天体のサイン移動と象徴的なできごと~29度の吐き出し~

新型コロナウイルス感染症の症状として、味覚と嗅覚の異常があげられています。シュタイナーは、「味覚」を魚座、「嗅覚」を水瓶座と関連付けていますが、もしかしたら、コロナの流行は水瓶座・魚座的な「社会的な枠をはずして渾然一体化する」という象徴的なできごとなのかもしれない、とふと思いました。

現在、魚座にはルーラーの海王星が、水瓶座には副ルーラー(古典ではルーラー)の土星があって、目立っています。

今回の新型コロナウイルスの経緯と天体配置について

そこで、最近の天体配置とコロナの経緯について簡単に振り返ってみました。

(山羊座29度にも注目!)

2019年11月、中国武漢で発生したのが初めて確認される

2020年1月13日、冥王星 合 土星(山羊座22度)

2020年1月31日、WHOによる「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言

3月11日、WHOがパンデミックとの認識を示す(土星が山羊座29度へ!)

3月22日、土星がいったん水瓶座に入る

4月2日、感染者100万人を超える

4月5日、冥王星 合 木星①(山羊座24度)

5月11日、土星が水瓶座1度で逆行開始

6月28日、感染者1,000万人を超える

6月30日、冥王星 合 木星②(山羊座24度)

7月2日、逆行の土星が山羊座へ逆戻り(山羊座29度へ)    

今ここ、今後は・・・

9月29日、土星が順行へ

11月13日、冥王星 合 木星③(山羊座22度)

(12月8日、土星が山羊座29度へ

12月17日、土星が水瓶座に戻る

12月22日、木星 合 土星(水瓶座0度)

2021年2月18日、天王星 スク 土星①(牡牛・水瓶7度)

6月15日、天王星 スク 土星②(牡牛・水瓶13度)

12月24日、天王星 スク 土星③(牡牛・水瓶11度)

ここで注目したいのは、

①土星と冥王星の合(山羊座)

②土星の、自分のホームサインの山羊座から水瓶座へのサイン移動

③土星と木星の合(水瓶座0度)

④天王星スクエア土星(水瓶座)

への流れです。まず、冥王星が世の中の枠組みや境界線(山羊土星)にハンマーの一撃を与えました。そして、どのサインも、その最終度数は「サインを吐き出す」ことを意味しますが、今回(山羊座29度の土星)は、これまで作り上げてきた社会の枠組みが、世界規模で一気に機能停止し、使えなくなるという現れ方をしました。ちょうどパンデミック宣言がなされたころです。

そして、水瓶座0度での土星と木星の合は、山羊座を出し切ったあとの「水瓶座バンザイ」宣言です。山羊座的体制がダメなら水瓶座の出番です。家に居ながらにして、通信でコミュニケートしてものごとを動かします。その方が便利!と思った方も多いのでは。

そして、2021年は、牡牛座の天王星がさらに土星を壊しながら、水瓶座的社会を徹底的に作り上げていきます。リアルと遠隔。状況に応じてどちらにも対応できるような体制を隅々にまで浸透させていくのでしょう。この間に、オンラインやバーチャルの世界に、しっかりと慣れておきたいですね。また、人種差別問題もさらに注目されて、何らかの転換期となる可能性大ですね。

新型コロナウイルスは、私たちの生活をまさに一変させつつあります。水瓶座が強調されてはいますが、最初に言及した嗅覚(水瓶座)と味覚(魚座)のことを考えると、一連の動きの根底には、魚座の海王星も関わっているのかなと思います。

スペイン風邪の流行

参考までに、1920年前後に「スペイン風邪(インフルエンザ)」が流行したときの天体配置を調べてみました。

【スペイン風邪とは・・・世界中で推計5億人が感染したとされ、これは当時の世界人口の4分の1程度に相当し、死者数は1億人に達した可能性も指摘されている。人類史上最悪の感染症の一つ。1918年パンデミックとも呼ばれる。(ウィキペディア参考)】

1918年3月~ 第一波(春の先触れ)

1918年6月、天王星が水瓶座27度で逆行開始

1918年8月、冥王星 合 木星(蟹座6度)

