資源の可能性が現れて注目されるのかもしれません。
乙女座30度(数え)の日食(2025年9月22日)の影響
注目は、東京チャートのIC「乙女座29度」が、昨年9月22日の部分日食により活性されていることです。
同時に、春分図の太陽「牡羊座0度」もその度数域(オポジション)にあります。
つまり、
今年は、活性された春分点に太陽が到達すると同時に、東京チャートのICを通過する、ということです。
日本は、春分図の太陽がアングル軸にある、限られた国の一つと言えます。
実は、昨年の春分図でも太陽がアングル軸(DC)にありましたが、実際には、高市首相の台湾有事発言により外交関係が不穏な状況になりました。
今年は【食】の影響もあり、日本にとってさらに重要な年と言えるでしょう。
ここで、昨年9月22日(部分日食)前後のできごとを振り返ると…
石破前首相が辞意を表明し(9月7日)、高市首相が初の女性総裁に選ばれる(10月4日)とともに、公明党が連合を離脱しました(10月10日)。
これらのできごとを今年の春分図に関連付けてみると、
国家元首を示す太陽がICにピッタリ合、ICは昨年9月の日食度数(オポジション)であることから、始まったことが「終わる」のかもしれません。
太陽の日周運動は、アセンダント(日の出)→MC(南中)→DC(日没)→IC(真夜中)→アセンダント(新しい日の出)と進み、ICの太陽は「終わり」や「死」のイメージがあります。
終わらないにしても、身内(国内)に足を引っ張られる、基盤の泥濘にハマるの「かも」しれません⁈
② 牡羊座(4ハウス)の天体群に蟹座木星がスクエア
牡羊座の太陽・海王星・土星に加えて、牡羊座の金星・月も4ハウスにあります。
(5ハウス牡羊座キロンも入れると牡羊座に6天体です。)
「月と金星」は、女性、こども、母親、「キロン」は傷や痛み、4ハウスは「家、家庭、居場所」という意味が考えられます。
牡羊座は「スタート」「行動力」「活力」などを表しています。
なので、弱者の救済、危機的家庭のサポートなど、国の最小単位である「家」に関して、新しい仕組みを構築するために活動を始めるかもしれません。
これらの牡羊座天体群に対して、蟹座の木星がサインとしてスクエアを形成。
木星は、春分図において唯一の地上の天体でもあり、パワフルな感じがします。
牡羊座の活動を、蟹座木星が守り、育て、ケアして拡張していきます。木星は8ハウスにあり、国の借金を示しているのかも。
あるいは、牡羊座の「新たな挑戦」と蟹座の「保護」という方向性の違いにより、反発し合うエネルギーが拡大することもありそう。
蟹座の木星は、グループをつくって周りを取り込み活動を拡大していくパワーがありますが、共感できない場合は受け入れを拒否するかもしれません。
★月・金星・キロンの組合せは、国民の新しい「癒し的存在」が現れるのかも⁈
③ 水星・ノード・火星(3ハウス)に蟹座木星がトライン
魚座の水星は、逆行から順行に転じる直前の「留」の状態です。
春分の前後約一週間、魚座8度で止まっているように見えるでしょう。その間、水星はノースノードと合を形成しています。
何らかの重要な発表が人々を巻き込んで、大事になるのかもしれません。
さらに、水星は火星と合で、コミュニケーションの活性化、口論、批判、誹謗中傷、また、魚座なので嘘、誤解、あるいは、芸術による表現などを示しています。
そこに蟹座の木星がトラインで、良くも悪くも発展させることが予想されます。
嘘、事実、アート表現等が混ざり合って、人々のやり取りが盛り上がるでしょう。
