2025年はどのような年になるのか、西洋占星術の観点から予測してみました。天体配置と世の中の動きの関連性について少しでも参考になれば幸いです。超長文です(^^;)
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025年の天体の動き
火星以遠の天体、ノード、キロンの動きについてチャート上にまとめてみました。
2025年の天体配置(チャート)
活動サイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)は赤、不動サイン(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)は青、柔軟サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)は黄で色分けしてあります。
*円周の黄線は、今年、日食・月食が起こる範囲です。
*チャートの外側には火星の月初の位置を記しました。
2025年の注目ポイント
2025年の天体配置の中で、重要と思われるポイントをあげてみました。
- 土星と海王星がいったん牡羊座に入り接近する(ノードも重なる)
- 天王星がいったん双子座に入る
- 火星と冥王星のオポジション
- 木星と土星・海王星のスクエア
- 火と風サインの小三角
2024年11月に冥王星が完全に水瓶座入りし、2025年には土星、天王星、海王星が次々と(いったん)サインを移動して、引き続き変動・変革の時代と言えるでしょう。世の中のカラーが変わるという感じ。
上のチャートを見ると、魚座の終わりから牡羊座の頭にかけて表示が重なっていて、今年の大きな特徴と言えそうです。
① 土星と海王星がいったん牡羊座に入り接近する(ノードも重なる)
(海王星は4月~10月中旬、土星は5月下旬~8月にかけて、いったん牡羊座に入ります。)
2025年~2026年にかけて、土星と海王星は魚座と牡羊座を行き来し、牡羊座0度を3回通過します。
各サインの29度(数え30度)は、「サインを総まとめして吐き出す度数」であり、0度(数え1度)は「サインそのものの特質を強烈に打ち出す度数」と言われています。
なので、2025年~2026年は、
土星と海王星のサイン移動による「魚座の総決算」および「ザ・牡羊座の打ち出し」が観察できるでしょう。
土星は「現実」、海王星は「幻想」、そして魚座は「集合無意識の海」、牡羊座は「意識化への一歩」とすると、
例えば、土星・海王星的な魚座の総決算とは・・・
- 権威構造やルールが砂山のように崩れ落ちる
- 嘘や偽物がバレる/まかり通る
- あらゆる「境界線」「区別」が曖昧になり混沌の海になる
ザ・牡羊座の打ち出しとは・・・
- スタートのために古い夢を手放す/明け渡す/犠牲を払う
- 全く新しいアイデア、価値観が生まれる
- 夢の新世界実現に向けたはじめの一歩、眠りからの目覚め
という感じでしょうか。
12サインの中で、魚座は最後のサイン、牡羊座は最初のサインで、特に「牡羊座0度」は大きな切り換えポイントです。
建物に例えるなら、階と階をつなぐ唯一の接続ポイントであり、別次元からのインスピレーションが流れ込むのかもしれません。
古くなったシステムを御破算にして、(突拍子もない)新しいものの構築が始まるのでしょう。
次のフロアへのジャンプは、おそらく誰も知り得ない未知の領域への「進化」なのです。
当然、これまでの価値観にしがみついたり、変化への抵抗や恐れがあると、文字通り「混乱」が生じます。
大切にしてきたものや、古き良き夢を失うような喪失感を抱く人も多いかもしれません。
ですが、目を閉じて握りしめてきたもの、頑なに守ってきたもの、心の拠り所にしてきたこと、信じてきたこと等々、カオスな状況の中でいったん緩めて解放してみると、案外大丈夫なのかもしれません。
全力で頑張る!のではなく、(勇気をもって)力をぬく、みたいな。
そして、新しい次のアイデアに向けて切り替えることができるのでしょう。
★特に、6月中旬は、土星・海王星に対して蟹座木星がスクエアを形成し、家、家族、郷土、国全体に影響が広がりそう。
土星と海王星の接近
また、7月中旬、土星が逆行する直前に、土星と海王星は最接近します。(牡羊座2度前後、オーブ約14分)
完全に合を形成するのは2026年2月下旬頃(牡羊座0度)ですが、今年7月中旬のニアミスもその前段階として大きな影響がありそう。
土星と海王星という相反する象徴を持つ天体の、魚座から牡羊座への大きな切り替えポイント(クレバスのような)での会合は、大きな矛盾や混乱があると考えられます。
今はそういうときと割り切って、全体をぼんやり俯瞰していると、振り回されることなく過ごせるでしょう。
土星・海王星とノードの合
- 2月~3月、海王星とノースノードが魚座28度前後で合
- 4月頃、土星とノースノードが魚座26度前後で合
土星と海王星の切り替えポイントでの会合に、ノードも加わります。
ノードは「縁の結び目」であり、拡声器のように関わる天体や感受点の作用を拡大するため、2月~4月にかけて、上記①のような流れが強くなると考えられます。
また、2024年9月18日に魚座25度で月食が起こりましたが、土星とノードの合(4月)はその度数域で起こります。
なので、人やものごとの入れ替わりとともに「何かを終わらせる」ようなできごとがあるかもしれません。
「形を作る土星」と「形を溶かす海王星」が、全てを飲み込む混沌の魚座から、新しい始まりである牡羊座へと一緒に運行していく2年間は、要注目!と言えるでしょう。
個人的には、海王星は「右脳」、土星は「左脳」的だと考えています。現代は、左脳が優勢になっていると思いますが、魚座土星・海王星の期間は、右脳を活性化して「幸福度」を高め、左脳の支配から解放されることが大切かも?新しい脳の誕生?
② 天王星がいったん双子座に入る
7月7日~11月8日、天王星はいったん牡牛座から双子座に入り、その後2026年4月まで再び牡牛座を運行します。
天王星の牡牛座運行中は、牡牛座が示すお金、からだ、家、生活の安全など、生活に密着した「もの」についてのテクノロジーによる劇的な変化と、それに伴う価値観の変化が見られました。
天王星が牡牛座入りしたのは2018~2019年。
その後の変化を振り返ると、コロナ禍(2020年~)により、オンラインによるコミュニケーションが一気に増加し、老若男女問わず多くの人が、仕事、学習、会合、情報収集、買い物などにネットを活用しています。
生活面でとても便利になった場面が増えましたね。
ただし、牡牛座はからだを示し、例えば、スマホが体の一部になったり(常に掌やポケットにあるとか)、スマホ首などの異変が現れたりしています。
天王星は「離れる・自立する」ことを示していますが、便利さとともに、現在はスマホ依存からの自立、距離をおく、うまく活用することがテーマなのかもしれません?!