1918年8月~ 第二波(前流行)【死者は1918年10~12月に集中】

1918年10月、天王星 衝 土星①(水瓶・獅子24度)

1918年11月、天王星が順行へ

(1918年11月、スペイン風邪による死者ピーク、第一次世界大戦の休戦協定)

1919年1月~1920年12月 第三波(後流行)

1919年1月、天王星 衝 土星②(水瓶・獅子26度)

1919年4月、天王星がいったん魚座に入る

1919年8月、土星が獅子座から乙女座に入る

天王星 衝 土星③(魚・乙女 0度)

天王星が魚座から水瓶座に逆戻り

1919年9月、海王星 合 木星①(獅子座10度)

1920年1月、天王星がふたたび魚座に入る

1920年3月、海王星 合 木星②(獅子座 9度)

1920年4月、海王星 合 木星③(獅子座 8度)

1920年4月、天王星 衝 土星④(魚・乙女 4度)

1920年6月、天王星 衝 土星➄(魚・乙女 5度)

*(欧米では1919年の夏までに収束、日本は1920年1~2月に第3波に襲われる)

ここで興味深いのは

①天王星の、自分のホームサインである水瓶座から魚座へのサイン移動

②天王星と土星のオポジション(計5回)です。

今回の新型コロナのときの配置ととても似ていますね。
  新型コロナ: 土星がルーラーである山羊座から水瓶座への順行と逆行
  スペイン風邪: 水瓶座がルーラーである水瓶座から魚座への順行と逆行

ちなみに、スペイン風邪のピーク時は第一次世界大戦と重なり、いくつかの帝国が消滅し、国境線が引き直され、9つの独立国家が建国・復活しています。

水瓶座が示す「お互いの自由を認め合う」という「社会改革」が世界規模の戦争→国の独立という形で強烈に現れています。サイン最終度数での「水瓶座」の吐き出しですウイルスが境界なく広がる様子と、戦争でお互いの境界線を侵食し合う様子には共通するものがあるように思います。

今は、世界規模の戦争こそ起こっていませんが、コロナによって政治・経済・観光業など、あらゆる分野でお互いの関係性の作り直しが必要とされています。境界線・関係性の定め方は、地球上での永遠のテーマなのでしょう。

また、天王星と土星のオポジション(5回)は、「社会の枠組みや常識(土星)を壊す(天王星)」ことを意味し、当時の社会的混乱をよく示しています。同様のアスペクトは、これから2021年にも3回形成されるので、しばらくは、常識がどんどん変化していきそうです。

獅子座での木星と海王星の合は、用意された派手な舞台で、スペイン風邪が際限なく拡大していった、という感じですね。

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「コロナは戦争だ」、という言葉をたまに聞きますが、各々のテリトリーの境界線を侵食する、という意味では似ているなと思います。戦争の場合は相手が現実に存在しているので、そこをターゲットに攻撃しますが、コロナが相手の場合は「見えない」ので、攻撃ではなくて「自衛」に力を注ぐことになるのでしょう。
もっと言うと、「見えない」敵に対して、人類全体で協力して戦う、つまり、人類全体が一つのチームとなるとも言えます。コロナという共通ターゲットがあるお陰で、敵・味方なく協力し合えるチャンスなのだと考えると、今は貴重な時代なのでは。。と思うのです。

前回のブログで、大震災のときのチャートを見ましたが、今回の検証と合わせて遠い天体のサイン移動がとても重要である可能性が予測できますね。

現在、海王星が自分のホームサインである魚座にありますが、そのサイン移動についても興味深いことがあるので、次のブログで書いてみます。

【後記】

第一次世界大戦の期間は、1914年7月28日~1918年11月11日とされていますが、開戦当時の天体配置は・・・

土星が双子座と蟹座で順行/逆行
海王星が蟹座と獅子座で順行/逆行
冥王星が5月に蟹座に入ったところ

そして、冥王星と土星が合(10月、11月、1915年5月(蟹座0度))

土星・海王星・冥王星が次々にサイン移動しているときでした。そして、冥王星と土星の蟹座でのコンジャンクションで、蟹座は「母国」を表し、母国、故郷の基盤が壊れる、ということでしょうか。

また、大戦終わりの時期が、スペイン風邪のピークの時期に重なっているのも興味深いです。