さらに、東京チャートで、水星は定位置である3ハウスにあります。
なので、上記の傾向に加えて、3ハウスが示す取引、流通、交通、隣国との関係等において、争いや事故が多発・拡大する可能性があります。
➄ 春分図のミッドポイント
次のミッドポイントに注目しました。
太陽=MC=月/水星(=AP)
- 現実主義
- 現実的な計画
- 職業や社会的地位に関して決断を下す
食度数にある太陽とMCが位置するミッドポイント。思考と感情の折り合いをつけて、現実的にものごとを進めるでしょう。
春分図のまとめ
2月4日の立春が「春の始まり」とすると、春分は「春の頂点」と言えます。
過去のもの・感情を整理し、着々と準備をしてきましたが、いよいよスタートです。
今年の春分図には、
- 理想と現実の衝突と新たな種まき
- 日本の国家基盤とリーダーシップの転換期
- 「家庭・弱者救済」への着手と対立
- 活発化するコミュニケーション(流通、取引きなど)と隣国危機
などが示されています。
この一年間は、早春の芽吹きのように、危うさの中で新しいものごとが次々と起こり、期待と不安、希望と落胆が入り混じる年と言えるでしょう。ですが、時代は螺旋を描きながら確実に進んでいきます。
次に、一日前の新月について見てみましょう。

魚座の新月
2026年3月19日午前10時23分、魚座29度(数え)での新月です。(東京で作成)

全体的な傾向
水瓶座が真実を追求しようとするのに対し、魚座は言葉はなくとも理解し、全てを受け入れます
魚座(柔軟宮、水のサイン)が象徴するのは・・・
全体性、普遍性、境界がない、全てを含む、全てを受け入れる、一体性、溶ける、カルマの返済、犠牲、救済、慈悲深さ、感受性、無私、意志やエゴの曖昧さ、影響を受けやすい、とらえどころのなさ、変幻自在、怠惰、逃避、幻滅、自己憐憫、映像、ダンス、詩、酒、薬物、麻酔、足、リンパ腺、など
新月からのメッセージ
今回の新月が起こる魚座29度(数え)は、昨年9月の日食度数域にオポジションで活性されています。魚座終盤の度数であり、時空を越えた共感と受容により、無条件に何かを受け入れるのかもしれません。さらに、新月に土星と海王星が合を形成します。土星(現実)と海王星(幻想)という相反する要素を、魚座の感性によって落としどころを見つけようとするでしょう。
混沌の中で既存の枠組みや常識が緩み、ものごとはいとも簡単に変化していくでしょう。多くの嘘が明らかになり、嘘と事実の見分けがつかなくなり、始めたことの目的も変わっていくかもしれません。新しいことを始めるチャンスでもありますが、どさくさに紛れての改善改悪どちらの可能性もありそうなので要注意です。
東京チャートでは、MCに水星・ノード・火星が合など、太陽と月を含む6天体が10ハウスに集まっています。リーダーの言葉と行動が強く社会に影響しますが、世論の声も政府の方針を動かす力を持つでしょう。発信力、発言力などコミュニケーション能力が重要になります。
また、4月10日には火星がホームサインの牡羊座へ移行し、エネルギーはより直接的・行動的な性質に変わります。魚座の揺らぎや混乱から一転、直感に従って即行動に移す流れが訪れます。火星の約2年サイクルのスタートであり、何かを終わらせ、新たな挑戦を始めるには絶好のタイミングです。
この新月は、終わりと始まりの境界線が溶け合う夢見のような期間であると言えます。流れに身を委ねながらも、来たる変化への準備を整えておきましょう。
★夢で会いたい人は誰ですか?
