毎年お盆を過ぎると、ツクツクボウシも鳴き始め風の中に「秋」を感じますね。
さて、最近興味深いお話を見聞きしましたので書いてみます。
日常生活とはかけ離れた世界で、日々新しいものが生み出されたり、発見されたりしていますね。
今回は、そんなワクワクするような「発見」についてのお話を二つご紹介します。
一つ目は、National Geographic(日本版)の記事より
その記事には『ダークエネルギー』が『一般相対性理論』を書き替えるという可能性について書かれていて、このような言葉で締めくくられていました。
「学校で習ったことっていうのは変わり得ると、
宇宙ではもうとんでもないことが本当に起こっていると、
そういうことを知ってもらいたい。
そのことが世界の広がりとか、
自分が認識できる自然って限られたもんであるとか、
そういう認識にまでつながっていくと思うんです。」
人々が知らないところで、宇宙についての認識は加速度的に変わりつつあるのですね。
私たちは、この世界の本当の姿についてわかっているつもりでも実は何も知らない・・つまり、知らないことに気づいていない、ということかもしれません?!
もう一つは、認知症の薬『アリセプト』を発見した杉本八郎氏のお話
『アリセプト』が1997年にアメリカで発売されると、まさに世界が一変したそうです。杉本氏はその功績により、薬のノーベル賞と言われるガリアン賞を受賞されています。
杉本氏のやり方は、若い部下たちと共にチームを作り、つねに自由なアイディア、自由なやり方で研究するように指導していたそうです。
そして、気の遠くなるような実験と失敗を繰り返し、ゴールへの最後の一歩に苦しんでいるときに、一人の新人研究員が「ケトン」という物質を実験ターゲットとして推します。
それは常識外れのあり得ない選択だったそうです。
にもかかわらず、杉本氏は他の多数のメンバーたちの提案を退けて、この「ケトン」を採用します。
結果、それが『発見』という大成功へとつながるのです。
なぜ、その決断をしたのか?
杉本氏はこう仰っています。
「不可能は、自由な行動、自由な発想、そして人が誰もやらないことをやらないと成功しないのだ。」
そして、こうも仰っています。
「根拠のない自信、つまり『パッション』が重要。
根拠のある自信は理論に倒される。」
パッションと自由な精神から生み出される常識外れの選択によって、
広大な砂漠から一粒の砂金をみつけるのだと。
以前のブログにも書きましたが、この一粒の砂金へと導かれることってまさに『セレンディピティ』ですね!
やはり、パッション、そして自由な精神が大事なのですね~
(ノーベル賞をめざすわけではないですが(笑))
・・・
そうは言っても、常識ある大人的なダメ出しの声が、どこからか聞こえてきます(←自分の声)。その声にパッションをかき消されないようにしたいものです!
コメント