2019年12月26日、午後2時13分
山羊座5度(数え)での新月(金環日食)です。
今回の新月は太陽と月と地球がほぼ一直線上に並び、
太陽と月が重なって見えます。
このような新月のときの影響は
その後半年ほど続くと言われていますが、
今回は、太陽と月に加えて
拡大・発展を示す木星、
ルール・枠組み・基盤を示す土星、
そして根底的な変容をもたらす冥王星が
すべて山羊座(ものごとの骨格・土台)に滞在しています。
つまり、時代を形作る主力メンバーたちが
総出で同じ方向を向いて
次の時代のプランや作戦を練っている感じです。
下の「追記」で書きましたが、
2001年、同じ度数での部分日食のときに
20世紀から21世紀への移行がありました。
ノード軸が関わるときには、
人々を広く巻き込んだ大きな動きがあります。
一時代を表すような何かが始まり、
同時に何かが終わりを迎えるでしょう。
人間の力が及ばないできごとがあるかもしれません。
山羊座5度のサビアンシンボルは
「カヌーを漕ぎ戦争の踊りを踊っているインディアン」
今まで好機を狙いつつ
気力体力を充電させていたインディアンたちが
いよいよ戦いに打って出ます。
その先に獲得するものの魅力にワクワクしながら
エネルギーを爆発させるのです。
基盤がしっかりとしているので、
多少の痛手を負っても
すぐに他の手段に切り替える余力が
充分にあるでしょう。
新月は木星とともにあって
その自信と自己肯定感は
自分は何でもできるという万能感に満ちています。
東京チャートで、新月は8室で起こります。
8室は相手の財産、資源、健康や
他者との深い関わりを示すハウスです。
これは、相手の資源や才能を借りる、有効活用する
ということでしょうか。
他者と、能力や才能、資源を共有し合うことで
より大きく豊かな基盤が構築されていきます。
そのための新しいアイディアも大いに活用しましょう。
また、山羊座の土星と冥王星は9ハウスにあって
学んだことを深く定着させて
プロフェッショナルな領域にまで
高めるように研鑽することが重要になってきます。
そのように積み重ねた自分への信頼が
対人関係での力強い「自信」につながります。
全体的に非常に重厚な天体配置ですが、
水星が射手座、金星が水瓶座で
思考の柔軟性や理想を熱く追うこと、
ライトな感覚で繋がり合って情報を共有することが
人間関係の風通しよくしてくれるでしょう。
この新月では、
今が時代の切り替え時だということをしっかりと意識して、
自分が人生で何を成したいか
そのためにはどんな基盤が必要かをよく考えて、
満を持して思い切って打って出ることが必要でしょう。
その意欲と力強さに満ち満ちた新月です。
山羊座は社会性のサインですから、
個人でシャカリキになるというよりは、
誰かの力を借りてうまく組み立てる、
ということも重要になってくるでしょう。
微調整はあとで加えるとして、
まずは思い切ってやってみるときです。
・・・・・
追記:
ちなみに、約19年前にノードがほぼ同じ位置にあったときに
山羊座5度で新月(部分日食)、
蟹座20度で満月(皆既月食)が起きています。
ちょうど20世紀から21世への移行のときでした。
・2000年12月25日、山羊座5度(数え)で部分日食
12月1日、BSデジタル放送開始(日本のデジタルテレビ放送の始まり)
12月12日、大江戸線が全線開通
12月17日、京福電鉄越前本線で正面衝突事故
錦糸町そごう、ナムコワンダーエッグ閉店
21世紀の始まり
・2001年1月9日、蟹座20度(数え)で皆既月食
1月6日、日本の中央省庁再編
1月15日、ウィキペディア英語版開設
1月20日、ブッシュ大統領就任
1月26日、インド西部地震、約2万人死亡
・・・・・
・2019年12月31日、保釈中のゴーン被告がレバノンへ逃亡により、保釈取り消し、15億円没収。
・2020年1月3日、米軍による空爆でイランの精鋭部隊・革命防衛隊の実力者ソレイマニ司令官らが殺害される。
・2020年1月8日、ヘンリー王子とメーガン妃がインスタグラムで(高位)王族から退くことを表明。
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