★3月20日「春分」の日に、太陽は魚座(内に向かう水サイン)から、牡羊座(上に向かう火サイン)に移ります。主要なテーマは、「感受性・無私の心・犠牲と救済」から「純粋さ、勇気、一番であること」へと変わっていくでしょう。
新月チャートおよび一か月間(次の新月まで)の主なポイント
次のポイントに注目しました。
- 新月は【食】度数域で起こる
- 新月に海王星と土星が合
- 新月は天王星とセクスタイル
- 水星・ノースノード・火星がMCに合
- 水星・火星に木星がトライン
- 太陽と月を含む6天体が10ハウスに
- 牡羊座の金星と蟹座の木星がスクエア
- 火星が牡羊座に入る
- 天体の逆行/留
- 天体の食度数通過
- ミッド・ポイント
- 新月のサビアンは「プリズム」
① 新月は【食】度数域で起こる
まず、重要なポイントとして、昨年9月22日の日食度数域(オポジション)で新月が起こることがあげられます。(上記「春分図」も参照。)
昨年9月の食から半年後の、活性した度数域(オポジション)での新月です。
食のチャートでは、土星と海王星がピッタリオポジションでしたが、この新月では、オーブ内で合が形成されています。
昨年9月~10月には、高市内閣が誕生しましたが、それに関連した重要なタイミングとなるでしょう。
土星は2月に牡羊座0度で海王星と合を形成したあと度数を進めつつあります。
あたかも、さなぎの内部が「溶けた」状態から次第に新しい形が作られつつある感じでしょうか。
現実は進んでいるものの、
魚座の終わりの新月は、新たな始まり直前の混沌を示しているようです。
新月に海王星と土星が合
魚座新月に、魚座のルーラーである海王星と土星が合。
海王星は、小三角の頂点であり、天王星/冥王星のミッドポイントにあります。
海王星の働きとしては、「境界線の溶解」があります。
ものごとを区別、差別、分別している常識やルール、枠組み、権威などを溶かすのでしょう。
すると、それぞれの正義の基準が無意味になったり、枠組みがなくなって中身が露わになったりするでしょう。
その海王星が魚座新月に合、しかも、新月はサインの終わりの度数で、魚座の象意が大放出されるのでしょう。
少し度数の進んだ土星は、冥王星とセクスタイルを形成。
ぬかるんだ道を踏み固めようとしています。
新月は天王星とセクスタイル
魚座新月は、牡牛座天王星とセクスタイル、天王星は冥王星とトラインで、ざっくりとですが小三角的な関係にあります。
天王星は革新、変革、独立、冥王星は破壊と再生を示し、新しい価値観、新しい関係性へと抜本的に変わりつつあるでしょう。
一足先にHOTのサインである水瓶座へと移動した冥王星は、個人や国を越えた意識のネットワークへシフトするように、生まれ変わりを強制しているかのようです。
それは、破壊という痛みを伴うのかもしれません。
② 水星・ノースノード・火星がMCに合
アセンダントルーラーの水星とノースノードがMCに合。
リーダーの「コミュニケーション」が社会において重要であり注目されるでしょう。
魚座の水星はまだ逆行中であり、コミュニケーションに誤解が生じやすい、あるいは、印象的な言葉で効果的に相手に影響を与え、社会において多くの人々を巻き込むのかもしれません。
さらに、魚座の火星が合を形成し、他者との争いにおいて、イメージ作戦が功を奏す、あるいは、混乱を招く可能性もありそう。
魚座の火星は、氷上の芸術表現(フィギュアスケートなど)を連想させます。
コミュニケーションにおいて、ガチで争うよりも、相手を上手に惑わすことで対決せずして利を得る方が良さそうです。
★火星は、3月3日の皆既月食の度数(乙女座12度)とオポジションにあり活性されています。魚座13度(数え)のサビアンは「博物館にある刀」。スピリチュアルな面において人を動かす力があるでしょう。
水星・火星に木星がトライン
蟹座木星はディセンダント(交渉相手)のルーラーで、2ハウス(財政)からMCの火星と水星にトラインを形成。
お金によって、コミュニケーションや戦いをサポートし、影響力を拡張します。
また、蟹座の木星は品位が高いと言われ、寛容さや包容力を備えています。
水星、火星と共に水サインにあり、情緒に訴えることでものごとを成功に導くでしょう。
太陽と月を含む6天体が10ハウスに
新月は10ハウスで起こり、その他、水星、火星、海王星、土星も10ハウスにあります。
