そろそろ梅雨明けも近いですね。少しでも環境にやさしい暑さ対策を工夫したいものです。
『セレンディピティ』とは?
さて、先日子どもの進路関係で、ある学校の説明会に行ってきたのですが、そこの校長先生のお話がとても印象的でした。
テーマは
『Serendipity(セレンディピティ)~予期せぬよい出来事との出会い~』
皆さんも聞いたことがある言葉だと思います。
お話の中で、その校長先生の人生が思いがけない幸運や偶然によってどんどんつながって、木の年輪のように広がっていく様子は、まるで映画を観ているようでした。
ピンチや辛いできごとも人生の糧にされていて、自分にはとても真似できないかもしれないけれど、しっかり覚えておこうと胸に刻みました。
その先生は
「全てがつながっている。人には必ずそのようなルートがあるのです」
と仰っていました。
*『セレンディピティ』の語源についてはこちらをご参照ください。セレンディピティについて(ウィキペディアより)
『セレンディピティ』が起きるとき
そこで、セレンディピティを起こすには何が必要なのか?と考えてみました。
自分の人生を振り返ってみると、「不思議なくらい上手くいったな~」と思える体験が一度だけあります(笑)。
それは家族の生命、生活、安全を守るために奔走したときです。
そのとき、普段と何が違っていたのか?
思い返すと、自分の知力、体力、行動力を極限まで使うためにリミッターを外したという実感があったなと感じます。
正真正銘「本気」だったのです。
そのときは、周りに真剣に行動してくれる親切で優秀な人々が現れて、信じられない偶然のタイミングがあり、最善と思える状況に落ち着きました。
「自分自身のことは、こうはいかないよな~??」と心の中でつぶやいていた記憶があります。
もしかしたら、普段は「これくらいでいいや」と無意識に思っているのかもしれません。
才能の開花~情熱と『セレンディピティ』~
さきほどご紹介した校長先生は「こどもの頃の憧れ」からスタートして、自分のやりたいこと得意なことを極めていく中で本当の目標に気付き、そこからますます活動が広がっていったそうです。
点と点がつながって思いがけない方向に導かれ、気が付くと本来の道を歩んでいたという感じです。
よく言われるのが、ノーベル賞を受賞するような発見や発明も、生活の全てを捧げた研究の中で「手違い」などの偶然によってなされることが多いということです。
それは何万分の一ともいえる偶然かもしれません。
そこに働く不思議な力とは一体何なのでしょう??
重要なことの一つは、そこにどれだけ情熱を傾けたかということ。
情熱の積み重ねが「一線」を越えたときに、予期せぬ偶然のできごと=幸運を引き起こすのだと思います。
神様が微笑むのですね。
「とにかく好き」で「やらずにはいられない」ことに才能や可能性の種があるのでしょう。
『セレンディピティ』という元型
日本では『わらしべ長者』という昔話があります。
貧しい若者が、観音様からのお告げにより掴んだ一本のわらを、出会った人々が持っている何かと交換し、最後には長者になって幸せに暮らすというお話です。
世界にはその他にも似たような昔話があるようです。
一見「棚からぼたもち」のようなお話に聞こえますが、そうではなくて、「全てはつながっている」ということに昔の人は気づいていたのかもしれません。
その真実は世界共通であり「昔話」という形で今に伝えられているのかなと思います。
占星術やタロットセッションでの出会い
通りに面した占いのお店にいたときは、
「前をよく通っていたのに今日初めて看板が目に入りました。」とか
「ふと入ってみようと思いつきました。」など、
ほんのちょっとした偶然で入ってこられる方が多かったです。
それでも、ほぼ間違いなく「今でしょう!」みたいなタイミングであることに驚きました。
「予期せぬよい出来事との出会い」
占星術やタロットによるカウンセリングを通してご自分の情熱を思いだし、セレンディピティによって人生に思いがけない道が開かれる。
縁ある方々との出会い・セッションがそのきっかけとなればとても嬉しく思います。
人生にあなただけの『セレンディピティ』を。。
コメント