少し前にNHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』という番組で、青森県五所川原で笹餅を作り続けているミサオおばあちゃん(93歳)が紹介されていました。
75才で起業!
驚くべきことに、ミサオさんは60歳で笹餅を作り始め、75歳で起業されています。
起業するまでの間、ミサオさんは自ら小豆を栽培して、試行錯誤を繰り返し納得のいく小豆ができるまで工夫を重ねました。
手作業でもち米をすり潰し、小豆と餅粉を手で潰して混ぜ合わせ、笹は自ら山に分け入って採取し、一枚ずつ洗ってはさみで形を整えます。
気の遠くなるような作業ですね!
多い時で年に5万個、たった一人で作っていたそうです。
どうしたらより美味しい笹餅ができるのか?常に工夫をこらして、惜しみなく手間ひまをかけてきました。
ミサオさんが、なぜ笹餅を作ろうと思ったのか?
それは、老人ホームへの慰問で粟餅を作って持って行ったら泣いて喜ばれて、「こんなに喜んでもらえるのなら、何か作ってみよう」と思ったことがきっかけだったそうです。
ミサオさんの言葉が教えてくれること
ミサオさんの言葉は一つひとつがとても印象的だったのですが、それが『個性』や『強み』を考えるのに、とても参考になると思いました。
「10本の指は黄金の山」
この指を動かしていれば食べることに困らない。だから作れるものは何でも覚えておく。
「仕事が仕事を教えてくれる」
毎日真剣に向き合っていると、だんだんわかってくる。ああ、こうすればいいんだ、と。
これらはミサオさんのお母さんから教わったのだそうです。
お父さんは末っ子のミサオさんがお腹にいるときに亡くなり、お母さんが、裁縫やお料理の基本をしっかりと教えてくれたそうです。
ミサオさんは、笹餅を作りながら、いつも「お母さん」と一緒にいるのかもしれませんね。
そして、これからの人生は今まで出会ったたくさんの人たちへの恩返しをしたい、と語っておられました。
まさにギビング・パーソン(与える人)だな、と思います。
『個性』や『強み』とは
自分の『個性』や『強み』となるのは、そこに【動機】や【こだわり】があること。そして、自分の幼少期に関わりがあること、かもしれません。
親から褒められたこと、
こどもの頃に大好きだったこと、
誰かに喜んでもらってうれしかったこと、など
もしかしたら「動機」があれば何でもよいのかもしれません。
大切なのは、仕事が仕事を教えてくれるまでやる、つまり、それを磨くことなのでしょう。
私は、仕事は一つの「悟りへの道」だと考えていて、そこに取りくむほどに新たな考えや発見、喜びが生まれてくるのだと思います。
そこまでたどり着いたときに、それは『個性』や『強み』となるのでしょう。
ミサオさんの大きな転機の時期表示
60歳のころ(土星回帰、tr天王星スク天王星)
笹餅を作り始める
75歳(tr土星オポ土星)(ミサオさんの場合)
起業する
そして70歳から84歳のころは天王星の年齢域と言われています。
ミサオさんが75歳で起業するとき、それまでの人生で得た資格や経験が大いに役に立ったそうです。経験の全てが統合されていったのですね。
そして、この年齢ならば自由に楽しめるのではないか、と思われたそうです。
素敵ですね!!
天王星の年齢域を楽しむ!
この天王星の年齢域に、自分の『個性』や『強み』を大いに楽しむ!
そのために、今は自分の【動機】を大切にして、目の前のことに取り組んでいけばよいのですね。結局真剣に取り組むことに無駄なことは何一つないのでしょう。
私たちは常識にとらわれがちですが、真実は、何かを始めるのに遅すぎるということはなく、思い立ったときがスタート地点なのです。
あなたの一番重要な【動機】はなんですか?
ホロスコープで確認してみるのも大いに役に立つと思います!
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