そして、
天王星が双子座に移動すると、双子座が示すコミュニケーション、情報、流通、交通機関、それらのツールや方法などについての劇的な変化と、それに伴う価値観の変化が見られるでしょう。
例えば、通信や移動手段などについてさらに画期的な技術的変化があり、よりスピーディーで便利な世の中になると考えられます。
あらゆるメディア、ジャーナリズムの在り方も転換期を迎え、これまでの常識が覆されるのでしょう。
また、車がスマホ化すると言われていますが、エンジン音や振動を体でリアルに感じて走る従来の車から、タッチ操作で全てを調整する車輪のついたコンピューター?への変化が一般社会でも進みそう。
運転の楽しみは減るかもですが、自動運転により車の事故が減る可能性には希望があります。
また、牡牛座が「からだ・所有」とすると、双子座は「神経系・情報収集」でしょうか。
牡牛座では「常に持ち歩き」ましたが、双子座では「神経系の一部」となるのかもしれません?!
つまり、「外付けの脳」「第二の脳」みたいな。
ただし、ここでも依存には注意が必要でしょう。集まってきた情報に飲み込まれないように、神経を病まないように、有象無象の情報からの自立、距離を置くことがテーマとなりそう。
★双子座は学習・教育、競争、比較、そしてスピードも表し、そこに天王星が入ることで、教育分野などでの急激な変化があるかもしれません。
画一的なものでなく個人に対応した教材や、自由に学校を選べるなど、学びに関する公平さが進みそう。
天王星が支配する水瓶座に入った冥王星と、双子座天王星はトラインを形成し、改革はより急激に力強く進むのでしょう。
③ 火星と冥王星のオポジション
火星と冥王星のオポジションは、以下のように3回形成されます。
- 2024年11月3日(蟹・山羊29度)
- 2025年1月3日(獅子・水瓶1度)
- 2025年4月27日(獅子・水瓶3度)
なので、引き続き5月中旬頃までは「オポジションの影響あり」として緊張状態が続くと考えられます。
ただし、火星が蟹座を運行中(1月6日~4月18日頃)は、攻撃から身内を守る、防衛のための攻撃といった傾向があるかもしれません。
テリトリー内の安全・安定を最優先し、激しさは少しおさまるかもしれませんが、一触即発の緊張感はありそう。
獅子座と水瓶座のオポジションは、平等性や権利の主張、権威への反抗や怒りなど、押し出しが強く激しい表現になるでしょう。
例えば、個人の自由な自己表現(獅子座)と人々が普く自由であるという公平さ(水瓶座)は、似ているようで両立は難しいのかもしれません。
獅子座の自己表現はときに圧を伴い、その力が支配的になると、周りの人々は自由が脅かされるという恐れを抱き抵抗します。
また、人々が公平さを求めすぎて個人の自己表現がつぶされる、あるいは、「人々の自由のために」という名目で個人が大きな力を持ち過ぎることもあるでしょう。獅子座-水瓶座は主張が強めです。
自由、平等、公平さというのは、現実社会での色々な立場から見ると矛盾をはらんだ「言葉」「思想」なのかもしれません。
さらに、火星と冥王星の組合せは、火星の「戦い、サバイバル、意欲、決断、切断」などの意味を冥王星が(極限まで)強調する可能性があります。
特に、ハードアスペクトの場合、怒り、暴力、事故、ケガなどを示すこともあり、行き過ぎた言動には要注意です。
1月3日前後、4月17日~5月初め頃は、怒りや苛立ちの感情が激しくなる可能性があるので、冷静に対処することをこころがけましょう。
★ポジティブな面では、思い切った決断・行動によって、停滞した現状からのジャンプができそう。怒りにまかせてではなく、冷静な判断が必要です。
★実生活においては、火星・冥王星の激しいエネルギーを消費するには、ひたすら走る、歩く、泳ぐ、掃除するなど、無心に身体を動かしてよく眠ることが簡単で効果的かも。
④ 木星と土星・海王星のスクエア
まずは、木星と土星のスクエアについて
木星と土星のスクエア
木星と土星は、2020年12月22日に水瓶座0度で合を形成したあと、2024年に2回、2025年に3回目のスクエアを形成します:
- 2024年8月20日(双子座-魚座17度)
- 2024年12月25日(双子座-魚座14度)
- 2025年6月15日(蟹座-牡羊座1度)
現在、木星と土星はオポジションに向かうワクシング・フェーズであり、イメージとしては満月に向かう上弦の月のときと言えます。
木星は理想や目標、土星は具体化を示し、信念に従って実績を積み重ねていく成長段階です。
あるいは、人々の善意に基づいたルールや法律を作るのかもしれません。
2024年には、「現実」と「ルール・法律」との乖離など不条理を感じる機会が多かったかもしれません。
世の中は急速に変化しているのに、何十年も前の法律によってものごとが判断されることもあります。
ルールや法律は人間が作ったものであり、絶対的ではなく、だからこそ常に刷新していく必要があります。
法律で判決を下す以上、法律(とそれを活用する人間)の精査に全精力を注ぐ必要があるのでしょう。
木星&土星の象徴の一つは、そのように世の中の秩序を保つ仕組みがあると考えられます。
2024年は、双子座-魚座でのスクエアが2回ありました。
柔軟宮でのスクエアで、ルールの問題点が次々と提示されたけれど、問題を認識し議論するにとどまったのかもしれません。
2025年6月の3回目のスクエアは、蟹座-牡羊座で起こります。
今回は活動宮でのスクエアで、何らかのアクションがあると考えられます。
牡羊座土星で抵抗もありそうですが、蟹座木星が強力に世論を動かしていくでしょう。要注目です。
海王星がコンタクト
6月15日~6月19日、木星と土星、木星と海王星が相次いでスクエアを形成。(蟹座-牡羊座1~2度)
つまり、木星と土星の3回目のスクエアに、牡羊座海王星がコンタクトします。
(あるいは、土星と海王星の接近に、木星がコンタクトするとも言えます。)
