2019年11月27日、午前0時6分
射手座5度(数え)での新月です。
前回の蠍座の新月は、
9ハウス(哲学、高度な学び)でおこりました。
今回の射手座の新月(3ハウス)も少し傾向が似ています。
抑えきれない知的好奇心から生まれる「ひらめき」
やはり「学び」や「コミュニケーション」など
知の活動が強調されているようです。
新月のサビアンシンボルは
「木の高いところにいる老いたフクロウ」
フクロウは知恵の象徴であり、
老いているということは、
その知恵が熟成されているということです。
さらに、射手座は上昇する「火」のエネルギーですが、
その初期度数(5度)は、
周りの人々をも扇動するような
ピュアな勢いに満ちています。
老いたフクロウは、
高い視点からの知的刺激を人々に与えることで
知の競演というゲームを楽しんでいるかのようです。
フクロウは歳をとってはいるけれど、
その精神はとても瑞々しいのです。
新月に共鳴するかのように
「知る」ことに徹底的にこだわることで
具体的でクリエイティブな「表現」を思いつき、
それを発表する機会に恵まれそうな配置もあります。
新月の若々しいエネルギーに突き動かされて
生産的な活動ができそうです。
そして、2018年11月から「射手座」にあった木星は、
いよいよ12月3日に「山羊座」に移ります。
射手座の最後の度数にある木星も、
「知」「高度な学び」「意見の主張」「宗教」
などの集大成を示しています。
この一年間の議論について
何かしらの着地点が見つかるかもしれません。
議論や話し合いを続けてきたことは
そろそろまとめに入るときです。
今手掛けていることを
今後10年以上は社会の中で続けられるような
安定した形にしていきましょう。
無駄なものは削ぎ落とし
やるべきことは行動に移すということを
こころがけましょう。
木星より一足先に
金星も山羊座に移っています。
人間関係についても
何かの目的に向かって共に計画を立てたり
お互いの関係についてじっくり考えて
交友関係を整理したり、と
実質的な実りがありそうです。
「この関係は、この先ずっと続けていく価値があるのか?」
を自分に問うてみましょう。
この時期はやる気や粘り強さを実感できるので、
うまく活用すると良いでしょう。
この新月では、
知的好奇心や興味のおもむくままに
図書館やネットで調べ物をしたり
近所を散策・探検したり
旅行にでかけて文化遺産を訪ねてみたりと
「知」の探求をしてみてはいかがでしょう。
自分の中の知的欲求が指し示すままに
行動することによって
偶然の予期せぬできごと
『セレンディピティ』
に出会えそうな新月です。
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