秋分図 2021年9月23日 | BEING HONEST 心理占星術ブログ

今年は中秋の名月と満月が同日になり、美しい月を堪能した方も多いと思います。その後、秋分を境に雰囲気が変わったと感じていますが、いかがでしょうか。

秋分のホロスコープ

今年の秋分図です（遅ればせながら）。。

秋分図とは、太陽が天秤座に入った瞬間のホロスコープです。（上図は東京で作成）

春分・夏至・秋分・冬至を、植物の実りに喩えると、秋分は「実りのとき」。

起・承・転・結のサイクルに喩えると、秋分は「転」にあたり、ストーリーが新たな展開をみせます。

なので、人生においても新たな局面を迎えた方が多いのではと思います。

今は、「結」である冬至に向けて、今後の展望をあらためて考えてみる時期と言えるでしょう。

太陽が天秤座に入った瞬間のホロスコープということで、天秤座・7ハウス・金星、そしてその対極である牡羊座・1ハウス・火星に注目してみました。

天秤座の太陽が1ハウス（自分のハウス）にあり、しかも火星に合。天秤座の「バランス感覚」や「意見の調整」、「平等」、「パートナーシップ」などのテーマを、個人が前面に押し出してアピールしています。

太陽は、5ハウスの土星・冥王星とゆるくトラインで、「こども」、「子育て」、「娯楽」、「スポーツ」、「投資」などの分野に関心が向かうかもしれません。

現在、自民党総裁選に向けての討論が活発に行われていますね。

ある人が「政治の派閥の成り立ちは、ずばり『好きか嫌いか』だ」と表現していましたが、政治の世界は、ザ・人間関係であり、まさに天秤座的だな～と思います。

そして、蠍座の金星が、天王星・土星とTスクエアを形成しています。

心理的密着感のある人間関係について「新旧の交代」や「自由と制限の対立」がありそう。蠍座の金星で、離れがたく痛みを伴うかもしれません。

あるいは、人間関係が驚くような展開をみせるかもしれません。

蠍座の金星と天秤座の火星は、「家」である支配サインを交換していて、「人間関係」や「愛着」のテーマをさらに強調しています。

前に進むためには、今は入れ替わりが必要なときだと言えそう。

さらに、天秤座の水星が牡羊座の月・山羊座の冥王星とスクエア。

新たなことを始める野心や情熱を「押し付け」られる、または「押し付ける」かもしれません。

水星は2ハウスにあり、6ハウス水瓶座木星とトライン。とくに収入面に関する平等な社会制度について深く考え、議論するでしょう。

意思を通すためには、洗練された、巧みな言葉やコミュニケーション力を磨く必要があり、今はその絶好のチャンスと言えそう。

11月中旬くらいまで、

木星＝海王星／冥王星

のミッドポイントができていて、水瓶座の木星に超自然的な？雰囲気が漂っています。満月の近くにひと際明るく輝いていた「木星」は美しかったですね。

ものごとや人への感謝の気持ちや、何かの役に立ちたいという思いなど、公私にわたり社会貢献のムードが高まるかもしれません。

この秋分図では、月・水星・木星・海王星・冥王星が21度～24度という充実した度数にあり、「火・地・風・水」、「活動・固定・柔軟宮」がすべてそろっています。

「天秤座」のバランスをとる作業が潤滑に進みそうです。

5天体が逆行してはいますが（9月27日からは水星も逆行期間に入る）、夏の間に起こった様々な変化について、見直しや点検、やり直しなどが着実に進められるでしょう。

7ハウスルーラー海王星が7ハウスに入っています。

誤解、騙される、隠れた感情、理想を追って現実を見ない、病気や介護が必要な人との関係など、この時期の対人関係はまるで「霧の中」にいるような感じかもしれません。

「天秤座」がテーマの秋分図で、7ハウスルーラーの海王星が7ハウスにあるということは、人と人の関わり合いの現場において、理想に逃げることなく、現実をしっかりと直視することが重要と言えるでしょう。

魚座22度（数え）のサビアンシンボルは・・・

「シナイから新しい法則を持ち降りてくる男」

地上に未来的なメッセージを新しい法則として持ち込みますが、今までの地上の世界とのギャップ感があるために、それを定着させるために時間をかける人を表します。
『ディグリー占星術』松村潔

人間関係の「新旧の交代」と共鳴していますね。

新しいメッセージの中で、なにが定着していくのか、あるいはなにを定着させたいのか、ギャップ感の中でよく考えたいですね。

今は、色々な人と関わって様々な意見をきき、天秤にかけて、自分なりの正しいと思う考えを選択する。関係性を大いに楽しみつつ、今後約3か月間の見通しを立てましょう！