牡羊座海王星は、混沌から新しいものが誕生することを示し、「混乱と新生」が強調されるでしょう。
木星と海王星は「緩む、広がる」、土星は「制限する、固める」ことを示すので、
木星・海王星 vs 土星
という構図になるかもしれません。
土星が示す規律、秩序、枠組みなどを、木星と海王星が緩めて溶かして、その範囲を拡大していきます。
この期間に、形あるもの、特に中身がスカスカになったもの、腐敗したものなどを、全て溶解してその渦を拡大していくというイメージでしょうか。
木星と土星スクエアが示す「節目」の総まとめと言えるかもしれません。
★その他、木星&土星は、楽観と悲観、拡大と縮小、自信と劣等感など相反するものを調整する必要性を示しています。
交感神経と副交感神経(自律神経)のバランスが日々の生活を大きく左右するように、木星&土星は、世の中の穏・不穏を左右する重要な側面を示していると考えます。
なので、個人においても、このスクエアの期間は、現在取り組んでいることや、自分の在り方、健康などについて、どこか偏りや無理が生じていないか、チェックして修正するチャンスと言えそう。
➄ 火と風サインの小三角
土星、天王星、海王星が、いったんサインを移動して、冥王星とともに「火と風」サインの小三角アスペクトを形成します。
- 土星が牡羊座へ(5/25~9/1)
- 天王星が双子座へ(7/7~11/8)
- 海王星が牡羊座へ(3/30~10/22)
- 冥王星は水瓶座を運行中
7月~8月は、土星、天王星、海王星、冥王星が、
7月~10月は、天王星、海王星、冥王星が、
火と風サインの初期度数で小三角を形成します。
「地と水」サインが物質的なものとすると、「火と風」サインは目に見えない情報や精神を示しています。
情報の風通しの良さや変化のスピードは加速し、新しい思想や価値観が次々と生まれてくるでしょう。
何事も「外へ外へ」と開示されるのかもしれません。
さらに、海王星=天王星/冥王星のミッドポイントが、2023年から引き続き形成されます。
海王星が示す「夢、共感、弱者の救済、創造性、混沌、幻想、嘘、薬、海」などの意味が、極度に強調されるでしょう。
あるいは、天王星と冥王星が示す「現状打破」「全く新しい展望」が、混沌の海の中から得られるのかもしれません。
いずれにしても、小三角の頂点である「牡羊座の海王星」が際立つと考えます。(下記「海王星」の項参照)
木星以遠の天体をまとめると、価値の抜本的転換(冥王星)、波(海王星)、革新的技術(天王星)、実現(土星)、拡大(木星)となり、「波」を利用した新しい技術を形にして広める、とも読めます。その「波」がどんなものかは分かりませんが…例えば「考える(脳波)」だけで何かを動かすことが普通になるのかもしれませんね?!
木星以遠の天体の動き
公転周期の長く遠い天体ほど、深く強烈な影響を示すと言われています。
以下、一番遠い冥王星から順番に天体の動きを見ていきます。(火星については後述します。)
冥王星
冥王星は、公転周期が約248年で、変容、力、死と再生、価値の根本的改革などを表します。一番遠くにあり公転周期も長いため、その分影響も強く深くなります。
(その軌道は楕円を描き黄道面に対して17度傾斜していて異彩を放っています。)
2025年、冥王星は水瓶座1度~3度を運行します。
(2024年11月20日に完全に山羊座から水瓶座に入り、今後約20年間滞在します。)
山羊座と水瓶座はともに「社会」を表すサインですが、山羊座は「権威の構築」、水瓶座は「権威(山羊座)に対する市民の反抗」を示しています。
権威の力が強ければ強いほど、市民(水瓶座)は自由・解放を求めて抵抗し、ときに怒りを表現します。
つまり、水瓶座が力を発揮するためには、「権威の暴走」が必要なのかもしれません。
山羊座が権威の壁で守られた建物とすると、水瓶座は普く吹き渡る風です。
これまで立場を守るために隠匿されてきた情報は、一気に風通しがよくなり外部に広がるのでしょう。
また、冥王星が運行中の水瓶座は、冥王星が支配する蠍座とスクエアで、あらゆる癒着(蠍座)をはがす(水瓶座)という意味があるかもしれません。
痛みもありそうですが、「治癒のために」徹底的に膿や毒が出されるのでしょう。
今後20年間で水瓶座が象徴する「人権」「自由」「平等」、そして「人間の在り方」「人間とはなにか」について、全く違う考え方(思想)が主流になっていくのでしょう。
キーワードは「ヒューマニティ」でしょうか。
より進化した人間としてどうあるべきか。
ただし、それぞれの主張が行き過ぎると、収拾がつかなくなり、集団同士で「平等」をめぐって争ったりする傾向があるかもしれません。
どのサインでも、行きつ戻りつしながらバランス点を探る必要があるのでしょう。
★また、水瓶座は「宇宙」「科学」など未来的なもの、冥王星は「外宇宙からの影響」を表し、現在の私たちの想像を超える何かを世の中にもたらし、世界が塗り替えられると考えられます。
今後数年間、水瓶座のルーラー天王星は双子座を運行し、水瓶座冥王星とトラインを形成します。未来的な世の中への変化が超加速しそうですね。
参考までに、前回の水瓶座冥王星の時代には、アメリカ独立戦争(1775年~1783年)やフランス革命(1789年~1795年)がありました。
冥王星は楕円の軌道を描き、サインの滞在期間は牡牛座が最長、蠍座が最短です。ちなみに獅子座-水瓶座ラインで区切ると、獅子座後半~水瓶座前半は約85年、水瓶座後半~獅子座前半は約163年。後者は前者の約2倍ですね~。現在冥王星は水瓶座に入り、ゆっくりじっくり進むフェーズへの切り替えポイントと言えるかも。
海王星
海王星は、公転周期が約165年で、夢、ビジョン、幻想、創造性、慈悲、救済、詐欺、喪失、混沌、薬、海などを表します。
2025年、海王星は、魚座27度~牡羊座2度を運行します。
(2025年3月末~10月に一旦牡羊座に入り、その後2026年1月まで魚座を運行します。)
