8月31日をもって、東京都の遊園地『としまえん』が94年の歴史に幕を閉じました。
関東圏にお住いの方は、一度は遊びにいかれた方も多いのではないでしょうか。
私は、学生のころ、この遊園地で開催された合同コンパ(合コン)に出かけたことがあります(笑)。
あまり細かいことは覚えていませんが、とても広くて、たくさんの乗り物やプールもあって、ワクワクと楽しいところという印象が残っています。
(ちょうどその頃、千葉浦安に巨大テーマパークが開園しました。)
で、思わず、自分の故郷の遊園地はどうなったかすぐに調べてみたら、
「暑さもあってか、三密とは縁もなく営業しています・・」
みたいなコメントがあって、
「昔から、密になったところは見たことがないな(笑)・・」
と少しほっとしたのでした。
なぜなら、その遊園地は、両親が健在のころこどもたちをよく遊びに連れて行ってくれた『思い出』の場所だからです。
私たちは、その遊園地そのものを見ているというよりは、そこにまつわる『思い出』を見たり感じたりしているのですね。
ですから、その遊園地は今も各自の心の中にある、と言えるのでしょう。
栄枯盛衰
「どんなに栄えていてもいずれは滅びる」
歴史を見ていると、ものごとは全てこの言葉通りの繰り返しですね。
イギリスの占星家Bernadette Brady先生は全ては「サイクル」で成り立っています、と仰っていました。
朝昼夜、春夏秋冬、12サイン、天体の自転・公転、人間の誕生と死、等々。
万物は移り変わるものだとすると、
その中で生き延びるためには、どんどん「リニューアル」していく必要があるのですね。
長く続いている会社や組織であっても内部では、常に改革や再構成が行われていると思います。
つまり、変化をし続けることで存在を維持する。
コマは回り続けることで軸を立てていられるように。
では、「もう変わらない」「終わりにする」ということは?
これは、人間で言うと「あの世にいく」ときでしょうか。
たくさんの努力を重ねて生き続け、最期に「もう生き切った」と心から思うとき、「終わりにする」という選択肢。
万物の移り変わりとは切り離される、でも最高に輝いたときは確かにあったのです。
ただ、これは次元の異なる新しいサイクルのようにも思います。
例えば、遊園地で家族や友達と遊んだ楽しい思い出は、こどもたちの心の中で育ち、新たなアイデアとなって世の中に出るかもしれません。
蒔かれた種が、新しい形になってまた生まれ変わるのです。
「変わる」ことには誰しも抵抗はあると思いますが、
どうも、私たちは「変化する」ことで「進化する」生き物のようです。
なので、この「あしたのジョー」のように満身創痍やりきった、という心からの満足とともに「終わりにする」という選択肢をとるまでは、
(つまりあの世にいくまでは)
変化にチャレンジしていくことが人生の醍醐味なのでしょう!
・・・
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