昨日(3月6日)の夕方。天王星が本格的に牡牛座に入りました。そして、今日は魚座での新月ですね。
昨日は、知人が念願だった娘さんたちのお隣に引越されて、年齢的にもおそらく最後の引越しで希望が叶うことになって、天体の動きとシンクロしてるな~と感心していました。(占星術についてはご存知なく)
牡牛座天王星が象徴することは無限にあると思いますが、今回は心理占星術的に考えてみようと思います。
牡牛座・・・私は持っている
牡牛座は所有を表します。
「I Have」私は持っている。
私たちは何を持っているでしょうか?
身体、お金、家、仕事、学歴、才能、資格、容姿、パートナー、家族等々。
ほぼすべてが「持っているもの」と言えるかもしれません。
人間が生きていくときに、この「持っている」という感覚が基本にあるように思います。
そして、その持ち物に対して、自分がどう感じているか?
これが自己価値観であり、人にとって最も重要な要素の一つなのだと思います。
ホロスコープでいうと、2ハウスですね。
2ハウスのあり方は、自己像、恋愛、人間関係、仕事など全てに関わってきます。
牡牛座と天王星
天王星が、この「持ち物」(「自己価値」)を示す牡牛座に入ると、今までよしとされてきたものが、大きく変わることが考えられます。
たくさん「持つ」ことが良いのではなくて、必要最低限な分だけ「持つ」ことが主流になるでしょう。
好みが多様化してきて「理解はできないけどユニークでいいね」と、個性やバラエティが前面にでてくるかもしれません。
あるいは、持っているものの真実の価値がやっとわかるのかもしれません。
自分の持ち物に対する「感じ方が変わる」
これは、とてもとても大きな変化ですね。
今の自分の「持ち物」を(容姿や才能もひっくるめて)、これが私なのだと自然に思える社会に変わっていくのでしょう。
「もの」としての牡牛座
「もの」としての牡牛座に注目すると、天王星はあらゆる物質に革命をもたらします。
お金(経済)、食べ物、身体、洋服、ものづくり等々。テクノロジーやAIを駆使した発明や工夫により、「もの」の概念がひっくり返されていくでしょう。
ものはデータ化されて必要な分だけ物質化する。しかもそれぞれの事情に合わせてカスタマイズも自由自在です。(今や3Dプリンターで食べ物も建物も作れるのですね?!)
また、牡牛座は「自然」も意味するので、地球資源を「消費し尽くす」のではなく「循環活用」して、人間と自然とが共存していくような方向にいくのではと思います(その必要がありますね)。
牡牛座の本来の意味は、「利益を追求し大量に消費すること」ではなく、「本当に必要な分だけ入ってくる安心と豊かさ」なのだと思います。
そのための発明・改革(天王星)なのでしょう。
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個人のチャートではトランジットの天王星がどこのハウスにあるか、または牡牛座が何ハウスを支配しているか、を見ると価値観を変化させるべき人生のフィールドのヒントがあります。
私たちも新しい価値観で世界の見え方を変えていきましょう。
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