10ハウスは国家元首、政府、与党、組織のリーダーなどを示しています。
この期間は、首相、政府、与党などの動向が社会において注目されるでしょう。
そして、MCの水星はアセンダントとICのルーラーなので、世論や野党の意見や考えが世の中の動きに反映され、政府の方針に大きな影響を与えることが考えられます。
③ 牡羊座の金星と蟹座の木星がスクエア
牡羊座の金星は11ハウスにあり、議会や国際的な友好関係を示しています。
2ハウス蟹座木星と正確にスクエアで、国民の所得に関係する法律が検討される、所得が増える、財政的援助により国際的な友好関係を拡大する、などの可能性が考えられます。
活動宮での金星と木星のスクエアは、良くも悪くも、突然の「価値」や「お金」の拡大を示しているでしょう。
個人的な話に例えると、友人の結婚式が続いて、おめでたいけれども出費が増えるとか、
金星は戦いを示す牡羊座にあり、友人のスポーツの試合応援のための出費が嵩むとか、そんな感じでしょうか。
天王星が牡牛座の終わりの度数にあることと共鳴して、引き続き、何かの値段が突然の値上がり(値下がり)することも考えられます。
④ 火星が牡羊座に入る
4月10日、火星が魚座から牡羊座に移ります。
牡羊座は火星のホームサインであり、火星の性質がストレートに発揮されやすいと言えます。
なので、戦いのモチベーションが高まり、直感に従い、即行動にうつす傾向に変わるでしょう。
火星は約2年間で12サインを一周します。
以前、携帯の契約は2年しばりと言われていましたが、2年間は一気に頑張れて、そこで一息つく感じがあるかもしれません。
前回、火星が牡羊座に入ったのは2024年5月1日でした。
その頃のできごとをチェックしてみたら、2024年4月10日に「嵐」が5人で会社を設立したことを報告し、同日、「STARTO ENTERTAINMENT」が設立されています。
(その日、火星は魚座13度にありました。)
嵐は、3月13日~5月31日までファイナルライブツアー中ですが、会社設立からちょうど2年ですね。
火星の牡羊座入り前後は、何かを終わらせる、何かを始めるのによいタイミングと言えるでしょう。
➄ 天体の逆行/留
- 2月26日16:00~3月21日4:46、水星が逆行(魚座22度→魚座8度)
天体自体が逆行するわけではないですが、「見かけ上」の動きが人間の判断やものごとの流れに大きな影響を与えることが考えられます。プロジェクトが停滞したり、やり直しが必要になったりする可能性があります。見えないところで準備する期間とも言えるかも。
水星逆行中は、人為的ミスや通信機器の障害、電車の遅延などが起こりやすいと言われています。また、順行に戻るタイミングで、逆行中に検討されたことが「発表」されることもあります。
どの天体も、特に、逆行/順行に転じるタイミング(留)は要注目です。留となる度数、天体が強調され、その配置が象徴する重要なできごとが起こりやすいでしょう。ものごとの方向性の変化・進展が「表面化する」タイミングとも言えそう。
★3月21日前後の一週間(3月18日~24日頃)は、水星が魚座8度台にあり、さらにノースノードが合です。重要な情報が発表されて、人々の生活に影響を与えるかもしれません。
⑥ 天体の食度数通過
この期間は、火星、土星が食度数を通過し、重要な期間と言えます。
・火星は、3月16日~3月25日前後に食度数「乙女座12度」「魚座15度」、3月29日~4月12日前後に食度数「乙女座23度」「魚座25度」「乙女座29度」と、次々に合/オポジションを形成します。
火星は対立を引き起こし出来事のトリガーになります。特に、「乙女座12度」は食が起きた直後の新鮮な度数域であり、さらに要注意でしょう。
・土星は、この期間を通して、食度数「天秤座5度」と「牡羊座9度」に合/オポジションを形成。
食度数を土星が通過するときは、課題の成熟や解決の機会が訪れるとても重要なタイミングと言われています。
★この期間は、特に、戦いの星である火星が、食により活性された度数域を通過していくことに注目です。
⑦ ミッド・ポイント
次のミッド・ポイントに注目しました。
MC=土星/冥王星
- 困難から再び立ち直るための、並々ならぬ努力
- 最後の手段としての大きな別れ
東京チャートのMCは、土星と冥王星が形成するセクスタイルの直接のミッドポイントにあります。大変な困難や喪失の先に、何か大きなものを得られるのかもしれません。
