現在、NHKの朝ドラで、作曲家の古関裕而さんをモデルにした『エール』が放映されていて、今週は早稲田の応援歌『紺碧の空』が生み出される場面で盛り上がっていました。
応援することの楽しさ
古関裕而さんと言えば、『阪神タイガースの六甲颪』『栄冠は君に輝く(高校野球)』など、今も歌い継がれる「応援歌」が思い浮かびますね。
前回の東京オリンピックのために作曲された『オリンピックマーチ』は、九州の某女子高校吹奏楽部がマーチングで演奏したビデオを、何度も何度もこどもと一緒に見てそのたびに感動していました(笑)。
誰かを応援することの楽しさは、特にこどもを通してたくさん経験させてもらいました。
頑張っている人を応援することで元気をもらう
応援してもらうことでパワーをもらう
それって本当に大きな力だなと思います。
そして、『誰かを思い浮かべて、その人(たち)のために頑張る』ことは、未知のさらなる力が引き出されるのだと思います。
古関裕而さんのチャート
古関氏のチャートを見てみましょう。(出生時間不明)
太陽・水星が獅子座、火星・土星が牡羊座で「火のエレメント」の強調ですね。
月は双子座で、冥王星かノードと合。好奇心旺盛で人と話すことが好きだけれど、お母さんの保護下にあって本来の欲求が表現されにくかった可能性。
牡羊座の火星はペレグリン(ノーアスペクト)。進取の気性に富み、着火&ファイヤ~~!という感じですね。何かを始めたいというピュアで活動的なエネルギー。
時代のアスペクト~蟹座海王星と山羊座天王星のオポジション~
ここで注目したいのは、山羊座の天王星と蟹座の海王星のオポジションです。同時代に生まれたマザーテレサや日野原重明先生にもこのアスペクトがあります。
「人々の心に寄り添い元気づけるために(蟹座海王星)、社会を変えていく(山羊座天王星)」。オポジションで、常にターゲットに向かっていきます。
さらに海王星オリエンタルで創造性が強調されていますね。
逆行の土星
ここに逆行の牡羊座土星がスクエアなのは、古関氏の人生の葛藤を示す肝の部分でしょう。多かれ少なかれ「劣等感」があって、獅子座太陽や牡羊座火星の表現を妨げていたのではと推測します。
私がこどもの頃、TVの歌番組に審査員として出演されていたのをよく覚えていますが、とても静かで穏やかな印象でした。
そして、朝ドラでは、いつも自信が無くて自らが作曲したオリンピックマーチを会場で聴くこともできなかったことが描かれていました。あんなに素晴らしい曲なのに!
ハードアスペクトの表現が変わるとき
そんな古関氏ですが、実にたくさんの曲を作っています。とくに応援歌や『長崎の鐘』など人々の気持ちに寄り添う曲が有名ですね。誰もが聞いたことがあるような、すっと心に馴染む曲なのだと思います。
もしかしたら、「自分のため」の表現から「誰かのため」に切り替わったときに、音楽があふれ出したのかもしれません。
天王星・海王星・土星のハードアスペクトの表現が、「音楽で人助けをするための努力」という道を得た、と言ってもよいでしょう。
それらの曲は、戦争という命懸けの困難があったからこそ生まれたのかもしれません。
この時代に生まれた方々には、戦争という国難の時代を生きる中で「人々に寄り添い元気づける」という役割があったのだなと思います。
現在、海王星は魚座にありますが、この時代に生まれたこどもたちが大人になる頃には、どんな役割を果たしていくのか、楽しみでもあります(生きてるかな~自分?!)。
・・・
『応援』とは、する方もされる方もどちらも元気にしてくれますね!
今年は、「いつもとは違う」ことがたくさんありますが、『応援の力』でお互いに元気を出していきたいものです!
(「いつもと違う」を経験しているこどもたちに心からエールを送ります。。)
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