海王星は、約3年間、土星と一緒に魚座と牡羊座を行き来し、2025年7月頃にニアミス、2026年2月に牡羊座0度でコンジャンクションを形成します。
ちなみに、天王星は、2025年7月にいったん双子座に移動し、その後牡牛座に戻って、2026年4月に完全に双子座に入ります。土星・海王星の動きと同調しているように見えるのが興味深いです。
魚座の海王星は、「スピリチュアリズム」「夢」「幻想」「信仰」「アート」、あるいは「自他の境界線を越えた共感」、「全てを受け入れること」「混沌の海」などを示しています。
強くイメージしたこと夢見たことは、現実になると言われていますが、魚座の海王星は、人々の集合無意識が現実化しやすいのかもしれません。
集合無意識の中では自他の区別はなく、見るもの聞くもの全ては自分ごとなのでしょう。
現在は、人々が心の奥底で望んでいることが大河となって流れ始めていて、海王星が牡羊座に入ると、その望みが形になって現れるのかも。
個人としては、その流れに身を任せるのではなく、映画の製作者?として自分の人生のシナリオを決めて、自ら演じてみるとよいかもしれません。
嘘と真実
海王星が魚座の最終度数へと進むと、真実と嘘の境目がますますわからなくなることが考えられます。
嘘を利用して人をだます、嘘を真実と信じる、嘘を見過ごすなど、気付かぬうちに身近に嘘があふれるのかも。
そして「嘘の情報を発信する自由」が叫ばれ、フェイクニュースが戦略の一つとして認められることも。
海王星が牡羊座に入ると、嘘と真実、だれがそれを裁き規制するのかというテーマについて、新しい道筋が見えてくるのかもしれません。
参考までに、以前、海王星が魚座から牡羊座に移った時期のできごとは・・・
- 1861年、南北戦争はじまる
- 1534年、イエズス会の創設、イングランド国教会の成立
奴隷制度や宗教(魚座)、スタート(牡羊座)という意味が共通していそうです。
天王星
上記の注目ポイント③「天王星がいったん双子座に入る」も参照。
天王星は、公転周期が約84年で、自由、平等、独立、解放、個性化、反抗・抵抗、突然の変化、革新、発明などを表します。
天王星の自転軸は公転軌道面に対して約90度傾いていて(寝ている感じ)、反抗的なイメージに合ってますね。
2025年、天王星は、牡牛座23度~双子座1度を運行します。
(2025年7月~11月に一旦双子座に入り、その後、2026年4月まで牡牛座を運行します。)
天王星は「自由、平等、個別化、テクノロジー」、牡牛座は「所有」を示しています。
なので、天王星が牡牛座を去るまでに、所有することの平等性や価値の転換について大きな進展と総仕上げがありそう。
所有についての考え方の変化・個性化が進み、豊かさが一律ではなくなるのでしょう。
持ち物の物質的な価値(高価、豪華さなど)ではなく、目に見えない価値やポリシーをのせることがトレンドになるのかもしれません。
ものに対して各自がそれぞれの(精神的な)価値をのせることは、ある意味平等な世界と言えるのかも。
それはテクノロジーの進歩によって可能になるのでしょう。
天王星が双子座に入ると、改革の波は「所有」から「思考」へと変化していきます。
頭の中に電球が灯る、閃きのイメージでしょうか。
革新的なアイデアや通信方法が広まる、あるいは思想や研究が先鋭化するのかもしれません。
双子座には「競い合い」の意味もあり、思想の違いによる、独立のための、テクノロジーを利用した戦争が起こりやすいのかも。
以前、天王星が牡牛座から双子座に移った時期のできごとは・・・
- 1941年~1942年、太平洋戦争勃発、マンハッタン計画
- 1858年~1859年、安政の大獄
- 1774年~1775年、アメリカ独立革命の始まり
などがあげられます。
共通しているのは「考え方の対立や革新」でしょうか。
マンハッタン計画では、アメリカの科学者たちは研究所に集められて、ナチスに対抗すべく原爆の開発に没頭し、それは彼らにとって純粋な研究であり達成感さえあったときいた記憶があります。
皮肉なことに、マンハッタン計画が始まった時点で、すでにナチスは原爆の開発を諦めていたとか。
双子座の天王星は、画期的な発明や知性の競い合いを示していますが、行き過ぎると「不毛な争い」の危険を伴うのでしょう。
★上にも書きましたが、双子座天王星、牡羊座海王星、水瓶座冥王星の「火と風」の小三角アスペクトは、火を風が煽るごとく一気に変化が広がりそう。
土星
土星は、公転周期が約29年で、権威、制限、障害、コントロール、そしてものごとの実現や成熟を表します。また、欠点や不足をチェックする定期点検の天体でもあります。
2025年、土星は、魚座14度~牡羊座1度を運行します。
(2025年5月~9月に一旦牡羊座に入り、その後、2026年2月まで魚座を運行します。)
魚座は12サインの中で最後のサインです。
定期点検の土星が運行中ということは、約29年間(土星の周期)の総まとめ&次への準備の期間と言えるかもしれません。
例えるならば、部分的な補修で済ませるのではなく、新たな目標のもと、解体して作り直しバージョンアップする、という感じでしょうか。
魚座の土星は、損得勘定ではなく、精神性を高めるための自己鍛錬、献身的な奉仕の精神にスポットを当てます。
人々は、苦難・困難の中で、自分を犠牲にしてでも人に与えること、人から受け取ることの感動を体験するのでしょう。魚座の土星はそのような状況になりやすいのかもしれません。
あるいは、「夢」を実現した人に、大きな感動をもって自分の夢を重ね生きる希望としたり、
明日への不安、未知への不安を埋めるための「幻想」や「信仰」を求めるのかもしれません。
私たちは、魚座の海の中で痛みを共有し弱さを受け入れるのでしょう。
★土星の「点検」により、ぼんやりと曖昧にしていたことや嘘(魚座)が浮き彫りになり、ルール(土星)が見直される/新たに設けられるかも。