⑧ 新月のサビアン
魚座29度(数え)のサビアンは…「プリズム」
白色に見える光を分解して、7つの色が含まれていることを明らかにする能力。自分自身がプリズムとなり、他者に対して、ものごとに含まれる、あるいは他者自身の中にある多彩な色を見せることができるのかもしれません。
全てのものは光の反射によって存在します。光は、魚座29度という度数で、7つに分解されることを知ります。次の12サインのサイクルにジャンプする前に、世の中には7つの階層があることを、ここで垣間見るのかもしれません。あの世とこの世の境い目のような。
次の度数である魚座30度(数え)のサビアンは「巨大な石の顔」。29度の光とは真逆の物質の極である石。次のサイクルにジャンプするためには、これまでの12サインの経験を、それぞれの顔を持つ過去として、石に結晶化させる必要があるのでしょう。
・・・
では、次に満月を見てみましょう。

天秤座の満月
2026年4月2日午前11時12分、天秤座13度(数え)での満月です。(東京で作成)

満月について
新月は種まき、満月は収穫と言われています。
新月で、月は太陽からエネルギーを受け取り、満月に向けてそれを形にし、実現させていきます。そして、満月から次の新月にかけて、月のエネルギーは空っぽになっていきます。
また、呼吸のサイクルで言うと、新月の瞬間から息を吸い込み始め、満ちた頂点である満月の瞬間に呼気に切り替えて新月に向けて吐き出しきる、とも喩えられます。
新月は「新たなる始まり」、満月は「完成と解放」。そのようなイメージで一か月を過ごしてみると、新月~満月の変化と「切り替えポイント」を体感できるでしょう。
満月チャートのポイント
今回の満月では、天秤座が示す「バランス、パートナーシップ、平和、外交、橋渡し、公正さ、正義、妥協、平等」などがテーマになるでしょう。
天秤座は「活動宮の風サイン」。コミュニケーションに関して何らかの行動を開始します。
色んな立場の人々の話を聞いて上手に妥協点を見出し、アクティブに行動したり、争いごとを解決して平和な人間関係を築くなど、何事においても優れたバランス感覚があります。
ですが、相手の反応を見て方向性を決めるなど「相手ありき」になりがちで、他者からの反応がないと不安を感じるかもしれません。
また、あちらもこちらも立てようとして優柔不断になる傾向もあるので、八方美人にならないよう注意が必要でしょう。必要なときにははっきりと自分の意志を伝えましょう。
社会においては、正義や公正さを求めて抗議する、平和の必要性を叫ぶなど、風サインが示す「社会的コミュニケーション」において動乱があるかもしれません。
天秤座のキーワードに「平和」がありますが、活動宮である天秤座の最大の能力は、平和の中ではなく、混乱の中でこそ発揮されるのかもしれません。
満月チャートについて、次のポイントに注目しました。
- 満月は4ハウスで起こる
- 満月に対して木星(AC)がスクエア、土星・海王星(MC)がオポジション
- 金星と冥王星がスクエア
- 水星と火星の動き
- ミッドポイント
- 満月のサビアンは「シャボン玉をふくらませている子供たち」
① 満月は4ハウスで起こる
月はアセンダントルーラーで、アセンダントの蟹座木星とスクエアを形成。
月は、国民、世論、農作物などを示し、アセンダントは国民、世論などを示しています。
なので、国民、世論が強調された満月図と言えます。
また、満月が起こるとき、太陽はほぼ南中し、その他月以外の天体も全て地上にあります。
月だけが4ハウス(地下)にあって、国土、環境、自然災害、そして、特に、農作物を強く示しています。
なので、国民に直接かかわる、環境、災害、農作物などに関心が集中するでしょう。
② 満月に対して木星(AC)がスクエア、土星・海王星(MC)がオポジション
さらに、満月にスクエアの木星はアセンダントにあり、国民にとって何らかの幸運や報酬がもたらされるかもしれません。
例えば、木星は、3ハウスルーラーで9ハウスの水星とトラインを形成していて、
教育、海外との取引、通信、流通などのコミュニケーションに関して、ポジティブな発展があるのかもしれません。
また、MCの土星と海王星(&太陽)は、月とゆるくオポジションを形成しています。
