新里先生の来日セミナーでは、たくさんの方々の『逆境を越える』実例を学んだのですが、その復習のために音声を聴き直していたら、ある考えが浮かびました。
それは、「逆境における、辛いとか苦しいとかいう感情は、何か重要な『旗印』なのでは??」
というものです。
逆境の中の反応は可能性の印?
わかりやすい例をあげると、
例えば、こどもが野球の試合に負けて悔しくて泣いているとしたら、
それは、その子の潜在意識が、その子にまだまだ可能性があることを知っていて、それを発揮できないことに対して起こる反応(感情)であり、
「悔しい」=そこに伸びしろと、さらなる可能性がある、ということなのでしょう。
なので、そんな時は、こどもの悔しさを受け止めながら、こんなに可能性があるんだな、と心の中で喜んであげると良いのかな、と思います。
それは大人でも同じことで、
仕事で失敗して「落ち込んだり」したときは、潜在意識は改善の余地があることを知っていて、「落ち込む」ことは、きっとその可能性の旗印なのです。
落ち込みつつ、ああ、私はまだいけるのだな、と思えばよいのですね。。
人間関係についていうと、
もし、周りから大切にされないことに憤りを感じたり、誰かを憎んだりするときは、潜在意識は、自分にとって自分がどれほど大切であるかを教えてくれている、のだと思います。
その憎しみの中にある、自分の大切さに気付けたとき、
少しずつ、自分が変わり、周りの人が変わり、人間関係そのものが変わるのかもしれません。
ハードアスペクトが示すこと
チャートにおけるハードアスペクトは、潜在的可能性のありかを示す【旗印】であり、ただ、それを発揮するには一筋縄ではいかないよ、ということなのでしょう。
(山頂に旗を立てるには、そこまで何とか登らねばなりませんね。)
辛い、悔しい、苦しい、悲しい、などの体験は、自分にとってインパクトが大きいものであり、だからこそ変化への大きなエネルギーとなるのでしょう。
なので、環境や出来事としての困難や心情的な苦しさにぶち当たったとき、なかなか余裕はないかもしれませんが、
頭の片隅で、
これは何の旗印か?
潜在意識は何を教えてくれているのか??
と考えてみることは有意義かもしれません。
一つひとつ取り組んで、ふと振り返ったとき、いつの間にか、自分も環境も変わっていた、ということに気が付くのでしょう。
コメント