魚座は「水」、土星は「土」とすると、堤防(土)に導かれて海へと流れる川となるのか、泥水の濁流となるのかが試されるでしょう。
そして、5月25日~9月1日、土星が牡羊座に(一旦)入ります。
牡羊座は何かをスタートしたい衝動、アクセルとすると、土星は制限、ブレーキです。
なので、土星が牡羊座に入ると、新たな計画が始まるけれど慎重過ぎてスロースタートであったり、出る杭が打たれたり、ダメ出しによる出直しがあるのかもしれません。
また、土星は管理・コントロールを示しているので、起業・独立など自らがイニシアティブをとる形でスタートする人もいるでしょう。
牡羊座は、ピンときたら即行動の傾向がありますが、土星が入ると自分にとても厳しくなります。リーダーシップと責任が重要になるでしょう。
もしも、忍耐を学ぶならば衝動性はよくコントロールされて、計画は順調に実行されるのでしょう。
ですが、アクセルを踏み過ぎると暴走する危険性もありそう。
以前、土星が魚座から牡羊座に移った時期のできごとは・・・
- 1996年3月29日、薬害エイズ訴訟について、被告が責任を全面的に認め和解が成立、その後捜査当局のメスが入る
- 1967年4月、イタイイタイ病の原因が発表される、第二水俣病の原因が結論づけられる
- 1937~1938年、日中戦争が始まる、国家総動員法の制定
良くも悪くも、混乱の中から明確な方向性が見えてくる感じでしょうか。
木星
木星は、公転周期が約12年で、その年の雰囲気やトレンドを表し、よくも悪くもものごとを拡張させます。チャンスや前進、寛容さも表します。
2025年、木星は双子座11度~蟹座25度の間を運行します。
(6月10日に双子座から蟹座に移動し、2026年6月までの約一年間蟹座を運行します。)
双子座は、「コミュニケーション」であり、好奇心によりあらゆる情報を集め、発信し、競い合い、多種多様な交流を楽しみます。世の中の雰囲気は忙しく活気を帯びるでしょう。
ゴシップ(双子座)が拡散(木星)され人々の反応は二分(双子座)されそう。
木星は良くも悪くもものごとを大きくするので、情報はあっという間に広まりますが、その分、話題はすぐに飽きられて忘れられるのかも。
双子座は3ハウスに関連し、あらゆる交通、コミュニケーション、販売やそれらのツールなどを示していて、「ストリート」系の活動もふたたび注目を集めそう。
木星が蟹座に移動すると、テーマは「家、家族、国、こども、守る、育てる、共感する」ことに変わっていくでしょう。
木星と蟹座は、ともに受容性やサポート的な面で馴染みやすいと言えます。大家族的なグループをお世話し保持する、料理をふるまう、そのようなキャパの大きさがあります。
社会全体としては「守り」の態勢に入り、身内で団結する傾向がありそう。
7月、土星以遠の天体が次々に「火と風サイン」に移り、外向的な交流や熱量が生まれる一方で、蟹座の木星は、世の中の雰囲気を情と共感で満たします。
この一年間は、心を許せる仲間を増やしてみる、グループを拡大する、こどもたちが安心して過ごせる居場所を作る(こども食堂や寺子屋など)、とにかくお世話に邁進する、、などいかがでしょうか。
ノード、キロン
ノードとキロンについてもチェックしてみました。
ノード
ノードは人やものごとの縁の結び目であり、日食や月食にエネルギーを与えるポイントです。
ノードがあるサインは、世の中に大きな影響を与え、多くの人々が巻き込まれるできごとを示しています。
2023年7月に牡牛座から牡羊座に移動したノースノードは、2025年1月に魚座に移動。
牡羊座/天秤座のノードは、リーダーシップ・パートナーシップがテーマで、特に政治面でだれがリーダーに選ばれるかが注目されたように思います。(重要な選挙もありました。)
2025年1月にノードが魚座/乙女座に入ると、テーマは「奉仕」や「救済」に変わるでしょう。
魚座のノースノードは、全面的に受容し犠牲になることで新たなエネルギーが入ってきます。
さらに、ノードは魚座を運行中の海王星の影響を拡大するでしょう。
また、乙女座のサウスノードは、選別して奉仕することで蓄積したエネルギーを放出します。
魚座/乙女座のノードは、「全体」と「細部」、「受容」と「選別」、「共感力」と「実務能力」、のバランスがテーマになりそう。
呼吸をするように、両者を行うことが大切でしょう。
★注目は、ノードが牡羊座0度/天秤座0度(牡羊ポイント)を通過することです。
牡羊ポイントは、有名になる、突出する、目立つなどの意味があり、人間関係について次々と芋づる式に事実(スキャンダル的な?)が明らかになるのかも。
★また、牡羊座/天秤座0度は、どちらも赤緯0度にあたり、方向性の切り替えポイントとも言われています。
認められてきたことが否定されたり、規則が変更されるなど、これまでとは風向きが変わることも考えられます。
キロン
キロンは、土星と天王星の間を楕円の軌道を描いて、約50年で元の位置に戻ります。
(2025年、キロンは牡羊座18度~27度の間を運行します。)
キロンは、
- 土星(構築・保持)と天王星(変化、旧構造の破壊)という、ある意味真反対の働きをする天体の橋渡し
- 障害や身体的弱点、心理的な傷、死を意識すること、大きな災害
などに関わると言われています。
牡羊座のキロンは、死との向き合い方、障害や心の傷、あるいは脳(頭部)の治療に関わる新しい方法が世の中に出てくるとも考えられます。
キロンは、私たちが見たくないものを見、自身の傷を理解することで、今の殻からの脱皮・解放へのサポートをしてくれるのでしょう。
個人のチャートにおけるキロンの配置は、土星の枠を超えるための、その人にとっての傷と癒しの両面を示していると思われます。
★10月~12月頃、キロンは蟹座木星とスクエアを形成します。
もしかしたら、傷の部分が刺激を受けて痛みを強く感じるかもしれません。何か困難なできごとに遭遇し積み重ねてきた弱点に気付くのかもしれません。
痛みはあるかもですが、それは回復や癒しのための荒療治なのかも?