国のリーダーは、見た目どおりではない、とらえどころのない問題に対して、困難さ、プレッシャー、重責を感じるでしょう。
そして、国民や世論は、国のリーダーの曖昧で矛盾した態度に、反発する可能性があります。
③ 金星と冥王星がスクエア
4月4日、金星と冥王星はスクエアを形成します。(牡牛-水瓶座5度)
金星は、3月31日に牡羊座から牡牛座に入り、その頃から冥王星の影響が強くなるでしょう。
牡牛座金星が示す、美しいものや美味しいもの、豊かさへの欲求が強くなったり、人間関係における独占欲や嫉妬心も急に増すかもしれません。
冥王星は水瓶座にあり、所有から離れることを余儀なくされて、苦しい思いをすることも考えられます。
それは、誰かからの圧かもしれないし、自分で自分を禁じるのかもしれません。
欲求と抑圧、執着と離別などの葛藤がテーマとなりそう。
★満月チャートで金星は10ハウス、冥王星は7ハウスにあり、交渉相手からお金を要求されるという苦難があるのかもしれません。
④ 水星と火星の動き
水星と火星は、次々に海王星と土星を通過しつつ、合を形成します。
- 4月13日、火星が海王星と合(牡羊座2度)
- 4月17日、水星が海王星と合(牡羊座2度)
- 4月20日、火星が土星と合(牡羊座7度)
- 4月20日、水星が土星と合(牡羊座7度)
- 4月21日、水星と火星が合(牡羊座8度)
水星と火星の組合せは、議論、口論、論争など、活発なコミュニケーションを示していますが、ときに、相手を傷つけてしまうこともありそう。
そして、海王星と合を形成すると、誤解や行き違いが生じる、あるいは、イメージを効果的に用いた芸術的な表現の可能性もあります。
その後、土星と合を形成すると、意見を戦わせたのちに、それらを具体化することに成功するでしょう。
4月21日頃、磨き上げられたアイデアが成果となり、新しい企画がスタートするかもしれません。
➄ ミッド・ポイント
以下のミッドポイントに注目しました。
天王星=月/木星(=太陽/木星)
- 自信
- 見返りへの期待
- (突然の成功、幸運を感じる)
Tスクエアを形成する月・太陽と木星のミッドポイントに天王星が位置して、ポジティブな展望を与えます。
MC=土星/海王星
- 特異な意欲の喪失
- 周囲の要求に完全に屈服したり諦めたりすること
東京チャートのMCが位置するミッド・ポイント。こちらは、諦めの感じがあります。
⑥ 満月のサビアン
天秤座13度(数え)のサビアンは…「シャボン玉をふくらませている子供たち」
こどもたちが息を吹き込むと、シャボン玉が次々と空に飛んでいきます。周りにいるこどもたちも、舞い上がるシャボン玉を夢中になって追いかけます。それは、何かを生み出すこと、外に発信することの楽しさであり、同時に、他者と共有することの喜びでもあります。
誰かと一緒に、仲間と共に、新しいアイデアや知恵を生み出し夢をふくらませます。シャボン玉はいずれ消えてしまうけれど、ここでは新しい探求の始まりを分かち合うことそのものが重要なのでしょう。
次の度数である天秤座14度(数え)のサビアンは「正午の昼寝(シエスタ)」。真に創造的なアイデアは、深くリラックスしているとき、例えば、昼寝のまどろみのなかで得られるのでしょう。
まとめ ~ 魚座新月と天秤座満月 ~
魚座(新月)と天秤座(満月)はクインカンクス(150度)で、調整が必要な関係です。
魚座新月では、個人を超えたあらゆるものとの一体感がテーマになります。内側に向かって融合する水のサインであり、見えない印象を受け取り、自他の境界線が曖昧になるかもしれません。他人の喜びや悲しみを自分のことのように感じる傾向があり、ときには、割り切って感情を切り離すことも必要でしょう。
それに対して、天秤座は風のサインであり、他者からの反応によって自己を確認します。周りで争いごとがあると、人々の話を偏りなく聞いてバランス点をみつけ上手にとりまとめます。「橋渡し役」は天秤座の醍醐味と言えるでしょう。
魚座から天秤座への流れは、例えば、海の中で全ての生き物たちと意識を共有して漂っていた魚が、ある日、くらげとぶつかって、対話して初めて自分が魚であり、赤と白の縞模様があると認識したという感じ?アーティストであれば、時空を越えたインスピレーションを、人々に投げかけて反応を楽しむのかもしれません。クリエイティブな組合せと言えるでしょう。
★新しく始めたことで、誰かに投げかけてみたいことは何ですか?
全体の動き ~月のアスペクトと主要な天体配置~
魚座新月(2026年3月19日)~牡羊座新月(4月17日)までの全体の動きをまとめてみました。
月が緊張のアスペクトを形成するときを赤字で、サポート的なアスペクトを形成するときを青字で、混在しているときは緑字で記入しています。また、その他緊張感のある期間には赤線を引いてあります。
月が出来事や感情の引き金となることについて検証してみてはいかがでしょうか。
★この期間を通して、土星は食度数域「天秤座5度、牡羊座9度」に合/オポジションを形成します。
【3月19日、新月(魚座29度、数え)】・・・種まき
・3月19日、魚座の月・太陽・海王星・土星-冥王星-天王星(小三角)
(3月16日~3月25日前後、火星が食度数「乙女座12度」「魚座15度」に合/オポジション)
【3月20日、春分、太陽が牡羊座へ】
・牡羊座の月-金星(合)
★3月21日、水星が順行へ(魚座8度→)
・牡羊座の月-キロン(合)
・3月22日、火星-木星(トライン、魚-蟹座15度)
・3月22日、太陽-海王星(合、牡羊座1度)
・3月23日、牡牛座の月-天王星(合)
・3月24日、双子座の月-水星・火星(スクエア)
・3月25日、太陽-土星(合、牡羊座4度)
・3月25日、双子座の月-金星・キロン(セクスタイル)
【3月26日、上弦の月(蟹座6度、数え)】・・・発展
・3月26日、蟹座の月・木星-水星・火星(トライン)
・3月26日、太陽・土星・海王星-冥王星(セクスタイル)
・3月27日、金星-キロン(合、牡羊座25度)
・3月28日、獅子座の月-冥王星(オポジション)
・3月28日、獅子座の月-太陽・土星・海王星(トライン)
・3月29日、獅子座の月-天王星(スクエア)
(3月29日~4月12日前後、火星が食度数「乙女座23度」「魚座25度」「乙女座29度」に合/オポジション)
・3月30日、乙女座の月-サウスノード(合)
・3月31日、乙女座の月-火星(オポジション)
・4月1日、天秤座の月-天王星-冥王星-海王星・土星(カイト)
【4月3日、満月(天秤座13度、数え)】・・・収穫
・4月4日、蠍座の月-金星-冥王星(Tスクエア、蠍-牡牛-水瓶座5度)
・4月5日、蠍座の月-水星-木星(水のGトライン)
・4月6日、太陽-木星(スクエア、牡羊-蟹座16度)
・4月6日、蠍座の月-天王星(オポジション)
・4月6日、蠍座の月-火星・海王星(トライン)
・4月7日、射手座の月-リリス(合)
・4月8日、射手座の月-水星・火星・海王星(スクエア)
・4月9日、山羊座の月-海王星・土星(スクエア)
【4月10日、下弦の月(山羊座21度、数え)】・・・成熟・衰退
・4月10日、山羊座の月-太陽-木星(Tスクエア)
★4月10日、火星が魚座から牡羊座に入る
・4月11日、水瓶座の月・冥王星・ジュノーー火星・海王星・土星(セクスタイル)
・4月13日、火星-海王星(合、牡羊座2度)
・4月13日、水瓶座の月-天王星(スクエア)
・4月14日、魚座の月-ノースノード(合)
★4月15日、水星が魚座から牡羊座に入る
・4月16日、牡羊座の月-水星・海王星・火星・土星(合)
・4月17日、水星-海王星(合、牡羊座2度)
【4月17日、新月(牡羊座28度、数え)】・・・種まき
・4月17日、牡羊座の月・太陽-キロン(合)
・4月20日、火星-土星(合、牡羊座7度)
・4月20日、水星-土星(合、牡羊座7度)
・4月21日、水星-火星(合、牡羊座8度)
・・・・・
後記:
先月に続いて、記事をあげるのが新月をかなり過ぎてしまいました(^^;)。世の中は、一触即発の予断を許さない状況ですね。最近興味深かったのは、亡くなったハメネイ氏の誕生日は1939年4月19日/7月17日(16日)、ネタニヤフ氏の誕生日は1949年10月21日/19日の複数説があること。どちらも、前者の説だと「牡羊座、天秤座28度」の【日食】日生まれになります。そして、ハメネイ氏が爆撃により亡くなったのは、火星と天王星がスクエア(水瓶-牡牛座27度)を形成した日で、その直前の2月17日には、水瓶座28度で金環日食が起こっています。サインの27~28度が強調されていますね。このお二人は【食】に関連した因縁の関係性と言えるかもしれません。牡羊座と天秤座は「戦争と平和」というオポジションの関係でもあります。
参考記事:
2026年の星模様~占星術で読んでみる~
土星とノードの合(2025年4月)~日食・月食と土星の通過~
土星や冥王星のサイン移動が示す 人生の試練と変化

コメント