★キロンは占星術に関わるとも言われています。牡羊座運行中は、「新しい」占星術の新芽が沢山見られるのでしょう。楽しみですね。
・・・
2024年は本格的な「スクラップ・アンド・ビルド」の時代の幕開け、と一年前に書きましたが、2025年は、そこに「トランスフォーメーション」という言葉を加えます。冥王星が示す「変容」はよく「さなぎの羽化」に例えられますが、今年の土星と海王星の動きは、正にさなぎが蝶になる過程を連想させます。変態のためにさなぎの中身はドロドロのクリーム状になり、からだの様々な部分を同時につくったり壊したりするのだそう。そのドロドロが美しい蝶へと変身します。
さらに言うと、地球全体が「さなぎ」なのかもしれません。現実的にというよりも、無意識の部分で一体化し、溶けて自他の境界がなくなるような、そんな壮大な?イメージがあります。そこからどのような新しい形が生まれるのか、楽しみな気もします。(人間が繰り返してきた歴史を考えると楽観視はできませんが。。)
とにかく、全く新しい価値観、世界を私たちは見ることになるのでしょう。想像を超える変化を柔軟に受け入れて、人間の持つ可能性(感性、知性、体力、創造性)を開発し、何よりも、あらゆる存在たち(AIも含む)とのネットワークの中で、お互いを生かし合う必要があるのでしょう。
日食・月食からの考察
(チャート上には、日食や月食が起こる範囲を黄色の太線で示しています。)
日食・月食は、「偏り」や「不均衡」の場所を浮き彫りにし、しばしばそのサインが示す物事の方向性の大きな変化を示すと言われています。
世の中や個人における重要なできごとには、食が関わることが多いです。
2025年は【牡羊座】での日食と【乙女座-魚座】での日食・月食が起こります。
- 3月14日、皆既月食(サウス側、乙女座23度)←土星・海王星がオポ、食度数*
- 3月29日、部分日食(ノース側、牡羊座9度)←食度数*
- 9月8日、皆既月食(ノース側、魚座15度)
- 9月22日、部分日食(サウス側、乙女座29度)←土星・海王星がオポ
・牡羊座での日食は、「争い」「イニシアティブ」などに関わる新たな始まりを、ノースノード側での食は新たなエネルギーの流入を示しています。
リーダーシップをめぐる争い、新しいリーダーの誕生、ものごとの新規スタートなどが見られるでしょう。
・乙女座-魚座での日食・月食は、「奉仕と犠牲」「批判と受容」「選ばれたものとそれ以外の全て」などに関わる始まり・集大成を示しています。
そして、ノースノード側は新たなエネルギーの流入、サウスノード側は古いエネルギーの放出・解放を示しています。
エネルギーの放出・解放とは、自分の持てるものを惜しみなく差し出すことで解き放たれる感じでしょうか。
乙女-魚座での食は、自分事として損得なしに他者のサポートをすることと、何をサポートするのか最も役立つことを選ぶことの両立、
あるいは、例えば、森全体を「見る」ことと、森の中の一本の木の一枚の葉っぱを「調べる」ことの両立がテーマになりそう。
望遠鏡と顕微鏡を上手に使い分けることが重要でしょう。
*以前の食度数、次の項を参照。
【食】度数へのトランジット
日食・月食の度数を、トランジット天体が合/オポジションで通過すると、何らかの影響をもたらします。
とくに火星と土星の通過が最もイベントが起こりやすいと言われています。
2025年1月の時点で活性中の食度数は(おおよそ)以下の通り。(Celeste Teal氏の説に基づく)
牡羊/天秤座 5、10、19、21、29度
牡牛/蠍座 2、5、10、14、16、25、27度
双子/射手座 5度
乙女/魚座 25度
太字の度数は、活性化の度合いが大きい(最近の食)ことを示しています。
2025年は、ここに以下の度数が加わります。
牡羊座 9度
乙女/魚座 15、23、29度
・牡羊/天秤座9度は、2024年10月3日の天秤座10度での金環日食と重なり、さらに活性します。
・乙女/魚座23度は、2024年9月18日の魚座25度での部分月食と重なり、さらに活性します。
緊張状態は、活動宮から柔軟宮に移りつつあります。
食に関連して注目する時期
主要な天体が、最近の食度数を通過する時期をチェックしてみました。
- tr火星による食度数通過:7月下旬~11月中旬
- tr土星による食度数通過:3月下旬~4月、9月下旬~12月
- tr天王星による食度数通過:1月~6月、12月
- tr海王星による食度数通過:1月、9月下旬~12月
- trノードによる食度数通過:4月~6月頃
●特に、7月27日~28日前後、8月21日~24日前後は、火星が新しい食度数を合/オポで通過し「対立が起こりものごとが開始」される可能性。
●3月下旬~4月は土星とノード、9月下旬~12月は土星と海王星が接近しつつ新しい食度数を通過します。
「嘘と現実の混乱」「だます/だまされる」「構造の弱点を改善するための試練やテスト」の傾向が強く表れるでしょう。
食を完成させる土星は、偏った状態のバランスをとり、大きな変化を伴いつつ最後には安定をもたらすと言われています。
土星が、活性している食度数を通過し終わる約3年間は、困難、制限、努力の結果報酬を得る、そのチャンスの期間とも言えまます。
●10月下旬~12月は、土星は魚座25度、海王星は魚座29度にあり、それぞれぴったり食度数にあり刺激しています。清流と濁流、秩序と混沌といった対比が吐き出されるのかもしれません。
さらに、12月9日に火星と土星がスクエア、12月14日に火星と海王星がスクエアを形成します。混沌に攻撃力が加わり激しさや緊張が高まるので要注意でしょう。
●以下は、食の3ヶ月後、太陽がその度数に最初にスクエアを形成する時期です。まだ新しい食度数に、太陽がエネルギーを与えます。
1月1日、6月15日、7月1日、12月7日、12月21日前後
以上、細かく見てみましたが、どのような流れになるか観察してみたいと思います!
火星のトランジットで一年間の流れを見る
火星は、活力、行動力、決断力、怒りなどを表し、そのトランジットはものごとの引き金となることが多いです。
また、火星が運行中のサインは、何を求めて戦うのか、またどのように怒りを表現するかなど、着火ポイントや分野、エネルギーの表現方法を示しています。
火星の動きを追って今年の流れを見てみましょう。
再びチャートを掲載します。
火星のトランジット
火星のサイン移動にしたがって、緊張が高まる時期を中心にまとめてみました。(赤い下線の時期は緊張が高まることが予想されます。)
火星は、昨年12月に獅子座で逆行に転じ、蟹座に戻ります。2024年~2025年にかけて、火星は合計約5か月ちょっと蟹座を運行します。
火星が獅子座(~1月6日)…火の固定サイン
(2024年12月7日、獅子座6度で逆行に転じる。)
名誉やプライド、あるいは国のために戦う、勇敢さ、怒りへの固執
★1月3日、火星と冥王星がオポジション②(獅子-水瓶座1度)
力の誇示/放棄、権威と反抗、市民の不満の爆発、暴力、事故、限界への挑戦
火星が蟹座(1月6日~4月18日)…水の活動サイン
(逆行中の火星は蟹座17度まで戻る。前回蟹座を運行したのは2024年9月5日~11月4日。)
家族、伝統、遺産を守る(取り戻す)ために戦う、保護や過干渉への抵抗
・1月14日、満月(蟹座24度、数え)
・1月16日、太陽と火星がオポジション(山羊-蟹座26度)
・1月19日、金星と土星が合①(魚座16度)
美的表現、人間関係の制限・メンテナンス
・1月21日、太陽と冥王星が合(水瓶座1度)
自由・平等のために方向転換を余儀なくされる、抑圧感
・2月2日、金星と海王星が合①(魚座27度)
美的芸術性、犠牲的な奉仕の精神
・1月29日、水星と冥王星が合(水瓶座1度)
・1月29日、新月(水瓶座10度、数え)
・1月31日、天王星が順行へ(牡牛座23度)
・2月、海王星とノースノードが合
・2月4日、木星が順行へ(双子座11度)
・2月12日、太陽と天王星がスクエア(水瓶-牡牛座24度)
目的の変化、独立・離反への転向
・2月12日、満月(獅子座25度、数え)
・2月24日、火星が順行へ(蟹座17度)
・2月28日、新月(魚座10度、数え)
・3月2日、金星が逆行へ(牡羊座10度)←食度数
・3月3日、水星と海王星が合①(魚座28度)
美しい言葉に魅了される
・3月12日、水星と金星が合(牡羊座8度)←食度数
・3月12日、太陽と土星が合(魚座22度)
★3月14日、皆既月食(乙女座24度、数え)←食度数での月食
・3月15日、水星が逆行へ(牡羊座9度)←食度数
・3月20日、太陽と海王星が合(魚座29度)
・3月20日、春分
・3月27日、金星と海王星が合②(魚座29度)
★3月29日、部分日食(牡羊座10度、数え)←食度数での日食
・3月30日、水星と海王星が合②(魚座29度)
・3月30日、海王星がいったん牡羊座に入る
・4月5日、火星と土星がトライン(蟹-魚座24度)
・4月6日、金星と火星がトライン(魚-蟹座25度)
・4月7日、金星と土星が合②(魚座25度)←食度数
美的表現、人間関係の制限・メンテナンス
・4月7日、水星が順行へ(魚座26度)←食度数
・4月13日、満月(天秤座24度、数え)
・4月13日、金星が順行へ(魚座24度)←食度数
・4月17日、水星と海王星が合③(牡羊座0度)
火星が獅子座(4月18日~6月17日)…火の固定サイン
(ふたたび獅子座に入る。)
名誉やプライド、あるいは国のために戦う、勇敢さ、怒りへの固執
・4月中旬、土星とノースノードが合
・4月21日、太陽と火星がスクエア(牡牛ー獅子座1度)
・4月24日、太陽と冥王星がスクエア(牡牛-水瓶座4度)
抑圧感、方向転換を余儀なくされる
・4月25日、金星と土星が合③(魚座27度)←食度数
美的表現、人間関係の制限・メンテナンス
★4月27日、火星と冥王星がオポジション③(獅子-水瓶座3度)
力の誇示/放棄、権威と反抗、不満の爆発、暴力、事故、限界への挑戦
・4月28日、新月(牡牛座8度、数え)
・5月3日、金星と海王星が合③(牡羊座1度)
美的芸術性、犠牲的な奉仕の精神
・5月5日、冥王星が逆行へ(水瓶座3度)
・5月13日、満月(蠍座23度、数え)
・5月13日、水星と冥王星がスクエア(牡牛-水瓶座3度)
深い思考、徹底的な研究、言葉による支配/力づけ
・5月18日、太陽と天王星が合(牡牛座27度)
目的の変化、独立・離反への転向
・5月18日、水星と火星がスクエア(牡牛-獅子座13度)
好戦的な言葉、頑固で威圧的なコミュニケーション
・5月25日、土星がいったん牡羊座に入る
・5月25日、水星と天王星が合(牡牛座27度)
・5月26日、水星と土星がセクスタイル(双子-牡羊座0度)
・5月27日、水星と海王星がセクスタイル(双子-牡羊座1度)
・5月27日、新月(双子座7度、数え)
・5月28日、水星と冥王星がトライン(双子-水瓶座3度)
・6月10日、木星が蟹座に入る
・6月11日、満月(射手座21度、数え)
★6月15日、火星と天王星がスクエア(獅子-牡牛座28度)
お金や名誉を求めての戦い、突発的な暴力
★6月15日、木星と土星がスクエア③(蟹-牡羊座1度)
法、組織、人生など枠組みの点検と実行、守ること、大きな節目
火星が乙女座(6月17日~8月7日)…地の柔軟サイン
細部を極め、柔軟にものごとを改善し完成させる仕事能力、行き過ぎた潔癖さや批判
★6月19日、木星と海王星がスクエア(蟹-牡羊座2度)
攻撃と守り、救済活動の拡大、詐欺の暴露、宗教活動の広がり
・6月21日、夏至
・6月23日、太陽と土星がスクエア(蟹-牡羊座1度)
・6月23日、太陽と海王星がスクエア(蟹-牡羊座2度)
・6月25日、太陽と木星が合(蟹座3度)
・6月25日、新月(蟹座5度、数え)
・7月4日、金星と天王星が合(牡牛座29度)
突然の出会いや別れ、サプライズ的な楽しみ
・7月5日、海王星が逆行へ(牡羊座2度)
・7月7日、天王星がいったん双子座に入る
・7月11日、満月(山羊座19度、数え)
・7月13日、土星が逆行へ(牡羊座1度)
・7月18日、水星が逆行へ(獅子座15度)
・7月24日、太陽と土星がトライン(獅子-牡羊座1度)
・7月25日、太陽と海王星がトライン(獅子-牡羊座2度)
・7月25日、新月(獅子座3度、数え)
・7月25日、太陽と冥王星がオポジション(獅子座2度)
・8月1日、金星と土星がスクエア(蟹-牡羊座1度)
・8月1日、金星と海王星がスクエア(蟹-牡羊座1度)
火星が天秤座(8月7日~9月22日)…風の活動サイン
平和、調停、公正さを求め、他者のために争う、人間関係における競争
・8月9日、火星と天王星がトライン(天秤-双子座1度)
★8月9日、火星と土星がオポジション(天秤-牡羊座1度)
ストレス、怒りの爆発、人間関係の対立
・8月9日、満月(水瓶座17度、数え)
★8月10日、火星と海王星がオポジション(天秤-牡羊座1度)
交渉力による理想の実行、強さの幻想、芸術的表現、緊張からの解放、混乱
・8月10日、火星と冥王星がトライン(天秤-水瓶座2度)
・8月11日、水星が順行へ(獅子座4度)
・8月12日、金星と木星が合(蟹座14度)
・8月23日、新月(乙女座1度、数え)
・8月24日、太陽と天王星がスクエア(乙女-双子座1度)
・9月1日、土星が魚座に戻る
・9月5日、火星と木星がスクエア(天秤-蟹座18度)
行動力、活力、交渉の成功、グループの拡大と制限、自信過剰、事故
・9月6日、天王星が逆行へ(双子座1度)
・9月8日、皆既月食(魚座16度、数え)
・9月18日、水星と土星がオポジション(乙女-魚座28度)
・9月19日、水星と海王星がオポジション(天秤-牡羊座0度)
・9月21日、太陽と土星がオポジション(乙女-魚座28度)
忍耐、自制心、自信の喪失
火星が蠍座(9月22日~11月4日)…水の固定サイン
忍耐と力のコントロール、徹底的な探求と深い感情、心理的戦略が際立つ
(・9月21日、太陽と土星がオポジション(乙女-魚座28度))
・9月22日、部分日食(乙女座30度、数え)
・9月23日、秋分
・9月23日、太陽と海王星がオポジション(天秤-牡羊座0度)
・9月24日、太陽・天王星・冥王星がGトライン(天秤-双子-水瓶座1度)
★9月24日、火星と冥王星がスクエア(蠍-水瓶座1度)
権力・支配への反抗、不満の爆発、暴力、事故、限界への挑戦
・10月7日、満月(牡羊座15度、数え)
・10月7日、水星と冥王星がスクエア(蠍-水瓶座1度)
深い思考、徹底的な研究、言葉による支配/力づけ
・10月14日、冥王星が順行へ(水瓶座1度)
・10月20日、水星と火星が合①(蠍座19度)
言葉による攻撃・コントロール
・10月21日、新月(天秤座29度、数え)←食度数
・10月22日、海王星が魚座に戻る
・10月24日、太陽と冥王星がスクエア(蠍-水瓶座1度)
抑圧感、方向転換を余儀なくされる
・10月28日、火星と木星がトライン(蠍-蟹座24度)
・10月30日、火星と土星がトライン(蠍-魚座25度)
・10月30日、水星と天王星がオポジション(射手-双子座0度)
火星が射手座(11月4日~12月15日)…火の柔軟サイン
信仰への情熱、信念のために、あるいは他の信念に対抗して戦う、主張、冒険、規律の欠如
・11月4日、火星と海王星がトライン(蠍-魚座29度)
★11月5日、火星と天王星がオポジション(射手-双子座0度)
・11月5日、満月(牡牛座14度、数え)
・11月8日、天王星が牡牛座に戻る
・11月8日、金星と冥王星がスクエア(蠍-水瓶座1度)
・11月10日、水星が逆行へ(射手座6度)
・11月12日、木星が逆行へ(蟹座25度)
・11月13日、水星と火星が合②(射手座6度)
言葉による対戦ゲーム、活発な議論・コミュニケーション
・11月17日、太陽・木星・土星がGトライン(蠍-蟹-魚座25度)
・11月20日、新月(蠍座29度、数え)
・11月20日、太陽と水星が合(蠍座28度)
・11月20日、天王星と海王星がセクスタイル(牡牛-魚座29度)
・11月21日、太陽と天王星がオポジション(蠍-牡牛座29度)
・11月21日、太陽と海王星がトライン(蠍-魚座29度)
・11月28日、土星が順行へ(魚座25度)←食度数
・11月30日、水星が順行へ(蠍座20度)
・12月5日、満月(双子座14度、数え)
★12月9日、火星と土星がスクエア(射手-魚座25度)←食度数
戦闘モード、ストレス、怒りの爆発、指揮系統の混乱
・12月10日、海王星が順行へ(魚座29度)←食度数
★12月14日、火星と海王星がスクエア(射手-魚座29度)←食度数
信仰心による理想の実行、強さの幻想、暴力による犠牲、緊張からの解放、混乱
火星が山羊座(12月15日~2026年1月23日)…地の活動サイン
計画実行や権威のために、あるいは権威や慣習への反抗のために、戦略的に戦う
・12月17日、太陽と土星がスクエア(射手-魚座25度)←食度数
・12月20日、新月(射手座29度、数え)
・12月21日、太陽と海王星がスクエア(射手-魚座29度)←食度数
・12月21日、金星と土星がスクエア(射手-魚座25度)←食度数
・12月22日、冬至
・12月24日、金星と海王星がスクエア(射手-魚座29度)←食度数
水星の逆行
参考までに水星の逆行をピックアップしました。
水星の逆行は、およそ一年に三回起こります。今年の逆行期間は以下の通り。
- 3月15日~4月7日(牡羊座9度→魚座26度)←食度数
- 7月18日~8月11日(獅子座15度→獅子座4度)
- 11月10日~11月30日(射手座6度→蠍座20度)
水星逆行の期間は、通信や交通障害や手続きミスなどが起きやすい傾向があります。ダブルチェックをこころがけ、万が一の事態に備えておくと安心でしょう。
逆に言うと、見直し、練り直し、やり直しには適した時期です。過去の文書やメールを再チェックしたり、気になっていたことを書き出してみたりしてはいかがでしょうか。
★特に、水星やその他の天体が逆行や順行に転じる「留」の期間は要注目。ものごとの方向性が転換したり、停滞していたものごとが動きだしたりする可能性。例えば、水星が順行に転じると同時に「何か重要なことが発表される」というケースは時々見かけます。
・・・
以上、ざっと気になるところを書きだしてみました。一年間、実際のできごとと突き合わせて検証していきたいと思います。また、思いついたことがあったら加筆もしていきます、多分(笑)。よろしければ、またのぞいてみてください。
後記:
先日、ブログを読んでくださっている方とお話しする機会があり、正確な言葉は忘れましたが、このように言われました…「どこにも所属せず、誰かに、宇宙に向かって投げかけている感じが12ハウスの太陽っぽい。」それをきいて、なるほどと何だか納得して清々しい気持ちになりました(笑)。宇宙というか、虚空に向かって叫んでいるのかも。(でも、時々友人の顔を思い浮かべて書くこともあります。)今年も変わらず宇宙に向かって投げかけていきたいと思います!(笑)
2025年も皆さまにとりまして良い年でありますように。。
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